オリックス(☆3対0★)日本ハム =リーグ戦25回戦(2023.10.02)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:山本 由伸(16勝6敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(3勝2敗29S))
敗戦投手:ロドリゲス(1勝7敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは2回裏、1死二三塁の好機から紅林が2点適時打を放ち、先制する。続く3回にはゴンザレスが押し出し四球を選び、リードを広げた。投げては、先発・山本が7回3安打無失点の好投で今季16勝目。敗れた日本ハムは先発・ロドリゲスが精彩を欠き、打線も振るわなかった。

◆オリックス山本由伸が3年連続2桁貯金を目指す。前回の登板で3年連続15勝を達成した山本だが、貯金は21年から13→10→9。今日の日本ハム戦に勝って3年連続2桁貯金を記録すれば07~09年ダルビッシュ(日本ハム=10→12→10)以来、14年ぶり。オリックスでは、阪急時代に6年連続15勝以上した米田や4年連続15勝以上の山田もやっておらず、山本が今季も貯金を10に乗せれば球団史上初めてになる。

◆アーティストの倖田來未(40)が特別始球式を務めた。名前の來未にちなんだ背番号「93」のユニホーム姿で、親交のあるオリックス黒木優太投手(29)のために自身が書き下ろした「It's "K" majic」に合わせて登場した。笑顔でボールを投じるも、左打席の渡部遼人外野手(24)の背中側を通るワンバウンドとなった。「すこぶる練習したんですけど、ちょっと納得いかない投球で。(点数は100点満点中)2・5点。ひどかった」と悔しがった。黒木が入団時に、初任給で自身の公式ファンクラブに入ると言っていたことを知り親交が生まれた。高校生からファン歴10年以上の右腕からは、以前から始球式の依頼を受けていたという。だが、当の本人は前日1日の楽天戦で2回5失点で降板し、この日は不在。倖田は「今日黒木おらへんやん。もうがっくり。テレビで見てるかな」と残念がったが「これからも頑張って、個人的にも応援していきたい」とエールを送った。さらに京都出身の関西人として日本シリーズでの関西対決も熱望。「(日本シリーズ)阪神とやるかもしれないでしょ! 私も楽しみすぎる」と心待ちにした。

◆日本ハム福田俊投手(26)が連続無失点を28試合に伸ばし、球団記録の16年宮西尚生投手(38)の29試合に、あと1試合と迫った。3点を追う7回から5番手で登板。2死を取った後、内野安打と自身のけん制悪送球で2死二塁のピンチを招いたが、最後はオリックスT-岡田を左飛に打ち取って1回1安打無失点に抑えた。8回からは北浦に継投した。日本ハムは3、4日は試合がなく、5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)が今季最終戦となる。

◆オリックス平野佳寿投手(39)が、史上4人目となる日米通算250セーブを達成した。平野佳は今季、日米通算200ホールドに到達。それまでの通算200セーブと合わせ、史上初めてそろって大台に乗せていた。当然250セーブ&200ホールドも初である。また、先発で通算68試合に登板。先発だけで18勝をマーク。14完投を記録し、完投勝利も9度ある。過去の通算250セーブ到達者の中で、これらの先発での成績はいずれも最多だ。このうち岩瀬、佐々木は完投ゼロ。高津は4度の完投(いずれも勝利)があるだけだ。平野佳は先発として実績を残した上で、救援に転向。中継ぎとしても結果を出した。「三刀流」の末に積み重ねた250セーブである。【記録室=高野勲】平野佳が今季29セーブ目を挙げ、日米通算250セーブを達成した。初セーブは10年7月28日日本ハム16回戦(スカイマーク)で、内訳は日本で242セーブ、MLBで8セーブ。日米通算250セーブは佐々木主浩381セーブ、高津臣吾313セーブに次ぎ3人目。なお、日本だけで250セーブ以上は407セーブの岩瀬(中日)と佐々木、高津の3人だけ。日本プロ野球名球会 日米通算250セーブをマークした平野は、名球会入りの資格を得た。名球会は78年に設立され、野球振興、社会貢献を目的にする団体。入会資格は日米通算で投手なら200勝または250セーブ、打者なら2000安打以上。入会資格に相当する記録保持者が、特例で入会する制度もある。理事長は古田敦也氏。

