オリックス(★2対8☆)中日 =オープン戦1回戦(2024.03.05)・京セラドーム大阪=
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中日
00000035081110
ORIX
1001000002710
勝利投手:齋藤 綱記(1勝0敗0S)
敗戦投手:比嘉 幹貴(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆中日は、先発・高橋宏が4回5安打2失点。開幕に向けて、まずまずの投球を見せた。対するオリックスは、先発・曽谷が5回無失点6奪三振の好投。開幕ローテーション入りを目指す2年目左腕が、アピールに成功した。

◆オリックス2年目左腕の曽谷龍平投手(23)が5回を1安打無失点6奪三振と好投した。中日戦に先発。最速151キロの直球とスライダー、フォークなどを武器に、初回は2死から味方守備の失策で走者を出したが、4番中田を落ち球で空振り三振。2回も危なげなく無失点で片付け、3回は1死から大島、カリステを2者連続の見逃し三振に仕留めた。4回は中軸を3者凡退に料理。5回は先頭ティカーソンに死球を与えるも、続く福永を低めの変化球で遊ゴロ併殺打、木下を右飛に仕留め、最後まで二塁を踏ませなかった。即戦力として期待された昨季は7試合に先発し、1勝2敗にとどまった。初の開幕ローテーション入りへ、快投アピールに成功した。

◆中日高橋宏斗投手(21)が開幕ローテーションへ課題を残した。オープン戦2度目の登板で4回5安打2失点。テーマに掲げた直球は質、制球とも芳しくなく、投球の組み立てに苦しんだ。立ち上がりから苦しい投球が続いた。初回先頭の西川への2球目155キロがユニホームを袖をかすめる死球。2死を取ったが頓宮に155キロを右前に運ばれ、T-岡田にはスプリットを拾われた。いきなり先制点を許すと、4回は3連打を浴びて2点目を失う。74球を費やし、この回限りでマウンドを降りた。「なんとかきょうのマウンドでいい形を出したかったが、いい球と悪い球がはっきりしていた。修正するところは多いと思います」。プロ4年目で初の開幕投手を志願する右腕は真っ先に反省点を掲げた。沖縄キャンプでは2年続けてオフの自主トレを共にしたドジャース山本由伸投手(25)のフォームに挑戦。だが、打撃投手、シート打撃で結果を残せず、左脚を上げる従来型のフォームに修正した。オープン戦初登板となった2月23日の広島戦(北谷)は直球がシュート回転し、2回2安打2失点。タテ回転を目指したストレートは「前には進めていると思う」としたものの、イメージしたボールには届かなかった。

◆中日高橋宏斗投手(21)が開幕ローテーションに向けて課題を残した。オープン戦2度目の登板で4回5安打2失点。テーマに掲げた直球は質、制球とも芳しくなく、投球の組み立てに苦しんだ。立ち上がりから苦しい投球が続いた。初回先頭の西川への2球目155キロがユニホームの袖をかすめる死球。2死を取ったが、頓宮に155キロを右前に運ばれ、T-岡田にはスプリットを拾われた。先制点を許すと、4回は3連打を浴びて2点目を失った。74球を費やし、この回限りでマウンドを降りた。「なんとか今日のマウンドでいい形を出したかったが、いい球と悪い球がはっきりしていた。修正するところは多いと思います」プロ4年目で初の開幕投手を志願する右腕は真っ先に反省点を掲げた。立浪和義監督(54)は「沖縄のときを思えば随分よくなってきているが、真っすぐの制球が少し悪かった。そこは課題として次の登板に向かってほしい」と開幕までの再修正を期待した。沖縄キャンプでは2年続けてオフの自主トレをともにしたドジャース山本由伸投手(25)のフォームに挑戦。だが、打撃投手やシート打撃での登板を通じて結果を残せず、左脚を上げる従来型のフォームに修正した。オープン戦初登板となった2月23日の広島戦(北谷)は直球がシュート回転し、2回2安打2失点。タテ回転を目指したストレートは最速156キロをマーク。「前には進めていると思う」としたものの、さらなる修正が求められそうだ。【安藤宏樹】

