ソフトバンク(☆3対2★)日本ハム =リーグ戦24回戦(2023.09.30)・福岡PayPayドーム=
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日本ハム
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ソフトバンク
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勝利投手:甲斐野 央(3勝1敗2S)
敗戦投手:田中 正義(2勝3敗24S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(21号・9回裏ソロ),中村 晃(5号・9回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝利。ソフトバンクは2点を追う5回裏、甲斐の適時打で1点差に迫る。そのまま迎えた9回には、柳田のソロで同点とすると、さらに中村晃がソロを放ち、試合を決めた。投げては、4番手・甲斐野が今季3勝目。敗れた日本ハムは、守護神・田中正が誤算だった。

◆本塁打王を狙う日本ハム万波中正が、得意のソフトバンク戦で1発を打てるか。今季のこのカードは23試合に出場して打率3割1厘、9本塁打、22打点。他カードでの万波は7・1試合に1本ペースなのに、ソフトバンク戦は2・6試合に1本ペースで量産している。日本ハムの選手が同一カード2桁本塁打を記録すれば16年楽天戦のレアード以来で、このカードでは97年に10本打ったウィルソン以来、26年ぶりとなる。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(27)が30日、福岡県内の病院で「軽度の左ハムストリングス肉離れ」の診断を受けたと球団広報が明らかにした。今後は出場選手登録を抹消せずに、別メニュー調整で2、3日は様子を見るとした。周東は29日の西武25回戦(ペイペイドーム)で「1番中堅」で先発出場。2回の二盗の際に患部を負傷し、5回の第3打席で代打を送られていた。9月は月間打率3割6分と好調を維持していた。

◆ホークスファンで知られる人気声優の内田真礼(33)が、日本ハム戦の前に行われたセレモニアルピッチに臨んだ。ホークスのユニホームを着用して登場。捕手役を務めた甲斐野央投手(26)のミットに目いっぱい投げ込み、ボールは転々としながらも届いた。内田は「(ノーバウンドで)届かなかったですね。でも甲斐野選手が取ってくれて『ナイスピッチでした』と言ってくれた。何か救われた気持ちです」と笑顔で振り返った。内田は過去3度始球式を行い、チームは負けなしの3勝中。「勝利の女神」とされており「今日は勝たないといけない試合だと思う。応援に力を注ぎたいなと思います」と話した。

◆日本ハム田宮裕涼捕手(23)が、プロ初のマルチ打点をマークした。今季初めて左翼でスタメン出場。2回1死一塁で、ソフトバンク板東から先制の左中間適時二塁打を放った。「チャンスだったので思い切っていこうと決めていました。良いバッティングができたと思います」とコメントすると、4回2死一、三塁では右前適時打を放ち、2点目をたたき出した。5年目で初の複数打点を挙げ「またチャンスで回ってきたので積極的にいこうと思いました。次も打ちます!」と意気込んだ。25日楽天戦でプロ1号、28日ロッテ戦で初決勝打。この日は4回の出塁後、2試合連続で盗塁を成功させるなど、打って走ってアピールを続けている。

◆/た、た、田宮の独壇場♪\チャンスの場面で打席には田宮裕涼2打席連続のタイムリーヒットでノリノリだ!?プロ野球(2023/9/30)??ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球#lovefighters pic.twitter.com/0zAWBuUN3h

◆日本ハムが、終盤の2被弾で逆転負けし、今季80敗目を喫した。8月31日ロッテ戦以来2度目の先発となった田中瑛斗投手(24)が、5回99球を投げ2安打1失点と好投。中継ぎ陣も流れをつないでいたが、9回に5番手で登板した守護神の田中正義投手(29)がつかまった。先頭のソフトバンク柳田に右越え同点ソロを浴びて追いつかれると、1死から中村晃にサヨナラ弾を許した。

◆8月31日ロッテ戦以来今季2度目の先発となった日本ハム田中瑛斗投手(24)が、5回2安打1失点と好投した。白星はつかなかったが4回まで無安打無失点。「ずっとデータとかいろいろ見てやったりしましたけど、やっぱり、いかにど真ん中に強気に投げられるか。今シーズン最後の登板で出し切ることができた」。新庄監督は「十分すぎるんですけど『まだまだ良くなる。ここで満足するなよ』とは伝えました」と話した。▽日本ハム建山投手コーチ(先発の田中瑛について)「苦しみながらも最少失点で投げてくれて良かった。経験を積めば長いイニングを任せられる投手になっていけそうな感じがしますね」

