ソフトバンク(☆1対0★)西武 =リーグ戦25回戦(2023.09.29)・福岡PayPayドーム=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:有原 航平(10勝4敗0S)
(セーブ:オスナ(3勝2敗25S))
敗戦投手:今井 達也(10勝5敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】近藤 健介(25号・6回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが投手戦を制した。ソフトバンクは両軍無得点で迎えた6回裏、近藤のソロで先制する。投げては、先発・有原が8回2安打無失点の快投。最終回は守護神・オスナが締め、有原は今季10勝目を挙げた。敗れた西武は先発・今井が力投を見せるも、打線が沈黙した。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(27)が5回の第3打席で代打を送られ、ベンチに退いた。「1番中堅」でスタメン出場していたが、何らかのアクシデントがあったとみられる。代打の上林は西武今井から左翼二塁打を放った。9月の周東は試合前時点で、月間84打数31安打で打率3割6分9厘。直近6試合連続安打で35盗塁は12球団トップを走っていた。

◆/バックスクリーン弾!\ほしかった先制点はこの男のバットから近藤健介がホームランダービートップタイとなる25号ソロHRを放つ!?プロ野球(2023/9/29)??ソフトバンク×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/lq4xUyGzgt

◆ソフトバンク近藤健介外野手(30)がリーグトップに並ぶ25号ソロを放った。0-0の6回、西武今井達也投手のスライダーをバックスクリーンまで運んだ。近藤はこれで打率3割、25本塁打、85打点。打率はトップの頓宮に7厘差で2位、本塁打と打点はリーグトップ。3冠王が見えてきた。

◆ソフトバンクは近藤健介外野手(30)がリーグトップに並ぶ25号決勝ソロを放ち、単独2位をキープした。0-0の6回に西武今井のスライダーをバックスクリーンへ。節目の今季チーム100号で、15年から9年連続で3桁本塁打の大台に乗せた。近藤は「ランナーがいなかったので長打をイメージしていた。最高の結果になりました」と殊勲のVアーチに笑顔だ。栄えある勲章が見えてきた。25本塁打、85打点はリーグ2冠(本塁打は1位タイ)。打率も3割ジャストで、トップのオリックス頓宮に7厘差とした。球界では22年のヤクルト村上宗隆、球団ではダイエー時代04年の松中信彦以来となる3冠王も視野に入る。5割が目標だった長打率も5割2分7厘とうれしい誤算。「結果としてついてきているのでいいと思います。それでチームが勝てればいい」。残り6試合でさらに数字を上げていく。日本ハム時代も同僚だった先発有原に4年ぶりの2桁10勝目をプレゼント。投打の主役2人でお立ち台に上がり「有原さんも粘り強く投げていたので援護できてよかったです」。しびれる1-0ゲームを制し、球場のファンからは割れんばかりの拍手を受けた。試合のなかった3位楽天とは1ゲーム差、4位ロッテには1・5ゲーム差に広げた。本拠地5連戦の初戦で勝利。自力で2位フィニッシュがつかめるソフトバンクにとっては価値ある1勝だ。藤本博史監督(59)も「この1勝は大きい。近藤もしっかり働いてくれましたね」とご満悦だった。近藤は言う。3冠王は「本当に意識せず」。目指すべきは「チームが2位で、ここ(福岡)でクライマックスの第1ステージを送れるように。それに近づく一打を打っていきたい」。4番がチームを引っ張っていく。【只松憲】

◆ソフトバンク先発の有原航平投手が緊迫の投手戦を制して日本ハム時代の19年以来、4年ぶりに10勝をマークした。メジャーから復帰1年目の2桁勝利は16年和田以来、5人目だ。「大事な試合だった。10勝よりもチームが勝ったことがうれしい」。ニヒルな男はヒーローのお立ち台でさりげなく言った。立ち上がりから攻めの投球だった。150キロ超の直球に自慢のフォークボールを駆使。西武打線を手玉に取った。4回までヒットは許さず無安打投球。5回先頭マキノンに初安打となる左二塁打を許したが、鈴木を見逃し三振、岸を遊ゴロ、最後は古賀をフォークボールで空振り三振に切った。8回2死一塁で代打中村を迎えた。カウント3-0としたが「打ってくると思って力強いボールを投げようと思った」と147キロの直球で一飛に仕留めた。8回116球を投げ2安打無失点。「落ちるボールも有効的で、三振もいつもより取れた」。9奪三振の内容に少しばかり胸を張った。2ケタ勝利の喜びよりも開幕に出遅れた悔しさも背中を押す。チームは2位死守へラストスパート。「開幕から投げられなかった思いは強い。もっと投げたい。次に向かって行きたい」。最終戦となる10・9オリックス戦(京セラドーム大阪)先発の可能性もある。頼れる男はまだまだ気を抜くつもりはない。【佐竹英治】有原が日本ハム時代の19年(15勝)以来、4年ぶり4度目の2桁勝利。メジャーから復帰1年目に2桁勝利をマークしたのは、03年伊良部秀輝(阪神)、06年石井一久(ヤクルト)、15年黒田博樹(広島)、16年和田毅(ソフトバンク)に次いで5人目。

