オリックス(★3対6☆)ロッテ =リーグ戦23回戦(2023.10.04)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:中森 俊介(3勝2敗0S)
(セーブ:澤田 圭佑(2勝0敗2S))
敗戦投手:横山 楓(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】ゴンザレス(12号・6回裏2ラン)

  DAZN
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◆ロッテが逆転勝利。ロッテは1-3で迎えた7回表、代打・角中と藤岡の連続適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。続く8回には、中村奨の適時打で2点を加え、リードを広げた。投げては、2番手・中森が今季3勝目。敗れたオリックスは、救援陣が振るわなかった。

◆ロッテが逆転劇で貴重な1勝をつかんだ。3-3と同点に追い付いた7回2死二塁、藤岡裕大内野手(30)がフルカウントからの151キロ直球を捉え、左翼線勝ち越し適時二塁打。二塁ベース上でベンチの仲間や左翼席のファンに向けて右手を誇らしく上げた。「反応で食らいついた感じです。みんなで逆転出来て、これからにつながる。一番はファンのためにCSに残って、オリックスを倒せるように必死でやりたい」。試合のなかった2位ソフトバンクに1ゲーム差に迫った。残り3試合で2勝すれば他チームの結果に関係なく3位以内が確定。最短で7日に2年ぶりのCS進出が決まる。▽ロッテ角中(7回2死一、二塁で右中間フェンス直撃の同点の2点適時二塁打を放ち、前日の5打数無安打の悔しさ晴らす)「なんとか2点ほしい場面だったので、昨日打てなかった分、ここにぶつけました」▽ロッテ美馬(序盤は粘投も6回に被弾し降板)「負けられない試合で、一番打たれてはいけないホームランを打たれてしまったことが悔しいです」

◆17日ぶりに復帰先発したオリックス宮城大弥投手が、5回1安打1失点(自責0)にまとめた。「いい感じで投げられたと思います」。体調不良により出場選手登録を抹消され、17日楽天戦以来のマウンド。4回に味方の失策から1点は失ったが、危なげなく63球で試合をつくった。これで146回2/3を投げ、3年連続の規定投球回に到達。「まだ最後まであるので気持ちを締めてやりたい。CS、日本シリーズに向けてもっともっといい調整ができたら」。ポストシーズンに向けて、さらに状態を上げていく。

◆オリックス中嶋聡監督(54)が、アピール不足の中継ぎ陣に苦言を呈した。5回1安打1失点だった先発宮城の後を受けた小木田、横山、吉田、ワゲスパックの中継ぎ陣は、4人で計7四球。中嶋監督は「うーん。何の準備をして行ってるのか、ということになりますよね。先頭がほとんど四球ですからね。代わっぱなでも四球ですし。うーん。まあ、難しいですね」と首をかしげた。リーグ3連覇は決めた残りのレギュラーシーズンは、メンバー入りをかけてのアピールの場にもなる。「いつも投げてるメンバー、そのメンバーが外れてるので。今、いいチャンスだと思うんですけども。自らそれに対してのチャレンジができてないってことなんでね。その人たちが帰ってくるということは、もう今年に限って言ったらチャンスがなくなるってことになりますし」。指揮官は厳しい言葉を並べたが、残り試合での奮起を期待。「まだ何回かチャンスあると思うんですけど。見せるしかないんでね」と促した。

◆ロッテが「2番遊撃」藤岡裕大内野手(30)の勝ち越し打などで逆転勝ちし、貴重な1勝をつかんだ。角中勝也外野手(36)の右中間同点2点適時打で3-3と追い付いた7回2死二塁。フルカウントからオリックス横山の151キロ直球を捉え、左翼線適時二塁打。二塁塁上でベンチの仲間や左翼席のファンに向けて右手を誇らしく上げた。「反応で食らい付いた感じです。(先発の)美馬さんも頑張っていましたし、ああいう形で失点して悔しかっただろうし、なんとか逆転したいという思いがあったので、チームみんなで逆転出来て、これからにつながると思います」。試合のなかった2位ソフトバンクに1ゲーム差に迫り、残り3試合で2勝すれば2年ぶりのCS進出が決まる。1日挟んで、6日には再びオリックスとZOZOマリンで2連戦。9日には敵地で楽天と戦う。「CSになんとか行くという気持ちはみんな持っていますし、一番はファンのためにCSに残って、良いプレーをしてオリックスを倒せるように。あと3試合ですけれど、必死にやりたいと思います」。自身も前日3日の西武戦2安打に続いて、この日は3安打。CS争いが佳境に入った10月は11打数6安打の5割4分5厘と絶好調だ。【鎌田直秀】

◆悔しさをかみしめるように、天を見上げることしかできなかった。1-1の六回1死一塁。ロッテ・美馬学投手(37)がゴンザレスに勝ち越し2ランを被弾。5回1/3を5安打4四球、3失点でマウンドを降りた。「負けられない試合で、一番打たれてはいけないホームランを打たれてしまったことが悔しいです」負ければ4位に転落する一戦。クライマックスシリーズ(CS)進出へ、負けられない試合が続く中、37歳のベテランは「目の前の一戦を勝つしかありません。チームの勝利のためにとにかく一生懸命に投げたい」と意気込んでいた。強い思いでマウンドに立ったが気合が空回りした。1点リードの五回は2死一、三塁から、福田、安達に連続四球。慎重になるがあまり、ボール球が先行し、押し出し四球を許す展開となった。今季のオリックス戦の登板成績は、試合前時点で2敗、防御率4・15。難敵を克服することはできなかった。打線は1-3の七回2死一、二塁から、代打で登場した36歳の角中が、右中間への2点適時二塁打を放って同点。続く藤岡の左翼線への適時二塁打で勝ち越した。CS進出へ、吉井監督は「自分のできることに集中することが大事」と話す。4―3の八回には、岡の四球、ブロッソ―の左翼への二塁打などで1死二、三塁のチャンスを作り、中村奨が中前にダメ押しの2点打を放った。これで貯金を「1」として、2位ソフトバンクに1ゲーム差、4位楽天にも1ゲーム差。負けられない戦いでチームが1つになった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
84524 0.618
(↓0.004)
優勝
(-)
3499
(+3)
414
(+6)
106
(+1)
51
(-)
0.250
(-)
2.690
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
71682 0.511
(-)
14.5
(↑0.5)
2530
(-)
498
(-)
102
(-)
72
(-)
0.248
(-)
3.260
(-)
3
(-)
ロッテ
68675 0.504
(↑0.004)
15.5
(↑1)
3487
(+6)
519
(+3)
99
(-)
70
(-)
0.237
(↓0.001)
3.450
(-)
4
(-)
楽天
69701 0.496
(-)
16.5
(↑0.5)
3503
(-)
543
(-)
102
(-)
101
(-)
0.245
(-)
3.510
(-)
5
(-)
西武
65771 0.458
(-)
22
(↑0.5)
0435
(-)
465
(-)
90
(-)
80
(-)
0.233
(-)
2.930
(-)
6
(-)
日本ハム
60811 0.426
(-)
26.5
(↑0.5)
1461
(-)
491
(-)
100
(-)
74
(-)
0.231
(-)
3.060
(-)