ソフトバンク(☆5対3★)DeNA =オープン戦1回戦(2024.03.02)・北九州市民球場=
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DeNA
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ソフトバンク
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勝利投手:大津 亮介(1勝0敗0S)
(セーブ:長谷川 威展(0勝0敗1S))
敗戦投手:森 唯斗(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】甲斐 拓也(1号・5回裏3ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクは、先発・大関が3回無失点のピッチングを披露。開幕ローテーション入りを目指す左腕が、首脳陣へのアピールに成功した。対するDeNAは、ドラフト4位ルーキーの石上が適時打を含む4安打をマーク。バットで結果を残し、開幕一軍入りへ前進した。

◆ソフトバンクのオープン戦DeNA戦のスタメンが発表された。西武からFAで加入した山川穂高内野手(32)は、「4番DH」で先発出場。移籍後初めてのオープン戦に臨む。試合前フリー打撃では左ケージで20スイング中8本の柵越え。宮崎春季キャンプでは出場した実戦5試合で2発を放っている。この日も1発に注目が集まる。また、小久保ホークスでは初のオープン戦でもある。試合は午後1時開始。

◆DeNA三浦大輔監督(50)が初勝利の地・北九州に監督として初めて舞い戻った。約31年前となる93年の9月4日。北九州で広島を相手にプロ初勝利を挙げた。代打で登場した金本知憲にプロ1号を浴びて完封とはならなかったが、プロ初完投で初勝利をマークした。三浦監督は「カーブを金本さんに代打でホームランを打たれたのは覚えてる。ヒーローインタビューも受けて。背番号もまだ46で。雰囲気とか記憶がよみがえりますね」と回想した。

◆開幕投手が決定的なDeNA東克樹投手(28)が、今季オープン戦初登板で3回0封と安定感抜群の投球を披露した。昨季、ともに最優秀バッテリー賞を受賞した山本と今季初バッテリーを組み、強力なソフトバンク打線を相手に持ち前の制球で優位に立った。1回、先頭の周東を投ゴロに打ち取ると、柳田をスライダーで空振り三振。2死から近藤を二直に仕留め、3者凡退で滑りだした。2回には中村晃に中前打、今宮に左翼線への二塁打を浴びて2死二、三塁とされるも、牧原大を2球で追い込み、最後はスライダーで二ゴロに打ち取った。ウオーミングアップ中には雪がパラつくなど気温5度の極寒でのマウンドだったが、3回3安打無失点と好投。実戦2試合で計5回無失点と順調に調整を進めている。「ケガすることなくホッとしています。またしっかり調整したい」と先を見据えた。

◆DeNAタイラー・オースティン外野手(32)が、"今季初安打"を放った。5回無死二塁、牧の代打で登場。ソフトバンク大津に追い込まれながらも、高めフォークに反応。強烈な当たりをセンター前にはじき返した。これが今季実戦4試合目にして初安打。21年は打率3割3厘、28本塁打と主軸として活躍したが、22年は度重なる負傷で出場は38試合にとどまった。昨季は右肘手術の影響で開幕から出遅れ、さらに交流戦で肩を痛めて9月に帰国。手術を行った影響で22試合の出場にとどまった。今季は守備位置を外野から一塁に移して完全復活を狙う。

◆ソフトバンクから新加入したDeNA森唯斗投手(32)が古巣相手に打ち込まれた。4回から多くのソフトバンクファンが見守る北九州での凱旋(がいせん)マウンドに上がった。しかし先頭の近藤に左前打を許すと、続く山川に中堅フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。さらに2死三塁からは今年も自主トレをともにした同学年の今宮との"親友対決"。外角への変化球で芯を外したが、中前へのポテンヒットとなって同点適時二塁打とされた。5回にもかつてバッテリーを組んだ甲斐に3ランを被弾。4三振は奪ったものの、3回9安打5失点とほろ苦の古巣との初対決となった。三浦監督は「知りすぎているだけに意識しすぎた」と擁護したが、森唯は「実力不足ですし、次もしっかりやります」と反省した。

◆巨人から戦力外通告を受け、今季から育成選手としてDeNAに加入した堀岡隼人投手(25)が、デビュー戦で1回無安打無失点と好投した。2点を追う8回から登板。先頭のソフトバンク仲田をフォークで空振り三振に斬ると、続く川瀬もフォークで三ゴロ。最後は海野を捕邪飛に仕留めて3者凡退でアピールした。新天地での活躍を狙う堀岡は「初めてのマウンドでそれなりの結果が出せたので良かったです。まだやっとスタートラインに立てただけなので、自分のボールを投げられるように、集中していきたいです」とアピールを続けていく。

◆西武からFA加入した山川穂高内野手(32)が、移籍後初のホームゲームであいさつ代わりのオープン戦初打点をマークした。0-2の4回無死一塁。DeNA森唯のカットボールを仕留め、左中間フェンス直撃の適時二塁打を放った。宮崎キャンプは実戦5試合で2発を含む11打数6安打と打撃好調。前日1日のフリー打撃では「タイミングと好球必打です」と語っていた通り、甘い球を逃さなかった。

