1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 3 | 2 |
ソフトバンク | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 1 | 0 |
勝利投手:上沢 直之(9勝9敗0S) (セーブ:田中 正義(2勝3敗25S)) 敗戦投手:石川 柊太(4勝8敗0S) 本塁打 |
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◆日本ハムが接戦を制した。日本ハムは2回表、アルカンタラのソロで先制する。直後に逆転を許すも、3回に田宮の3ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・上沢が6回3失点の好投で今季9勝目。敗れたソフトバンクは、先発・石川が試合をつくれなかった。
◆ソフトバンクは石川柊太が先発。石川は8月18日にノーヒットノーランで今季4勝目を挙げたが、その後は5試合に先発して0勝2敗、防御率5・84。ノーヒット達成後にまだ勝ち星がない。ノーヒットノーラン後に5試合以上先発して白星がないのは90年柴田(日本ハム)以来になる。柴田は4月25日近鉄戦で達成し、その後は5連敗を含む7試合白星なしだったが、石川はどうなるか。
◆「軽度の左ハムストリングス肉離れ」で9月30日の日本ハム戦を欠場したソフトバンク周東佑京内野手(27)が、球場での打撃練習を再開した。前日は室内でバットを振っていたが、この日はドーム内で快音を響かせた。経過については「全然動けるようになってます。トレーナーさんもやっていいと言っていただいたのでやらせてもらいました」と明るく話した。周東は29日の西武25回戦(ペイペイドーム)で「1番中堅」で先発出場。2回の二盗の際に患部を負傷し、5回の第3打席で代打を送られていた。出場選手登録は抹消されていない。
◆今夏行われたバスケットボールW杯で大活躍した福岡県出身の比江島慎(33=宇都宮)がセレモニアルピッチを行った。幼少期からペイペイドームに観戦に来ていたという比江島はノーバウンド投球を披露。「忘れられない瞬間でした。あぁ、これがペイペイドームか」と感無量だった。しかし、セレモニアルピッチの直前に行ったフリースローでは1投目でまさかの失敗。体育館よりはるかに広いドームで距離感がつかめず「言い訳ですけど...本当にそうなんです」と苦笑いだ。2投目は無事に成功させ「バスケでさえ広い体育館でやる時は結構感覚がおかしくなったりする時もあるんです。手前(のリング)に当たってしまうという1番ださいパターンになってしまいました」と頭をかいていた。8月31日のベネズエラ戦では第4クオーターだけで17得点の「比江島タイム」を発動するなど、パリ五輪出場権獲得に貢献した。
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◆ソフトバンク嶺井博希捕手(32)がスクイズで三塁まで到達するという珍しいプレーがあった。1-1の2回だ。1死三塁、カウント1-1からの3球目で嶺井はスクイズを仕掛けた。三塁走者の井上はタッチをかいくぐってホームイン。その後、一塁への送球を捕手の伏見が悪送球し、それを見た嶺井は二塁まで猛ダッシュ。転がる白球を処理した右翼手の万波が二塁へ送球するも、その送球も嶺井に当たるなど乱れた。結局嶺井は三塁まで進んだ。記録は捕手の犠打野選に、伏見と万波の失策がついた。
◆ソフトバンク石川柊太投手(31)が3回4失点の乱調でKOされた。これでノーヒットノーランを達成した8月18日の西武戦から6試合連続で白星がない。2回先頭でアルカンタラに先制ソロを被弾。味方が逆転した2-1の3回は、2四球の後に2番田宮に逆転3ランを献上した。許した安打は2本だが、そのいずれもが痛恨の1発。4四球と制球にも苦しんだ。この2発でチームとして日本ハムにはカード別で断トツとなる32被本塁打となった。新庄ハムに対する深刻な1発病が露呈している。4回からは2番手で武田がマウンドに送られ、同時に捕手も嶺井から甲斐に代わった。バッテリー交換で反撃を待つ。
