◆ヤクルトは1-1で迎えた4回表、サンタナの2ランで勝ち越しに成功する。その後は、8回に代打・川端の適時打が飛び出すなど、終わってみれば12安打で11得点を挙げた。投げては、先発・吉村が6回3失点の好投で今季4勝目。敗れたDeNAは、投手陣が振るわなかった。

◆今季限りで現役引退するDeNA藤田一也内野手（41）の引退セレモニーが、試合後に行われた。試合には3－10と大量ビハインドの9回1死一、三塁の遊撃守備から途中出場。その裏1死一塁の打席では、ヤクルト高梨に対し右飛に倒れたが、試合後は主役となった。スタジアムにブルーのペンライトがともる中、野球人生を振りかえるVTRが大型ビジョンに流れた後は、「一緒に泣いて、笑って、こんな最高のメンバーと野球ができて本当に幸せでした。みんなありがとう。」などと手紙を読み上げ、「いつも『パパ頑張ってね。ファイト！』と送り出してくれてありがとう。カッコイイパパはなかなか見せられなかったけど、その言葉でパパは今日まで頑張れたよ。これからは少し時間ができるからいろいろなところに遊びに行こうね」と感謝した。その後は同僚の宮崎、楽天時代にともにプレーしたヤクルト嶋コーチ、同期入団の石川雄洋氏、家族らから花束を受け取った。徳島出身の藤田は近大から04年ドラフト4巡目で横浜（現DeNA）入団。12年途中に楽天にトレード移籍し、13年に正二塁手として、球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。22年にDeNA復帰。今季は開幕2軍スタートも7月11日に1軍初昇格。同28日に抹消されたが、8月22日に再登録され「代打の切り札」として存在感を示す。また横浜時代は「ハマの牛若丸」と呼ばれ、球界屈指の名手として、好守でチームに貢献。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞を3度受賞した。

◆DeNAは5位ヤクルトに大敗し、CS進出決定はお預けとなった。今季2度目先発の坂本裕哉投手が4回4安打3失点で降板すると、2番手浜口も押し出し四球などで3失点。8回には5番手の上茶谷も押し出し四球を含む4失点。三浦監督は「流れ的にああいうミスが出るとかえってこない。攻撃も何とか食らいついていこうという中で離された。流れ的につかめなかった感じですね」と振り返った。▽DeNA三浦監督（浜口の中継ぎ起用に）「勝つために今日ベンチに入ってもらいました。森原もベンチ外れた中でね。明日の状態見ながらですけど、今後は今後で考えていきたいと思います」

◆ヤクルトのドラフト1位吉村貢司郎投手（25）が、今季最終登板で復活の連勝を見せた。初対戦となったDeNA打線を相手に6回7安打3失点で4勝目を挙げた。6回に佐野、牧に二塁打を連打され3点目を失った後、宮崎、ソト、大和を全員飛球で打ち取り「失点した場面も最少失点で切り抜けられたところは良かった」と語った。ルーキーイヤーに開幕ローテーションを勝ち取った。先発5試合目の4月30日阪神戦（神宮）でプロ初勝利を飾ったが、右前腕を痛め5月25日に離脱。再昇格は今月3日と長いファーム生活を余儀なくされた。苦しさを味わった今季を振り返り「途中（離脱で）間も空いた。今季を見つめ直して、しっかり1年間投げきる体をつくりたい」と来季を見据えた。チームは最下位中日と0・5ゲーム差のまま5位に踏みとどまった。▽ヤクルト高津監督（吉村の6回80球の投球に）「今日ぐらい立ち上がりから真っすぐに力があるとね。80球前後で多少の疲れが見えてきた。しっかり1年間戦える体をつくって来年に備えてほしい」▽ヤクルト・サンタナ（18号2ランを含む4打点で、来日3年目で自身の最多打点を更新する66打点）「どんな形であってもチームの勝利に貢献する思いだった」