◆開幕ローテ入りを目指す大関友久投手(26)が3回40球を投げ、2安打無失点にまとめた。「直球も差し込めていたし、変化球も打者の反応を見てもよかった」。2奪三振はともにスライダーで空振りに切った。直球の最速も145キロと上昇気配。「しっかりアピールできるように、という気持ちと、結果にもしっかりこだわった。さらに変化球の精度、球速を上げて行きたい」と調整レベルを上げていく。

◆"石神様"が止まらない。DeNAドラフト4位の石上泰輝内野手(22=東洋大)が「5番二塁」でオープン戦初スタメン。中前打と左前に落とすポテンヒットでリズムをつかみ、5回無死一、三塁からは三塁へのラッキーな内野安打で猛打賞を達成した。先頭の8回では強烈な左前打で4打数4安打。紅白戦を含めた実戦10試合で打率4割3分3厘、オープン戦に限れば打率7割1分4厘の猛アピールで、開幕1軍に近づいた。石上が強く振り切った。4回無死一塁、ソフトバンク古川の内角高めに刺された。詰まったが、最後まで押し込んだ。フラフラと上がった打球は左前にポトリ。「追い込まれるまではしっかり振った中で、という考えはある。そこが結果につながったかな」とうなずいた。5回無死一、三塁からはバットの先に当たって三塁前へ、セーフティーバントのような打球が転がった。50メートル5秒9の俊足を飛ばし内野安打で猛打賞。先頭の8回は左前打で仕上げ、4安打の固め打ちだ。三浦監督からも「いろんな可能性を感じさせてくれる選手。しっかり振れている。走塁、足も楽しみだね」と期待をかけられた。守備に課題は残しながらも、圧倒的な馬力の攻撃力でアピールを続ける。ベンチプレスはチームトップクラスの140キロを上げ、肩幅はがっちり。パワフルなランニング姿に同僚からは「筋肉で走ってる」と言われる。強く振れる思い切りも魅力で、この日のラッキーヒット2本につなげた。験担ぎなどはするタイプではないが「打撃練習からしっかり振ると心がけてやっている。それができているなと思います」と喜んだ。ただ、満足はできない。同期たちの存在に静かに闘志を燃やす。同1位の度会、同2位の松本凌が結果でアピールしており「2人とも注目される中で結果を出しているので、素直にすごいなと。自分も食らいついて結果を出していけたら」と刺激を受ける。「1試合1試合大事にアピールしていきたい」。寡黙な"石神様"が目標の開幕1軍へ突き進む。【小早川宗一郎】

◆正捕手は俺だ! ソフトバンク甲斐拓也捕手(31)が24年1号の代打逆転3ランを放ち、小久保ホークスのオープン戦白星発進を導いた。DeNA戦(北九州)に1点を追う5回から出場。昨オフにホークス戦力外で移籍した森唯斗投手(32)の失投を逃さず左翼席に運んだ。今季は正妻の座が確約されておらず、谷川原、海野らとのバトルが激化中。課題の打撃を進化させ、7年連続開幕スタメンに突き進む。昨年まで10年間チームメートだった右腕を打ち砕いた。2-3の甲斐が代打で打席に立った。マウンドには何度もバッテリーを組み、日本一の瞬間も喜びを分かち合った森唯がいた。2球で追い込まれての3球目。真ん中にきたカーブを逃さず仕留めた。左翼席に飛び込む逆転決勝の24年1号3ランとなった。「たくさん2人で苦労してきた。僕のいいものを森さんに見せることができた」。長年ホークスを支えてきた1学年上の先輩右腕に、恩返しのフルスイングで応えた。打たなければならない理由があった。プロ14年目。7年連続100試合以上に出場するなど球界を代表する捕手に成長したが、今季は正妻を確約されていない。内外野を守れる谷川原が捕手一本で存在感を出し、パンチ力のある海野らもアピール中。一から定位置を争う立場にいる。若手の突き上げをひしひし感じ「しっかりアピールして、結果を残さないといけない」と危機感たっぷりだ。課題の打撃で成長を示している。宮崎キャンプでは対外2試合でともに安打をマーク。28日の西武戦では2打席連続で逆方向へのタイムリーを放った。キャンプからの実戦は、11打数5安打5打点の大活躍だ。絶好調の要因は1月の自主トレにある。NPB選手の指導経験が豊富な動作解析の専門家、島田貫任氏(27)を招いた。2人で打撃フォームを試行錯誤。股関節の使い方などを見直した。「いい感じできています。継続してできているとは思うので、変わらずにやっていきたい」と新フォームに手応えを実感。小久保監督も「今日みたいな打撃を1年してたら、2割6、7分くらい打てると思う」と目を細めた。得意の北九州でもあった。同球場での公式戦は、出場10試合で28打数12安打で打率4割2分9厘、4本塁打、12打点をマーク。直近4年間はシーズン打率2割台前半だが、北九州では変身する。「分からないけど好きなんじゃないですか」。そう言って笑ったが、現在の状態の良さなら、北九州以外でも十分期待が持てる。「自分のやるべきことをやって、1年間戦う準備をしていきたい」。正捕手の座は譲らない。【佐藤究】