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◆高卒5年目の日本ハム田宮裕涼捕手(23)が絶好調だ。1点勝ち越された直後の3回無死一、三塁でソフトバンク先発石川の内角高めストレートに反応。打球は低い弾道で右翼スタンド前のラッキーゾーンに突き刺さる逆転3ランとなった。 今季は9月22日楽天戦で1軍初出場したばかり。同25日楽天戦でプロ1号を放つと、28日ロッテ戦で初の決勝打、30日ソフトバンク戦は2戦連続マルチ安打にプロ初の複数打点を記録した。直近出場5試合7打点とアピールを続けており「今日もチャンスでまわってきたので思いきっていこうと思いました!」とコメントした。
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◆日本ハムが新庄体制最多の60勝目を挙げた。1点勝ち越された直後の3回無死一、三塁で田宮裕涼捕手(23)が右越え2号3ランを放ち逆転。6回に先発の上沢直之投手(29)が1点差に詰め寄られたが7回は河野竜生(25)、8回は、この日が誕生日の池田隆英(29)が無失点に抑えた。9回は前夜2被弾でサヨナラ負けを喫した田中正義投手(29)が登板し、3者凡退で締めリベンジした。先発の上沢直之投手(29)は6回103球を投げ8安打5三振無四球3失点と粘って、チームトップの9勝目。「何とか最低限ゲームをつくることができたと思います」とコメントした。この1勝で、59勝81敗3分けだった昨季勝利数を上回った。
◆日本ハム守護神の田中正義投手が、前夜のリベンジを果たした。1点リードの9回に登板し、3者凡退で締めた。前日は1点リードの9回に登板しソロ2被弾し、サヨナラ負け。ブルペンでは新庄監督から「楽にリリースポイントだけ力入れて。後は笑って投げて来い」と励まされ登板も、緊張でほぼ笑顔はなかった。それでも抑え「あれですごく楽になりましたし、感謝してます」と振り返った。
◆7月4日ソフトバンク戦以来3カ月ぶり出場の日本ハム・アルカンタラが2回先頭で右越え4号ソロを放った。「シンプルにボールにコンタクトすることだけ考えた」。4本中、対ソフトバンクで3発。新庄監督は「もう1発ぐらい放り込んでほしかったけどね。変化球を逆方向にたーんってツーベースになるような打球が打てるようになれば面白い選手」と話した。7回無死一塁では華麗なグラブトスで併殺に貢献するなど、攻守で存在感を示した。
◆ソフトバンクが、クライマックスシリーズ(CS)出場権を争う3チームの中で痛恨の「1人負け」を喫した。日本ハムに1点差で惜敗。ともに勝った楽天に2位に並ばれ、4位ロッテが0・5差に迫ってきた。空前絶後の大混戦で、残り4試合を戦う。先発の石川柊太投手(31)が3回4失点でKO。2回はアルカンタラに先制ソロを浴び、味方が逆転した3回は先頭の9番細川、1番万波に連続与四球。無死一、三塁で2番田宮に逆転&決勝3ランを浴びた。この日、日本ハムに許した安打は2安打のみ。だが、その2安打がいずれも痛すぎる1発。4四球と制球にも苦しんだ右腕は2軍再調整となる見込みで、CS先発も不透明となった。四球から本塁打の失点パターンは今季の課題の1つだったが、勝負の終盤戦で1発病を露呈してしまった。これで日本ハムには25試合で実に32本のアーチを献上。カード別で断トツの数字だ。藤本博史監督(59)は「2本しか打たれていないけど、2本がホームランやからね。その前に四球を出して、2安打で4点はね...」と厳しい表情だった。4回からは投手と捕手を同時に代えるバッテリー交換を行った藤本監督。「早い回で代えさせてもらいました」。2番手以降の武田、大津、嘉弥真、松本裕が無安打投球で打線の反撃を待ったが、最後まで序盤の4失点が響いた。7月2日に5連勝したのを最後に3連勝が1度もない。10度目の「3連勝チャレンジ」は、この日を含めて全て失敗に終わった。2日からは楽天を本拠地に迎え、直接対決2連戦。2位同士のぶつかり合いで、いよいよCS争いも大詰めだ。今季は仙台で1勝9敗。敵地で苦汁をなめた分、6勝3敗の本拠地でやり返すしかない。【只松憲】
◆日本ハムのブライアン・ロドリゲス投手(32)が2日のオリックス戦(京セラ)に今季初先発する。この日は試合前練習で調整した。今季はここまで全て救援で36試合に登板し、1勝6敗、防御率4・68。先発は2019年9月27日のオリックス戦(札幌ドーム)以来、約4年ぶり。来日6年目右腕は「とにかくワクワクしている気持ちが第一です。明日、投げて自分の限界を超えるような自分にチャレンジできるような投球をしたい」と意気込みを語った。