◆ＤｅＮＡ・三浦大輔監督（４９）が試合前に慣例の報道陣の取材に対応。この日の試合後には藤田一也内野手（４１）の引退セレモニーが予定されており「何とか全員で勝って送り出したい」と語った。２位広島とは１・５ゲーム差、４位巨人とは４ゲーム差で引き分け以上で２年連続のＣＳ出場が決まる一戦。注目される藤田の起用法について指揮官は「本人ともきのう話をして、本人もいつも通りにということだったので、いつも通り戦った中での起用になると思います。何とかいい出番をつくって、いい形で試合に出てほしいと思いますし、変わらず、藤田一也そのものを出してくれれば」と明かした。

◆ヤクルト・山田哲人内野手（３１）が一回１死三塁で先制の中越え二塁打を放った。「いいところに落ちてくれました。先制できて良かったです」一回、先頭塩見が右中間へ二塁打を放ち、続く浜田が投前犠打を決めて先制機を演出。山田はカウント３―１からの５球目、１４７㌔カットボールを捉え、中堅へ。ダイビングキャッチを試みた相手中堅が後逸し、先制の適時二塁打となった。

◆４番に待望の「Ｈ」ランプがともった。ＤｅＮＡ・牧秀悟内野手（２５）が２０日の広島戦（マツダ）以来、２０打席ぶりの安打となる右前打を放った。１―３と２点を勝ち越された直後の四回、１死走者なしで迎えた第２打席。ヤクルト先発のルーキー、吉村に対しカウント１―１からの３球目、内寄りのカーブに詰まりながらもしぶとく右前に落とした。その後２死からソトの右翼フェンスを直撃する二塁打で、牧は一塁から激走し一気にホームイン。追撃の１点をスコアボードに刻んだ。３年目の今季は３月にＷＢＣに出場。米国との決勝後、コンディションを整えることを優先し、２軍戦などの実戦を挟まず開幕を迎えた直後こそ本来の打棒を発揮できずにいたが、出場を続けながら徐々に状態を取り戻し、最多安打のタイトルを争うほどの成績を残してきた。２０日の第１打席以降、安打のなかった期間も６四死球で出塁するなど、よりマークが厳しくなるシーズン最終盤。４試合連続安打なしは、今季最長だった。この日も、無死満塁の絶好機で迎えた第１打席は二ゴロ併殺打に倒れた。厳しい状況の中でも、主砲が本拠地で意地の一打を放った。

◆打った本人が思わず目を丸くした。１―１の四回１死三塁。ヤクルト・サンタナが右翼席へ１８号２ランを放った。「最悪、外野フライでもという気持ちで打席に入りました。まさか入るとは...」。カウント０―１からＤｅＮＡ先発、坂本の外角１３０キロのスライダーを一閃。捉えた打球は右翼ポール際へ舞い上がり、切れることなくスタンドインした。２０日の中日戦以来５試合ぶりの一発をマークすると、勢いそのままに４―２の五回２死満塁では右前へ２点打を放った。恐怖の５番打者だ。開幕当初は３番を担うこともあったが、シーズン終盤は５番に定着。８月に村上が体調不良で離脱すると４番を担い、打線を牽引（けんいん）した。打率は八回までの４打数２安打で・２９７。主砲の後ろで抜群の存在感をみせている。思い切りのいい打撃を続けるサンタナに高津監督は「さすがだなと思う。（みんな）見習わないといけない部分がある」と目を細めるほどだ。頼れる助っ人の思いは一つ。「とにかくチームの勝ちに貢献したい。強い意識を持って、自分がいい結果を残していきたいと心掛けています」。来日３年目で初のＢクラスが確定したが、それでも全力プレーで勝利に導く一打を目指す。

◆ヤクルトが大勝した。１―１の四回にサンタナの２点本塁打で勝ち越し、五回は村上の押し出し四球とサンタナの２点打で加点。八回は４安打を集めて４得点した。吉村が６回３失点で４勝目。ＤｅＮＡは投手陣が崩れ、守りも乱れた。

