1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 10 | 0 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | X | 4 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:徳山 壮磨(1勝0敗0S) (セーブ:小園 健太(0勝0敗1S)) 敗戦投手:古謝 樹(0勝1敗0S) |

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◆DeNAは、佐野が2安打を含む3出塁をマーク。持ち前の打棒を発揮し、順調な仕上がりをアピールした。対する楽天は、先発・瀧中が3回無失点の好投。開幕ローテーション入りを目指す右腕が、安定した投球を披露した。
◆DeNAの沖縄最終日のスタメンが出そろった。4年ぶりにDeNAのキャンプ地でもある宜野湾開催。投手陣は開幕ローテーション入りを狙う平良と3年目右腕の深沢、小園が3イニングずつを予定している。1番にはドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が入り、クリーンアップは佐野、牧、宮崎と豪華な面々が並んだ。大和、伊藤ら鹿児島・奄美のB班キャンプで調整してきたベテランもスタメンに入り、約1カ月の宜野湾キャンプを締めくくる。
◆楽天のオープン戦2試合目となるDeNA戦のスタメンが発表された。開幕ローテ入りを目指す滝中瞭太投手(29)が先発し、2番手でドラフト1位の古謝樹投手(22=桐蔭横浜大)が2番手で登板する見込み。ともに3イニングを予定している。前日24日の中日戦(北谷)では今江敏晃監督(40)体制で対外試合初白星を挙げた。沖縄最終戦でも勝利し、2連勝を狙う。試合は午後12時30分開始。
◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が"珍アクシデント"に見舞われた。元ヤクルトの父博文さんら両親が見守る前で「1番右翼」で先発。1回先頭、バットに重りをつけて素振りを行い、打席に向かった。しかし、地面に何度たたきつけても重りが外れずあたふた。てこずる姿に三浦監督らベンチからのアドバイスで土の地面より固い芝にバットをたたきつけて重りを無事に外して打席入った。集中した表情で打席へ。楽天滝中の初球132キロに強振するも、左飛に倒れた。
◆DeNA大和内野手(36)が宜野湾の風に翻弄(ほんろう)された。一塁手として先発し、2回先頭、楽天浅村の飛球が上がった。大和は一時ファウルゾーンでボールを待つも、ホームからレフト方向に吹く風速約8メートルの強風で大きく流された。ファウルゾーンからフェアゾーンに落ち、一塁への内野安打となった。さらに続く阿部の飛球は一時一塁の内野スタンドへのファウルかと思われたが、風に流されてファウルゾーンへ。今度は風を計算して一邪飛とした。あまりの強風、ボールの変化に大和は苦笑いを浮かべていた。
◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)がオープン戦初安打を放った。5回2死一塁の第3打席、2ボールから楽天左腕の古謝の内角直球をひっぱたいた。厳しい球をうまくさばいて強烈な右前打。2死一、三塁とチャンスを拡大した。1回先頭の第1打席前にはバットにつけた重りが外れずにあたふたする"珍アクシデント"に見舞われたが、初球をシャープなスイングで左飛に。3回1死一塁の2打席目も初球を打って右飛となっていた。キャンプイン後、紅白戦を合わせた実戦7試合に出場して打率3割8分9厘と好調をキープ。オープン戦初安打で練習試合からの連続試合安打を4試合に伸ばした。
◆DeNA平良拳太郎投手(28)が、「高め直球」でフライアウトを重ねた。実戦2試合目の登板で3回4安打1失点と順調に調整を進めた。1回先頭、楽天小深田に内角カットボールでバットを折り、遊飛に仕留めると山田をスライダーで左飛。辰己を空振り三振で3者凡退に仕留めた。3回には2死二塁から山田に中前への適時打を浴びるも、アウト9つのうち、7つがフライアウトで残り2つは三振。「高めに投げてフライをとりたかった」と狙い通りの内容だった。開幕ローテーション入りへ結果でアピールを続ける。最多勝左腕の同僚・東から教わったスライダーも試した。「前回よりはまだよかったと思いますが、まだもう少しかなと思うところもある。修正が必要かなと。結果が全ての世界、目の前の試合の結果を出すことだけ」と目線に力を込めた。
◆DeNA 3年目右腕の深沢鳳介投手(20)が肘の張りを訴えて2イニングで降板した。4回から2番手で登板。2回を1安打無失点に抑えたものの、予定の3イニング目はバックアップ要員としてベンチ入りしていた徳山が登板した。三浦監督は「肘も張ってきたと言ってましたし、気温もこの寒さの中だったので無理させなかった」と大事には至らなかったと強調した。
◆今季から構えを変更したDeNA佐野恵太外野手(29)が、練習試合を含めて出場5試合目で対外試合初安打を放った。1回2死に楽天滝中から左前打を放つと、4回先頭にも古謝から左前打。特徴的なクローズドスタンスから、両足平行のスクエアスタンス気味の構えへの変更にも一定の手応えをつかんでおり「今のところ今日の感じでいければ。これから先も結果を求めてやっていきたい」と誓った。
