日本ハム(☆7対0★)ロッテ =リーグ戦23回戦(2023.09.26)・エスコンフィールド北海道=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:ポンセ(4勝5敗0S)
敗戦投手:美馬 学(3勝9敗0S)

本塁打
【日本ハム】万波 中正(25号・1回裏ソロ),細川 凌平(1号・6回裏2ラン)

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◆日本ハムは初回、万波の先頭打者本塁打で先制する。その後は4回裏に松本剛と清水の適時打などで加点すると、6回にも細川の2ランなどでリードを広げた。投げては、先発・ポンセが7回無失点8奪三振の好投で今季4勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆ロッテ国吉佑樹投手(32)が発熱による「特例2023」で登録を抹消された。前日25日の荻野貴司外野手(37)と安田尚憲内野手(24)に続き、体調不良での離脱は計9人となった。クライマックスシリーズ出場争いが激化する中、発熱者続出の危機的状況だ。22日に発熱で抹消された小島和哉投手(27)は幸い微熱ですぐに回復し、25日のソフトバンク戦で先発したが7回途中7失点で6敗目を喫した。23日には藤岡裕大内野手(30)と山口航輝外野手(23)が発熱し、離脱中だ。さらに24日には先発予定だった佐々木朗希投手(21)に加え、沢村拓一投手(35)、岡大海外野手(32)も発熱。福浦和也ヘッドコーチ兼打撃コーチ(47)もチームを離れた。チームは6連敗中で、前日に4位に転落。試合後、吉井理人監督(58)は「いるメンバーで出来ることをしっかり。結果はこっちで責任を負うので選手たちには思いきりやってほしい。みんなで食らいついていくしかない」と話していた。苦しい状況が続いている中、日本ハム戦では代替選手としてこの日登録された池田来翔内野手(23)が「8番一塁」で先発に名を連ねた。

◆日本ハム細川凌平内野手(21)が、プロ1号を放った。5点リードの6回無死二塁、カウント3-1から、ロッテ岩下の低めストレートを、右翼スタンドに放り込んだ。俊足好守で、打撃も小技が得意な高卒3年目。「プロ初ホームランうれしいです。試合終了まで気を抜かずにプレーします」と喜んだ。前日25日は、高卒5年目の田宮裕涼捕手(23)がプロ1号を放っており、チームは2夜連続で若い2人のプロ1号が生まれた。この日は万波が初回に先頭打者弾。リーグ本塁打トップの25本に並び、伏兵も長打を放ち、好投する先発ポンセを援護した。

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◆日本ハムが連敗を3で止めた。初回に万波中正外野手(24)が先頭打者弾。本塁打トップに並ぶ25号ソロを放ち先制した。さらに4回2死から5連打で3点を追加すると、6回には無死二塁で細川凌平内野手(21)のプロ1号2ランなど、さらに3点を加えて突き放した。先発のコディ・ポンセ投手(29)は7回100球を投げ、4安打無失点で4勝目を挙げ「今シーズン最後の登板、良いピッチングができて良かったです」とコメントした。

◆日本ハムは高卒5年目にして25日楽天戦で1発を放った田宮に続き、今度は同3年目の細川凌平内野手(21)が、うれしいプロ1号を放った。6回無死二塁でロッテ岩下から右翼席へ2ランを運んだ。「練習で打っていた打球が、そのまま試合で出せた」。実家は京都嵐山で水上売店船を営む。記念球は「中学を卒業してから親元を離れて、ずっと実家にいない。育ててもらった感謝の気持ちで」と両親に渡すつもりだ。

◆本塁打王の初タイトルを狙う日本ハム万波中正外野手(23)が、3試合ぶりの1発でリーグトップタイに立った。本塁打数を25本に伸ばし、楽天浅村、ロッテ・ポランコに並んだ。「1番右翼」でスタメン出場。0-0の1回、2ボールからロッテ先発美馬の3球目に反応した。外のカットボールを鋭く弾くと、打球は強烈なライナーで、右翼ブルペンに吸い込まれた。「最高です!」。サヨナラ弾とダブルでかました9月16日ソフトバンク戦以来、自身2本目の先頭打者弾。24号を放った直後に「並ばないことには抜かすこともないんで、もうとにかく1打席でも早く追いつきたい」と意気込んでいた待望の1本を放ち、ライバル2人に、プレッシャーをかけた。18日の23号はソフトバンク板東の高め直球を右中間へ。23日の24号は、楽天岸の内角直球を左中間へ、そして今回は外の変化球を逆方向にかっ飛ばした。直球も変化球も、内外角も関係なし。柔軟に対応し、持ち前のパワーで、しっかり飛距離を稼いだ。新庄監督は「あれができれば、87本ぐらい打てるんじゃないか。バリー・ボンズ抜いちゃうよ」と驚いた。残り試合は、ポランコのロッテが10、浅村の楽天が9、万波は6試合。指揮官は「彼なら今後も本塁打王争いを続けると思うけど、初の1軍レギュラーとなった年のタイトルは今年だけ。何とか取らせてあげたい」。可能性ある限り、あきらめない。【永野高輔】