◆オリックス2年目の曽谷龍平投手(23)が5日、5回1安打無失点の快投で自身初の開幕ローテーション入りへ前進した。中日とのオープン戦に先発。「真っすぐは手応えあった」と最速151キロの直球を中心にフォーク、スライダー、ツーシームなどを織り交ぜ、終始ストライク先行でゲームメーク。無四球で6三振を奪い、二塁を1度も踏ませなかった。左腕は「マウンドに上がる以上は『自分が一番上』だと思っているので、それができたのかな」と自信をみなぎらせた。宮崎キャンプからアピールを続けている。ここまで3試合に登板して10イニング連続無失点を継続し、11奪三振で四球はわずかに1つ。中嶋監督は「(状態は)いいっちゃいいかもしれない。ゾーンで勝負しているってところではいいんじゃないでしょうか」と及第点を与えた。1年目はコーナーを狙ってボール球が増えていただけに、指揮官は「今はゾーンの中というのがあると思うんですけど、そこからもう1つランクを上げていかなきゃいけない」と高いレベルを求めた。開幕ローテは宮城、山下、田嶋、東の4人までが有力で、残り2枠を山岡や新助っ人らと争う構図だ。次戦に向けて「結果を求めて、ローテーションに入れるようにいいピッチングをしたい」と引き締めた。昨季は1軍戦7試合に先発し、1勝にとどまった22年ドラフト1位左腕。リーグ4連覇を狙うチームの中で、2年目のブレークの予感を漂わせている。【古財稜明】

◆プロ19年目のオリックスT-岡田外野手(36)が開幕1軍入りへ好調をアピールした。中日戦に「5番DH」で出場。初回2死一、三塁から高橋の甘い落ち球を引っ張り、右前に運んだ。今季初実戦となった2月25日の台湾・楽天モンキーズとの練習試合では第1打席で右越えのソロを放ち、2試合連続打点。「感覚も悪くない。とにかく前を向いてしっかりやっていくだけですね」。中嶋監督は「ランナー出た時にしっかりかえしてくれるバッターが大事になってくる」と目を細めた。

◆中日2年目の村松開人内野手(23)が二遊間のレギュラー争いで猛アピールした。途中出場で3点三塁打など2安打4打点で逆転勝利を呼んだ。「バットがしっかり振れるようになった」とオープン戦8打席目での初安打を振り返った。立浪監督は「少ないチャンスで打ってくれる選手は非常に重要。今日は素晴らしい働きをしてくれた」と高評価。同じく途中出場で2安打を放ったドラフト3位辻本倫太郎内野手(22=仙台大)らとの競争を勝ち抜く覚悟だ。

◆両チームのスタメンが発表され、中日は高橋宏斗投手(21)が先発登板する。2番・三塁でカリステ、5番には今季から日本選手枠となったビシエドがDHで入り、6番・左翼のディカーソン(前独立リーグ)、9番・遊撃の育成・ロドリゲス(前キューバリーグ)と合わせ外国出身打者が4人、スタメンに名を連ねた。

◆中日が試合後半に集中打で逆転し、11安打8得点してオリックスを下した。開幕投手候補の先発・高橋宏斗投手(21)は一回にT―岡田にタイムリーを打たれ先制されると、四回にも野口にタイムリーを許して4回2失点。ビハインドを追いかけた打線は六回まで1安打と沈黙していたが、七回にカリステの2点二塁打などで3点を奪って逆転。八回には村松の走者一掃の三塁打など6本の長短打を集めて5点を奪い突き放した。五回以降は5人のリリーフ陣が得点を許さず、九回は勝野昌慶投手(26)が三者三振で締め、チームはオープン戦2勝目を挙げた。

◆1軍定着を目指すオリックスの野口がしぶとい打撃を見せた。二回は粘って四球を選び、四回1死一、三塁では甘い速球を引っ張って右前適時打に。「タイミングの取り方はまだまだ。もっと頑張る」と一層の成長を期した。遊撃レギュラー格の紅林が日本代表に参加するために不在。強肩を生かして外野を守ることもある背番号9はしっかりと仕事を果たし「行けと言われたところで行くだけ」と気構えを口にした。

