阪神(☆4対3★)巨人 =リーグ戦24回戦(2023.09.20)・阪神甲子園球場=
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巨人
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阪神
01100002X4800
勝利投手:及川 雅貴(3勝1敗0S)
(セーブ:岩崎 優(3勝2敗33S))
敗戦投手:菊地 大稀(4勝4敗0S)

本塁打
【巨人】丸 佳浩(18号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆阪神が接戦を制した。阪神は1-1で迎えた3回裏、中野の適時打で1点を勝ち越す。その後逆転を許すも、8回に2死二三塁からノイジーの2点適時打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、4番手・及川が今季3勝目。敗れた巨人は、3番手・菊地が誤算だった。

◆阪神岡田彰布監督(65)が、監督として1985年に球団史上初の日本一に導いた吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)と試合前練習中に談笑するシーンがあった。岡田監督が現役時代は、選手と監督として、ともに戦った間柄。18年ぶりのリーグ優勝に、恩師も喜んでいた様子だった。吉田氏は佐藤輝らとも会話していた。

◆阪神が、紙一重のところでピンチを切り抜けた。同点の3回無死二塁。走者長野、打者門脇の場面で、捕手坂本が二塁へけん制を入れた。これに長野が飛び出し、遊撃木浪が三塁へ転送。佐藤輝がスライディングした長野をタッチし、1死かと思われた。ただ、巨人原監督がこれにリクエストを要求。リプレー映像では、佐藤輝のタッチを長野が避け、"空タッチ"となっているようにも見えた。その後、佐藤輝が"追いタッチ"する形に。判定は変わらずアウトで、試合が再開された。

◆阪神近本光司外野手(28)が、また一つ快挙を成し遂げた。同点の3回先頭、巨人山崎伊から左中間へ三塁打。激走で三塁まで到達した。これで入団から5年目以内の安打数を767とし、プロ野球記録を持つ巨人長野久義に並んだ。入団から5年目以内の安打数上位5傑1位 長野久義(巨人) 7671位 近本光司(阪神) 7673位 長嶋茂雄(巨人) 7634位 青木宣親(ヤクルト) 7445位 後藤次男(阪神) 740

◆阪神木浪聖也内野手(29)が、プロ5年目で初のシーズン規定打席に到達した。この日、2打席を消化し今季443打席とした。これで阪神の今季の規定打席到達者は中野、大山、近本、佐藤輝、ノイジーに次いで6人目となった。木浪は「(これまで)一番多く出ていた1年目に規定には行かなかったので、本当に今年いけたというのはよかったと思います」と胸をなで下ろした。今後に向けては「もう1つずつ勝つだけなので、先のことは水、目の前の試合に勝っていくことがこれからの目標だと思います」と力を込めた。

◆/長野に並んだ\近本光司が快足飛ばしスリーベース新人から5年間で通算767安打目長野久義のプロ野球記録に並ぶ??中野拓夢のタイムリーで勝ち越しのホームイン!?#プロ野球(2023/9/20)??阪神×巨人??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #tigers pic.twitter.com/eICPpDxEis

◆阪神の近本光司外野手(28)が、3回に今季12本目の三塁打を放った。年間12三塁打は、・球界全体 18年上林誠知(ソフトバンク)14以来5年ぶり。25人目、30度目。・セ・リーグ 60年長嶋茂雄(巨人)12以来、63年ぶり。8人目、8度目。・阪神 56年田宮謙次郎12以来67年ぶり。4人目、6度目。なおプロ野球最多は、51年金田正泰(阪神)の18。

◆阪神伊藤将司投手(27)が、プロ3年目で初の規定投球回に到達した。試合前時点で140回1/3に達していた。この日、6回1/3を投げ、3失点で降板した。1点リードを許し、自己最多の11勝目とはならなかった。それでも、左肩の違和感で開幕から約1カ月遅れスタートした今季、イニングイーターとして快投連発し、規定投球回に乗せた。