◆ソフトバンクが劇的勝利を決めた。1-2の最終回。先頭の3番柳田悠岐外野手(34)が弾丸ライナーで右翼テラス席に21号ソロを突き刺した。土壇場で試合を振り出しに戻し、さらに1死から5番中村晃外野手(33)がレギュラーシーズンでは初のサヨナラ弾。元同僚で日本ハム守護神の田中正を千両役者のそろい踏みで粉砕。中村晃は「勝てて良かったというのが一番。とりあえずホッとしている」と一息ついた。中村晃は体調不良で9月16日に出場選手登録を抹消されていた。同23日に戦列復帰後は19打席無安打。「1本も打てていなかった。何とかしたいという思いだった」。執念の思いをバットに込めた。カウント3-1からの5球目。ボール球の内角低め148キロ直球を仕留めた。鷹党の大歓声とともに打球は右翼ポール際へ一直線だ。悠然とダイヤモンドを周回。ホームベース上にできた歓喜の輪へ飛び込んだ。お膳立てをしたのは柳田だった。内角高めの直球を振り抜き、打球速度180キロの仰天アーチで空気を一変させた。「自分がクソみたいなバッティングをしていた。ストレス発散です。むかつく思いはしたくなかった」。直近5試合は打率2割3分5厘と低空飛行。シーズン打率も3割を下回ったが、ここぞの場面で本領を発揮した。3位楽天との1ゲーム差、4位ロッテとの1・5差は変わらなかった。この日は両チームが勝利しており、「1人負け」を回避できた事実は大きい。2位死守でCS本拠地開催へ、残り5試合。中村晃は「ホームで福岡のファンの皆さんが待っている。残り全部勝って終われるようにみんなが目指している」とホークスナインの強い決意を代弁した。【佐藤究】○...先発板東がチームの劇的サヨナラ勝ちに胸をなで下ろした。田宮に2本の適時打を許し、2点を先制された。6回90球を投げ、1点ビハインドの状況で降板。「どうしても勝ちたかったけど、ビハインドでマウンドを下りてしまって。(サヨナラ勝利に)ホッとした気持ちです」。4回の失点は2死からの四球絡み。「まだまだ力不足です。自分の結果としてはすごく悔しい」と反省も忘れなかった。▽ソフトバンク藤本監督(劇的サヨナラ勝ちに)「柳田と中村(晃)に助けられました。流れに乗っていかないといけないですね。残り全試合、勝つつもりで頑張ります」

◆/あっきーらなっかむらっ!!!!\打撃の求道師はここぞで魅せる白球はホークスファンの夢を乗せてスタンドへ??中村晃5号サヨナラHR!!!!!?プロ野球(2023/9/30)??ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/uhoSZuO0sI

◆日本ハムはサヨナラ負けでリーグワーストの80敗目。今季31度目の1点差負けを喫した。2-1の9回に、昨オフ、ソフトバンクからFAの人的補償で獲得した守護神・田中正義投手(29)が、まさかの2被弾とつかまった。それでも、試合前に新庄剛志監督(51)から直接指導を受けた田宮裕涼捕手(23)と細川凌平内野手(21)が、打撃でアピール。来季へ向けた競争は、既に始まっている。カッと両目を見開いて、ぼうぜんと打球を見送った。1点リードで9回を迎えたはずが、昨季まで同僚だったソフトバンク柳田と中村晃に、2本のアーチを許してサヨナラ負け。3敗目を喫した日本ハムの守護神、田中正義は「(先発した田中)瑛斗に申し訳ないですね。球種が張られている中で、僕の足りない部分を、すごく痛感する投球になってしまった」と自分を責めた。既に2季連続の最下位は確定しており、来季へ向け課題の整理やアピール合戦は始まっている。新庄監督は、田中正について「いい感じでシーズンを終えるより、こういう経験をして、さらにレベルアップをしないと。いい体験をさせてもらった」と前向きに捉えた上で、来季の守護神は「分からない。競争させながら」と、闘争心をあおった。打線では、試合前練習で直接指導した高卒5年目の田宮と同3年目の細川がマルチ安打で目を引いた。打つポイントを前にするよう助言した新庄監督は「早速、結果を出してくれた」と、2人が打つたびにベンチで大喜びだ。特に4打数2安打2打点の田宮は、2試合連続打点&マルチ安打。本職は強肩捕手も、この日は、プロ初の外野手で先発出場した。「守って打って走って、全部アピールしていきたい」と田宮。チームでも指折りの俊足で、左翼守備も慣れたものだ。最下位確定で他の5球団より、少し早く始まった来季への準備期間。新庄監督は「今年、固定したメンバープラス、若い子たちが顔を出してくれているから、層は厚くなってますよね」と、勝負の3年目を楽しみにしている。【中島宙恵】日本ハムが今季12度目のサヨナラ負け。サヨナラ負けのシーズン記録には88年広島、93年中日、09年西武の各14度があるが、日本ハムでは47年と59年に記録した11度を上回る球団ワースト。