◆DeNAで先発枠入りを目指す森唯斗投手(32)が、昨季まで10年間在籍したソフトバンクに打ち込まれた。四回から2番手で登板し、3回9安打5失点。五回は甲斐の3ランを含む5連打を浴び「打たれるべくして打たれた。もうちょっと大胆にいってもよかった」と反省した。三浦監督は「(相手を)知りすぎているだけに意識しすぎたのかな。不運なヒットもあった」と責めなかった。

◆DeNA・東克樹投手(28)が先発し、3回3安打無失点だった。開幕投手を務めることが決定的な左腕は「気温が低い中、けがすることなく登板を終えられてほっとしている」と息をついた。気温5度。午前中は時折、風花が舞い、試合開始後も肌を刺すような冷たい風が吹いた。入念な走り込みで体を温めてマウンドに立つと、丁寧にコースを突き、見逃し2つを含む3三振を奪った。柳田、近藤、山川らが並んだ強力打線。登板前こそ相手の打撃練習を横目に「メンツやばくないですか」とこぼしたが、昨季16勝を挙げて最多勝に輝いた地力を示した。開幕投手を担う覚悟は十分。「143試合のうちの1試合だけど、期待や重圧がかかる。それに負けないように調整したい」と気を引き締めた。

◆怒涛(どとう)の固め打ちだ。DeNAのドラフト4位・石上(いしかみ)泰輝内野手(22)=東洋大=が「5番・二塁」で先発出場し、適時打を含む4安打を放った。気温5度のいてつく寒さをものともせず躍動。遊撃を本職とする新人は混戦の定位置争いの渦中で猛アピールし「追い込まれるまではしっかり振る。それが結果につながった」と納得顔を浮かべた。左腕の大関から放った二回の中前打で号砲を鳴らすと、その後も「H」ランプを灯し続けた。同点の五回無死一、三塁では当たり損ないのゴロが三塁前に転がり、50メートル6秒0の俊足で駆け抜けて適時内野安打。実戦10試合で打率・433(30打数13安打)、5打点と潜在能力を発揮している。結果の源には基本に忠実なスイングがある。石井チーフ打撃兼走塁兼一塁コーチの指導の下、春季キャンプから心掛けているのがセンター返し。体が開く課題を克服するための取り組みで、ティー打撃から中堅方向に打球を運ぶ意識でバットの軌道を正してきた。正遊撃手の座をかけて林、京田らと争う。練習試合では三塁でも起用された守備には向上の余地があるが、何より打力と走力に売りがある。三浦監督は「しっかり振れている。打席で迷いがない。ルーキーが結果を出し続けているというのは非常にいいこと。楽しみだね」と期待を寄せた。「1年通して打てるのがいいバッター。1試合に1本は絶対に打てるバッターになれるように」。開幕1軍はもちろん、チームの主軸へ。新人の志は高い。(鈴木智紘)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
300 1.000
(-)
-
(-)
9
(+6)
4
(+3)
0
(-)
3
(+2)
0.250
(↑0.004)
1.330
(↓0.83)
1
(-)
日本ハム
201 1.000
(-)
0
(-)
9
(+3)
7
(+2)
0
(-)
3
(+2)
0.283
(↓0.014)
2.330
(↑0.17)
1
(8↑)
ソフトバンク
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
3
(-)
1
(-)
1
(-)
0.343
(-)
3.000
(-)
4
(-)
巨人
210 0.667
(-)
0
(-)
20
(-)
7
(-)
0
(-)
4
(-)
0.255
(-)
1.670
(-)
5
(1↑)
楽天
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓0.5)
10
(+3)
9
(+1)
0
(-)
3
(+1)
0.263
(↓0.001)
2.310
(↑0.46)
5
(4↓)
DeNA
111 0.500
(↓0.5)
0.5
(↑0.5)
10
(+3)
10
(+5)
1
(-)
4
(-)
0.296
(↓0.001)
3.460
(↓0.96)
7
(2↓)
広島
230 0.400
(↓0.1)
1
(↓0.5)
18
(+1)
18
(+3)
2
(-)
2
(-)
0.240
(↓0.015)
2.910
(↓0.11)
8
(2↓)
中日
130 0.250
(↓0.083)
1.5
(↓0.5)
7
(+3)
20
(+6)
1
(+1)
0
(-)
0.210
(↑0.003)
5.000
(↓0.33)
9
(1↓)
阪神
040 0.000
(-)
2.5
(↓0.5)
7
(+2)
17
(+3)
2
(-)
2
(-)
0.162
(↑0.018)
3.940
(↑0.56)