巨人(★1対2☆)中日 =リーグ戦24回戦(2023.09.30)・東京ドーム=
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中日
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巨人
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勝利投手:松山 晋也(1勝1敗0S)
(セーブ:藤嶋 健人(1勝1敗4S))
敗戦投手:中川 皓太(1勝4敗13S)

本塁打
【中日】石橋 康太(2号・9回表ソロ)

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◆中日が逆転勝利。中日は1点を追う8回表、1死二塁から代打・大島が適時打を放ち、試合を振り出しに戻す。続く9回には、石橋のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・松山がプロ初勝利。敗れた巨人は、先発・戸郷が力投を見せるも、救援陣が誤算だった。

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◆中日根尾昂投手(23)がまたもプロ初勝利を逃した。敵地で今季2度目の先発。2回1死二、三塁から吉川の適時内野安打で1点を先制された。6回で102球を投げ、5安打1失点。打線の反撃を待ったが、1点ビハインドの状況で2番手にマウンドを譲った。降板後は「無駄球が多くなってしまい、リズム良く投げられませんでした」と5四球を反省した。今季初登板した前回9月18日広島戦(バンテリンドーム)では6回まで無失点と好投しながら、7回に先頭への四球から味方の失格も絡んで4失点(自責0)。最終的に6点差を追いつかれ、プロ初勝利を逃していた。18年に大阪桐蔭の二刀流で春夏連覇を達成し、ドラフト1位で中日入団後は野手に専念。昨季シーズン途中に異例の投手転向を決断し、このシーズンは25試合登板で0勝0敗1ホールド、防御率3・41と潜在能力の高さを示していた。今季は先発ローテ入りを目指していた。

◆巨人大勢投手が復帰後3戦連続の失点で、先発戸郷翔征投手の13勝目を消滅させた。1点リードの8回に登板。先頭の鵜飼に右前打を許すと二盗を決められ、1死二塁で代打大島に同点の中前適時打を浴びた。7回まで2安打無失点と好投していた戸郷の自己最多を更新する13勝目が消えた。昨季は守護神として37セーブを挙げフル稼働するも、今季は6月末から右上肢のコンディション不良で離脱。約2カ月半のリハビリ、ファーム調整を経て9月16日に1軍復帰した。復帰後は同17日ヤクルト戦で1回1失点、21日阪神戦は2被弾を含む3失点で1つのアウトも取れずに降板、この日は自己最速タイの159キロをマークするも1回2安打1四球、1失点でリードを守れなかった。

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◆中日根尾昂投手(23)が、今季2度目の先発。2回に巨人吉川の適時内野安打で1失点。6回5安打5四球1失点で降板した。粘投を見せたが、援護点がなくプロ初勝利とはならなかった。その後、チームは逆転勝利。22年育成ドラフト1位の松山晋也投手(23)がプロ初勝利を手にした。

◆巨人はリリーフ陣が誤算で、3年連続のシーズン借金に崖っぷちに立たされた。先発戸郷は3回までパーフェクト投球を見せるなど7回を2安打無失点と好投。自己最多13勝目の権利を得てリリーフに託した。しかし、継投策が裏目に出た。1点リードの8回は2番手に大勢が登板。2安打1四球で同点に追いつかれた。さらに同点の9回は2死から中川が決勝のソロを被弾した。打線は2回に1死二、三塁から吉川の適時内野安打で先制。3回以降はホームが遠く、追加点を奪えなかった。チームは前夜に2年連続の4位が決定。CS進出の可能性が消滅していた。140試合を消化し、68勝70敗2分け。残りは3試合で借金2。1試合でも負ければ、3年連続で借金でシーズンを終えることになる。

◆巨人原辰徳監督が2年連続のBクラスを真摯(しんし)に受け止めた。29日にDeNAが勝利した時点でCS進出の可能性が完全消滅。4位が確定したことを受け「これは現実として非常にふがいない戦いの中で、こういう結果になったということです。ファンの方には大変申し訳ない。その一心ですね」と謝意を込めた。この日も1点リードの8回から大勢、中川の継投も中日に逆転負けし3連敗。「まだ反省、総括的に話すことは出来ない」としながらも「やっぱり大いにしっかりと受け止める必要があるチームであるということですね」と言った。残り3試合で借金2。勝率5割以上のフィニッシュには1敗も許されない。「2月1日から目標を持ってやってきたチーム。ここ2、3年は後半、あまりいい結果が出ていないというところに歯がゆさが残る。まだゲームも残っている。なんとか力を振り絞ってもらいたいなと思いますね。私も一緒ですね」と最後まで戦い抜くことを強調した。【為田聡史】