◆「6番・左翼」で先発出場の日本ハム・田宮裕涼(23)が二回、先制二塁打を放った。負ければ今季80敗目を喫するチームに貴重な先制点をもたらした。「チャンスだったので思い切っていこうと決めていました」。1死一塁で左打席に立った。初球から果敢に手を出すと相手先発右腕、板東の2球目、146キロの直球を一閃。鋭いライナーで左中間を破り「いいバッティングができたと思います」と手応えをにじませた。勢いは止まらず、「またチャンスでまわってきたので積極的にいこうと思いました」と1-0の四回2死一、三塁で迎えた第2打席でもタイムリー。フルカウントからフォークボールを右前に運び「次も打ちます」と気合を入れた。本職の捕手ではない左翼でのスタメンはプロ初。なおも一走で捕手としては珍しい50メートル走、6秒フラットの俊足を生かし、すかさず二盗に成功。千葉・成田高から入団5年目がバットで足で存在感を示した。チームは2年連続の最下位が確定しているが、新庄監督は「僕も来年で3年目。勝負の年です。新庄剛志監督という名の物語、最終章を迎える覚悟で死ぬ気で本気で戦っていきます」と前を向く。巻き返しを図る来季。サバイバルゲームは既に始まっている。(加藤次郎)

◆ソフトバンクがサヨナラ勝ち。1点を追う九回に柳田の21号ソロで追いつき、1死から中村晃が5号ソロを放って試合を決めた。4番手の甲斐野が3勝目を挙げた。日本ハムは田中瑛が好投したが、抑えの田中正が誤算だった。

◆日本ハムは抑えの田中正義投手(29)が1点リードの九回にソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)、中村晃外野手(33)に被弾し、サヨナラ負けで今季80敗目を喫した。そんな中でも「6番・左翼」で先発出場した日本ハム・田宮裕涼(ゆあ)捕手(23)が2打席連続タイムリーを含む2安打2打点1盗塁と気を吐いた。「外野はファームで結構、守っていたので不安はあまりなかったです。思い切ってプレーするだけだと思っていたので、しっかりできてよかったです」。本職の捕手ではない外野でのスタメンはプロ入り初で二回1死一塁の第1打席で左中間への先制二塁打。四回2死一、三塁の第2打席は右前適時打を放ち「スタメンで出てしっかりヒットを打てたので、よかったかなと思います」とうなずいた。チームは2年連続の最下位が確定している。それでも新庄監督は「ここでさらに今年、固定のメンバープラス若い子たち、また良い力が顔を出してきているから層は厚くなってます」と既に巻き返しを図る来季を見据える。存在感を放った千葉・成田高から入団5年目の田宮は「守って打って走って全部でアピールしていきたいなと思います」と語気を強めた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
83504 0.624
(↓0.005)
優勝
(-)
6491
(+4)
400
(+5)
105
(+1)
48
(+1)
0.249
(-)
2.660
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
69672 0.507
(↑0.003)
15.5
(↑1)
5514
(+3)
491
(+2)
102
(+2)
70
(+1)
0.247
(-)
3.280
(↑0.01)
3
(-)
楽天
68681 0.500
(↑0.004)
16.5
(↑1)
6492
(+5)
528
(+4)
101
(-)
100
(+1)
0.246
(-)
3.490
(↓0.01)
4
(-)
ロッテ
65665 0.496
(↑0.004)
17
(↑1)
7470
(+5)
507
(+4)
95
(+1)
69
(-)
0.238
(-)
3.460
(↑0.01)
5
(-)
西武
64751 0.460
(↓0.004)
22
(-)
3426
(+4)
454
(+5)
87
(-)
75
(+3)
0.233
(-)
2.910
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
59801 0.424
(↓0.004)
27
(-)
3457
(+2)
485
(+3)
98
(-)
72
(+1)
0.232
(-)
3.070
(-)