楽天(★2対7☆)西武 =リーグ戦24回戦(2023.09.21)・楽天モバイルパーク宮城=
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西武
0220300007703
楽天
0101000002411
勝利投手:今井 達也(10勝4敗0S)
敗戦投手:塩見 貴洋(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】渡部 健人(6号・2回表2ラン),マキノン(14号・3回表2ラン),マキノン(15号・5回表3ラン)
【楽天】浅村 栄斗(25号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武が3連勝。西武は2回表、渡部の2ランで先制に成功する。直後に1点差とされるも、3回にはマキノンの2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・今井が8回2失点の力投で今季10勝目。敗れた楽天は、先発・塩見が試合をつくれず、打線も振るわなかった。

◆西武今井達也投手(25)が球団として2年連続の「10勝トリオ」誕生を目指して先発する。昨季はエンス、高橋、与座が10勝を挙げており、今季もここまで高橋、平良が10勝を挙げている。今井は21年10月15日から対楽天8連勝中で、好相性の相手から自身初の10勝目をもぎ取る。打線は20日の日本ハム戦から打順と守備位置を大幅に入れ替えた。蛭間拓哉外野手(22)がプロ初の「2番左翼」でスタメン出場。今季3試合を除いて1番と2番を任されてきた源田壮亮内野手(30)が「8番遊撃」に入る。佐藤龍世内野手(26)は、4月9日ソフトバンク戦以来となる二塁に入り、三塁には渡部健人内野手(24)が起用された。特例2023で16日に出場選手登録を抹消されていた古賀悠斗捕手(24)はこの日出場選手登録され「9番捕手」でスタメン出場する。

◆西武デビッド・マキノン内野手(28)が来日初となる2打席連続弾を放った。1本目は1点リードの3回1死一塁、フルカウントから楽天塩見の真ん中低めのフォークを完璧に捉えた。打球は楽天ファンが陣取る左翼スタンド中段に飛び込む14号2ラン。塩見はがっくり膝に手を付いた。20日の日本ハム戦(ベルーナドーム)でも1発を放っており、助っ人の2試合連続弾に一塁側ベンチは大盛り上がりだった。2本目は西武先発の今井が失点した直後だった。5回1死一、二塁から2番手宮森の4球目、123キロスライダーを低いライナー性の打球で左翼スタンドに突き刺す15号3ランとなった。3球目に148キロの直球を見せられ、25キロの緩急差で攻められるも「無心で打席に入った。来た球を素直に打ち返したよ」と物ともしなかった。

◆/ベッケン弾炸裂!\外角を引っ張った打球はなんとそのままスタンドイン渡部健人の第6号2ランホームラン!?プロ野球(2023/9/21)??楽天×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球#seibulions pic.twitter.com/gZFAqsf4Rb

◆西武渡部健人内野手(24)が、842日ぶり先発となった楽天塩見から先制弾を決めた。同点の2回2死一塁でカウント2-2からの6球目、真ん中低めの119キロチェンジアップに反応した。やや泳ぎながらのスイングで「打った瞬間、『外野の間を抜けるかな~』と思いながら走っていました」という打球はぐんぐん伸び左中間スタンドに着弾した。9月5日オリックス戦(ほっともっと神戸)以来の6号2ランとなり、「スタンドに入っちゃいました!」と笑みを浮かべながらベースを1周した。この日は台湾プロ野球「楽天モンキーズ」のチアリーダー「Rakuten Girls」の人気メンバー・リンシャン(林襄=26)ら4人が左中間スタンドで楽天の応援を盛り上げており、渡部の打球はチアガールたちに一直線。ヒヤッとする場面だったが、チアガールたちは一目散にダッシュし直撃を回避した。

◆楽天塩見貴洋投手(35)は、842日ぶりの登板を飾れなかった。初回は3者凡退で切り抜けたが、2回につかまった。2死一塁で、カウント2-2から、渡部を119キロチェンジアップで体勢を崩したが、打球は左中間席へ。先制2ランを浴びた。3回にも1死一塁から、マキノンに低め130キロに決めきったフォークを左翼席中段へ運ばれた。緩急を生かし、丁寧な投球を続けていたが、2被弾ともに打者にうまく捉えられ、4回4安打4失点で降板。「自分の投球ができましたけど、長打2本がもったいないというか、打たれてしまった」と悔やんだ。20年9月5日オリックス戦以来、1111日ぶりの勝利を逃した。チームも敗戦し、3位ソフトバンクとの差は1・5ゲームへと広がった。

