中日(★3対6☆)ヤクルト =オープン戦1回戦(2024.03.02)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
1010400006900
中日
0000000033701
勝利投手:小川 泰弘(1勝0敗0S)
(セーブ:山野 太一(0勝0敗1S))
敗戦投手:根尾 昂(0勝2敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(1号・9回裏3ラン)

  DAZN
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◆中日は、細川がオープン戦1号となる3ランをマーク。中軸打者として期待されるスラッガーが、自慢のパワーを発揮した。一方のヤクルトは先発・小川、2番手・吉村がともに3回無失点の好投。シーズン開幕へ、上々のピッチングを披露した。

◆中日中田翔内野手(34=巨人)が移籍後実戦初安打を放った。本拠地でのお披露目試合に「4番一塁」で出場。4回2死走者なしで迎えた第2打席で、ヤクルト2番手吉村の初球149キロ直球に詰まりながらも左前に運んだ。オープン戦出場6打席目だった。春季キャンプ終盤、巨人時代の打撃フォームから20年の日本ハム時代に3度目の打点王を獲得したフォームに戻した。3日の全体練習では居残り特打を志願してフォーム固めに励んだ。「気持ちよく振れているかな。打球の質的に問題ない」と話していた。

◆開幕ローテ入りを目指す中日根尾昂投手(23)がオープン戦2度目の先発マウンドに上がり、5回途中6安打5失点で降板した。低めへの制球を意識したためか、2度の暴投が絡んで3回までに2失点。3回無死二、三塁のピンチは暴投で1点を失ったが、西川、山田、塩見を3者連続三振に奪う見せ場もつくったが、2度の暴投が絡むなど3回までに2失点。5回持たず、91球を要した。本拠地でのオープン戦開幕投手を任されたが「反省して、次は抑えられるようにします」とコメント。立浪監督も「制球で課題が出た。いい球もあるけど精度を上げていかないと」と次戦での巻き返しに期待した。

◆ヤクルト先発の小川泰弘投手(33)が3回2安打無失点に抑えた。初回は2三振を含む3者凡退。2回、3回は1死から安打を許したが、後続を断った。「ストレートが両サイドにしっかりと投げ分けることが出来ましたし、変化球も低めに丁寧に投げることが出来ました。ストライク先行でリズムよく投げられたので今日のような投球を続けていきたい」対外試合初登板となった2月23日のDeNA戦は、先発で2回8安打6失点(自責5)と乱れた。この日は、さすがの安定感。開幕投手候補が、きっちり修正した。、高津監督も「前回より全然良かった」と目を細めた。

◆巨人から移籍した中日中田翔内野手(34)と中島宏之内野手(41)のベテランコンビが、ヒットで本拠地デビューを飾った。ともに今年バンテリンドームで初試合となったヤクルト戦に出場。竜党にあいさつがわりのHランプを届けた。中田は「4番一塁」で出場。4回2死走者なしの第2打席で、2番手吉村の初球149キロ直球に詰まりながらも力で左前に運んだ。「早めに振り出したつもりだったけど、完璧に刺されて...。まだまだ」と反省。それでも「自分が打てると思った球が来たら積極的に行くスタイルは、変えずに打席に立てた」と表情を緩めた。背番号6に多くの声援ももらい「特別な感情も湧いて、素直にうれしかった。頑張らないといけない」と、打線をけん引する自覚は一層強まったようだ。中島は9回無死一塁で代打出場。スライダーをとらえ、3番手山野の足元を強襲する内野安打で細川の3点弾につなげた。「バンテリンドームでの最初の打席で、ヒットを打つことができてよかった」。背番号9にも大きな声援が飛んだ。立浪監督も「(中田の)速い球を打ち返せるのは非常に頼もしい。(中島も)いきなりの安打は素晴らしい」と称賛。得点力不足に悩むチームに、救世主登場の予感だ。【伊東大介】

◆王者返り咲きを狙うヤクルトに新たな攻撃オプションが生まれるかもしれない。オープン戦初出場の山田哲人内野手(31)が中日戦に2番で出場。初回は先頭が倒れた後、根尾の初球直球を左翼フェンス直撃の二塁打。一振りで好機をつくり、暴投と内野ゴロで先制ホームを踏んだ。5回無死二、三塁では左前に2点適時打。「振れてます。打順に関しては何も思わないですね。自分のために思い切って振っただけ」と冷静に振り返った。近年は3番が主戦場だ。高津監督は「今の時期しかできないものはやりたい。ムネ(村上)の4番は動かさない。他は、どうやったらつながるか」と説明した。4番以外は固定せずに見極めていく。ただ、チャンスメークもすれば、ポイントゲッターにもなる山田の働きに「長打力のある2番バッターは、やっぱり相手も嫌でしょう。ま、そこにとどめておきます」と意味ありげに笑った。新加入の西川が1番を務めた。5回の山田の適時打は、先頭が出た後、西川が安打でつなぎ、さらに二盗でお膳立てしたもの。山田は「(西川は)同い年ですしキャンプ中もご飯に行きました。打順が組めたらいいねって話もしました」と喜んだ。今季14年目、32歳となるコンビが怖い存在となりそうだ。【古川真弥】