◆激しいクライマックスシリーズ進出争いをしているソフトバンクは六回1死から、近藤健介外野手(30)が均衡を破る先制の25号ソロを放った。カウント2-2から今井の141キロをバックスクリーンへ。25本塁打はパ・リーグトップタイ。広報を通じて「打ったのはカットボールです。とにかく自分のバッティングをしようと集中しました。大事な先制点をとる一本となって良かったです。負けられない試合が続きますが、まず今日の試合を勝てるように頑張ります」とコメントした。

◆西武・今井達也投手(25)が今季最後の登板で躍動した。自身4連勝を懸けた中7日でのマウンド。立ち上がりの一回は四死球でいきなり一死満塁のピンチを迎えたが中村晃を遊直、柳町を空振り三振に仕留め無失点で切り抜けた。その後はテンポのいいピッチングで無失点に封じたが、六回に捕まった。1死から近藤に5球目のスライダーをバックスクリーンに運ばれ、先制を許した。前回21日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で8回無失点で自身初の2桁となる10勝目をマーク。2021年から続く楽天戦の自身の連勝記録を「9」に伸ばし、「ストライクゾーンで勝負できたのがよかった」と自慢の長髪をなびかせた。今季は試合前まで18試合の先発で10勝4敗、防御率2・45。不振による2軍での調整を経て7月に復帰すると同月に3勝0敗、防御率0・62の数字を残し、自身初の月間MVPを受賞。8、9月も好調を維持し高橋、平良に続いて、先発陣3人目の2桁勝利に到達した。プライベートでは4月に同い年の一般女性と結婚。それでも「やることは変わらない」といつも通りクールを貫いた右腕。来季を見据え25歳右腕が最後まで腕を振り続ける。(石井孝尚)

◆ソフトバンクが六回に近藤の先制の25号本塁打で挙げた1点を守り切り、2年連続西武戦の勝ち越しを決めた。有原は8回2安打無失点で4年ぶりに10勝到達。九回はオスナが締めた。西武は今井の7回1失点の好投を生かせなかった。

◆ソフトバンクの周東が左太もも裏の違和感を訴え、五回に代打を送られた。試合後に取材に応じ、二回に二塁へ盗塁を試みた際に気になったといい「そんな大ごとじゃないと思う」と話した。周東は今季110試合に出場し、パ・リーグトップの35盗塁をマークしている。(ペイペイドーム)

◆ソフトバンクの近藤が0―0で迎えた六回1死、パ・リーグトップに並ぶ25号ソロを放ち、均衡を破った。打線が今井の荒れた球に的が絞れない中、5球目の高めに浮いた変化球を完璧に捉えて中越えへ。「ある程度大きいのをイメージしていた。最高の結果になって良かった」と決勝点となった一発に笑顔でうなずいた。25日のロッテ戦以来、2試合ぶりの本塁打で、浅村(楽天)らに追い付いた。85打点はリーグ1位、打率3割ちょうどは3割7厘の頓宮(オリックス)に次ぐ2位と、残り6試合で三冠王も現実味を増してきた。クライマックスシリーズ進出を争う正念場で力を見せた左打者は「毎日、勝利に貢献できるように。チームが勝つのが一番いい」と頼もしく話した。(ペイペイドーム)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
83494 0.629
(-)
優勝
(-)
7487
(-)
395
(-)
104
(-)
47
(-)
0.249
(-)
2.670
(-)
2
(-)
ソフトバンク
68672 0.504
(↑0.004)
16.5
(↑0.5)
6511
(+1)
489
(-)
100
(+1)
69
(-)
0.247
(↓0.001)
3.290
(↑0.02)
3
(-)
楽天
67681 0.496
(-)
17.5
(-)
7487
(-)
524
(-)
101
(-)
99
(-)
0.246
(-)
3.480
(-)
4
(-)
ロッテ
64665 0.492
(-)
18
(-)
8465
(-)
503
(-)
94
(-)
69
(-)
0.238
(-)
3.470
(-)
5
(-)
西武
64741 0.464
(↓0.003)
22
(↓0.5)
4422
(-)
449
(+1)
87
(-)
72
(-)
0.233
(↓0.001)
2.900
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
59791 0.428
(-)
27
(-)
4455
(-)
482
(-)
98
(-)
71
(-)
0.232
(-)
3.070
(-)