◆ヤクルトは１２安打１１点と打線が爆発しＤｅＮＡに快勝した。先発のドラフト１位・吉村貢司郎投手（２５）＝東芝＝は６回７安打３失点で４勝目（２敗）を挙げた。以下、吉村のヒーローインタビュー。－－今季４勝目「素直に嬉しい気持ちです。４勝目を挙げられたのでよかった」－－ＤｅＮＡ戦はプロ初先発「打線もすごい手強い相手だと思っていたんで、しっかり丁寧に投げていこうと思って投げてました」－－ピッチングを振り返って「点を取っていただいた後に点取られてしまった。０点で行きたかったですけど、最少失点で粘ることができたのでそこはよかった」－－回を追うごとにのびのび投げている印象だった「野手の方々に点を取っていただいたので、しっかりと自分のピッチングができたと思います」－－残りの試合もあとわずか「ファンの皆様としっかり勝って、最後まで戦っていけるように頑張っていきたい」

◆今季限りでの現役引退を表明したＤｅＮＡ・藤田一也内野手（４１）は途中から遊撃の守備に入り、九回の最後の打席は右飛に終わった。１９年間のプロ野球人生にピリオド。試合後には引退セレモニーが行われた。以下、あいさつ全文。挨拶は得意ではないので手紙にしました。聞いてください。まずはじめに、このような素晴らしい引退セレモニーを用意してくださった横浜ＤｅＮＡベイスターズ球団、三浦監督はじめコーチ、選手、裏方さんのみなさん、お付き合いいただいた東京ヤクルトスワローズのみなさん、最後まで球場に残って応援してくださったファンのみなさん、本当にありがとうございます。私、藤田一也は今シーズンをもちまして現役を引退します。振り返れば、ここ横浜から僕のプロ野球人生がスタートしました、横浜ベイスターズでプレーしたいという気持ちで入団でき、ベイスターズで優勝したい、レギュラーをとりたいと思ってやってきました。その思いはかなうことなく、東北楽天ゴールデンイーグルスにトレードとなり、そのときは本当に悔しい思いをし、必ず活躍してやると心に誓いました、楽天では迷ったら前へ出ろ、勝利への執念、優勝、日本一を経験し、野球選手として一回りもふた回りも成長させていただきました。家族のような温かいファンの皆さまのおかげで頑張ることができました。東北での９年間は僕にとって財産です。本当にありがとうございました。戦力外を経て、昨年からもう一度ベイスターズでプレーすることができ、入団したときの夢だったベイスターズで優勝するチャンスをいただきました。昨年のＣＳでは僕の１打席によってシーズンを終わらせてしまい、そのときに感じた（言葉に詰まる）悔しさと申し訳なさは、このグラウンドでまた返したいという思いで、今年一年戦うことを決めました。その後押しをしてくれたのは、ベイスターズファンのみなさまです。こんな僕にも関わらず、鳥肌が立つような大声援をいつも送ってくださることが僕の力になっていました。本当にありがとうございました。選手のみなさん、最年長でベイスターズに戻ってくることになり、チームにとけ込めるか心配で不安でした。後輩たちが先輩後輩ではなく、ともに戦う仲間として接してくれて、一緒に喜んで、一緒に悔しんで、一緒に泣いて、一緒に笑って、ときにはみんなでばかをして、こんなに最高なメンバーで野球ができて本当に幸せでした。みんなありがとう。この場をお借りして、家族、子供たちにお礼を言わせてください。親父、お母さん、姉貴、僕が野球を始めることで野球中心の生活になってしまうのに、野球をやらせてくれてありがとう。庭に野球の練習場をつくってくれたり、毎日汚れたユニホームをたくさん洗ってくれたり、何一つ不平不満を言わずに応援にきてくれたこと感謝しています。子供たち、いつもパパ頑張ってね、ファイトといって送り出してくれて、応援してくれてありがとう。かっこいいパパはなかなか見せられなかったけど、その言葉でパパはきょうまで頑張れたよ。これからは少し時間ができるから、いろんなところに遊びに行こうね。最後になりますが、横浜ＤｅＮＡベイスターズのユニホームを着て引退できること、こんなに幸せなことはありません。１９年間、本当に、本当にありがとうございました。