◆巨人増田大輝内野手(30)が7月15日ヤクルト戦(神宮)以来2カ月ぶりで今季2試合目のスタメン起用に応えた。丸の18号ソロで同点とした直後の7回無死、阪神伊藤将のツーシームを捉えて左翼線への二塁打。チャンスメークすると、吉川の犠打で三塁へ進んだ。1死三塁から得意の足で魅せた。梶谷の平凡な二ゴロに素早いスタートを切り、ホームへヘッドスライディング。前進守備の二塁・中野の送球を受けた捕手・坂本のタッチをかいくぐり、勝ち越し点をもぎ取った。増田大は18日のヤクルト戦(東京ドーム)で8回に坂本の代走で途中出場。同点の延長12回1死一、二塁、田口から右中間の二塁打を放ち、自身初のサヨナラ打を放っていた。

◆阪神が逆転勝ちでシーズンの巨人戦で球団最多記録となる18勝目をもぎ取った。今季最後の大型連戦となる8連戦の初戦を白星で飾り、連敗は2でストップ。また、08年に並んで岡田監督史上最多となる82勝目を手にした。先発した伊藤将司投手(27)が、7回途中8安打3失点と力投した。初回に1点を失ったものの、3回1死から門脇を二ゴロに打ち取った時点で143イニングに到達し、プロ初の規定投球回に到達。その後は持ち味の打たせて取る投球で、無失点を続けていった。しかし、1点リードの7回先頭の丸に中越えの同点ソロを被弾し、なおも1死三塁から代打梶谷の内野ゴロ(記録は二塁中野の野選)で勝ち越しを許し、自己最多の11勝目を飾ることはできなかった。打線は1-1の同点の3回、先頭近本光司外野手(28)が8打席ぶりのヒットとなる左中間を破る今季12本目の三塁打でチャンスメーク。これで入団から5年目以内の安打数を767とし、プロ野球記録を持ち、この日右翼の守備に就いていた巨人長野久義に並んだ。続く中野拓夢内野手(27)が三遊間を破る適時打で一時勝ち越しを決めた。5回には先頭の木浪聖也内野手(29)がこの日の2打席目に立ち、惜しくも二ゴロに。この時点で、プロ初となるシーズンの規定打席に到達した。1点を追う8回には2死から大山が四球で出塁し、続く佐藤輝がこの日3安打目となる右翼線への二塁打でチャンスを拡大。二、三塁からノイジーが中前への2点適時打を放ち、逆転に成功。そのまま逃げ切った。

◆巨人が逆転負けで甲子園4連敗を喫し、CS進出が遠のいた。立ち上がりでは先制パンチに成功した。1回先頭、阪神伊藤将から長野が2球目のチェンジアップを捉えて左中間への二塁打とした。門脇が2球目で犠打を決めて1死三塁とし、坂本が定位置の守備を敷く二塁へゴロを転がした。わずか6球で、阪神相手に7試合ぶりの先制点をもぎ取った。一時逆転を許すも、7回に再び試合をひっくり返した。先頭の丸が18号ソロで同点に追いつくと、今季2試合目のスタメンに抜てきされた増田大が起用に応えた。7回無死から左翼線への二塁打を放った。吉川の犠打で三塁へ進むと梶谷の平凡な二ゴロに素早いスタートを切り、ホームへヘッドスライディングで生還した。チームの2試合連続サヨナラ勝ちの勢いそのままに、3連勝に近づくも8回に3番手菊地が捕まった。2死二、三塁からノイジーに中前へ2点適時打を浴びて逆転負け。6回2失点で自身初の2ケタ10勝目の権利を手にした山崎伊だったが、9勝目から5試合連続の足踏みとなった。

◆阪神シェルドン・ノイジー外野手(28)が逆転打を放った。1点ビハインドの8回2死二、三塁。しぶとく中前打を決め、2点適時打とした。クールな助っ人は珍しく一塁ベース上で手をたたいて喜んだ。

◆巨人は接戦を落とし連勝が2で止まった。1点リードの8回に3番手菊地が、2死から四球と2連打で逆転を許した。原監督は「野球はやっぱり3アウトという中でやるというとこですね」と悔しがった。甲子園では4連敗、今季阪神戦は球団ワーストを更新する18敗目。3位DeNAとは3・5ゲーム差に広がった。残り9試合に向け「明日また強くぶつけて戦っていきたいと思います」と前を向いた。▽巨人菊地(8回2死二、三塁、ノイジーに逆転の2点適時打を浴びて4敗目)「しっかり反省して、次は抑えたいと思います。本当に申し訳ないです」