◆オリックス平野佳寿投手(39)が日米通算250セーブを達成した。9回のマウンドに上がり今季29セーブ目を挙げて、名球会入りの条件となる節目の数字に到達した。大リーグ時代に出版された著書のタイトルは「地味を笑うな」。これは編集者が付けたものだが、自身について「地味なんで」と言っていた平野佳は、恩師である京産大野球部元監督の勝村法彦氏(66)に言われたことがある。「地味ではなしに、地道なことをしっかりコツコツできる選手やと思うで」。地道な積み重ねが、この日の偉業につながっていた。鳥羽高では故障もあり背番号1を背負えず悔しい思いもしたが、京産大で才能が一気に開花。05年大学・社会人ドラフト希望枠でオリックスに入団した。転機は10年。当時1軍監督に就任した岡田彰布監督(65=現阪神監督)の大胆な策で、先発から中継ぎに転向。平野は「(適性を)見抜いてくれて、中継ぎで行けるんじゃないかと感じ取ってくれた」と感謝する。17年12月にダイヤモンドバックスと契約し、大リーグに挑戦。ダイヤモンドバックスで2年、マリナーズで1年を過ごし計150試合に登板。9勝9敗、8セーブ48ホールドの成績を残し、21年シーズンからオリックスに復帰した。復帰会見では、今も続ける丸刈り姿で登場。「コロナ禍で厳しい状況の中、快く迎えてくれた球団に感謝しています。それには優勝でしか返せない。本当に優勝目指して、体がボロボロになるまでオリックスのために頑張りたいと思います」。古巣への恩返しを誓っていた。その誓い通り、21年は29セーブ、22年は28セーブを上げてリーグ連覇と日本一に貢献。今季もここまで29セーブを挙げ、リーグ3連覇への大きな戦力となった。次は2年連続の日本一へ。守護神はまだまだ腕を振り続ける。【磯綾乃】平野佳が今季29セーブ目を挙げ、史上4人目の日米通算250セーブ(S)を達成した。初Sは10年7月28日日本ハム16回戦(スカイマーク)で、内訳は日本で242S、MLBで8S。日米通算250Sは佐々木主浩381S、高津臣吾313Sに次ぎ3人目。日本だけで250S以上は407セーブの岩瀬(中日)と佐々木、高津の3人だけ。平野佳は5月に日米通算200ホールドも達成。日米250セーブ&200ホールドは史上初だ。平野佳は先発だけで18勝をマーク。14完投で9度の完投勝利もある。過去の通算250セーブ到達者で、これらの先発成績はいずれも最多だ。岩瀬、佐々木は完投ゼロ。高津は4度の完投(いずれも勝利)があるだけ。平野佳は先発&中継ぎ&抑えの「三刀流」で、快挙を成し遂げた。平野佳寿(ひらの・よしひさ)1984年(昭59)3月8日生まれ、京都府出身。鳥羽から京産大を経て、05年大学・社会人ドラフト希望枠でオリックス入団。5年目の10年から救援に本格転向。13年に通算100ホールド到達。14年の40セーブは当時パ・リーグ新記録だった。16年に通算100セーブ達成。17年オフにFA宣言しダイヤモンドバックス入団。20年はマリナーズに在籍し、21年からオリックスに復帰。186センチ、88キロ。右投げ右打ち。【日米通算セーブ数上位10傑】(1)岩瀬仁紀(中日)407(2)佐々木主浩(横浜)381(3)高津臣吾(ヤクルト)313(4)平野佳寿(オリックス)250(5)藤川球児(阪神)245(6)松井裕樹(楽天)235(7)小林雅英(オリックス)234(7)サファテ(ソフトバンク)234(9)山崎康晃(DeNA)227(10)益田直也(ロッテ)218▽オリックス中嶋監督(平野佳に)「本当に体が元気でしたらいつまでも投げたらいいと思いますし。この数字だって通過点かもしれない。目指すところは目指したらいいんじゃないですか」日本プロ野球名球会 日米通算250セーブをマークした平野は、名球会入りの資格を得た。名球会は78年に設立され、野球振興、社会貢献を目的にする団体。入会資格は日米通算で投手なら200勝または250セーブ、打者なら2000安打以上。入会資格に相当する記録保持者が、特例で入会する制度もある。理事長は古田敦也氏。