◆楽天は"攻撃的オーダー"が実らず、西武今井に9連敗を喫した。石井一久監督(50)は、1番にフランコ、2番に島内を置く積極策。前回対戦の8月30日と同様の上位打線で、天敵討ちを狙った。しかし、散発4安打と沈黙。得点は2回無死一、三塁で村林の遊撃併殺打の間に挙げた1点と、4回2死走者なしで浅村の右中間へのソロの2点のみ。石井監督は「しっかり積極的に打っていくことはチームとしてできていたが、結果的にヒット数が少なかった。得点した後に倍で返されてしまうケースが2回ほどあったので、なかなか『さあ、行くぞ』という状況に持っていくのが難しかった」と振り返った。3位ソフトバンクが勝利したため、ゲーム差は1・5に拡大。逆転CS進出へ向けて、手痛い1敗となった。▽楽天浅村(4回2死、右中間へリーグトップタイとなる25号ソロ)「甘い球をしっかり打ちたいと思って打席に入った。うまくコンタクトできました」

◆西武デビッド・マキノン内野手が1試合2発で計5打点を挙げた。まずは2点リードの3回1死一塁、楽天塩見から左翼席中段に運ぶ14号2ラン。5回1死一、二塁では、宮森から3球目に148キロ直球を見せられた直後、緩急差25キロの123キロスライダーを捉え、低い弾道で左翼席最前列に突き刺した。来日初のマルチ本塁打が2打席連発となり「何よりもチームの勝ちに貢献できたことがうれしい」と笑みを浮かべた。

◆西武今井達也投手(25)が8回4安打8奪三振2失点で自身初の10勝に到達した。高橋、平良と「10勝トリオ」を形成。直球の最速は155キロだったが、無走者時は140キロ台前半の直球に力を抑え、スライダーなど変化球を軸にする投球術が光った。ただ節目の1勝にも「勝ち星は気にしてなかった。防御率や三振の数だったりとか、イニング数をもっとがんばりたい」と満足はしていなかった。

◆西武が渡部健人内野手(24)とデビッド・マキノン内野手(28)の1発攻勢で楽天に快勝した。先発の今井達也投手(25)も自己最多の10勝目を挙げた。序盤から打線が火を吹いた。2回2死一塁、渡部がフルカウントから楽天塩見の119キロチェンジアップを泳ぎながらも左中間に運ぶ先制の6号2ラン。タイミングを外されるも「前でさばくっていうのを意識したのでスムーズに行った」と納得のアーチとなった。打線はさらに3回1死一塁からマキノンが塩見の低めのフォークをすくい上げ、左翼席中段まで高々と運ぶ14号2ランで追加点を挙げた。842日ぶりの先発となった塩見を4回KOとした。マキノンは5回にも1死一、二塁から宮森の123キロスライダーを、今度は低いライナー性の打球で左翼スタンド最前列に突き刺す2打席連続の15号3ラン。来日初の2打席連続弾で5打点の活躍に「何よりもチームの勝ちに貢献できたことがうれしい。いいスイングができた」と笑みを浮かべた。先発の今井は最速155キロを計測し、8回を4安打8奪三振2失点。119球の熱投で10勝目を手にした。節目の白星にも「勝ち星はそんなに気にしていない。長いイニングを投げられたのが良かった」と淡々と語った。西武先発陣は高橋と平良が既に10勝。そこに今井も加わり球団として2年連続の「10勝トリオ」が完成した(昨年は高橋、エンス、与座)。隅田も今季9勝を挙げており「10勝カルテット」に王手をかけた。

◆「7番・三塁」で先発した西武・渡部健人内野手(24)が6号先制2ランを放った。0-0の二回1死から左腕・塩見のチェンジアップに態勢を崩しながらもバットを合わせ左中間スタンドに運んだ。9月5日以来の貴重な一発となり「とにかく気持ちで負けないように、と打席に向かいました。打った瞬間『外野の間を抜けるかな~』と思いながら走ってましたけど、スタンドに入っちゃいました」と喜びを語った。

◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が「4番・二塁」で先発出場し、右中間スタンドに25号ソロを放った。1-4、四回2死走者なし。西武先発、今井の5球目を逆方向に流し打った。球団広報を通じて、「打ったのは真っすぐ。打ててよかったです」とコメントした。パ・リーグの本塁打王争いで1位のロッテ、グレゴリー・ポランコ外野手(32)に並んだ。

◆西武の助っ人、デビッド・マキノン内野手(28)が2打席連発となる14号2ラン、15号3ランを放った。まずは1点リードの三回1死一塁から左腕・塩見のフォークを捉えて左中間スタンドに運んだ。続く、2点リードの四回1死一、二塁では宮森の変化球にバットを合わせた打球は左翼席前列に吸い込まれる2打席連続アーチとなり「何も考えず、無心で打席に入ったんだ。来た球を素直に打ち返したら、それがホームランになったよ」と笑顔で振り返った。前日には13号2ランをマークし、2試合で3発を量産した。

◆西武が3連勝。楽天戦の2年連続勝ち越しを決めた。今井が8回2失点で自身初の10勝に到達した。打線は一発攻勢を見せ、渡部が二回に2ラン、マキノンが三回に2ラン、五回に3ランを放った。楽天は塩見が試合をつくれなかった。

◆会心の打球が右中間席に着弾した。楽天・浅村栄斗内野手(32)は25号ソロを逆方向に流し打ち、ポーカーフェースでダイヤモンドを駆け抜けた。「打ててよかったです」1-4、四回2死走者なし。西武先発、今井の5球目、149キロのやや外角寄り直球を仕留めた。本拠地・楽天モバイルパークに詰め掛けた観衆1万4031人の前で反撃ののろしを上げたが、チームは手痛い1敗を喫した。熾烈(しれつ)なパ・リーグ本塁打王争いを繰り広げている。試合前に1位で並んでいたロッテ・ポランコがソフトバンク戦の一回に25号ソロを放ってリードされたが、再び肩を並べた。投げては、先発の塩見が4回4安打4三振4失点で降板。1軍登板が2021年6月1日のヤクルト戦以来、842日ぶりで、1111日ぶりの白星が期待されたが、お預け。失点は2ラン2発で「長打は駄目ですね。あの2本のホームランにつきます」と反省した。石井監督は「他の選手よりも、けが(持病の腰痛など)と数多く付き合ってきた。投げられる喜びをかみしめて、しっかりとマウンドで表現してくれれば」と送り出していた。(広岡浩二)

◆西武・今井達也投手(25)が8回4安打2失点、8奪三振で自身初の2桁勝利の10勝目(4敗)。2021年から続く楽天戦の自身の連勝記録を「9」に伸ばす圧巻の投球を披露した。「序盤から大量援護があったので余裕をもって投げれた。どんどんストライクゾーンで勝負できたのがよかった」自慢の長髪をなびかせ敵地マウンドで躍動した。力強い真っすぐを軸に立ち上がりから相手打線に立ち向かい一回を三者凡退。3点リードの四回に浅村にソロを浴びたが、後を引きずることなく失点を与えず119球で8回を投げ切った。7月に3勝0敗、防御率0・62の数字を残し自身初の月間MVPに輝くと、8月、9月も防御率1点台と好調を維持。高橋、平良に続いて、先発陣3人目の2桁勝利をマークした。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
79474 0.627
(-)
優勝
(-)
13466
(-)
374
(-)
99
(-)
42
(-)
0.249
(-)
2.630
(-)
2
(-)
ロッテ
63615 0.508
(↓0.004)
15
(↓0.5)
14451
(+2)
466
(+4)
92
(+1)
65
(-)
0.239
(-)
3.360
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
65652 0.500
(↑0.004)
16
(↑0.5)
11492
(+4)
475
(+2)
96
(+1)
63
(-)
0.248
(↑0.001)
3.300
(↑0.01)
4
(-)
楽天
63661 0.488
(↓0.004)
17.5
(↓0.5)
13461
(+2)
511
(+7)
99
(+1)
95
(-)
0.244
(-)
3.560
(↓0.03)
5
(-)
西武
61711 0.462
(↑0.004)
21
(↑0.5)
10407
(+7)
437
(+2)
87
(+3)
71
(-)
0.234
(↓0.001)
2.930
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
56751 0.427
(-)
25.5
(-)
11431
(-)
460
(-)
93
(-)
68
(-)
0.233
(-)
3.080
(-)