◆阪神が、リーグ優勝を決めた14日以来となる巨人戦に臨む。試合前には阪神岡田監督と巨人原監督がメンバー表交換のため、本塁へ。原監督が小さく一礼すると、2人はガッチリと握手した。その後、岡田監督は笑顔で自軍ベンチに戻った。

◆1人V3だ! 阪神近本光司外野手(28)が3回に三塁打を放ち、新人から5年目以内の安打でプロ野球タイ記録を打ち立てた。通算767本安打とし、同記録で1位の巨人長野に並んだ。「まあね、こうやって聞かれるのも、今日と次の1本だと思うんで。しっかり自分のやることしっかりやって、頑張りたいと思います」3年目までの476安打、4年目までの630安打も歴代トップで、これで"3連覇"だ。「1年目は違うんですか? あれはセ・リーグ(記録)か。また6年目、何かできるように」と力強く約束した。快音を響かせたシチュエーションも最高だった。同点の3回、山崎伊の145キロ直球を左中間へ。美しいライナーが外野芝生にはずんだ。セ・リーグでは60年の巨人長嶋以来、63年ぶりとなるシーズン12本目の三塁打でチャンスメーク。直後、中野の適時打で一時勝ち越しのホームを踏んだ。「1打席目、スライダーをレフトフライだったので、左中間に(打球が)入っていくイメージがあった。もうちょっと左中間っていうより、センターセンターやなって思ったので」。打席で得た情報を次に生かす。その積み重ねで生きてきた。節目の1本も、反省を糧に生み出した。巨人岡本和と並んでいた得点も「81」で単独トップに立った。18年ぶりのリーグ優勝を決めてもなお、リードオフマンが頼もしい。【中野椋】近本が通算安打を767とし、プロ1年目から5年目までの安打数で長野久義(巨人)と並んで最多となった。近本は3年目までの476安打、4年目までの630安打もプロ野球トップ。"3連覇"となった。近本は今季12本目の三塁打。球界では、18年上林誠知(ソフトバンク)14以来5年ぶり。セ・リーグでは、60年長嶋茂雄(巨人)12以来63年ぶり8人目、8度目。なお阪神では56年田宮謙次郎12以来67年ぶり4人目、6度目。なおプロ野球最多は、51年金田正泰(阪神)の18。