◆ヤクルトが今季１０度目の２桁得点で大勝した。ドミンゴ・サンタナ外野手（３１）が１８号２ランを含む４打点。投げてはドラフト１位・吉村貢司郎投手（２５）＝東芝＝が６回７安打３失点で今季４勝目を挙げた。試合後の高津臣吾監督（５４）の主な一問一答は以下の通り。――先発・吉村の投球は「どこかの１点を防げていたらナイスピッチングと言えたかもしれないですけど、最後の方ちょっと球数も８０球前後になってきた時に、多少の疲れが見えてきて。その辺でしょうね。あと、もう少し。まあ、でも今日みたいなピッチングを続けていくことが大事だと思うし。立ち上がりから真っすぐに力があって、しっかり投げ込めてたので。今年はもう最後の登板ですけども、来年に引き続きっていうところじゃないかなと思いますね」――プロ１年目、けがもあった「まあ、誰もがそうだと思うんですけど、１年目ってこうイメージしていることと、イメージ通りいかないこともたくさんあって。その壁にぶち当たったり、それをなんとか乗り越えたり、それがプロ野球の、野球選手といったらアレですけど、野球選手の誰もが通る道だと思うので。今年のけがであったり、そういうところはね、しっかり１年間戦える体をつくって、投げられる体をつくって、来年に備えてほしいと思いますね」――打線はサンタナ中心に２桁得点「昨日（２６日、阪神戦で３安打無得点）が昨日だけに、今日どうなるかと思ったんですけども。（一回）先頭の塩見が出た（右翼への二塁打）とこからね、ああいう得点、ああいう出塁の仕方というのはやっぱりチームに勢いをつける。それが全部最後の１１点につながったかと言えばそうじゃないかもしれないですけど、やっぱりこう勢いであったり、流れであったり、昨日言った積極性であったり。そういうのは今日は非常によくできたんじゃないかと思います」――塩見は六回の打席で脚を痛めたのか、守備から途中交代「そうですね、体調が万全ではないのは確かです」――サンタナは３年目でキャリアハイの６６打点に「今日みたいに、３番に（山田）哲人がいて４番にムネ（村上）がいて５番にサンタナがいると、やはり打点も普通にやっていれば増えてくるでしょうし、それを求めているのがこちらであり、そのために彼をあそこに置いているわけなんでね。いい形で点取ったこともありましたし、今日もありましたし、ああいうつながりというか、勝負強さというところは非常に期待しています」

◆ＤｅＮＡは１１失点の大敗。クライマックスシリーズ（ＣＳ）進出を決めることができなかった。四回に坂本がサンタナに勝ち越し２ランを許し、五回は２番手の浜口が３四球の乱調で３失点。三浦監督は「四球絡みでリズムをつかめなかった」と指摘した。守りも３失策と乱れ、精彩を欠いた。２位広島とは２ゲーム差に広がり、目標とする本拠地でのＣＳ開催へ痛い黒星となった。残り４戦。監督は「一試合一試合、集中してやっていくだけ」と語気を強めた。（横浜）

◆ヤクルト・サンタナが２安打４打点と気を吐いた。四回に１８号２ランを放つと、五回に右前に２点打を放った。「チャンスだったし、積極的に仕掛けていった」。来日３年目でキャリアハイとなるシーズン６６打点とし「どういう形でもチームの勝利に貢献したいというのが形になったと思う」と胸を張った。打率は宮崎（ＤｅＮＡ）に次いでリーグ２位の・２９７。勝負強い打撃で打線の核となっている。

