巨人(★3対7☆)広島 =リーグ戦25回戦(2023.09.23)・東京ドーム=
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広島
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巨人
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勝利投手:森下 暢仁(9勝5敗0S)
敗戦投手:菅野 智之(4勝8敗0S)

本塁打
【広島】堂林 翔太(12号・2回表ソロ),末包 昇大(9号・7回表ソロ),秋山 翔吾(4号・7回表2ラン),末包 昇大(10号・8回表ソロ)

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◆広島は1点を追う4回表、堂林と末包の適時打で2点を挙げ、逆転に成功する。その後は同点を許すも、7回には末包のソロと秋山の2ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・森下が6回3失点の好投で今季9勝目。敗れた巨人は、投手陣が精彩を欠いた。

◆今季の巨人岡本和真は広島戦に21試合出場して打率3割3分8厘。カード別最高打率をマークするが、球場別で見るとマツダスタジアムで46打数19安打、7本塁打、16打点、打率4割1分3厘に対し、東京ドームは31打数7安打、0本塁打、2打点、打率2割2分6厘。セ球団相手の本拠地試合で広島戦だけ本塁打が出ていない。

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◆巨人菅野智之投手(33)が自らのバットでチャンスメークした。1点を追う4回2死、森下の137キロカットボールを逆方向に強振。やや前進守備の中堅・秋山を越え、右中間への二塁打とした。20年10月24日阪神戦以来、3年ぶりの長打で今季ここまで20打数5安打で打率2割5分の好成績を残している。昨季の打撃成績は43打数2安打で打率0割4分7厘だった。マウンドでは2回に堂林に先制ソロを浴びると、2点を逆転した直後の4回、堂林の適時二塁打と末包の適時打で逆転を許していた。

◆/好相性は恐ろしい\末包昇大が片手で運んだレフトスタンドへ2打席連続ホームラン???プロ野球(2023/9/23)??巨人×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/YOKLXrWYvN

◆/まさに巨人キラー\末包昇大がジャイアンツ戦5本目のホームラン??またも勝ち越し弾を放つ???プロ野球(2023/9/23)??巨人×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/52ysqsRVHD

◆巨人が広島との今季最終戦で敗れ、CS進出へ土俵際に立たされた。先発の菅野が"巨人キラー"広島末包に捉えられた。同点の7回先頭の初球。内角低めへの149キロツーシームをすくい上げられた。左翼席への勝ち越しソロを被弾。6回0/3を7安打4失点で降板が告げられた。悔しそうな表情をにじませながら歩いてベンチに下がり、「反省点はたくさんありますが、大事な試合でゲームを作れなかったことが悔しいです」と振り返った。菅野は2回2死二塁にも末包に外角136キロカットボールにうまく合わせられて中前適時打を浴びた。8月30日の前回対戦でも京セラドーム大阪でもソロを被弾しており、今季は5打数3安打3打点と苦戦する。さらに2番手船迫が秋山に2ランを浴びて3点差となると、8回に再び末包にやられた。2死から3番手ビーディのスプリットを捉えられ、左翼へのソロを浴びた。末包には直近6試合で18打数10安打、6本塁打、10打点と天敵にしている。今季の広島戦は8勝17敗で借金9となった。これで残り7試合。24日からは敵地横浜で3ゲーム差(22日時点)の3位DeNAとの直接対決が待ち受ける。

◆巨人坂本勇人内野手(34)が通算183度目の猛打賞をマークした。1回2死の第1打席に中前打を放つと、3回1死一、二塁からは左前適時打で続いた。さらに5回無死一塁からも「後ろにつなぐことを考えて打席に入りました」と左中間への適時二塁打。3安打で通算2315安打とし、榎本喜八氏を抜き歴代15位に浮上した。2打点で通算打点も999となった。プロ野球史上49人目の1000打点にも王手をかけた。

◆巨人は広島との最終戦に競り負け、Aクラスがまたも遠のいた。中盤までの接戦も最後は7失点で突き放された。今季広島には被本塁打31本、防御率4・25といずれもセ・リーグ5球団相手にワースト。8勝17敗で借金9と大きく負け越した。原監督は「よく打たれたなという感じはしますね。まあしかし明日もあるし、そこはしっかり力を結集させて戦ってもらう」と、24日から3位DeNAとの敵地直接対決3連戦でCS出場の望みをつなぐ。▽巨人阿波野投手チーフコーチ(広島に今季チーム別最多タイの通算111失点)「長打力もあれば粘り強さもある。トータルで考えると相手の方が上回っている」