◆阪神が逆転勝ちでシーズンの巨人戦で球団最多記録となる18勝目をもぎ取った。今季最後の大型連戦となる8連戦の初戦を白星で飾り、連敗は2でストップ。また、08年に並んで岡田監督史上最多となる82勝目を手にした。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。(テレビインタビュー)-今日はドキドキするようなおもしろいゲームだった「ははっ、おもしろいゲーム...。まあ、あそこ、だから最後、中川と大勢がくるんかなと思ったんがねえ。まあ、でも2アウトからよくつなぎましたよね」-今年のポイントでもある四球をしっかり選ぶところからノイジーの逆転タイムリーにつながった「ねえ、ノイジー。最初の2打席と後の2打席ね、ほんと極端ですよね」-ここにきて、しっかり主力が活躍。うれしいことですね「うん、あのう。まあ、ちょっとね、連戦もあって疲れとか、あったと思うけど。まあ、あんまり調子を落とさないようにね、まだ、ちょっと試合があるんで。そのへん、ずっと注意しながらやっていきたいですね」-伊藤将はゲームをつくった「いやいや、まあね。あと1勝で(チームトップに)並ぶ言うから決まるまで伊藤にいかそうと思ったんですけどね」-一方、山崎伊も勝ちにはならないが「そうですねえ。すごいコントロールがようなったですねえ。アウトローかな、なんかねえ」-今岡コーチは前回よりも今回の方が対策でやってますと「そうですね。まあどうだろう。バッターの調子も落ちているかもわからないけど、なんとか粘り強くということですね」-巨人戦でシーズン18勝は長い歴史で初めて「ああそうですか。へー。知らなかったですね」-ライバル関係は続く「はいはいはい」-岩崎はセーブ争いのトップに立った「ああ、そうですか。良かったですね。ずっとね、場面というか、セーブの場面がなかったので、ちょっと1点はきつかったですけど、チャンスがあればね、取らせてやりたいですね」-優勝が決まった後でも今日みたいなゲームを続けるイメージがあるか「いやいや、まあそれはゲーム展開はわからないので、ずっとね、(優勝が)決まってからも1点差のゲームばっかりだから、きついですよね」-オリックスが3連覇を決めた。先々のことより1歩ずつ「いやいや、まだね、1カ月、クライマックスまで1カ月あるんで、まだそれは全然考えてないです、はい」-明日もお天気が大丈夫なら伝統の一戦が続く「そうですね、でも結構悪いみたいですね」-青柳も2桁の可能性がある「そうですね、まあ、雨とかで分からないですけど、あと2回ね、投げるつもりでいます」(囲み)-ノイジーは期するものがあるか「最初の2打席びっくりしたけどなあ(笑い)。ずーっとなあ、悪い時とおんなじやったけど、お前」-6番、5番が打てば点になる「うん、まあ、だから、どこや、広島で2本打ったんやろ、ノイジーも。ちょっとは変わったかなあみたいな、あるけどなあ。あんまりチャンスで打てんかったもんの、そらな」-ノイジーも打って「もう1人おるやん。3番(森下)が(笑い)」-佐藤輝も8回は内角を器用に右翼へ二塁打「いやあれ、ボール(球)くらいちゃうの? まだ(映像を)見てないから、分からんけどな」-森下は力んでる「いや、力んでるというか、なあ。今日は『右中間打て』『センター打て』て2回言うたけどな、試合中に。もうちょっと順応せえ、言うたらおかしいけどなあ。『右中間打て』いうたら、インコース真っすぐ放られてショートゴロなった。それは、お前、そんな右中間にいくボール投げへんで。だから順応性やで」-8回にブルワー「うん。いやいや、この前も(球は)よかったからな。あそこ右2人並んでたから。また左左並ぶとこで、それはもう予定通りよ。まあ別に勝ってる時も、負けてる時も関係ないから、1回な、そこでやっぱり抑えて自信つけたらええやんか。相手もいやがると思うしな。またそこの場面で来たらな、大事な場面で」-及川も左の中継ぎのテスト「そうよ。ほんとは9回も及川で行くつもりやったんやけど、まあなあ、逆転したからそらもう、ねえ。久しぶりのセーブのなあ、そういう場面になったから、そらもう岩崎でいかんとな」-あらためて、巨人に18も勝ったのは「いやいや...そんな星勘定はしてないからなあ、おーん。そういうの初めてや。全然、知らんかったよ」-去年、原監督のことはよく分かっていると「まあでも、チームやからなあ。事情があったんやろな、最後なあ。あのピッチャーの(継投)な、結局。チーム事情はそらわからへんけどな」-これだけ勝てて良かった「まあ、負けるよりは勝った方がええわ」-オリックスがほぼ同時に優勝を決めたが、パリーグの相手とかは「まだ、先や!」

◆阪神が逆転勝ちでシーズンの巨人戦で球団最多記録となる18勝目をもぎ取った。今季最後の大型連戦となる8連戦の初戦を白星で飾り、連敗は2でストップ。また、08年に並んで岡田監督史上最多となる82勝目を手にした。決勝打を放ったシェルドン・ノイジー外野手(28)と猛打賞の佐藤輝明内野手(24)のヒーローインタビューは以下の通り。【ノイジー】-逆転タイムリー「サンキュー、サンキュー」-満員の甲子園で打った「打席に向かう時になるべく考えすぎずに自分ができることをやっていこうと思って、打席に向かいました。打てる球が来たので、それをヒットにすることができてよかったです」-打った1本の手応えは「すごい大きなヒットですが、自分の中でもすごくホッとする大きなヒットでした」-ノイジーの前を打つ5番の佐藤輝がよく打った「佐藤選手がいたおかげで何とかチャンスをつくれましたし、彼が打ってくれたおかげで今日の試合に勝つことができたと思います。本当にありがとうございます」-来日1年目で優勝。ファン、チームメートの存在を今どう感じているか「いつもみなさんの声援が本当に力になっています。タイガースが待ち望んだ、優勝、そこに少しでも貢献することができたことは本当に幸せに思っています」-まだシーズンもポストシーズンも残っています。優勝後初のヒーロー。ファンへ「これからクライマックスもあるので、引き続き応援よろしくお願いします。みなさんの声援が本当に力になっているので、これからもよろしくお願いします」【佐藤輝】-この歓声は「ありがたいです」-今日も3安打、勝負の9月に非常に結果を残している「打つためにしっかり練習してきたので、今それが結果となって表れているんじゃないかなと思います」-優勝が決まった後もチケット完売「本当に毎日声援を送っていただいて、それが力になっています」-優勝したあとのチームの雰囲気は「いやもう変わらず、一戦必勝という雰囲気になっています」-巨人戦18勝目。最多勝利数を更新しました「ジャイアンツもすごくいいチームなので、そのチームに大きく勝ち越しているというのはすごいいいことかなと思います」-もっと伸ばしたい数字は「ホームランはもっと伸ばしていきたいですね」-選手の声は優勝してから、甲子園ではなかった「いつも本当に応援ありがとうございます。この応援の力が本当に選手を後押しして、それが優勝につながったと思います。本当にありがとうございます」-最後締めて「まだ試合残っているので、全部勝つつもりで頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

