DeNA(★0対6☆)巨人 =リーグ戦22回戦(2023.09.24)・横浜スタジアム=
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巨人
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DeNA
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勝利投手:戸郷 翔征(12勝5敗0S)
敗戦投手:今永 昇太(7勝4敗0S)

本塁打
【巨人】坂本 勇人(21号・5回表2ラン),坂本 勇人(22号・9回表3ラン)

  DAZN
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◆巨人は4回表、ブリンソンの犠飛で先制に成功する。その後は、5回と9回に坂本の本塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・戸郷が9回無失点の快投。今季2度目の完封で12勝目を挙げた。敗れたDeNAは、打線が再三の好機を生かせなかった。なお、この試合で巨人・坂本が通算1000打点を達成した。

◆巨人坂本勇人内野手(34)がプロ野球史上49人目となる通算1000打点を達成した。5回1死三塁、DeNA今永の147キロ直球を左翼へ21号2ランを放った。ゆっくりダイヤモンドを1周し、記念ボードと花束を手渡されると、ファンに頭を下げた。前日24日の広島戦では2打点をマークし、節目の記録に王手をかけていた。これで通算1001打点となった。3点差に広げ、「戸郷が頑張っていたのでいい追加点になって良かったです」と先発戸郷を援護した。プロ初打点は1年目の07年9月6日の中日戦。12回2死満塁から代打で登場し、決勝の中前適時打を決めた。2年目からレギュラーに定着し、主軸として活躍。プロ17年目、通算2095試合目で、新たな節目に到達した。

◆巨人岡本和真内野手(27)が好スライディングで先制の1点をもぎとった。4回1死一、三塁。ブリンソンの浅い中堅への飛球で、三走・岡本和は迷わずタッチアップした。ノーバウンドのバックホームは三塁側にややそれた。岡本和は体をくねらせて、ギリギリで捕手・山本のタッチをかわし、足から滑り込んだ。判定はセーフ。DeNA側からのリクエストも判定は変わらなかった。負けか、引き分けで自力でのCS進出が消滅する3位DeNAとの直接対決3連戦の初戦。欲しかった先制点を主砲が足でもたらした。

◆/神は衰えない\追撃の今シーズン第21号アーチ坂本勇人が通算1000打点達成?プロ野球(2023/9/26)??DeNA×巨人??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/1mAx0e9xaS

◆巨人が投打の役者が躍動し、DeNAとの直接対決3連戦の初戦に勝利した。先制点は主砲が足でもぎとった。4回1死一、三塁。三走・岡本和がブリンソンの浅い中犠飛に迷わずタッチアップした。タイミングは際どかったが、体をくねらせ、ギリギリでタッチをかわした。好スライディングで1点をもたらした。追加点は坂本のバットだった。5回1死三塁から左翼席に21号2ラン。プロ野球史上49人目となる通算1000打点に到達するアーチで3点差に広げた。坂本は9回2死一、二塁でもダメ押しの22号3ランを放った。2発を含む3安打5打点の大暴れだった。投げては戸郷が好投し、12勝目をマークした。2回まで13球で片付けるなどテンポよく投げ続けた。2死一、三塁のピンチを迎えた8回は代打大田を空振り三振に仕留めた。負けか、引き分けで自力でのCS進出が消滅する土俵際で、踏みとどまった。残り6試合でDeNAと2ゲーム差に詰め寄った。原監督は「また明日ね。そんなに一喜一憂というか、そういうんじゃなくて。一日一日をというところ」と次を見据えた。

◆/前進守備の遥か上\坂本勇人が豪快3ラン通算184度目の猛打賞?プロ野球(2023/9/26)??DeNA×巨人??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/ZgrTdStD3Z

◆巨人坂本勇人内野手(34)が2発を含む3安打5打点と大暴れした。5回1死三塁からは21号2ラン。プロ野球史上49人目となる通算1000打点の節目とした。さらに9回2死一、二塁からは22号3ランをたたき込んだ。6点差に広げるダメ押し弾となった。1回2死からの左翼への安打も含め3安打。2試合連続の通算184度目となる猛打賞となった。

◆DeNAは4位巨人との3連戦初戦を落とし、2ゲーム差に迫られた。打線が戸郷の前に沈黙した。序盤に出塁しても1回、4回と2併殺。8回と9回は三塁まで走者を進めたが、好機を生かせずに6安打完封負けした。三浦監督は「攻めきれなかった。引きずってもしようがないですし、切り替えて明日臨んで、まず勝たないといけない」。2連敗で貯金は5に減った。