◆日本ハムはこの日1軍昇格した清水優心捕手(27)が、2安打1打点、捕手としても3投手を無失点と好リードした。前回出場した6月8日広島戦では、インプレーの間に走者が残っていることを忘れ、ミットを外し失点。翌日2軍降格した。「絶対グラブを外さないと気を引き締めて試合に入れた」。2軍調整中に右膝を痛め復帰が遅れたが、この日は9回にファウルボールが右膝を直撃してもフル出場と、気迫を見せた。

◆日本ハム先発のポンセ投手が今季最長の7回を投げ4安打無失点と好投し、来日最多の4勝目を挙げた。7回には無死二塁のピンチを招いたが後続を断ち、流れを渡さなかった。「みなさんのおかげでいい投球ができた。万波が本塁打を打ってくれて、ポランコとの本塁打争いを助けることができた。捕手の(清水)優心のリードにも助けられた」と感謝した。

◆本塁打王の初タイトルを狙う日本ハム万波中正外野手(23)が、3試合ぶりの25号ソロでリーグトップの楽天浅村、ロッテ・ポランコに並んだ。「1番右翼」で先発し、1回に2ボールからロッテ美馬の3球目に反応した。外のカットボールを鋭くはじくと、打球は強烈なライナーで右翼ブルペンに吸い込まれた。「うまく打てた。一時は浅村さんに5本差ぐらいまで離されていたので、まずは並べて良かった」。サヨナラ弾とダブルでかました9月16日ソフトバンク戦以来、自身2本目の先頭打者弾でライバル2人に、プレッシャーをかけた。18日の23号はソフトバンク板東の高め直球を右中間へ。23日の24号は楽天岸の内角直球を左中間へ、今回は外の変化球を逆方向にかっ飛ばした。直球も変化球も、内外角も関係なし。柔軟に対応し、持ち前のパワーで、しっかり飛距離を稼いだ。「逆方向の本塁打で今年1番の当たり」。新庄監督は「あれができれば、87号ぐらい打てるんじゃないか。バリー・ボンズ抜いちゃうよ」と驚いた。残り試合は、ポランコのロッテが10、浅村の楽天が9、万波は6。指揮官は「彼なら今後も本塁打王争いを続けると思うけど、初の1軍レギュラーとなった年のタイトルは今年だけ。何とか取らせてあげたい」。万波は「試合数も少ないですし、あとはいかに落ち着いていけるか。(監督を)結果で喜ばせたい」。可能性ある限り、あきらめない。【永野高輔】

◆4位ロッテが今季17度目の完封負けで、18年9月以来となる7連敗を喫した。激化するCS争いは、試合のなかった3位楽天に0・5ゲーム差と開いた。美馬が4回2死走者なしから崩れ、5連打と押し出し四球で一挙3失点した。初回にもカットボールが甘く入り、万波に先頭打者弾を浴びるなど、4回8安打4失点。「流れを呼び込む投球をしたかったのですが...」と肩を落とした。打線もわずか4安打。吉井監督は「美馬は変化球も真っすぐも高くなってやられた。打線も気持ちはあったんですけれど、技術的に足りなかった」と無念の表情だ。体調不良者が続出する非常事態を迎えており、この日も国吉が発熱による「特例2023」で抹消。すでに復帰した小島を含め9人目となった。代替選手で登録され「8番一塁」で先発の池田は「負けが込んでいたので、僕がきっかけになれればと思った。明日はもっと積極的にいけばベンチから見ていても活気ある打席になる」と前を向いた。【鎌田直秀】

◆日本ハム・上原健太投手(29)が、キャリアハイの5勝目を狙って27日のロッテ戦に先発する。「最後まで変わらずにやってきたことをやることだけ」と話した。今季はここまで18試合の登板で4勝6敗、防御率2・71をマーク。対ロッテは2試合に登板し、白星こそないものの対戦チーム別ではトップの防御率1・50を挙げている。