◆/対ジャイアンツ18勝目\最後は岩崎優の好守で締めた??タイガースはジャイアンツ戦のシーズン最多勝利数を更新???#プロ野球(2023/9/20)??阪神×巨人??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #tigers pic.twitter.com/AU2AwGj0VD

◆夢の関西ダービー実現だ! 阪神岡田彰布監督(65)が静かに闘志を燃やした。かつて選手、監督として在籍した古巣オリックスが、パ・リーグ3連覇を達成。互いにリーグ王者としてクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がれば、59年ぶりに関西球団同士の日本シリーズが現実になる。チームは球団シーズン最多の巨人戦18勝目を記録。勢いそのままに歓喜のポストシーズンに突き進む。8回2死からの鮮やかな逆転劇だった。1点を追う中、4番大山が四球を選び、佐藤輝がバットを折りながらも右翼への二塁打で2死二、三塁。6番ノイジーが中前へしぶとくはじき返す逆転2点適時打でひっくり返した。指揮官も「最後、中川と大勢が来るんかなと思ったんがねえ。でも、2死からよくつないだ」と、予想外の巨人の継投を攻略した。守護神岩崎が締めリーグ単独トップの33セーブで、球団新記録となる今季対巨人18勝目となった。「そんな星勘定はしてないからなあ。全然知らんかったよ」と、宿敵相手の新記録を知り白い歯がこぼれた。第1次政権時も対戦していた原監督を相手に圧勝した。「まあ、負けるよりは勝った方がええわ」。21日の対巨人最終戦にも勝ってさらに記録更新といきたい。ほぼ同時刻。甲子園から約15キロ離れた京セラドーム大阪でオリックスがパ・リーグ3連覇を決めた。選手として最後に2年間プレーし、10年から3年間監督として指揮を執った古巣との1位同士の関西ダービーの日本シリーズ実現に、ファンの期待は高まる。岡田監督は「いやいや、まだ、クライマックスまで1カ月あるんで、まだそれは全然考えてない。まだ先や」と話すが、もちろん頭には浮かんでいるはずだ。18日DeNA戦(甲子園)の試合後には「オリックスなんか(10月)9日まで(公式戦が)あるやん。なあ、歯抜けみたいに間空いてなあ」と、話した。同じ1位でも阪神は10月1日広島戦で終了するため、試合感覚を保つのが難しい。そこを比べての発言だった。宿敵巨人を圧倒し、さらに夢の関西ダービー実現へ。まずは日本シリーズ行きへすべてをかける。【石橋隆雄】阪神が巨人戦で今季18勝目を挙げ、このカードでの最多記録を更新した。過去は17勝で、79年、03年、04年の3度あった。なお、今季巨人戦25回戦に敗れても、最終対戦成績は18勝6敗1分けで貯金12。過去最多79年の貯金8(17勝9敗)を大きく上回り、最多となることが決まっている。■64年阪神VS南海日本シリーズ阪神に続いてオリックスもVで、関西2球団が覇者となった。64年のセ阪神、パ南海(現ソフトバンク)以来、59年ぶり2度目だ。64年の阪神は、外国人投手バッキーが29勝の活躍。一方の南海は、広瀬叔功が6月末まで打率4割を超え、打線を引っ張った。阪神は9月30日に甲子園の中日戦で優勝を決めたが、南海は試合のなかった9月19日にVが決定。このため、史上初めて関西のセ・パ球団がともに本拠地で胴上げとなった。シリーズでは、南海が4勝3敗で日本一に輝いた。両球団の本拠地、甲子園と京セラドーム大阪は、阪神なんば線で行き来できる。ともにCSを突破し「なんば線シリーズ」実現はなるか。

