ヤクルト(★8対9☆)中日 =リーグ戦25回戦(2023.09.21)・明治神宮野球場=
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中日
0201060009811
ヤクルト
00340100081702
勝利投手:橋本 侑樹(1勝0敗0S)
(セーブ:藤嶋 健人(1勝1敗2S))
敗戦投手:サイスニード(7勝8敗0S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(5号・2回表2ラン)
【ヤクルト】山田 哲人(13号・3回裏2ラン),塩見 泰隆(7号・4回裏満塁)

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◆中日は3-7で迎えた6回表、木下の適時二塁打と村松の適時打で1点差に迫る。なおも続く好機で、岡林が走者一掃の適時三塁打を放ち、逆転に成功した。投げては、2番手・橋本がプロ初勝利。敗れたヤクルトは、先発・サイスニードが9失点と振るわなかった。

◆/見送る姿がカッコイイ\山田哲人の13号逆転2ラン??9月3本目は確信の一発?#プロ野球(2023/9/21)??ヤクルト×中日??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #swallows pic.twitter.com/wra7mWX2vC

◆ヤクルト山田哲人内野手(31)が一時逆転となるアーチを放った。1点を追う3回2死二塁、中日先発小笠原の127キロチェンジアップを左翼席中段に運んだ。打った瞬間に確信した13号2ランに「浮いてきたチェンジアップをミスショットすることなく捉えることが出来ました。逆転できて良かったです」と語った。

◆度重なるケガに苦しんだヤクルト塩見泰隆外野手がグランドスラムを神宮の秋空に打ち上げた。同点の4回。オスナ、古賀、長岡の3連打でつくった1死満塁で中日小笠原の初球、131キロチェンジアップを振り抜き、7号満塁弾をバックスクリーンに直撃させた。「低めの変化球を振らないように、甘めに目付けをして思い切って打ちにいきました」と狙い澄ました1発だった。2点を先制された直後の3回1死二塁では、反撃ののろしとなる中越えの適時二塁打を放ったが、その際は見逃した初球から全4球、ストレート。配球の読みでも見事に勝った。21年は140試合、22年は130試合出場とリーグ2連覇には欠かせなかったリードオフマンは今季、下半身のケガに悩まされ、ここまで44試合の出場にとどまってきた。中堅手としても存在は非常に大きい。来季のリベンジに向けて最終盤の1軍戦を体にしみこませておく。

◆中日岡林勇希外野手が6回に今季10本目の三塁打。岡林は昨季も三塁打10本で、2年以上続けてシーズン2桁三塁打を打ったのは、61、62年の中(中日)と毒島(東映)以来61年ぶり5人目(6度目)。

◆度重なるケガに苦しんだヤクルト塩見泰隆外野手がグランドスラムを打ち上げた。同点の4回1死満塁で中日小笠原の初球、131キロチェンジアップを振り抜き、2年ぶり自身2度目の7号満塁弾をバックスクリーンに直撃させた。「低めの変化球を振らないように、甘めに目付けをして思い切って打ちに行った」と狙い澄ました1発。この日は4安打5打点と大暴れだった。21年は140試合、22年は130試合出場とリーグ連覇には欠かせなかったリードオフマンは今季、下半身のケガに悩まされ出場は44試合。来季に向け高津監督は「長打も打てて出塁率も高い。彼が1番にいるかいないかは大きい。(来季へ)1年間できる体力をつけてほしい」と期待した。対中日最終戦は6回に6失点で逆転を許し、満塁弾も空砲に。指揮官は「来季はうちもドラゴンズも、もっと上で争えるようにと思います」と語った。ヤクルト山田(3回2死二塁から13号2ランを放ち、神宮での本塁打がバレンティンに並ぶ155本目で歴代2位タイ)「ホームグラウンドですしファンも来てくれているので、声援のおかげだと思います」

◆4試合ぶりにスタメンマスクをかぶった中日・木下拓哉捕手(31)が二回、バックスクリーンに先制の2ランを放った。1死一塁。1ストライクからヤクルト・サイスニードの高く浮いた直球をとらえた打球は中堅方向に伸び、バックスクリーンへの2ランとなった。今季5本目の本塁打を放った木下は「高めのボールを一発で仕留められてよかったです」とうなずいた。6月に死球を受けて右手甲を骨折。約2カ月の離脱から8月15日に戦列復帰してからは日本ハムから加入した宇佐見真吾捕手(30)との併用が続いている。競争に勝って出場機会を増やすためにも、2021年に11本塁打を放ったパンチ力のある打撃をさらにアピールしていきたい。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(31)が、1点を追う三回2死二塁で左翼席への13号2ランを放った。中日先発・小笠原が投じた高めのチェンジアップを完璧に捉え、4試合ぶりの一発。「浮いてきたチェンジアップをミスショットすることなく捉えることができました」とうなずいた。