◆オリックス平野佳寿投手(39)が日米通算250セーブを達成した。9回のマウンドに上がり今季29セーブ目を挙げて、名球会入りの条件となる節目の数字に到達した。▽京産大時代の恩師の勝村法彦氏今日は何か達成の瞬間を見られるような気がして、彼の大学時代の部長先生たちとスタンドから見ていたんです。感無量です。入学してきたときから粘り強くて、1つのことをコツコツとやり遂げていく学生でした。しんどいこと、苦しいことがあっても、弱音を吐かず常に前向き。ここまでの過程を見ていてくださったから、メジャーから戻ってまたオリックス球団が獲得に動いてくださったのかなと思います。ここまで見守り、育ててくださったオリックスの皆様に、心より感謝申し上げます。

◆オリックス平野佳寿投手(39)が日米通算250セーブを達成した。9回のマウンドに上がり今季29セーブ目を挙げて、名球会入りの条件となる節目の数字に到達した。また、オリックス山本由伸投手(25)が7回3安打無失点11奪三振の快投で、今季16勝目。勝利数、防御率、勝率、奪三振数はトップで、前人未到の3年連続4冠をほぼ確定させた。平野佳のヒーローインタビューは以下の通り-記録達成心境皆さんに助けてもらって。今日も試合前に(山本)由伸が今日やりましょうねって言ってくれたんで、山岡といい感じでつないでくれたので、本当にできてよかったです。-マウンドに向かう心境このオリックスで初めて敵チームを応援しましたね。(笑い)8回。このままで頼むって初めて。あとにも先にも相手チームを応援するのはこれが初めてかなと思いました。-それは本拠地のファンの前で、と言う気持ちそれは一番ですね。皆さんすごい応援してくださいますし、すごい力になりますし。ビジターが多かったので、250はホームでやりたいなと思っていたので、よかったです。-今日の投球3点差だったので、いつもと同じようにランナー出してからも粘って。点を与えないように、勝ち越されないように、同点にされないように頑張って投げました。-ランナー出しても抑える秘訣(ひけつ)もう気合ですね、それは。はい。-3つ目のアウトを取った瞬間素直にうれしかったですね。-チームメートが水をかけに来た初めてだったんで、僕、ああいう風に受けたのは。ただ、まだこれからクライマックスもあるのに、僕の大事なグローブをあいつらぬらしに来たんで、ちょっとそれは怒ってますけど。でも、最後にあのマーゴ選手がめちゃめちゃきれいに拭いてくれてたんで。はい。クライマックスもあと残りシーズンも頑張っていきたいと思います。-かつてともにブルパンを支えた佐藤達也広報が花束贈呈タツとはね、もうずっと一緒に頑張ってきたし。すごいピッチャーだったので。彼はなんも思ってないと思いますけど、うれしかったです。-250セーブ振り返ってあの映像(インタビュー前ビジョンに流れたVTR)見て、細いなー思いましたね。最初の方。だから、これから太らないように気をつけます。-一番大切にしてきたこと中継ぎに抑えやってると打たれることもありますし。実際それも多い方だったと思いますし。その次になかなか切り替えるのは難しいですけど。その次に一歩踏み出せたっていうのが、次の日に向かって、それの積み重ねだと思うので。それがこうやってここまで来れたと思いますし、あとは本当、丈夫に産んでくれた両親に感謝したいです。-バファローズ15年目。どんなチーム僕が帰ってくる時からすごい強いチームになるだろうなと本当思いながら帰ってきましたし、それがこう、現実となって3連覇っていう、本当若い子たちが(山本)由伸中心に頑張ってくれてるんで、すごい心強いですし。もう本当戻ってきてよかったと思います。-CSに向けていつもと同じようなルーティンでしっかり、呼ばれたら自分の力が出せるように。もうそれだけだと思うので。頑張っていきたいです。-ファンへいつも応援ありがとうございます。250セーブ達成しましたけど、まだ引退するつもりはないので、ここから1つでも伸ばせるように、若い子たちに負けないように頑張っていきたいと思います。クライマックス日本シリーズも、行きたいと思うので、応援よろしくお願いします。ありがとうございます。