◆巨人菅野智之投手(33)が、広島2年目の末包にまたしてもやられた。同点の7回先頭の初球、内角低めへの149キロツーシームを左翼席へ運ばれた。決勝ソロを浴びて7回途中7安打4失点で降板。前回対戦の8月30日にもソロを被弾しており、今季は5打数3安打2本塁打と大苦戦。「反省点はたくさんありますが、大事な試合でゲームを作れなかった事が悔しいです」と正念場での8敗目を悔いた。

◆広島末包昇大外野手(27)がプロ初の1試合複数本塁打となる2打席連発で、2位死守へ大きな1勝を手繰り寄せた。同点の7回、菅野の初球内角真っすぐに反応し、ライナーで左翼席に突き刺した。さらに8回はビーディの外角スプリットを拾って再び左翼席へ。初の2桁本塁打となる10号ソロでリードを広げた。「打撃練習から良かったので期待した感じはあった。いい感じのまま打席に入れました」。巨人戦6本塁打目というGキラーぶりが光った。秋山や上本と外野の主力が戦列に復帰。西川の復帰も近い。チームにとってプラス材料も、末包にとってはピンチ。「今日ダメだったら、明日以降は厳しいかなと思ったので、とにかく今日が勝負だと思って臨んだ」。4回の適時打は菅野の外角低めボールゾーンに曲がるスライダーに食らいついた。2本塁打含む3安打3打点。結果とともに、内容のある打撃でアピールした。新井監督は「成長しているなと実感します。テクニカルなところもそうですが、相手の配球の読みなども成長してくれている」とシーズン終盤に大砲候補が見せた進化に目を細める。今日24日にも、5年ぶりCS進出が決まる。

◆広島が末包の2打席連発を含む4本塁打で巨人との接戦をものにした。2回に堂林のソロで先制。3回に逆転を許すも、4回に堂林と末包の適時打で再逆転。再び追いつかれるも、7回に末包のソロと秋山の2ランで3点を勝ち越した。DeNAが敗れたため、3位とのゲーム差は2に広がった。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-末包選手が連発新井監督 "末包さん"ね。本人もちょっと前に「つかんだ」って言っていましたし(笑い)。成長しているなと実感します。テクニカルなところもそうですが、相手の配球の読みなども成長してくれているなと思います。ナイスバッティングでした。-4番堂林選手が先制弾で火付け役に新井監督 今日もナイスバッティングでしたね。彼もずっと結果を出していますし、見ていても(打線の)中心にいても据わりがいい。彼は素晴らしいものを持っている。あの浩二さんでも30歳ぐらいからバッと行ったので、彼にとっては飛躍する1年になるんじゃないかなと思います。-戦列復帰した秋山、上本、菊池の3選手がそろって存在感を示した新井監督 アキ(秋山)もね、(7回は)力で持っていったね。追い込まれて真っすぐを力で持っていきましたね。あれがアキ本来のスイング。素晴らしいスイングだったと思います。(上本)崇司も早速2本。頼もしい選手が帰ってきてくれた。キク(菊池)も、キクじゃなかったらアウトを取れていたかなというのが、今日だけでも3つくらいはあったと思う。記録には残らないですけど、守備の面で彼の存在というのは、いなくなって気付きますよね。彼の存在の大きさは。若い選手もどんどん彼のいいところを吸収してほしいなと思います。-CS争いの意味でも大きい勝利新井監督 あと残り5試合かな。こればっかりは相手がいることなので、いつも言っているけど、自分たちは今まで通り全員野球で目の前の試合を1戦1戦、戦っていくだけなので。余計なことは考えず。今も別にベイスターズのことは気にならないし...今9回の裏、4対3...全然気にならない(笑い)。気にしても自分たちはどうすることもできないので。ただ、4対3で(中日が)1点リードしているというのは知っています(笑い)。-試合中に小園選手は左足首、秋山選手の左足ふくらはぎを痛めた新井監督 小園は(送球時)ひねっているので、明日の具合を見てみないと。アキはふくらはぎに当たっているので、ちょっと厳しいかも知れない。当たり所があまり良くないので、明日の状態を見ての判断になると思うけど、厳しいかもしれない。

◆/復帰のベテランがチームを勢いに乗せる\高めを叩いた秋山翔吾18日以来の出場でホームラン???プロ野球(2023/9/23)??巨人×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/tenCOqxG81

◆/復帰のベテランがチームを勢いに乗せる\高めを叩いた秋山翔吾18日以来の出場でホームラン???プロ野球(2023/9/23)??巨人×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/tenCOqxG81

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が、8月2日のヤクルト戦(東京ドーム)以来となる通算183度目の猛打賞を記録した。一回の第1打席は2死から中前打で出塁。0ー1の三回1死一、二塁では左前適時打を放った。2ー3との五回無死一塁では通算444本目となる左中間を破る適時二塁打をマーク。五回までに2打点を挙げ、史上49人目となる通算1000打点に王手をかけた。