◆巨人戸郷翔征投手が7回無失点と好投するも、自己最多更新の13勝目には届かなかった。同世代の中日根尾との投げ合いに負けじと好投。4試合をまたにかけ、34回連続無失点で今季最終登板を終えた。2年連続12勝に「そこを超えられなかったことがチームの順位(4位)になっている。来年チームを立て直す意味でもしっかりやっていかないといけない」と来季を見据えた。

◆中日根尾昂投手(23)がまたも好投しながらプロ初勝利を逃した。5四球を与えながらも6回を5安打1失点。2回に適時内野安打で許した失点だけの粘投だったが、白星には結びつかなかった。それでも降板後にチームは逆転し、今季先発2試合は2戦2勝。負けない右腕を印象づけた。試合後は反省が口をついた。「もう1つ粘り切れなかった。1失点も四球から。課題が残った」。3回は3者凡退。門脇、坂本、岡本和の3人を直球で内野ゴロと飛球に仕留めた。「真っすぐで押せて良かった」。収穫には表情も緩んだ。大阪桐蔭時代は二刀流で甲子園春夏連覇を達成。18年ドラフト1位で入団後は野手に専念していたが、昨季途中に異例の投手転向を決断した。今季は先発ローテ入りを目指しながら、制球難もあって出遅れた。2軍調整を経て9月18日広島戦で今季初登板初先発し、7回途中を4失点(自責0)。6点リードの7回に味方の失策も絡んで崩れ、チームも追いつかれて白星を逃していた。白星を手にできないまま、今季の登板機会は終わった。「こっちに流れが来る投球をしたい。勝てる投手を目指したい」。みやざきフェニックス・リーグ、秋季キャンプ...。右腕の視線はすでに来季の1軍マウンドを見据えていた。【伊東大介】

◆中日が3連勝で約3カ月ぶりに5位に浮上した。1点を追う8回に代打大島が同点打。9回には石橋の2号ソロで勝ち越した。東京ドームでの連敗を9で止め、開幕戦以来の敵地白星を飾った。1失点の先発根尾をリリーフした4人も無失点。今季途中に育成から支配下登録された松山がプロ初勝利を手にした。立浪監督は「(松山は)素晴らしい投球を続けてくれた。残り2試合、全力で勝てるようにしたい」と今季初の4連勝を狙う。

◆中日が逆転勝ち。0―1の八回に代打・大島の適時打で追い付き、九回に石橋のソロで勝ち越した。根尾が6回1失点と力投し、4番手の松山がプロ初勝利。巨人は3連敗。救援陣が乱れ、戸郷の7回無失点の好投は報われなかった。

◆巨人・原辰徳監督(65)が、試合のなかった29日にDeNAが3位以上を確定させたことでチームの2年連続のBクラスが決まったことを受け、「これは現実として、非常に不甲斐ない戦いの中でこういう結果になったということです。ファンの方には大変申し訳ない。その一心ですね」と謝罪の言葉を口にした。この日も1-0の八回に大勢が同点を許し、九回に中川が石橋に決勝ソロを浴びた。逆転負けに指揮官は「こんなチームではないんだ、というところは思ってほしい」とナインに檄を飛ばした。今季も優勝争いに絡めず、3年連続のV逸となった。指揮官は「ここ2、3年、後半あまりいい結果が出ていないというところに歯がゆさが残りますね。そこはまだゲームも残っているわけで、なんとか力を振り絞ってもらいたいなと思います。私も一緒ですね」と振り返った。原監督は3年契約の2年目だが、29日には山口オーナーが「契約をどうするかも含めて真剣に考える必要がある」と来季の続投については明言しなかった。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
84525 0.618
(↓0.004)
優勝
(-)
2545
(+1)
414
(+2)
81
(-)
78
(-)
0.247
(-)
2.630
(-)
2
(-)
広島
74644 0.536
(↑0.003)
11
(↑1)
1488
(+2)
502
(+1)
95
(+1)
78
(+1)
0.246
(-)
3.200
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
73653 0.529
(↑0.003)
12
(↑1)
2516
(+4)
495
(+2)
105
(+1)
32
(-)
0.247
(-)
3.190
(↑0.01)
4
(-)
巨人
68702 0.493
(↓0.003)
17
(-)
3518
(+1)
506
(+2)
163
(-)
47
(-)
0.252
(↓0.001)
3.460
(↑0.01)
5
(1↑)
中日
56805 0.412
(↑0.005)
28
(↑1)
2389
(+2)
491
(+1)
71
(+1)
36
(+1)
0.235
(↓0.001)
3.070
(↑0.02)
6
(1↓)
ヤクルト
56823 0.406
(↓0.003)
29
(-)
2529
(+2)
562
(+4)
122
(-)
61
(-)
0.239
(-)
3.680
(↑0.01)