中日(3対3)ヤクルト =オープン戦2回戦(2024.03.03)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
2100000003502
中日
0000100203500
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(1号・1回表2ラン),山田 哲人(1号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆中日は2番手・大野が、2イニングを投げて1安打無失点。ケガからの復活を目指す左腕が、順調な調整ぶりを示した。対するヤクルトは、村上が第1打席で2ランを記録。打線をけん引する主砲が、持ち前の打棒を発揮した。

◆中日は3日、選手会とともにバンテリンドームで令和6年能登半島地震の被災地支援の募金活動を行った。午前11時30分から球場のオープンデッキで、選手会長の柳裕也投手(29)、大島洋平外野手(38)ら10選手と公式マスコットのドアラ、シャオロンらも参加。来場者に募金活動を呼びかけ、感謝を伝えた。集まった募金は日本赤十字社などを通じ、被災地支援に役立てる。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(24)がオープン戦1号2ランを放った。初回2死一塁、中日小笠原の内寄り144キロを右中間席へ放り込んだ。初球143キロが外れた後の2球目を豪快にたたき込み「インコースのストレートでしたが良い角度で上がってくれました」と話した。練習試合も含め、対外試合5試合目の出場で最初の1発となった。さらに2回先頭で、この日は6番に入った山田哲人内野手(31)が左越えに同じくオープン戦1号ソロ。カウント1-1から真ん中に入ったスライダーを逃さなかった。「うまく反応して良いポイントで打つことが出来ました」と振り返った。

◆打撃タイトル「奪冠」を目指すヤクルト村上宗隆内野手(24)の今季1本目は、豪快な引っ張りだった。初回2死一塁、中日小笠原の初球はインロー143キロ真っすぐ。わずかに腰を引いて見送り、ボール。2球目もインロー真っすぐだった。ただ、初球より中に入った。太い両腕を伸ばした先、バットの芯で144キロを食うと、右中間席へたたき込んだ。「いい角度で上がってくれました」と納得の軌道を描いた。開幕まで、もう少し時間がある。あえて真っすぐ多めの左腕に対し、2球続いたその球を捉えた。が、「読みではないです」。前日に続き、与えられた3度の機会で「打席の中で球に対応すること」を考えた。その結果のオープン戦1号だ。真っすぐには対応できた。一方で4回の第2打席は一転して変化球攻めに遭い三ゴロ。ベンチで悔しそうな顔をした。シーズン開幕まで、精度を高めていく。試合が終わるとチームを離れ、6日、7日に欧州代表戦を控える侍ジャパンへと向かった。「勝ちに貢献できるように頑張りたい」と短く明快に決意を示した。2月のキャンプでは左臀部(でんぶ)の張りで別メニュー調整となった時期もある。代表前の節目で、きっちり打った。高津監督も「一振りで2点取った。やっぱり大きな1本。ちょっと体調を崩すこともあったけど、ここまで順調に来てるのかな」とひと安心した。しばし、ヤクルト村上から日本の村上へ。次の1発は、チームを超えて野球好きを喜ばす。【古川真弥】

◆ヤクルト山田哲人内野手(31)にもオープン戦1号が飛び出し、村上とのアベックアーチとなった。2回先頭で小笠原のスライダーを左越えソロ。「うまく反応して、いいポイントで打てました。スライダーは頭になかった。うまく自分で間も取れてました」と状態の良さをうかがわせた。

◆ヤクルト高橋奎二投手(26)が先発で3回をパーフェクトに抑えた。最速151キロの真っすぐを軸にストライク先行。危なげなく終え「ストレートでゾーン内で勝負して、その中でうまく変化球を使うことができた」と持ち味を出した。前回2月21日の楽天戦では、2回3安打1失点(自責0)。修正に成功した。高津監督は「続けることが大事」と話した。