◆4位から逆転でクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す巨人は、重要な試合を落とした。2打席連続本塁打を含む3安打3打点を許した広島・末包には、今季10本塁打のうち6本を献上。原辰徳監督(65)は「よく打たれたなという感じ」と唇をかんだ。3-3の七回に末包に決勝ソロを浴びた菅野は「反省点はたくさんある。大事な試合でゲームをつくれなかったことが悔しい」と振り返った。指揮官は「4点目が分岐になった。どうしても勝たないといけないゲーム、で選手の力を集約して戦えなかった」と悔やんだ。

◆広島が終盤の本塁打攻勢で快勝した。3―3の七回に末包のソロで勝ち越し、さらに秋山が2ラン。八回には末包が2打席連続のソロを放った。森下が6回3失点で9勝目。継投も決まった。巨人は投手陣が精彩を欠いた。

◆セ・リーグ4位の巨人は、2位・広島に手痛い一敗を喫した。先発した菅野智之投手(33)が堂林、末包の右打者2人に4打点を挙げられるなど、七回途中7安打4失点で8敗目。2番手で上がったD5位・船迫(西濃運輸)が秋山に2ラン、4番手・ビーディも末包にこの日2本目となる一発を浴びるなど、計4本塁打を被弾。逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出がかかった大事な一戦で投手陣が打ち込まれ、阿波野秀幸投手チーフコーチ(59)は「なかなか主導権を握れなかった」と肩を落とした。今季の広島との対戦成績は、8勝17敗と大きく負け越し。同コーチは「苦しめられた部分は長打力もあれば、粘り強さもある。2ストライク後も非常に粘り強いっていうところで根負けする部分があった。トータルで考えると相手の方が上回っていた」と話した。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が通算183度目となる猛打賞を記録した。0-1の三回1死一、二塁では左前適時打をマーク。2-3の五回無死一塁には、左中間へ3打席連続安打となる適時二塁打を放ち「後ろにつなぐことを考えて打席に入った」。通算2315安打とし、榎本喜八氏を抜き歴代15位に浮上。史上49人目の通算1000打点に王手をかけた。

◆巨人は今季の行方を左右する一戦を落とし、クライマックスシリーズ(CS)進出へ崖っぷちに立たされた。原辰徳監督(65)が「分岐になったね」と指摘したのが、3-3で迎えた七回に菅野が喫した4点目だ。指揮官が「どうしても勝たなければいけないゲーム」と振り返った試合で先発を託された大黒柱は、先頭で末包を打席に迎えた。勝負を分けたのは1球目。内寄りの速球を左翼席に運ばれる決勝ソロを浴びた。四回には適時打を許しており「大事な試合でゲームをつくれなかったことが悔しい」と落胆した。2打席連続本塁打を含む3安打3打点を挙げた末包は、今季10本塁打のうち6本を巨人戦でマーク。投手陣は両コーナーに投げ分けて天敵の攻略を図ったが、今季最後の直接対決でも苦杯をなめさせられ、広島に8勝17敗と大きく負け越した一因となった。24日から3ゲーム差で追う3位DeNAとの3連戦(横浜)。原監督は「みんなの力を集結させることが大事」と語気を強めた。4位からの逆転でのCS進出へ、負けは許されない。(鈴木智紘)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
83484 0.634
(↑0.003)
優勝
(-)
8536
(+9)
398
(+3)
77
(+1)
73
(+2)
0.249
(↑0.001)
2.640
(-)
2
(-)
広島
72624 0.537
(↑0.003)
12.5
(-)
5482
(+7)
494
(+3)
94
(+4)
75
(-)
0.247
(↑0.001
3.240
(-)
3
(-)
DeNA
69633 0.523
(↓0.004)
14.5
(↓1)
8502
(+3)
473
(+4)
104
(-)
29
(-)
0.248
(-)
3.200
(↑0.01)
4
(-)
巨人
67672 0.500
(↓0.004)
17.5
(↓1)
7511
(+3)
502
(+7)
161
(-)
46
(-)
0.254
(-)
3.520
(↓0.02)
5
(-)
ヤクルト
54803 0.403
(↓0.003)
30.5
(↓1)
6513
(+3)
552
(+9)
121
(+2)
61
(-)
0.240
(-)
3.730
(↓0.02)
6
(-)
中日
52794 0.397
(↑0.005)
31
(-)
8374
(+4)
484
(+3)
67
(-)
33
(-)
0.237
(-)
3.170
(-)