◆日本ハム・万波中正外野手(23)が一回、16日以来、出場9試合ぶりで自身2本目となる初回先頭打者本塁打を放った。この25号本塁打を放った時点でリーグ1位のロッテ・ポランコと楽天・浅村に並んだ。「最高です!」2ボールから141キロのカットボールを一閃。外角を逆らわずに右翼本塁打エリアの開放型ブルペンに運んだ。1打席目のファーストスイングで捉え、3試合ぶりにアーチを描いた。新庄監督は「首位打者もすごいけど本塁打王もすごい。(本塁打王を獲得できる機会は)めったにないからね」と、打席数を増やすことを目的に万波を3日のオリックス戦から16試合連続で1番に起用。指揮官の計らいに万波は「本当にいい挑戦になっている。やっぱり(本塁打王を)取りたいですし、モチベーションも最後まで尽きない。ホームラン王に向かって頑張りたい」と力強く呼応する。チームは24日の楽天戦に敗れ、今季のBクラスが確定した。それでも「残り試合、少しでも1試合でもいいところを見せられるように」。巻き返しを図るチームの希望となる。(加藤次郎)

◆日本ハムが11安打7得点で快勝。一回に万波の25号先頭打者本塁打で先制し、四回は5連打と押し出しで3得点。六回には細川がプロ1号となる2ランを放った。ポンセが7回無失点で4勝目。ロッテは5年ぶりの7連敗となった。

◆智弁和歌山高から日本ハム入団3年目の細川凌平内野手(21)がプロ初本塁打となる1号2ランを放った。進塁打の指示が出た六回無死二塁で右翼席へ豪快に運び「練習で打っていた打球を試合で出せた感じ。サイン無視になるんですかね」と笑った。俊足巧打の左打者は「中学を卒業してから親元を離れて、ずっと実家にいないので、育ててもらった感謝の気持ちを(込めて)」と、記念球を両親に贈ることを明かした。

◆日本ハム・万波中正外野手(23)が26日のロッテ23回戦(エスコン)で、自身2度目の初回先頭打者本塁打を放った。右方向へ25号ソロを運び、本塁打王争いでトップのロッテ・ポランコと楽天・浅村に並んだ。残り6試合で初の打撃タイトルを狙う。試合は7-0で完勝し、連敗を3で止めた。第1打席のファーストスイングで捉えた。万波が、10日ぶりとなる自身2度目の初回先頭打者本塁打をマーク。リーグトップに並ぶ25号ソロを放ち、悠々とダイヤモンドを一周した。「最高です。(トップに)並べたことが何よりうれしく思います」2ボールと有利なカウントになり、甘く入ったカットボールを逃さず強振。右翼フェンス奥、まだ無人の自陣ブルペンへ運び「本当にうまく打てた。今年、逆方向に打った当たりの中でも一番、手応えがあった」と自賛した。新庄監督は「右に〝引っ張って〟打っている。素晴らしい」と称賛。本塁打王のタイトル獲得を後押しするため、打席数が増える1番打者として16試合連続で起用している。「万波君に賞を取れたっていう自信をつけさせたい」という親心だ。万波は16日に同一試合ではプロ野球2人目の先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打をマークするなど、8月以降に10発。「タイトルを取って結果で(監督を)喜ばせられたらいいと強く思う」と目をぎらつかせた。チームは24日の楽天戦に敗れ、Bクラスが確定した。それでも「残り試合、少しでもいいところを見せられるように。(本塁打でトップに)並んだので、どれだけ落ち着いてやれるかが大事」と万波は冷静に言う。横浜高から入団5年目。本塁打王となり、来季に巻き返しを図るファイターズの希望となる。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
82484 0.631
(↓0.005)
優勝
(-)
9481
(+1)
386
(+7)
102
(-)
46
(+1)
0.249
(-)
2.650
(↓0.04)
2
(-)
ソフトバンク
67662 0.504
(-)
16.5
(↑0.5)
8510
(-)
488
(-)
99
(-)
69
(-)
0.249
(-)
3.330
(-)
3
(-)
楽天
66671 0.496
(-)
17.5
(↑0.5)
9477
(-)
517
(-)
100
(-)
98
(-)
0.245
(-)
3.490
(-)
4
(-)
ロッテ
63655 0.492
(↓0.004)
18
(-)
10459
(-)
492
(+7)
94
(-)
68
(-)
0.237
(↓0.001)
3.440
(↓0.02)
5
(-)
西武
63731 0.463
(↑0.004)
22
(↑1)
6420
(+7)
447
(+1)
87
(-)
72
(-)
0.234
(-)
2.920
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
58781 0.426
(↑0.004)
27
(↑1)
6444
(+7)
476
(-)
97
(+2)
70
(-)
0.231
(↑0.001
3.080
(↑0.03)