◆オリックスのエース山本由伸投手(25)が前人未到の3年連続4冠をほぼ確定させた。7回3安打無失点の快投。「いい球が投げられて三振も積み重なってよかった」。初回1死三塁のピンチを連続三振で切り抜けるなど11奪三振。2位のロッテ種市に12差をつけた。すでに最多勝は確定。16勝、防御率1・21、勝率7割2分7厘すべてでトップを守り、先発部門の全タイトル独占が決定的となった。「終わった時点で1番にいるというのはすごくいいことだと思いますし、自信にもなると思います」。過去に誰も成しえていない偉業に胸を張った。試合前、日米通算250セーブに王手をかけていた平野佳に「今日やりましょうね」とダブルでの快挙狙いを呼びかけていた。「同じ試合だったらうれしいなと思っていました。9回に平野さんが行く時はみんな安心して見ています」。並んだお立ち台で、会心の笑みがはじけた。【磯綾乃】

◆オリックス山本由伸投手(25)が7回3安打無失点11奪三振の快投で、今季16勝目。勝利数、防御率、勝率、奪三振数はトップで、前人未到の3年連続4冠をほぼ確定させた。山本のヒーローインタビューは以下の通り-投球振り返って立ち上がりから、いいボールはいってたんですけど、ちょっと球数が多くなっていたので、中盤はテンポよく球数少なく行くことを心がけて、なんとか7回までいきました。-11奪三振終盤になるにつれて若月さんのリード通りいいところに投げられたので、若月さんのナイスリードだと思います。-4冠見えたコンディションよく1年できたことがすごく良かったなと。また、そこに中嶋監督はじめピッチングコーチだったり、本当にいい管理をしていただいたので、本当に感謝してます。-平野投手250セーブ達成もう本当に信じられないぐらいすごいことだと思いますし、同じチームでプレーできているということに感謝したいと思います。ありがとうございます。-CSに向けて日本一を目指してやるしかないと思っているので、しっかり体調を整えて、また18日から熱い戦いが始まるので、そこにしっかり合わせて、全力で投げていきたいと思います。-ファンへ今日も本当に応援ありがとうございました。また次はわかんないですけど、クライマックスになるかどうかですけど、18日に向けて頑張ります。ありがとうございました。

◆/存在感マシマシで!\魅せるプレーは捕手でも外野でも...田宮裕涼のスライディングキャッチ???プロ野球(2023/10/2)??オリックス×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球#lovefighters pic.twitter.com/8RuPFdO1xA

◆札幌市出身の日本ハム福田俊投手(26)が、2日オリックス戦(京セラドーム大阪)の7回、5番手としてマウンドに上がり、得点圏に走者を背負いながらも1イニングを1安打無失点。開幕からの球団新記録となる28試合連続無失点をマーク。同じく左のセットアッパー"鉄腕"宮西尚生投手(38)が16年のシーズン途中から記録した29試合連続無失点の球団記録にも、あと1つに迫った。開幕からの0行進は、止まる気配がない。左の中継ぎとしてブルペンを支える日本ハム福田俊が「雲の上の存在」という"鉄腕"宮西の記録に王手をかけた。出番は7回にやって来た。0-3の7回に5番手でマウンドへ。簡単に2死を奪ったが、3番中川圭に内野安打を許し、さらに自らのけん制悪送球で2死二塁と今季初失点の大ピンチ。「『やべえ』と思った」という場面を救ったのは、18年ドラフト組の田宮だった。途中から4番に入っていたT-岡田の飛球を、左翼を守る田宮が滑り込んでスーパーキャッチ。高卒と大卒の違いはあるが、実は田宮と福田俊は同期入団。開幕からの無失点を継続した左腕は「田宮に助けられました。同期が救ってくれました」と、感謝しきりだ。苦手にしていた左打者の被打率が、今季は大幅に改善した。「いろいろ試行錯誤したんですけど、コントロールの部分が大きい。今年は左打者のインコースに結構投げているんですけど、それによって、スライダーがちょっと甘かった時とか打ち損じてくれたりする」。同じく球種が少ない変則左腕のセットアッパー、宮西からは「常に頭を使って投げている」と学んだ部分も多い。開幕からの28試合連続無失点は球団新記録。さらに、中継ぎとして数々の日本記録を誇る宮西が、16年シーズン途中から記録した29試合連続無失点の球団記録も射程に捉えた。全日程終了まで、残り1試合。「並べるなら並びたいですけど、あと1試合しかないので...。そこは運ですかね。投げるか、投げないかは運です」と福田俊。「2死走者なしから行きたいっす」と、おどけつつ「投げるチャンスがあれば全力で行きたいなと思います」と気合を入れた。【中島宙恵】