◆阪神森下は2三振に併殺打と振るわず、20打席連続無安打となった。岡田監督は「今日は『右中間打て』『センター打て』って2回言うたけどな、試合中に」と明かし、「右中間打て言うたらインコース真っすぐ放られてショートゴロなった。だから順応性やで」と求めた。悩めるルーキーに休養を与えるプランもある。主に3番で優勝に貢献したが、ポストシーズンまでに立て直しは必須だ。

◆阪神の守護神岩崎がリーグ単独トップとなる33セーブ目を手にした。優勝決定の14日以来、中5日空けて1点リードの9回に登板。1死から四球、ヒットで得点圏に走者を進めるも、梶谷を低めの直球で見逃し三振、代打岸田を投ゴロに仕留め、最後を締めくくった。「内容は悪いですけど、ゼロで終われたのでよかったです」と振り返った。

◆阪神佐藤輝が今季3度目の猛打賞で勝利に貢献した。2回無死一塁で巨人先発山崎伊の145キロシュートを捉え左中間二塁打でチャンスメーク。6回2死でも右前打と後続へつないだ。1点ビハインドの8回2死一塁は菊地の直球にバットが折れて詰まらされるも、右翼線へポトリ。ラッキーな二塁打を放ち、直後のノイジーの中前適時打で生還した。「最初は積極的に振りにいって、いい当たりだった」と手応えは十分だ。この日は仙台から祖父勲さんと祖母美智恵さんが甲子園で観戦。「目の前で打ててよかったです」と笑顔になった。9月の月間打率3割7分7厘と絶好調。「自信を持って打ってます」と納得顔だ。

◆巨人に痛いニュースだ。今季15本塁打の中田翔内野手(34)が腰痛のため、出場選手登録を抹消された。この日は球場に姿を見せたが、全体練習には参加せず球場を後にした。中田翔は今月1日に体調不良を訴えて特例2023の対象指名選手として出場選手登録を抹消。2軍戦4試合の出場を経て15日に1軍に復帰し、中日戦でいきなり2本塁打4打点の活躍を見せた。残り10試合で3位DeNAと2・5ゲーム差。4位からの逆転クライマックスシリーズ進出を目指す中、頼れる右の大砲を欠く事態となった。

◆阪神・岡田彰布監督(65)が試合前練習中、1985年に球団史上初の日本一に導いた吉田義男氏(90)からリーグ優勝のお祝いと激励を受けた。阪神が甲子園でリーグ制覇を決めた14日、吉田氏は孫の結婚式のため、生観戦することができなかったという。岡田監督は「(吉田氏は)90かあ。あれ見てないからなあ。孫が結婚式やったからなあ」と明かすと、グラウンドで談笑していた話の内容についての質問には「(オフの)予定の話ばっかりやったよ」とニヤリ。オフは、新旧の〝日本一監督〟が趣味のゴルフで競い合っているシーンが見られるか?

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は伊藤将司投手(27)が先発する。今季、巨人戦は3試合の先発で2勝1敗、対戦防御率は1・52と好相性。ただ前回対戦の8月27日(東京ドーム)では、7回2/3を投げ4失点で敗戦し悔しい登板となった。「前回やられているので、そして今年最後の巨人戦だと思うので、しっかりいい形で巨人戦を終えるようにできたらいい」と意気込むマウンド。自身初の規定投球回までは残り2回2/3とこの試合での到達が濃厚で、勝てばルーキーイヤーの2021年を超え、キャリアハイの11勝となる。

◆阪神・近本光司外野手(28)が三回先頭で三塁打を放ち、プロ通算767安打目をマーク。巨人・長野に並んで入団5年目以内のプロ野球記録に到達した。山崎伊の145キロ直球を捉えた。左中間に弾んだ打球に迷わず二塁を蹴る。快足を飛ばして今季12本目の三塁打。続く中野の左前打で勝ち越しのホームを踏んだ。