◆「5番・二塁」で先発出場の日本ハム、アリスメンディ・アルカンタラ内野手(31)が二回、先制の4号ソロを放った。「特に意識はせずシンプルにボールにコンタクトすることだけ考えていました」二回の先頭打者として左打席に立った。フルカウントからソフトバンク先発右腕、石川の146㌔の直球をコンパクトにスイング。5月10日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来、約5カ月ぶりの本塁打を右翼ポール際へ運んだ。
◆連日の活躍だ。前夜に2安打2打点をマークした日本ハム・田宮裕涼(ゆあ)捕手(23)が「2番・左翼」で先発出場。1ー2の三回、逆転の2号3ランを放った。「今日もチャンスでまわってきたので思いきっていこうと思いました」無死一、三塁で迎えた第2打席。カウント1ー2からソフトバンク先発右腕、石川の146キロの直球を一閃。右翼ホームランテラス席へ、ライナーで突き刺した。
◆日本ハムが逆転勝ち。1―2の三回に田宮が3ランを放った。上沢は6回3失点で9勝目、田中正が25セーブ目を挙げた。ソフトバンクは石川が3回4失点と崩れた。打線は相手を上回る10安打を放ったが、3点止まりだった。
◆日本ハム・上沢直之投手(29)が6回を8安打3失点と粘投し、今季最終登板で9勝目(9敗)を挙げた。「とにかく腕を振って、しっかり投げようと思った」最大のピンチは五回1死二、三塁。「絶対に抑えるという感じで(ギアが)入った」と4番・近藤を150キロの直球で空振り三振、続く中村晃をこの日最速の151キロの直球で右飛に斬り、「最低限、試合を壊さず投げられた」とうなずいた。今オフにポスティング制度での米大リーグ挑戦を希望している12年目の右腕。「シーズンが終わってから、しっかり決めようと思う」とした上で「年齢的にもいつまでも目指せるような舞台ではない。そういう思いはずっとある」と改めて意欲を示した。(加藤次郎)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
83 | 51 | 4 | 0.619 (↓0.005) | 優勝 (-) |
5 | 493 (+2) | 408 (+8) | 105 (-) | 48 (-) |
0.250 (↑0.001) | 2.690 (↓0.03) |
2 (-) |
ソフトバンク |
69 | 68 | 2 | 0.504 (↓0.003) | 15.5 (-) |
4 | 517 (+3) | 495 (+4) | 102 (-) | 71 (+1) |
0.247 (-) | 3.280 (-) |
2 (1↑) |
楽天 |
69 | 68 | 1 | 0.504 (↑0.004) | 15.5 (↑1) |
5 | 500 (+8) | 530 (+2) | 101 (-) | 101 (+1) |
0.246 (-) | 3.470 (↑0.02) |
4 (-) |
ロッテ |
66 | 66 | 5 | 0.500 (↑0.004) | 16 (↑1) |
6 | 473 (+3) | 509 (+2) | 96 (+1) | 69 (-) |
0.238 (-) | 3.450 (↑0.01) |
5 (-) |
西武 |
64 | 76 | 1 | 0.457 (↓0.003) | 22 (-) |
2 | 428 (+2) | 457 (+3) | 87 (-) | 79 (+4) |
0.233 (-) | 2.920 (↓0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
60 | 80 | 1 | 0.429 (↑0.005) | 26 (↑1) |
2 | 461 (+4) | 488 (+3) | 100 (+2) | 73 (+1) |
0.231 (↓0.001) | 3.060 (↑0.01) |
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