◆ヤクルト・塩見泰隆外野手(30)がプロ2度目の満塁弾を放った。3―3の四回1死から、中日・小笠原のチェンジアップをバックスクリーンへ。リードを広げる一発となった。2021年9月17日の巨人戦(東京ドーム)以来、2年ぶりのグランドスラム。会心の7号を放って颯爽とダイヤモンドを回り「低めの変化球を振らないように、甘めに目付けをして思い切って打ちにいきました」と汗をぬぐった。

◆中日は先発の小笠原慎之介投手(25)が4回77球を投げて2被弾を含む9安打7失点と大誤算。前半で3-7とビハインドを背負う苦しい展開となった。二回に木下拓哉捕手(31)の先制2ランで援護をもらった三回、1死二塁で塩見に中堅へのタイムリーを許して1点差とされると、2死二塁では山田に中堅バックスクリーンへの逆転2ランを浴びて2-3とされた。味方が同点に追いついた直後の四回も、球の切れを欠き、連打から大量失点を喫した。先頭のオスナから古賀、長岡と3連打され無死満塁。1死後、塩見に初球の真ん中に入ったチェンジアップを狙いすまされ、バックスクリーンへ満塁本塁打を献上。相手の猛攻を止められず、マウンド上でうなだれた。結局、五回の打席で代打を送られ降板。5位・ヤクルトの背中を追いかけるために負けられない試合で、無念のKOを喫した。

◆22日の阪神戦(神宮)に先発するヤクルト・高橋奎二投手(26)は、キャッチボールなどで調整した。今季は18試合で4勝8敗、防御率4・52と苦しんでおり、7月16日の巨人戦(神宮)から白星に恵まれていないが、「(今季)最後かもしれないので、この一年間の締めくくりとして、苦しんできたこともあると思うんですけど、終わりよければ全て良しと思って投げられれば」と言葉に力を込めた。

◆中日が3-7で迎えた六回に集中打で大量6点を奪い、逆転した。ヤクルト先発のサイスニードに簡単に2死を取られたが、ダヤン・ビシエド内野手(34)が左前打で出塁。四球で一、二塁とすると、二回に先制2ランを放っている木下拓哉捕手(31)が右翼へ2点二塁打を放ち、5-7。さらに2死一、二塁から途中出場の村松開人内野手(22)が中堅への適時打を放って1点差。四球で満塁とし、岡林勇希外野手(21)が代わった2番手・木沢から右翼線へ走者一掃の三塁打を放って9ー7と逆転。この回4本の安打を集めて再びリードを奪った。

◆中日が一時4点のビハインドを背負いながら六回にビッグイニングをつくり、逆転で競り勝った。4試合ぶりスタメンマスクの木下拓哉捕手(31)が二回にバックスクリーンに2ラン本塁打を放って先制した。先発した小笠原慎之介投手(25)は4回を投げて9安打7失点と振るわず、3-7と逆転され4点差を追いかける展開となったが、猛反撃をみせたのは六回。木下のこの日4打点目となる2点二塁打などで1点差まで詰め寄り、なおも2死満塁で岡林勇希外野手(21)が右翼線へ走者一掃の三塁打を放ち、この回一挙6点を奪う猛攻で一気に9ー7と試合をひっくり返した。投手陣は相手打線に17安打を許したが、終盤にリリーフ陣が要所で粘った。六回に失策がらみで1点を返されたものの、七回以降は継投でつないで最後は藤嶋健人投手(25)が抑えを務めて、1点差を守り切った。5位ヤクルトに1・5差に迫った。