◆観衆３万３２５４人のこの日一番の拍手に包まれ立った打席。その目は既に潤んでいた。九回１死一塁。今季限りでの現役引退を表明し、セレモニーに臨んだ藤田一也内野手（４１）は高めの直球をフルスイングした。右飛に倒れても鳴りやまぬ拍手に、ヘルメットを取り応えた。ゴールデングラブ賞３度。華麗な守備の身のこなしから「ハマの牛若丸」の愛称で親しまれた名手は、九回の守備から途中出場。指揮官に希望を問われ「ショートで」と志願し、１軍では２０１９年以来となる遊撃の守備に就き、本拠地のファンを喜ばせた。低迷期だったベイスターズ入りを熱望し、２００５年にドラフト４巡目で入団。１２年途中に楽天へトレード移籍し１３年のリーグ優勝、日本一を経験した。昨季から古巣でプレーし、試合後のセレモニーでは「ベイスターズのユニホームを着て引退できること、こんなに幸せなことはありません。１９年間、本当に、本当にありがとうございました」と感謝を述べた。クライマックスシリーズ（ＣＳ）出場は決められなかったが、シーズンはまだ続く。三浦監督は「一日でも長く一也と一緒にやるために勝っていかないと。チーム全員がその気持ちでいる」と明かした。場内を一周し、チームメートから背番号と同じ２３度、胴上げされた藤田は「応援ありがとうございます。まだまだ頑張ります！！」と力強く誓った。（浜浦日向）

◆充実の表情で白星をかみしめた。ヤクルトのドラフト１位・吉村貢司郎投手（２５）＝東芝＝が、６回７安打３失点（自責点２）で４勝目をマーク。自身の今季最終登板で一年間の集大成を見せた。「素直にうれしい。０点で行きたかったけど、最少失点で粘ることができたのでよかった」この日の最速１５０キロの直球を軸にストライク先行の投球。一回は先頭の大田、続く関根に連続安打を許すなどして無死満塁としたが、失点は牧の二ゴロ併殺打の間に許した１点に抑えるなど、大崩れしなかった。１年目は１１試合に登板し４勝２敗、防御率４・５３。上半身のコンディション不良で約３カ月の離脱があり「まだまだ満足はしていない。この一年間の反省を踏まえて今後はやっていきたい」。６位の中日が勝利したため負ければ最下位転落の危機を救い、ルーキーイヤーを締めた。（森祥太郎）

◆引退セレモニーを迎えたＤｅＮＡ・藤田を、プロの世界へと導いた担当スカウト、宮本好宣氏（７３）は横浜スタジアムの一塁側席から見守った。徳島・鳴門一高（現鳴門渦潮高）から近大へ入学した藤田を一目見て「打球に対する一歩目のスタートが早い。これだけ野球センスの良い選手はいない」とほれ込み、熱意を伝えるために他のスカウトがいない台風の日にも通い詰めた。その思いに応え、藤田は横浜（現ＤｅＮＡ）入団を強く希望し、２００５年にドラフト４巡目でプロ入りした。１２年６月に楽天へのトレードが決まった際、藤田から「僕を必要としてくれるのだから、頑張ります」と連絡を受けた。そのひたむきな姿に心を打たれた。プロ入り時に語っていた「４０（歳）までやります」という誓いを果たし、１９年もプレーを続けた背番号２３に宮本氏は「有言実行。よくやりましたよ。自分の見た判断に狂いはなかった」と目を細め、「あれだけの気持ちと技術を持っている。野球界に貢献してくれたらうれしい」とエールを送った。

◆ＤｅＮＡは勝つか引き分けで２年連続のＣＳ出場が決まる一戦で大敗し、連勝が止まった。押し出し四球２つ、３失策と守りが乱れた。五回に浜口を２番手で今季初めて救援起用したが、?回を３失点で降板。残り４戦で２位広島とは２ゲーム差に広がり、三浦監督は「ミスも絡み不運もあったが、四球絡みでリズムに乗れなかった。ああいうことがあると、流れは帰ってこない。攻撃でも流れをつかみきれなかった」と唇をかんだ。