◆オリックス・曽谷龍平投手(23)が5日、中日戦(京セラ)で初先発し、5回1安打無失点と好投した。キャンプ中の実戦から3試合、計10イニング連続零封だ。着々と結果を積み上げている昨年のドラ1左腕が、初の開幕ローテーション入りに向けて一歩前進した。緊張感を感じさせず、強気に攻めた。敗戦の中で光ったのが、先発した2年目左腕の曽谷だ。中日打線から6三振を奪って5回1安打無失点。開幕ローテをぐっと手繰り寄せたい登板できっちり結果を出した。「バラつきはあったが、(ストライク)ゾーンに強い球を投げることができた。疲れもなく、まだ行けそうな感じだった」一回は2死から味方の失策で走者を出したが、中田を外角低めのツーシームで三球三振に仕留めた。三回に大島、カリステから連続三振を奪うと、四回には147キロ直球で細川のバットを空切らせた。大島、中田ら実績のある相手にも物おじせず「マウンドに上がる以上は『自分が上だ』と思って投げる」と胸を張った。オープン戦初登板でもゼロを5つ刻み、これでキャンプ中から今季の実戦で10イニング連続無失点だ。中嶋監督が「良いっちゃ良いかもしれない。ボールの質は相変わらずいい」とうなずけば、平井投手コーチは「きょうのところはアピールできたんじゃないか。でも上(1軍)のローテに入りたいと思うならもうひとつ、ふたつ上を見てもらわないと」と注文をつけた。ルーキーイヤーの昨季はレギュラーシーズン最終戦で6回1安打無失点の初勝利を手にした。制球面に原因があったが、平井コーチから「ゾーンに強い球を投げたらお前の球はあんまり打たれないと思う」と励まされ「自信を持てた」と強く腕を振り続けて結果につなげた。昨季16勝のエース山本が米大リーグのドジャース、同11勝の山崎が日本ハムへ移籍。リーグ4連覇に向けて2年目の進化が期待される曽谷は、山岡や新外国人らと先発5、6人目の枠を争う。「結果を出さないといけない立場。結果を求めていい投球をしたい」好投継続を誓った23歳。飛躍のシーズンにするべく、勝負を懸ける。(上阪正人)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
301 1.000
(-)
-
(-)
15
(-)
12
(-)
0
(-)
3
(-)
0.270
(-)
3.000
(-)
1
(-)
ソフトバンク
200 1.000
(-)
0
(-)
10
(+5)
7
(+4)
3
(+2)
1
(-)
0.338
(↓0.005)
3.500
(↓0.5)
3
(2↓)
ヤクルト
311 0.750
(↓0.25)
0
(-)
16
(+4)
12
(+5)
2
(-)
3
(-)
0.245
(↑0.015)
2.420
(↓0.67)
4
(1↑)
巨人
210 0.667
(-)
0.5
(↑0.5)
20
(-)
7
(-)
0
(-)
4
(-)
0.255
(-)
1.670
(-)
5
(4↓)
ORIX
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
6
(+2)
11
(+8)
0
(-)
2
(+1)
0.273
(↓0.041)
5.500
(↓2.5)
5
(1↑)
広島
330 0.500
(-)
1
(↓0.5)
21
(-)
20
(-)
2
(-)
2
(-)
0.232
(-)
2.750
(-)
7
(2↑)
中日
231 0.400
(↑0.15)
1.5
(-)
18
(+8)
25
(+2)
1
(-)
0
(-)
0.219
(↑0.019
4.170
(↑0.43)
7
(-)
楽天
230 0.400
(-)
1.5
(↓0.5)
12
(-)
12
(-)
0
(-)
3
(-)
0.249
(-)
2.250
(-)
9
(1↓)
DeNA
122 0.333
(-)
1.5
(↓0.5)
15
(+2)
16
(+2)
2
(-)
7
(+2)
0.250
(↓0.026)
3.350
(↑0.36)
10
(-)
阪神
050 0.000
(-)
3.5
(↓0.5)
12
(-)
23
(-)
2
(-)
3
(-)
0.177
(-)
4.500
(-)