◆クローザー転向2戦目の楽天則本昂大投手(33)はDeNA相手に1回2安打1失点。「勉強になったこともあったんで、(肩の)作り方とか。いい経験だったかなと思います」
◆1歩1歩、着実に。DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が25日、1カ月の沖縄・宜野湾キャンプを終えて飛行機に乗り込んだ。最終日、朝から気持ちを高める。午前8時、元ヤクルトの父博文さんから継承して登場曲に設定したアース・ウィンド&ファイアーの「レッツ・グルーヴ」を聞きながら球場入り。4年ぶりの宜野湾開催のオープン戦で意気揚々と登場する...はずだった。しかし、アクシデント発生。1回先頭、登場曲をBGMに打席に向かうも、バットにつけた重りが外れない。何度も地面にたたきつけてあたふた。重りが使用できない社会人野球では起こらない"ミス"。「勉強というか...ここからしっかりします」と頭をかいた。勉強、勉強の1カ月だった。第1クールではフリー打撃にバットが折れた。1本しか用意しておらずロッカーに取りいくために練習が中断。三浦監督から「中断の時間がもったいないですよね」と注意された。以降、フリー打撃に2本のバットを持参する姿があった。いつも底抜けに明るい度会は言う。「僕も落ち込むことはありますよ。そんな時はそのままへこみます。受け入れること。でも僕は人よりちょっとだけ切り替えるのが早いんです」。ありのままの感情を受け入れれば、根っからのポジティブ思考が助けてくれた。第1打席こそアクシデントで出ばなをくじかれたが、5回2死一塁では楽天古謝から内角直球を右前に運んでドラ1対決を制した。出場4試合連続安打で勢いに乗ったまま南国の地を離れる。「気がついてみればあっという間。今まで経験してこなかった野球漬けの毎日でした。この経験をいかしていきたい」。できないことから目はそらさない。常に明るく元気よく。度会の成長物語がここから始まる。【小早川宗一郎】
◆楽天ドラフト1位の古謝樹投手(22=桐蔭横浜大)が、プロの洗礼を浴びながらも収穫を得た。DeNA戦の4回から2番手で登板し、3回7安打2四球4奪三振で3失点。6回に逆転打を食らい敗戦投手となったが「今日は前回よりかはストライク率が高かった。先頭バッターを出したのは今後の課題でもあるんですけど、しっかりとストライクゾーンで勝負できたのは、いい収穫だった」と前を向いた。強打者とも対峙(たいじ)した。4回無死一塁では「まぐれっていう部分もあった」と4番牧を外角高めチェンジアップで空振り三振。しかし、次打席では左前打を浴びた。「特に意識はしていない」と対戦した同じドラ1の度会には5回に右前打を許した。佐野には2安打され、6回にはストレートの四球を与えたが「自分の中で指のかかったいいボールを投げられた」と悲観はしていない。2度目の実戦登板を終えた古謝について、今江監督は「すべてがね、彼にとって経験ですし、点は取られましたけど、いい球を投げるなという確認ができた。本当に今はいい経験を少しずつ積んで、少しずつステップアップしてくれれば」と期待を込めた。今後も1軍に同行する予定。実戦を重ね、チームに欠かせない戦力に成長する。【山田愛斗】
◆ロッテ松川虎生捕手(20)が対外試合での今季1号を放った。1点リードの2回、145キロの直球を振り抜き、バックスクリーンへ運んだ。「福浦さんから練習の時に左足のタイミングの取り方を教えてもらった」とアドバイスを取り入れ、即結果につなげた。「男松川になれるかわからないですけど、まあ、頑張りたいと思います」。高卒3年目は大きく成長している。
◆楽天の開幕ローテ候補滝中瞭太投手(29)が、雪辱を果たした。2回1死からカーブで大和を空振り三振、続く伊藤を外角直球で見逃し三振に抑えるなど、直球とカーブのコンビネーションで3回2安打無四球無失点。「前回は2イニング持たなかったので、今回はしっかり3イニング投げ切りたいと思っていた」。18日日本ハム戦は1回2/3を6安打2四球3失点(自責2)。生き残りへ結果を残した。
◆DeNAで先発ローテーションの一角として期待される平良拳太郎投手(28)が先発し、3回4安打1失点だった。高めの直球で押し、狙い通り飛球のアウトを多く取った一方、制球が甘くなった三回に3安打を集められて失点。収穫と課題を手にした右腕は「打たれるだろうという球を打たれた。とにかく結果の世界。目の前の試合で結果を出すこと」と先を見据えた。
◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が「1番・右翼」で先発出場し、五回にオープン戦初安打となる右前打を放った。ドラフト1位の古謝と対戦。2ボールから肘をたたみながら内寄りの直球をさばき、一、二塁間を破った。「すごく良い球を投げるし、完成度の高い方。そういうピッチャーから打ててよかった」と振り返った。
◆先発枠の一角として期待されるDeNAの平良が先発し、3回4安打1失点だった。高めの直球で押し、狙い通り飛球のアウトを多く取った一方、制球が甘くなった三回に3安打を集められて失点。収穫と課題を手にした右腕は「打たれるだろうという球を打たれた。とにかく結果の世界。目の前の試合で結果を出すこと」と先を見据えた。(宜野湾)