◆松山晋也投手(23)が1回ぴしゃりで、オープン戦3試合オール無失点の安定感を見せた。この日は自己最速にあと1キロに迫る154キロも計測。「バンテリンドームで投げられて良かった。最高の状態」と笑顔を見せた。初めて侍ジャパンに選ばれ、次戦は6日からの強化試合・欧州代表2連戦(京セラドーム大阪)。「勉強させてもらい、吸収して、引き出しを多くするためにもやる」と気合十分で臨む。

◆開幕投手候補のヤクルト・小川泰弘投手(33)が先発し、3回2安打無失点、2奪三振に抑えた。今季初実戦だった2月23日のDeNA戦(浦添)は2回8安打6失点と打ち込まれたが、きっちり修正。3月29日からの開幕カードを戦う中日打線を前に好投した。「ストレートを両サイドにしっかりと投げ分けることができたし、変化球も低めに丁寧に投げることができた。ストライク先行でリズムよく投げられたので今日のような投球を続けていきたい」とうなずいた。

◆中日の根尾は制球に苦しんだ。ボール先行の内容で91球と球数がかさみ、4回?で5失点。三回までの2失点はいずれも暴投が絡み、五回は3連打で失点を重ねた。イニング途中で交代し「反省して、次は抑えられるように準備したい」とコメントを残した。先発枠入りを目指してオープン戦2度目の登板。7三振を奪うなど力を見せた一方で不安定さがのぞく。立浪監督は「制球で課題が出た。精度を上げていかないと」と注文した。

◆開幕投手候補のヤクルト・小川泰弘投手(31)は先発で3回2安打無失点と好投。3月29日からの開幕カードを戦う相手を封じ込み、「真っすぐでストライクがとれて、そこから変化球という形で、行き詰まることなく投げられた」と好感触を得た。実戦初登板だった2月23日のDeNAとの練習試合(浦添)は2回8安打6失点と乱調。1週間で直球の制球を修正した。一回1死からは2者連続でフォークを駆使して空振り三振を奪い、「ストレートでしっかりカウントを整えられたから、フォークが生きた。これが基本。大事にやっていく」と再確認した。高津監督も「彼は技巧派。制球もいいし、変化球のキレもよかった」と評価。4年連続8度目の開幕投手を目指し、着実に準備を進める。

◆ヤクルトの2年目右腕、吉村貢司郎投手(26)は四回から2番手で登板し、3回2安打無失点。「開幕カードを戦う相手なので、相手打者を感じながら投げた」とうなずいた。開幕投手争いで小川が「いい若手も出てきているので、負けずに頑張っていきたい」と意識する中、対外試合3試合で計8回を投げ、〝ゼロ行進〟を継続。「自分の課題に目を向けてやっていく」と表情を引き締めた。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(31)が「2番・二塁」で先発出場し、2安打2打点をマークした。プロ入りから昨季までの13年間で、公式戦の先発では通算54試合しか出場していない2番に適応。一回は左翼フェンス直撃の二塁打で先制点を演出し、五回は左前へ2点打を放った。〝恐怖の2番〟が誕生するかもしれない。開幕カードを戦う中日とのオープン戦で、2番打者に名を連ねた山田が2安打2打点と躍動。オープン戦初出場でいきなり存在感を示した。「(2番という打順は)そんなに考えていない。自分のためにというか、思い切って振っただけ。たまたまです」主に1番や3番を担うことが多かった背番号1が、昨季先発で5試合だけだった2番で結果を出した。まずは一回1死。初球を引っ張り、左翼フェンス直撃の二塁打でチャンスメーク。その後、塩見の二ゴロの間に生還し、先制のホームを踏んだ。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
300 1.000
(-)
-
(-)
9
(+6)
4
(+3)
0
(-)
3
(+2)
0.250
(↑0.004
1.330
(↓0.83)
1
(-)
日本ハム
201 1.000
(-)
0
(-)
9
(+3)
7
(+2)
0
(-)
3
(+2)
0.283
(↓0.014)
2.330
(↑0.17)
1
(8↑)
ソフトバンク
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
3
(-)
1
(-)
1
(-)
0.343
(-)
3.000
(-)
4
(-)
巨人
210 0.667
(-)
0
(-)
20
(-)
7
(-)
0
(-)
4
(-)
0.255
(-)
1.670
(-)
5
(1↑)
楽天
220 0.500
(↑0.167)
0.5
(↓0.5)
10
(+3)
9
(+1)
0
(-)
3
(+1)
0.263
(↓0.001)
2.310
(↑0.46)
5
(4↓)
DeNA
111 0.500
(↓0.5)
0.5
(↑0.5)
10
(+3)
10
(+5)
1
(-)
4
(-)
0.296
(↓0.001)
3.460
(↓0.96)
7
(2↓)
広島
230 0.400
(↓0.1)
1
(↓0.5)
18
(+1)
18
(+3)
2
(-)
2
(-)
0.240
(↓0.015)
2.910
(↓0.11)
8
(2↓)
中日
130 0.250
(↓0.083)
1.5
(↓0.5)
7
(+3)
20
(+6)
1
(+1)
0
(-)
0.210
(↑0.003
5.000
(↓0.33)
9
(1↓)
阪神
040 0.000
(-)
2.5
(↓0.5)
7
(+2)
17
(+3)
2
(-)
2
(-)
0.162
(↑0.018)
3.940
(↑0.56)