◆オリックス平野佳寿投手(39)が日米通算250セーブを達成した。9回のマウンドに上がり今季29セーブ目を挙げて、名球会入りの条件となる節目の数字に到達した。平野佳の担当スカウトだった酒井勉氏(60=金沢学院大硬式野球部投手コーチ)は、一目で心を奪われた。「ときめきました。もう見るのが楽しくて」。マウンドでの立ち振る舞い、逃げない姿。京産大3年時に初めて見た時から、追い続けると決めた。高知・室戸で行われる春季キャンプは4日間密着マーク。驚いたのは平野佳が行った3度のブルペン投球。「監督さんにお願いして捕手の真後ろで見ていたんですけど、400球くらいかな。その中で逆玉が3球しかなかった」。当時GMだった中村勝広氏も視察に訪れ「こいつ今すぐ連れて帰りたいなあ」とつぶやいていたという。今にもつながるのは、窮地でのギアの上げ方。「ピンチかと思ったら、すごい集中力の増した強い目になるんです。どのくらいスピードを出すのかと思ったら、その日マックスの148キロを出していました」。マウンドを離れれば地に足付いた人間性。入寮のため一緒に家電を買いに行くと、平野佳は「これの特徴は?」と店員に全て細かく質問し、自らメジャーで大きさを計った。寮をのぞいても、いつも部屋は整理整頓されていた。今も節目の数字を達成すれば連絡が来る。「当たり前かもしれないけど、なかなかできないですよね」。誰からも慕われる人となりも、しっかり見抜いていた。【磯綾乃】

◆オリックス平野佳寿投手(39)が史上4人目の日米通算250セーブを達成した。3点リードで迎えた8回の攻撃。「初めて敵チームを応援しました(笑い)。このままで(3点差で)頼むって」。思いが通じた9回のマウンド。先頭中島に右前打を許すも、表情一つ変えず3人を斬り両手を突き上げた。メジャーを経験した39歳のベテランでも出番が近づくと、心臓の鼓動は速くなる。ブルペンの緊張感に慣れることはない。「いやですよ(笑い)。でも、それがなくなってしまうとだめなんじゃないかな」。打たれた時は落ち込む。家に帰ってくつろいでいてもシーンが頭をよぎる。「もうちょっと考えて投げればよかったな」。でも、気持ちを切り替えることはしない。「ぱっと忘れてって言う人がいるかもしれないですけど、僕は強がりにしか聞こえへんなって思います」。翌日になれば、また出番を待つ。抑えれば自然と、いやな思いを忘れられる。「結果、切り替わったという方が、僕は正しい言い方なんじゃないかなと」。どんな感情からも逃げずに向き合い、マウンドに立つ。2年前、復帰会見に臨んだ気合の丸刈り姿。「1回しちゃったんで、そのほうが楽やし」。約1週間に1回、家で自らバリカンを持ち、きれいにそり上げて職場に向かっている。守護神、リリーフ、先発でもフル回転しての達成はまさに鉄人だ。「まだ引退するつもりはないので、ここから1つでも伸ばせるように、若い子たちに負けないように頑張っていきたい」。2年連続日本一へ9回を守り続ける。【磯綾乃】日本プロ野球名球会 日米通算250セーブをマークした平野佳は、名球会入りの資格を得た。名球会は78年に設立され、野球振興、社会貢献を目的にする団体。入会資格は日米通算で投手なら200勝または250セーブ、打者なら2000安打以上。入会資格に相当する記録保持者が、特例で入会する制度もある。理事長は古田敦也氏。平野佳が今季29セーブ目を挙げ、史上4人目の日米通算250セーブ(S)を達成した。初Sは10年7月28日日本ハム16回戦(スカイマーク)で、内訳は日本で242S、MLBで8S。日米通算250Sは佐々木主浩381S、高津臣吾313Sに次ぎ3人目。日本だけで250S以上は407セーブの岩瀬(中日)と佐々木、高津の3人だけ。平野佳は5月に日米通算200ホールドも達成。日米250セーブ&200ホールドは史上初だ。平野佳は先発だけで18勝をマーク。14完投で9度の完投勝利もある。過去の通算250セーブ到達者で、これらの先発成績はいずれも最多だ。岩瀬、佐々木は完投ゼロ。高津は4度の完投(いずれも勝利)があるだけ。平野佳は先発&中継ぎ&抑えの「三刀流」で、快挙を成し遂げた。

