ソフトバンク(☆7対3★)楽天 =リーグ戦24回戦(2023.10.03)・福岡PayPayドーム=
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楽天
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ソフトバンク
30000004X71000
勝利投手:和田 毅(8勝6敗0S)
(セーブ:オスナ(3勝2敗26S))
敗戦投手:則本 昂大(8勝7敗0S)

本塁打
【楽天】小郷 裕哉(10号・8回表ソロ)

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◆ソフトバンクは初回、柳田と柳町の適時打で3点を先制する。2点リードとなって迎えた8回裏には、上林と今宮の適時打で一挙4点を追加した。投げては、先発・和田が6回途中3安打無失点。その後は6人の継投でリードを守り、和田は今季8勝目を挙げた。敗れた楽天は、投手陣が振るわなかった。

◆ソフトバンクは今季7勝の和田毅が先発。和田は通算157勝を挙げているが、年齢別の内訳は20代で91勝、30代で47勝、40代で19勝。40代での通算勝利数は山本昌(中日)の40勝が最多で、20勝以上は工藤(西武)38勝、若林(毎日)36勝、下柳(楽天)黒田(広島)21勝の過去5人。和田が今日勝つと史上6人目で、パ・リーグの40代投手では初めて20勝に到達する。(所属は最終)

◆/これが主力への道\自身初の2桁アーチ&100安打到達代打・小郷裕哉の10号ソロHR???プロ野球(2023/10/3)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#RakutenEagles pic.twitter.com/uu8qXVsSf9

◆楽天が2位ソフトバンクに連敗を喫し、自力でのCS進出の可能性が消滅した。先発の則本が、流れを呼び込めなかった。今季初の中5日でのマウンド。1回先頭の周東に二塁内野安打を許すと、犠打で送られ、柳田に右前へ先制適時打を浴びた。2死一、二塁では柳町に左越え2点適時二塁打。CS進出を争う相手に、初回3失点を喫した。「大事な試合で初回から3点も取られたらダメですね。情けないです」と悔やんだ。それでも2回から6回まで追加点を許さず。6回6安打3失点と、なんとか踏ん張った。一方で、前日無得点だった打線は、ソフトバンク和田の前に沈黙。反撃できなかった。

◆2位ソフトバンクがクライマックスシリーズ(CS)出場に王手をかけた。本拠地での楽天2連戦で2連勝し、2ゲーム差をつけた。ソフトバンクは残り2試合で1勝、もしくは楽天が残り3試合で1敗でもすればソフトバンクのAクラスが確定する。先発の和田毅投手(42)が6回途中無失点の好投。打線も初回に柳田悠岐外野手(34)の先制適時打、柳町達外野手(26)の2点適時二塁打が飛び出した。レギュラーシーズンのペイペイドーム最終戦で勝利。この日までの本拠地5連戦を4勝1敗で終えた。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(34)が2試合連続の先制タイムリーとなる決勝打を放った。1回1死二塁だ。楽天則本の外角フォークを引っ張り、打球は一、二塁間を破った。二走の周東が快足を飛ばしてホームに生還。柳田は「チャンスだったので、丁寧に打つことを考えた。大事な先制点を取ることができて良かったです」と振り返った。今季ここまで83打点とし、リーグトップ近藤に2差と迫った。

◆2位ソフトバンクが4位楽天とのCS進出のかかる直接対決で7-3の快勝。今季のレギュラーシーズン本拠地最終戦を白星で締めた。試合後のセレモニーで藤本博史監督(59)は声をつまらせながらファンの前であいさつ。本拠地クライマックスシリーズ(CS)進出からの下克上を誓った。藤本監督は「昨年優勝まであと1歩と迫り、今年こそはと挑んだシーズンでしたが、V奪還できませんでした。ほんとうに申し訳ございません。ただ、まだ、戦いは続いています。必ずCSに出場して、下克上してここに戻ってきます。これから敵地での戦いとなりますが、ファンのみなさんの声援が何よりの力です。引き続き、熱い応援をお願いします。ペイペイドームでのレギュラーシーズンほんとうに応援ありがとうございました」。スタンドのファンからは温かい拍手に包まれた。