◆DeNA今永昇太投手(30)が6回7安打3失点で4敗目を喫した。序盤は直球中心に押し込んだが、4回先頭に与えた四球から失点すると、5回は巨人坂本に痛恨の2ランを被弾した。7月25日の中日戦を最後に2カ月間、白星から遠ざかる。「全体的にボールがベルトラインだったので、高低にきっちり投げ分けられるよう取り組みたいと思います」。9回に三嶋も坂本に3ランを打たれ、1人に5打点を許した。

◆珍しく、感情をあらわにした。巨人坂本勇人内野手(34)が1点リードの5回1死三塁、DeNAのエース今永の甘く入った直球を見逃さなかった。ぐんぐん伸びる打球を左翼席へ見届けた一、二塁間、右手を振りかざすと同時に、自然とほえた。「チャンスにいいバッティングができたっていうのは、うれしいですね」というのは本音。本塁で迎え「ナイスバッティング」と頭をポンと祝福したのは長野だった。3位を争うDeNAと直接対決3番勝負。負けた時点で自力CS消滅の危機に立たされて迎えた第1戦、切り開いたのが1番長野だった。5回先頭の打席、三塁線を突く鋭い打球で内野安打。三塁宮崎の悪送球を誘い二塁へ進むと、門脇の犠打で三塁へ。「3番サード坂本」がコールされ、横浜スタジアムの左翼スタンドからチャンステーマが鳴り響く中、坂本は1度バットの芯に目を向けた。カウント1-1。その芯でとらえた1発は「サカチョー」でつかんだチャンスだった。風景がいつもと少しだけ違った。同球場で三塁では初スタメン。4回1死一、二塁、宮崎の打球をグラブに収めた。三塁ベースを踏んで封殺すると一塁送球し併殺。「ジャッジメントとしては良かった。日々、勉強しています」。定位置が変わっても飽くなき向上心は変わらないから、ベンチに戻る際も自然と笑みがこぼれた。王手をかけていた史上49人目となる通算1000打点を達成すると、9回にもダメ押しの3ランを放ち1人5打点の活躍。勝ってもなお、DeNAと2ゲーム差、残り6試合。負ければ自力CS消滅の崖っぷちには変わりない。「残り少ないんで、こういう1本が打てるようにやっていきたい」。殊勲打とは裏腹に、落ち着き払った言葉で決意を込めた。【栗田成芳】○...岡本和が足で先制点をもぎとった。4回1死一、三塁、ブリンソンの浅い中飛に三塁からタッチアップ。送球がやや三塁側にそれたのを察知し、体をくねらせ、タッチをかわした。DeNA側からのリクエストも判定は変わらず。DeNA戦は打率4割3厘、2本塁打、15打点となったブリンソンからも「岡本(和)がよく走ってくれて、うまくスライディングしてくれた」と感謝された。

◆巨人戸郷翔征投手が充実の汗を拭った。今季2度目となる完封勝利で昨季の自己最多に並ぶ12勝目。9回を6安打の113球で投げきり、「これで勝てなかったら終わりという気持ちで入った。勝ちが付いたのでよかった」とチームを救った。強気に攻めまくった。1回先頭。関根を外角直球2球で追い込むと、遊び球など考えない。同じく外角に151キロ直球を投げ込んだ。オール直球で3球三振。今季は15打数7安打と苦手にしていた左打者を圧倒し、リズムに乗った。球数は初回わずか6球、2回も7球。DeNAには前回登板1日に4回5失点で降板。反省を生かし、球数を少なく勝負を挑んだ。7三振のうち4つが3球三振だった。8回2死一、三塁のピンチではフォーク4連投で代打大田を空振り三振に斬った。「球種を変えての攻めがしっかりできた結果。完投を意識しながら投げていた。中継ぎを使わなかったことが一番」と最後までマウンドは譲らなかった。窮地で頼もしかった。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が、五回に21号2ランを放ち、史上49人目となる通算1000打点を達成した。1-0の五回1死三塁。カウント3-1から今永が投じた変化球を捉え、左翼席まで運んだ。数々の金字塔を打ち立ててきた右打者が、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を目指すチームを勢いづける値千金の一発で、またも球史に名を刻んだ。

◆DeNA・今永昇太投手(30)が先発し、6回101球を投げ、7安打3失点。7奪三振を奪いセ・リーグトップの奪三振が170に到達した。三振数は両リーグ断トツの数字で、セ・リーグでは試合前時点で2位の中日・高橋宏と20以上の差があり、自身初となるタイトルに大きく近づいた。また今季の投球回は142回となり、2年連続の規定投球回に残り1イニングと迫った。

◆巨人が今季のDeNA戦勝ち越しを決めた。四回にブリンソンの犠飛で先制し、坂本が五回に2ラン、九回に3ランを放った。戸郷は6安打に封じ、今季2度目の完封で12勝目。DeNAは打線が振るわず、今永は粘りを欠いた。