◆オリックス平野佳寿投手(39)が史上4人目の日米通算250セーブを達成した。3点リードで迎えた8回の攻撃。「初めて敵チームを応援しました(笑い)。このままで(3点差で)頼むって」。思いが通じた9回のマウンド。先頭中島に右前打を許すも、表情一つ変えず3人を斬り両手を突き上げた。平野佳が今季29セーブ目を挙げ、史上4人目の日米通算250セーブ(S)を達成した。初Sは10年7月28日日本ハム16回戦(スカイマーク)で、内訳は日本で242S、MLBで8S。日米通算250Sは佐々木主浩381S、高津臣吾313Sに次ぎ3人目。日本だけで250S以上は407セーブの岩瀬(中日)と佐々木、高津の3人だけ。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】オリックス平野佳寿投手が2日の日本ハム戦で日米通算250セーブを達成。リーグ3連覇でさらに輝きを増す、日米で積み重ねた功績を振り返ります。

◆オリックスが誇る大エース・山本がシーズンの締めくくりにふさわしく万全の態勢でマウンドに上がった。「どうなるかわかんないですけど、とりあえず1試合に集中して、いつも通り気を引き締めて投げるつもりです」試合前までリーグトップの15勝(6敗)。防御率1・26とすさまじい成績でリーグ3連覇に貢献。ファンもチームメートも勇気をもらった。一回、先頭の万波に中越えへの二塁打を許すも、後続を3人で仕留めるなど、いつものように落ち着いていた。クライマックスシリーズ(CS)進出を決めているとはいえ、1週間後の9日のソフトバンク戦(京セラ)に向かわなければ、これがレギュラーシーズンのラスト登板。「一番、多分際どいんで」と語る三振数も158(試合前まで)で、2位の種市に1差に迫られていた。ただし、種市が右肘の炎症で登録を抹消。勝率を含めた3年連続投手主要4冠を確実なものにしたかった。2年連続での投手主要タイトル独占ですらNPBでは初の偉業だが、3年連続は言葉に表すことはできない。当然、「一番の舞台なので」と語ってきた海の向こうの挑戦の話も。9月には、米大手ワッサーマン社のウルフ氏と代理人契約を結ぶ見通しだと報じられた。この日も6球団のメジャー関係者が視察に訪れるなど、最後の最後まで注目を浴び続けている。その山本は淡々とアウトを積み重ね、7回3安打無失点。三振数も11を奪うなど、相手を寄せ付けず、16勝目を挙げた。打線も二回に2点、三回に1点と着実に加点し、九回には守護神・平野佳が登板。日米通算250セーブを挙げた。(北池良輔)

◆日本ハムの万波は一回に山本の158キロを捉えて二塁打を放ったが、その後は3三振。本塁打王争いでポランコ(ロッテ)を1本差で追う形となって迎える最終戦へ「最後まで頑張るだけ」と気合を入れ直した。ライバルたちより試合の消化が早く、嫌でも重圧がかかる状況に「精神衛生上、良くないなって思います。タイトル争い」と苦笑い。大ブレークを果たした5年目の締めくくりへ「でも最高の打撃は絶対ホームランだと思っている。そこは常に意識しながら、いい(心の)バランスで試合をしたい」と自分に言い聞かせた。(京セラ)