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◆中日大野雄大投手(35)が開幕ローテ入りをアピールした。昨年4月に左肘の遊離軟骨除去手術を受けて以来の1軍マウンド。2回を33球、1安打無失点で完全復活を印象づけた。「名前がコールされた時にすごいファンの皆さんの歓声が聞こえた。うれしかった」自身の登場曲、あいみょんの「ハルノヒ」が流れると球場に起きた歓声と拍手が復帰マウンドを支えた。昨年初登板の4月4日ヤクルト戦(バンテリンドーム)以来、約1年ぶりの本拠地登板。6回からの2番手で最速は146キロを計測した。6回2死一塁でヤクルト主砲の4番村上とアイコンタクト対戦。「敵だけど、今年1年頑張りましょうという目線に感じた」。実戦復帰への無言のゲキに初球ストレートで中飛に仕留めた。「(コースは)甘かった。でも、一番気持ちの入った球だった」。復活の手応えにした。今季の開幕ローテバトルは戦国模様だ。柳、小笠原、高橋宏、メヒアが頭1つ抜けた形だが、涌井、梅津、根尾、松葉も控える。「順調に行けば、(入れ)ないことはないと思う。僕は淡々ともう調整していくだけ」。3度の開幕投手を務めた竜投の大黒柱が、虎視眈々(たんたん)とその座を狙う。【伊東大介】

◆中日中田翔内野手(34)(4番DHで右飛と二ゴロも)「今日が一番僕の中では(内容が)良かった。内角の難しい球をしっかりカットできた。今日が一番やりたいことはできた」

◆中日梅野雄吾投手(25)(現役ドラフトで加入し、古巣ヤクルト相手に1回無失点)「ピンチはつくったけど、ゼロで帰ってこれてよかったです」

◆チームの中心を担う主将と主砲のアベック弾が飛び出した。「4番・三塁」で先発出場したヤクルト・村上宗隆内野手(24)が一回、オープン戦1号となる先制2ランをマークした。2死一塁から、左腕の小笠原が投じた144㌔の内角直球を豪快に引っ張り、右翼スタンドに運んだ。先制2ランとし、「インコースのストレートでしたが、良い角度で上がってくれました」と振り返った。オープン戦4試合目で若き主砲が待望の一発を放つと、「6番・DH」で出場した山田哲人内野手(31)も続いた。二回先頭で123㌔のスライダーをたたき、左翼席へオープン戦1号。「うまく反応して良いポイントで打つことができました」とうなずいた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が3月29日からの開幕カード(神宮)で顔を合わせる中日戦に「4番・三塁」で先発出場し、一回に右中間へオープン戦1号となる先制2ランを放った。?村上がオープン戦で本塁打を放ったのは、2019年(4本、1号=3試合目11打席目)、21年(4本、1号=6試合目、21打席目)、22年(1本、1号=16試合目、51打席目)に次いで、2年ぶり通算10本目。6打席目での1号は19年の11打席目を抜いて自身最速。?村上と山田のオープン戦でのアベック本塁打は初めて。レギュラーシーズンの通算回数は36度で、昨季は9月16日のDeNA戦(神宮)など3度マークした。

◆ヤクルトは一回の村上宗隆内野手(24)の2ランに続いて主将のアーチも飛び出した。「6番・DH」で先発出場した山田哲人内野手(31)が、二回先頭で左翼席へオープン戦1号をマーク。123キロのスライダーを豪快に引っ張り「スライダーは頭になかったけど、うまく自分で間も取れていたし、よかった」と〝アベック弾〟を喜んだ。オープン戦初出場だった前日2日は2安打2打点。この日は一発も出て好調ぶりを示しており「バットも振れているし、フォームもしっくり来ている。これを続けて自分の形にしたい」と貪欲に話した。