◆ヤクルトは塩見泰隆外野手(30)に自身2本目となる満塁弾が飛び出すなど4安打5打点の活躍。だが、先発したサイスニード投手(30)が六回途中7安打9失点と踏ん張れず、敗れた。試合後の高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――先発・サイスニードが6回2死からつかまったのが痛かった「あの回は投げきってほしかったかなと。球数もそれほどだったので。油断したわけではないでしょうけど、あと1つ、あの1球という感じですね」――塩見が4安打5打点、満塁弾も「やっぱり長打も打てる、出塁率も高いですし、彼が1番にいるのかいないのかというのはゲームの展開を見ても大きいと思います」――けがに苦しんだ今季だったが、終盤に調子を上げて来季につながれば「そうですね。もう30歳かな、30にもなるので1年間できる体力を付けて、ほしいなと思いますね」――八回の打席途中に直接言葉をかけていたが「何かおかしな動きをしていたので確認をしに行きました」――足や腰の状態ということ「まあそうですね」――九回の守備から交代させたのは大事を取って「そうですね、はい」――山田も当たってきている「そうですね、まあ、スイングは強くなってきたかなと思いますね」――今季の中日戦を終えて「名古屋でやるのと、ここでやるのとまた試合展開が変わって、まあ勝ったり負けたりはもちろんなんですけど、そうですね、うーん、来季はうちもドラゴンズもね、もっと上で争えるようにと思います」――打線は17安打。七、八、九回も走者を出したが、もう一押しが「そうですね、まあ、色々な作戦も考えたんですけども、こういう結果になりました」

◆ヤクルト・山田哲人内野手(31)が、三回2死二塁で左翼席への13号ソロを放った。これが、神宮球場通算155本塁打。歴代2位のバレンティン(元ヤクルトなど)に並んだ。「高めに浮いたので、逃さず打てたかなと」中日先発・小笠原が投じた高めのチェンジアップを逃さなかった。一時は逆転となる4試合ぶりの一発。逆転負けを喫し、メモリアルアーチは勝利に結び付かなかったが、シーズン最終盤まで応援を続ける燕党を歓喜させた。「ホームグラウンドですし、ヤクルトファンも来てくれているので、声援のおかげだと思います。こういう順位ですけど、足を運んでくれる方がたくさんいますし、負けていい試合はないと思うので、勝利目指して頑張ります」と山田。残り7試合。1勝でも多くスワローズファンに届けたい。?ヤクルト・山田が今季13号本塁打。神宮球場では今季7本目で、通算155本目。同球場の通算本塁打数でバレンティンと並ぶ歴代2位となった。歴代最多は池山隆寛の167本

◆中日・岡林勇希外野手は六回、走者一掃の3点適時打を放った。三塁打は今季10本目で、2リーグ制となった1950年以降で史上5人目となる2年続けて2桁到達。「必死に食らいついた。自信につながる」と力を込めた。これでシーズンの安打数はリーグ1位の牧(DeNA)に1本差に迫る156本に。2年連続のタイトル獲得を見据え「自分の良さをこれからも出したい」と意気込んだ。(神宮)

◆最後まで声援を送ってくれる燕党に、雄姿を見せた。ヤクルト・山田哲人内野手(31)が、三回2死二塁で左翼席への13号2ラン。本拠地・神宮球場で通算155本塁打とし、歴代2位のバレンティン(元ヤクルトなど)に並んだ。「高めに浮いたので、逃さず打てた。ホームグラウンドですし、ヤクルトファンも来てくれているので、声援のおかげだと思う」失投を完璧に捉えた。小笠原のチェンジアップを振り抜き、4試合ぶりの一発。メモリアルアーチは空砲となり、再び最下位・中日と1・5ゲーム差となったが、主将として、背番号1を背負う主軸として、勝利への思いを強くした。「こういう順位ですけど、足を運んでくれる方がたくさんいる。負けていい試合はないので、勝利目指して頑張ります」今季は残り7試合。グラウンドに立てば応援してくれるファンがいる。一本でも多くアーチを架け、一試合でも多く勝利を届けたい。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
82484 0.631
(↓0.005)
優勝
(-)
9527
(+3)
395
(+5)
76
(+2)
71
(-)
0.248
(-)
2.640
(↓0.02)
2
(-)
広島
71624 0.534
(-)
12.5
(↑0.5)
6475
(-)
491
(-)
90
(-)
75
(-)
0.246
(-)
3.240
(-)
3
(-)
DeNA
69623 0.527
(-)
13.5
(↑0.5)
9499
(-)
469
(-)
104
(-)
29
(-)
0.248
(-)
3.210
(-)
4
(-)
巨人
67662 0.504
(↑0.004)
16.5
(↑1)
8508
(+5)
495
(+3)
161
(+1)
46
(-)
0.254
(↓0.001)
3.500
(-)
5
(-)
ヤクルト
54793 0.406
(↓0.003)
29.5
(-)
7510
(+8)
543
(+9)
119
(+2)
61
(-)
0.240
(↑0.001
3.710
(↓0.04)
6
(-)
中日
51794 0.392
(↑0.004)
31
(↑1)
9370
(+9)
481
(+8)
67
(+1)
33
(-)
0.237
(↑0.001
3.170
(↓0.03)