◆DeNA・今永昇太投手(30)が6回3失点で4敗目(7勝)。「三回までは直球で押すことができたが、四回から捉えられ、緩いボールを使う勇気が必要だった」と反省した。3位のチームは4位巨人とのゲーム差が2に。複数の米大リーグ球団のスカウトが視察に訪れる中で7三振を奪い、リーグトップの奪三振数を170に伸ばした。今季の投球回数は142。2年連続の規定到達まで1イニングとした。

◆リーグ3位のDeNAは巨人の戸郷を打ち崩せずに2連敗。三浦大輔監督(49)が「完封されているわけですから攻めきれなかったという感じですね」と話す雰囲気は重苦しかった。好機自体が少なく、四回1死一、二塁で宮崎が三ゴロ併殺打。八回2死一、三塁では代打・大田が空振り三振に倒れた。九回も1死一、二塁から得点できず。戸郷に完封を許し、25、26日の同カードで救援陣を温存される形となった。クライマックスシリーズ進出を争う4位巨人と2ゲーム差に迫られた。「しっかり切り替えて戦わないといけない。ミスも減らしていって、どう戦っていくか」と三浦監督。九回にこの日2度目の死球を受けた牧が鋭い眼光をマウンドの戸郷へ向けた。たぎる闘志を2戦目以降にぶつける。(横山尚杜)

◆巨人はクライマックスシリーズ(CS)進出をかけた3位DeNAとの勝負の直接対決3連戦初戦に快勝した。先発した戸郷翔征投手(23)が113球、6安打完封で自己最多タイの12勝目を挙げた。打っては、3番に座る坂本勇人内野手(34)が21号2ラン、22号3ランの2本塁打で5打点をたたき出し、打線を引っ張った。投打の主軸の活躍でDeNAに2ゲーム差と迫った。原辰徳監督(65)は「また明日ね。そんなに一喜一憂というかね、そういうのじゃなくて。一日一日をというところですね」と勝ってかぶとの緒を締めた。

◆これぞ、勝ち頭の投球だ。巨人・戸郷翔征投手(23)が、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出の行方を左右する勝負のDeNA3連戦初戦で、6安打完封。自己最多タイの12勝目を挙げ「これで勝てなかったら終わりくらいの気持ちで入った。球種を変えての攻めができた結果、完封につながってよかった」と安堵(あんど)した。この日は「走っていた」という最速152キロの直球を軸に組み立てた。一発が出れば同点となる3-0の八回2死一、三塁では長打を避けるため、代打・大田に全球、フォークボールを投げて空振り三振。「思った通りの配球ができた」と113球で投げ切った。原監督は「ピンチのあとにチャンスあり。(ピンチの場面を)抑えている投手はありがたい」と右腕をたたえた。負ければ自力でのCS進出の可能性が消滅する崖っぷちからチームを救ったのは、やはり背番号20だった。(樋口航)

◆巨人は岡本和真内野手(27)の〝技あり〟の好走塁で先制点をもぎとった。0-0の四回1死一、三塁でブリンソンが放った中堅への浅めの飛球で三走の主砲がタッチアップ。際どいタイミングだったが、中堅手・桑原の好返球を受けた捕手・山本のタッチを体をのけぞらせながら、かわして生還。リプレー検証後も判定は覆らず、打点を挙げた助っ人は「岡本がうまくスライディングしてくれた」と感謝した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
83485 0.634
(-)
優勝
(-)
7536
(-)
398
(-)
77
(-)
74
(+1)
0.248
(↓0.001)
2.620
(↑0.02)
2
(-)
広島
72634 0.533
(↓0.004)
13
(↓0.5)
4483
(+1)
497
(+3)
94
(-)
76
(+1)
0.246
(↓0.001)
3.240
(-)
3
(-)
DeNA
69643 0.519
(↓0.004)
15
(↓0.5)
7502
(-)
479
(+6)
104
(-)
29
(-)
0.248
(-)
3.220
(↓0.02)
4
(-)
巨人
68672 0.504
(↑0.004)
17
(↑0.5)
6517
(+6)
502
(-)
163
(+2)
46
(-)
0.254
(-)
3.500
(↑0.02)
5
(-)
ヤクルト
55803 0.407
(↑0.004)
30
(↑0.5)
5516
(+3)
553
(+1)
121
(-)
61
(-)
0.240
(-)
3.710
(↑0.02)
6
(-)
中日
52795 0.397
(-)
31
(-)
7374
(-)
484
(-)
67
(-)
33
(-)
0.236
(↓0.001)
3.140
(↑0.03)