◆楽天小郷裕哉外野手(27)が、自身初の10本塁打100安打に到達した。8回無死走者なしで、代打で出場した。「大事な試合でスタメンで出られていないので、その悔しい思いをぶつけるだけでいきました」。カウント2-2から、松本裕の甘く入った変化球を右翼席へと運んだ。5年目の今季は、コンスタントに先発での出場を続けた。これまでのキャリアハイは20年の4本塁打31安打。大幅に更新し、節目に到達した。「それは目標にしていたので、クリアできてうれしいです」と喜んだが、表情は険しいまま。次戦は勝利へ導くため、余韻に浸らなかった。▽楽天小郷(8回に代打で右翼へソロ弾を放ち、キャリアハイの10本塁打100安打に到達)「大事な試合でスタメンで出られていないので、その悔しい思いをぶつけるだけでいきました。(個人成績は)目標にはしていたので、そこはクリアできてうれしいです」

◆ソフトバンク上林誠知外野手が起用に一振りで応えた。3-1の8回1死満塁。打席に入る前、藤本監督から耳打ちを受けた。「高めの球で三振してもいいから思い切っていってこい」。楽天渡辺翔が投じた5球目。外角高めパームを仕留め、中前に勝利を決定づける2点適時打を放った。「敬遠で回ってきた打席で、負けられない強い気持ちがありました。大きい追加点と結果を出すことができて良かった」と笑顔だった。

◆ソフトバンクが2年連続クライマックスシリーズ(CS)出場に王手をかけた。先発の和田毅投手(42)が6回途中無失点で8勝目を挙げ、パ・リーグでは史上初となる40代での通算20勝に到達。2位で並ばれていた楽天に連勝で2ゲーム差をつけ、Aクラス入りへ大きく前進した。打線も10安打7得点でベテラン左腕を大量援護。今季のレギュラーシーズンの本拠地最終戦を快勝で締めた。大混戦のパ・リーグCS争いで、2位ソフトバンクがいち早く王手をかけた。。今カード前まで2位タイだった楽天との直接対決で連勝。正念場で4位楽天を2ゲーム差に突き放した。さらにZOZOマリンでは3位ロッテが西武に敗れ、こちらは1・5差に拡大。藤本博史監督(59)は「2つ勝ったのは本当に、すごく大きい」とほっと一息ついた。ベテラン和田の好投が大きな勝因だった。「負けられない試合だったので、ひと回りだけでもいいと思って」。立ち上がりから直球は147キロを計測。5回は伊藤裕、鈴木大、太田を3者連続空振り三振と圧巻だった。3-0の6回、1死一、二塁で4番浅村を迎えたところで降板。16年以来7年ぶりのシーズン100イニングをあと1死のところで逃したが「あの場面は仕方ないし(降板に)納得はしています」。それでも5回1/3を3安打無失点でパ・リーグでは初となる40代での通算20勝に到達。同時に08年の山本昌(中日)が11勝して以来、歴代4人目となる42歳以上でのシーズン8勝目も手にした。指揮官は和田の降板について「あと1人アウトにしたら今季100イニングというのは頭にあった。でも勝負事。あそこで1本(ホームランが)出れば同点になってしまうからね」と説明した。先発としては今季最後の登板だったが「100イニングはどこかで行かせようかなと考えています」と言及。9日の敵地・オリックス戦で登板させる考えも明かし、和田自身も「最終戦がまだある。チャンスがもらえたらもらいたいなと思います」と意欲的だった。楽天の結果次第では、最短で試合のない5日にも2年連続のCS出場が決まる。残り2試合を残して貯金は「3」とし、今季の勝ち越しも決めた。本拠地最終戦で快勝。必ず2位フィニッシュで、CSファーストステージを福岡で開催する。【只松憲】42歳の和田が今季8勝目を挙げ、これで40代での通算勝利が20勝目(20代で91勝、30代で47勝)。40代で通算20勝以上したのは、山本昌(中日)40勝、工藤(西武)38勝、若林(毎日)36勝、下柳(楽天)黒田(広島)21勝に次いで6人目。パ・リーグだけで20勝した40代投手は和田が初めてだ。