◆ヤクルト・高橋奎二投手(26)が先発し、3回を完璧に抑えた。151キロを計測した直球で押し込み、開幕カードを戦う相手を圧倒。一人の走者を許さず、無安打無失点とし「真っすぐ中心でいこうと思い、真っすぐでファウルを取れた。それで変化球も効いた」と手応えを得た。今季初実戦だった2月21日の楽天との練習試合は「変化球を試したかった」と、変化球中心の組み立てで2回3安打1失点。伊藤投手コーチから「真っすぐあっての変化球」との指摘を受けた。「真っすぐをもうちょっとやらないかん」。直球を重点的に投げ込んで強化するとともに、右打者に対し、角度のある直球を投げるため、プレートを踏む位置を変更。これまでの三塁側から一塁側に寄せるなど工夫し「右打者は内の球を嫌がっている感じがあった」とうなずいた。2022年には8勝を挙げ、リーグ優勝に貢献したが、昨季は4勝9敗、防御率4・60にとどまった。「しっかり継続してやっていきたい」。再起を期す9年目へ、目の色を変えた。(武田千怜)

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が3日、3月29日からの開幕カード(神宮)で顔を合わせる中日とのオープン戦(バンテリンドーム)に「4番・三塁」で先発出場し、一回に右中間席へオープン戦1号2ランを放った。オープン戦6打席目での一発は、2019年の11打席を上回る自己最速。昨季スイングに力みが目立ち、無冠に終わった22年の三冠王が背筋を伸ばして構え、下半身主導で上半身と連動させる新打法で、逆襲ののろしを上げた。バンテリンドームに強烈な打球音を響かせ、背番号55は本塁打を確信したようにゆっくりと歩き出した。4番に座る村上が、一回2死一塁でオープン戦1号となる先制2ラン。開幕カードで戦う中日との前哨戦でインパクトを残し、悠然とダイヤモンドを一周した。「開幕でやる相手ですし、シーズン中も対戦がある。いいイメージを持っていければな、と思っている。しっかり打つことができてよかった」昨季、中日の開幕投手を担った左腕の小笠原が、内角低めに制球した144キロの直球を完璧に捉えた。高々と上がった白球は、右中間席に吸い込まれた。オープン戦6打席目でのアーチは2019年の11打席を上回る自己最速。「打席の中で球に対応するということをやっているので、読みではない。しっかりしたスイングをするというところで、結果が出るとうれしい」と胸を張った。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
301 1.000
(-)
-
(-)
15
(+6)
12
(+5)
0
(-)
3
(-)
0.270
(↓0.013)
3.000
(↓0.67)
1
(-)
ヤクルト
301 1.000
(-)
0
(-)
12
(+3)
7
(+3)
2
(+2)
3
(-)
0.230
(↓0.02)
1.750
(↓0.42)
1
(-)
ORIX
100 1.000
(-)
0
(-)
4
(-)
3
(-)
0
(-)
1
(-)
0.314
(-)
3.000
(-)
1
(-)
ソフトバンク
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
3
(-)
1
(-)
1
(-)
0.343
(-)
3.000
(-)
5
(1↓)
巨人
210 0.667
(-)
0
(-)
20
(-)
7
(-)
0
(-)
4
(-)
0.255
(-)
1.670
(-)
6
(1↑)
広島
330 0.500
(↑0.1)
0.5
(↓0.5)
21
(+3)
20
(+2)
2
(-)
2
(-)
0.232
(↓0.008)
2.750
(↑0.16)
7
(2↓)
楽天
230 0.400
(↓0.1)
1
(↓0.5)
12
(+2)
12
(+3)
0
(-)
3
(-)
0.249
(↓0.014)
2.250
(↑0.06)
8
(3↓)
DeNA
121 0.333
(↓0.167)
1
(↓0.5)
13
(+3)
14
(+4)
2
(+1)
5
(+1)
0.276
(↓0.02)
3.710
(↓0.25)
9
(1↓)
中日
131 0.250
(-)
1.5
(-)
10
(+3)
23
(+3)
1
(-)
0
(-)
0.200
(↓0.01)
4.600
(↑0.4)
10
(1↓)
阪神
050 0.000
(-)
3
(↓0.5)
12
(+5)
23
(+6)
2
(-)
3
(+1)
0.177
(↑0.015)
4.500
(↓0.56)