オリックス(★2対8☆)楽天 =リーグ戦25回戦(2023.10.01)・京セラドーム大阪=
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楽天
23010200081010
ORIX
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勝利投手:荘司 康誠(5勝3敗0S)
敗戦投手:黒木 優太(1勝5敗0S)
  DAZN
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◆楽天が3連勝。楽天は初回、島内と岡島の適時打で2点を先制する。続く2回表には、2死満塁の好機で島内が走者一掃の適時二塁打を放ち、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・荘司が5回2失点と試合をつくり今季5勝目。敗れたオリックスは、投打ともに精彩を欠いた。

◆リーグ3連覇を果たしたオリックスが約2カ月ぶりの3連敗を喫した。先発の黒木優太投手(29)が2回62球を要し、6安打5失点で降板。3回に安達了一内野手(35)から4連続安打で2点を返すも、2番手漆原大晟投手(27)が3回1失点、3番手吉田凌投手(26)が1回2失点と流れを変えられず。3連敗は7月25~28日以来となった。安打数は楽天が10、オリックスが14。オリックスは3投手が計8四死球を出し、失点につながる形となった。

◆リーグ3連覇を果たしたオリックスが約2カ月ぶりの3連敗を喫した。先発の黒木優太投手(29)が2回62球を要し、6安打5失点で降板。3回に安達了一内野手(35)から4連続安打で2点を返すも、2番手漆原大晟投手(27)が3回1失点、3番手吉田凌投手(26)が1回2失点と流れを変えられず。3連敗は7月25~28日以来となった。安打数は楽天が10、オリックスが14。オリックスは3投手が計8四死球を出し、失点につながる形となった。中嶋聡監督(54)は先発右腕に「ストライク、ボールがはっきりしすぎたんじゃないですか」と評し、四死球で流れを変えられなかった中継ぎ2人には「そういう(攻める)ところを見せてほしいんですけどね。ちょっとアピール不足にはなると思いますけど」と指摘した。それでも打線はベテランの安達が2安打、西野が3安打を放つなど上昇気配。「動き見てもいいですし、結果もよかったですし。だんだん上がってきてるかなというのは、打線的には思います」。リーグ戦も残り5試合。「(戦力の)見極めよりももう、決定になってくるんじゃないですか、もちろん」と話した。

◆楽天が"負けない男"で2位に浮上した。ドラフト1位ルーキー荘司康誠投手(22)が5回9安打を浴びながらも2失点でまとめ、5勝目を挙げた。チームも4月5日以来の貯金1で、この日敗れたソフトバンクと同率で並んだ。荘司は「序盤からたくさん援護をいただいた。楽に投げられたので、野手のみなさんに感謝という感じ」と先輩たちに頭を下げた。不敗神話ができつつある。7月5日オリックス戦でのプロ初勝利まで、初登板から9試合を要したが、そこから5連勝。13試合連続で黒星がついていない。「負けていないということは、大きく試合を壊していないという風にも取れる。なんとか粘っていれば、逆転してくれると思っている。点を取られても、できるだけ少なく次につなげられれば」と力を込める。防御率も3・36と安定。1年目から先発ローテーションを回り、仕事を果たしている。試行錯誤が安定感を呼んでいる。自己分析と、学んだことをかみ砕いて実行に移せるクレバーさがある。練習中から先輩の投球動作、調整法などを観察し、すぐに試している。シーズン終盤の緊張感あるマウンドでも忘れず、開幕前に掲げた5勝もクリアした。「順調にステップを踏んでここまで来られたと思う」と手応えをつかんでいる。のびしろしかない22歳。激しい順位争いを勝ち抜いた先には、CSでの登板も見えてきた。日々成長を続けるドラ1の大器が、チームに勝利を運ぶ「ジョーカー」となる。【湯本勝大】

◆楽天が3連勝で2位タイに浮上した。島内が一回に先制適時打、二回と四回には適時二塁打を放って計5打点を挙げた。5回2失点の荘司が5勝目。オリックスは3連敗。先発の黒木が2回5失点と崩れ、5敗目を喫した。

◆オリックスは投手陣が崩れて、3連敗を喫した。先発の黒木は、勝負球が甘かった。一回に2点を先取されると、二回にも島内に走者一掃の二塁打を浴び、2回5失点。「役割を果たせず悔しい」と唇をかんだ。後を受けた漆原、吉田も失点を喫し、終始相手にペースを握られた。黒木も含めて四球が目立った内容に、中嶋監督は「ちょっとしたアピール不足にはなってくると思う」と厳しい評価だった。

◆楽天の荘司は決め球の精度を欠き、毎回走者を出す苦しい投球だった。それでも大崩れせずに5回2失点で7月5日のプロ初勝利から5連勝。「序盤からたくさん援護をいただいて楽に投げられた。野手の皆さんに感謝です」と話した。四死球は与えず、許した9安打が全て単打にとどまったことも大きかった。一度は自分の手元に届いたウイニングボールは、監督通算200勝目となった石井監督に手渡し「良かったです」と笑顔を見せた。

◆楽天・石井一久監督(50)の監督通算200勝に花を添えた。不振から蘇った島内宏明外野手(33)が3打席連続適時打で自己最多の1試合5打点。敗れたソフトバンクと並ぶ2位への浮上と、4月5日以来の貯金生活に導いた。「今まで全然、仕事をしていないですし、迷惑しかかけていない。少しは貢献したいです」一回は無死一、二塁から中前適時打。2試合続けて自らのバットで先制点を生むと、二回は2死満塁で走者一掃の右越え二塁打をマーク。四回も適時二塁打を放ち、大量リードをつくった。石井監督は就任3年目で200勝に到達。日米通算200勝まで3勝の田中将を引き合いに「田中より先に! 3年やっていれば、いかないですか?」と周囲の笑いを誘った。一度は勝利投手となった新人の荘司(立大)の手元にウイニングボールが届いたが、監督の記録を伝え聞いたルーキーから手渡された。2日からは敵地でソフトバンクと2連戦。島内は「どういう形でも勝つことが求められる。自分の結果よりも、チームが勝てればいい」と意気軒高だった。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
83514 0.619
(↓0.005)
優勝
(-)
5493
(+2)
408
(+8)
105
(-)
48
(-)
0.250
(↑0.001
2.690
(↓0.03)
2
(-)
ソフトバンク
69682 0.504
(↓0.003)
15.5
(-)
4517
(+3)
495
(+4)
102
(-)
71
(+1)
0.247
(-)
3.280
(-)
2
(1↑)
楽天
69681 0.504
(↑0.004)
15.5
(↑1)
5500
(+8)
530
(+2)
101
(-)
101
(+1)
0.246
(-)
3.470
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
66665 0.500
(↑0.004)
16
(↑1)
6473
(+3)
509
(+2)
96
(+1)
69
(-)
0.238
(-)
3.450
(↑0.01)
5
(-)
西武
64761 0.457
(↓0.003)
22
(-)
2428
(+2)
457
(+3)
87
(-)
79
(+4)
0.233
(-)
2.920
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
60801 0.429
(↑0.005)
26
(↑1)
2461
(+4)
488
(+3)
100
(+2)
73
(+1)
0.231
(↓0.001)
3.060
(↑0.01)