◆ソフトバンクの柳町が1―0の一回、2点二塁打を放った。2死一、二塁で楽天、則本の外角高めの速球を逆らわずにはじき返す。打球は左翼手の頭を越え、2者が生還。塁上では両手を掲げ「高い集中力で仕留めることができた」と胸を張った。4年目、26歳の左打者はこれで34打点とし、自己最多を更新した。「何でもいいから超えたい」とこだわっていた打撃成績で結果を出した。クライマックスシリーズ進出を目指し、重圧のかかる終盤戦。「やるべきことは分かっている。普通の1試合と捉えて戦っている」とぶれない心で臨んでいる。

◆ソフトバンクがシーズンの勝ち越しを決めた。和田は5回?を3安打無失点で8勝目。打線は一回に柳町の2点二塁打などで3点を先取し、八回には4点を加えた。楽天は2連敗で自力でのCS進出の可能性が消えた。則本が7敗目。

◆?42歳7カ月のソフトバンク・和田毅投手が5回1/3を3安打無失点で今季8勝目(6敗)。42歳以上(その年に迎える満年齢)のシーズンに8勝以上を挙げたのは、1997年の大野豊(広島、42歳=9勝)、2005年の工藤公康(巨人、42歳=11勝)、08年の山本昌(中日、43歳=11勝)に次いで15年ぶり4人目で、パ・リーグの投手では初めて。?40歳になった21年から通算20勝目(16敗)。40歳の誕生日を迎えてから通算20勝以上マークしたのは、山本昌(中日、40勝)、工藤(DeNAなど、38勝)、若林忠志(阪神、36勝)、下柳剛(阪神、21勝)、黒田博樹(広島、21勝)に次いで6人目。パ・リーグの投手では最多勝利。

◆楽天は自力でのCS進出の可能性が消滅。則本昂大投手(32)が6回を6安打3失点、7奪三振で7敗目を喫した。前回から中5日での登板で、一回に3長短打などで3失点。「情けないです。大事な試合で初回から3点も取られたら駄目」と唇をかんだ。〝鬼門〟を克服できなかった。敵地ペイペイドームでは2016年7月8日の勝利を最後に、これで9連敗。昨季は登板機会がなく、今季初のマウンドでまたも苦汁をなめさせられた。七回まで無得点に封じられていた打線は八回に1点、九回に2点を加えたものの、反撃はここまで。石井監督は「主導権を握られ、序盤、中盤で詰められなかった」。残り3試合、逆転でのCS出場に全力で臨む。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
84514 0.622
(-)
優勝
(-)
4496
(-)
408
(-)
105
(-)
51
(-)
0.250
(-)
2.670
(-)
2
(-)
ソフトバンク
71682 0.511
(↑0.004)
15
(↑0.5)
2530
(+7)
498
(+3)
102
(-)
72
(+1)
0.248
(↑0.001
3.260
(-)
3
(-)
ロッテ
67675 0.500
(↓0.004)
16.5
(↓0.5)
4481
(+1)
516
(+4)
99
(+1)
70
(-)
0.238
(-)
3.450
(-)
4
(-)
楽天
69701 0.496
(↓0.004)
17
(↓0.5)
3503
(+3)
543
(+7)
102
(+1)
101
(-)
0.245
(-)
3.510
(↓0.03)
5
(-)
西武
65771 0.458
(↑0.004)
22.5
(↑0.5)
0435
(+4)
465
(+1)
90
(+1)
80
(-)
0.233
(-)
2.930
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
60811 0.426
(-)
27
(-)
1461
(-)
491
(-)
100
(-)
74
(-)
0.231
(-)
3.060
(-)