◆先発枠入りを狙うDeNAの深沢が四回から2番手で登板し、ストライク先行の危なげない投球で2回1安打無失点だった。制球力を持ち味とする高卒3年目の横手投げ右腕は対外試合3戦で計7回無失点としたが、右肘の張りのため当初予定した3回を投げなかった。三浦監督は強風が吹いて肌寒かった状況も考慮したといい「しっかりと配球ができる。今日は無理させなかった」と語った。(宜野湾)
◆楽天のドラフト1位新人の古謝(桐蔭横浜大)は3回7安打3失点。甘くなった球を仕留められる場面もあったが「前回はストライク率が高くなかった。きょうはストライクゾーンで勝負できたことがいい収穫」と改善できた点を挙げた。開幕ローテーション入りを狙う期待のサウスポーは今後も1軍に同行予定。今江監督は「点は取られたが、いい球を投げることは再確認できた。少しずつステップアップしてくれれば」と話した。
◆楽天の黒川が沖縄最後の試合で3安打と猛アピールした。キャンプ前に今江新監督から期待する存在として名前を挙げられていた左打者は「打ち続けないと1軍に残れない。ここから1カ月が勝負」と引き締まった表情で話した。智弁和歌山高から入団5年目。「二塁で勝負する気持ちはぶらさずにいきたい」と、昨季盗塁王の小深田との争いにも気後れせず「開幕戦にスタメンで出られるように頑張る」と決意をにじませた。
◆第一関門を突破した。DeNA・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が25日、楽天とのオープン戦(宜野湾)で同じドラフト1位ルーキーの古謝樹投手(22)=桐蔭横浜大=から右前打を放った。キャンプ最終日を締めくくる一打。「良い球を投げていた。完成度も高い方。そういうピッチャーから打ててよかった」とうなずいた。最速153キロを誇る左腕とは、3打数1安打だった昨秋の練習試合以来となる2度目の対戦。五回にプロ初対戦を迎え、肘をたたみながら内角の直球をさばき、一、二塁間を破った。「もともとインコースは得意」と自負する左打者は鋭い軸回転を見せ、オープン戦3打席目で初安打を記録した。2安打を放った23日のヤクルトとの練習試合では、相手バッテリーから懐を突かれて対応力を見極められた。三浦監督は「これから投手は仕上がってくる。シーズンに入れば攻め方も変わる」と指摘した上で「それを超える可能性を感じさせる選手」と評価。度会も「どんな攻め方をされても打てるように」と口元を引き締めた。沖縄の強い日差しを浴びて浅黒くなった大器は「あっという間。野球だけをひたすらやれた1カ月間でした」と充実の表情を浮かべた。開幕1軍、そして定位置奪取へ。ここから真価を発揮する。(鈴木智紘)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
3 (+2) | 1 (+1) | 0 (-) | 1 (-) |
0.246 (↑0.005) | 0.500 (↓0.5) |
1 (1↑) |
日本ハム |
1 | 0 | 1 | 1.000 (-) | 0 (-) |
6 (-) | 5 (-) | 0 (-) | 1 (-) |
0.297 (-) | 2.500 (-) |
1 (10↑) |
DeNA |
1 | 0 | 1 | 1.000 (-) | 0 (-) |
7 (-) | 5 (-) | 1 (-) | 4 (-) |
0.297 (-) | 2.500 (-) |
4 (3↓) |
巨人 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 0 (-) |
20 (+1) | 7 (+2) | 0 (-) | 4 (+1) |
0.255 (↓0.056) | 1.670 (↓0.17) |
5 (4↓) |
楽天 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 0.5 (↑0.5) |
5 (+2) | 4 (+4) | 0 (-) | 2 (-) |
0.282 (↓0.012) | 2.120 (↓2.12) |
6 (1↓) |
中日 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↑0.333) | 1 (↑0.5) |
4 (+4) | 14 (+1) | 0 (-) | 0 (-) |
0.207 (↑0.04) | 4.670 (↑1.83) |
6 (2↓) |
広島 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1 (↓0.5) |
13 (+2) | 13 (+3) | 1 (-) | 1 (-) |
0.255 (↓0.013) | 3.080 (↓0.08) |
8 (3↓) |
阪神 |
0 | 3 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓0.5) |
5 (+1) | 14 (+4) | 2 (-) | 2 (-) |
0.144 (↓0.008) | 4.500 (↑0.56) |
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