◆オリックス・平野佳寿投手(39)が2日、京セラドームで行われた日本ハム25回戦で今季29セーブ目を挙げ、名球会入りの条件となる日米通算250セーブを達成した。日本選手4人目。米大リーグでは8セーブをマークし、日米合わせて835試合目(日本685試合、米国150試合)で到達した。39歳にして、名球会という看板を得た。エリート街道を歩んだのではない。関西六大学リーグの京産大からコツコツと階段を上ってきた。平野佳が日米通算250セーブに達し、後輩たちからのウオーターシャワーを、苦笑いで受け止めた。「ああいう祝福を受けたのは初めてだったのでね。ここからCSがあるのに僕の大事なグラブをぬらしてきたので、それはちょっと怒っていますけど(笑)、最後にマーゴ(ゴンザレス)選手がめちゃくちゃきれいにふいてくれたので」9月27日のソフトバンク戦(京セラ)で王手をかけたが、チームは3連敗。この日、先発の山本が「きょう、やりましょうね」と声をかけてくれた。七回まで山本が投げ、八回は山岡。「いい感じでつないでくれた」。3点リードの九回に登板すると、先頭の代打・中島に右前打を許し、その後、1死二塁とされたが、後続を抑えた。2006年に希望枠でオリックスに入団するも新人年から2年連続2桁黒星。転機は2010年の5年目。当時の岡田監督(現阪神監督)から出された中継ぎ転向指令だった。「選んでいる余地はなかった」。先発完投でこだわってきた学生時代と違い、1試合の重圧が違った。失敗もあったが前を向くしかない。「次の日に向かって、それの積み重ね」。必死にもがき地位を確立した。

◆かつてのトラ番記者のちょっと(かなり?)恥ずかしいお話を-。ドラフト指名直後の選手に対して「背番号は何番が欲しい? 今、阪神で空いている番号は...」と提示した数字の中に「10」「11」「23」が入っていた。すべて永久欠番だ。つけている選手はいないけれど、つけられる番号ではない。知らなかったのは仕方ない。でも常識だ。勉強しなさい!と注意だけした。京セラドームのオリックス戦の始球式に、歌姫・倖田來未が登場。「エロかっこいい」で一世を風靡したスーパースターだ。広島・赤松コーチの中学時代の野球部のチームメートいう異色の経歴も。赤松コーチが阪神入団時のトラ番記者はみんな知っている。が、オリックス担当・北池良輔は「どんな人かよく知りません」という。27歳は、倖田來未を知らない世代なのか? 「くぅちゃん」ぐらい知っておけよ、とふと思った。常識だ。もっと勉強しなさい、と注意だけにした。取材し終えた北池は「関西弁のメッチャ楽しい人でした。元気をもらいました」と興奮気味だった。もう覚えただろう。忘れないだろう。華やかな倖田來未の始球式の余韻が残るグラウンドに登場したのがわれらが編集局長・生頼秀基だった。上司にゴマをするのは、虎ソナだって一般社会人と変わらない。できるだけ近くで「サンスポ激励シリーズ」表彰式を眺めて、その雄姿(?)を記事にしようと、三塁側ベンチのすぐ横まで〝乱入〟した。すると...。「こんなとこで何してるんですか?」振り返ると、日本ハム・八木打撃コーチだった。昨年まではサンスポの評論家として鋭い指摘を繰り広げていた「元祖・代打の神様」。新庄監督率いる日本ハムに招聘(しょうへい)されて1シーズン。悪戦苦闘しながら、若い力を引き上げてきた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
84514 0.622
(↑0.003)
優勝
(-)
4496
(+3)
408
(-)
105
(-)
51
(+3)
0.250
(-)
2.670
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
70682 0.507
(↑0.003)
15.5
(-)
3523
(+6)
495
(-)
102
(-)
71
(-)
0.247
(-)
3.260
(↑0.02)
3
(1↑)
ロッテ
67665 0.504
(↑0.004)
16
(-)
5480
(+7)
512
(+3)
98
(+2)
70
(+1)
0.238
(-)
3.450
(-)
4
(2↓)
楽天
69691 0.500
(↓0.004)
16.5
(↓1)
4500
(-)
536
(+6)
101
(-)
101
(-)
0.245
(↓0.001)
3.480
(↓0.01)
5
(-)
西武
64771 0.454
(↓0.003)
23
(↓1)
1431
(+3)
464
(+7)
89
(+2)
80
(+1)
0.233
(-)
2.950
(↓0.03)
6
(-)
日本ハム
60811 0.426
(↓0.003)
27
(↓1)
1461
(-)
491
(+3)
100
(-)
74
(+1)
0.231
(-)
3.060
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