◆阪神・伊藤将司投手(28)が2回2/3を加え、3年目にして、初の規定投球回(143回)に到達した。三回、先頭の長野に二塁打を浴びたが、続く門脇の打席で長野が二塁を飛び出し、最終的に三塁憤死(記録は盗塁死)。その後、門脇を二ゴロに打ち取り、これで今季の規定投球回に到達した。打線は二回1死二、三塁から坂本の遊ゴロで三走が生還し、同点に追いつくと、三回は近本の三塁打、中野の左前打で勝ち越し。伊藤将は五回を投げ、キャリアハイの11勝目の権利を手にした。

◆巨人・増田大輝内野手(30)が自慢の快足で大きな勝ち越し点を刻んだ。1点ビハインドの七回、巨人は丸の18号ソロで同点。続いて「7番・左翼」で先発起用の増田大が阪神・伊藤将から左翼線二塁打で出塁。吉川が送って迎えた1死三塁で、代打・梶谷が二ゴロを放った瞬間、増田大は三塁から思い切ってスタート。相手の内野は前進守備を敷いていたが、驚異のスピードで本塁へ突入し、ヘッドスライディングで間一髪、セーフ。値千金の好走塁でチームに勝ち越し点をもたらした。増田大は18日のヤクルト戦の延長十二回に自身初のサヨナラ打を放つなど、活躍が続いている。

◆大観衆の前で百戦錬磨のリードオフマンが敵地のダイヤモンドを駆け回った。3試合連続で「1番・右翼」で先発した巨人・長野久義外野手(38)が2打席連続で二塁打を放った。まずは一回。阪神先発左腕・伊藤将が投じた2球目の変化球を捉え、左中間を破る二塁打でチャンスメーク。2番に座るドラフト4位・門脇(創価大)の犠打で三塁に進塁し、1死から坂本の二ゴロの間に先制のホームを踏んだ。快音はこれだけにとどまらなかった。三回にも先頭打者として、右中間を破る二塁打をマーク。右へ、左へと広角に打ち分ける持ち味の打撃で好機を演出した。7月には打率・375を記録し、8月には4本塁打を放った〝夏男〟は9月も健在だ。「4万人もいてね、どこの球場よりも応援がすごい。その中でも外野の一角で、タイガーズファンに負けないくらい(巨人ファンも)応援してくれている」。スタンドの8割近くを虎党が詰め尽くす敵地・甲子園。完全アウェーの中、声援を送ってくれるファンの声援を力に躍動した。この日を含めてシーズンは残り10試合。クライマックスシリーズ(CS)進出をかけた大事な一戦が続く。まだまだ元気なベテランを先頭に、逆転でのCS進出へラストスパートをかける。(樋口航)

◆阪神は逆転勝ち。2-3で迎えた八回にシェルドン・ノイジー外野手(28)が2点中前打を放って試合をひっくり返した。先発の伊藤将司投手(27)は一回に先制点を与えるも、走者を許しながら粘りの投球。しかし、2-1と味方が逆転して迎えた七回。先頭の丸に同点ソロを浴びると、なおも1死三塁から代打・梶谷の二ゴロで勝ち越しのホームを踏まれた(記録は二塁の野選)。最後は岩崎が締めて、リーグトップの33セーブ目を挙げた。 打線は二回に大山、佐藤輝の連打などで1死二、三塁とすると、坂本の遊ゴロで同点。三回は近本が三塁打を放ち、中野が左前打で勝ち越した。近本はこの三塁打で、プロ通算767安打。巨人・長野と並び入団5年目までのNPB記録をマークした。阪神は今季巨人戦18勝目をあげ、巨人戦のシーズン最多勝利数となった。

◆阪神が巨人戦年間最多の18勝。1979、2003、05年の17勝を更新して、球団記録を樹立した。三回、三塁打を放った近本光司外野手(28)を迎え入れる中野拓夢内野手(27)の左前打で勝ち越し。その後逆転を許したが八回に2死無走者から四球と二塁打で好機を作り、シェルドン・ノイジー外野手(28)の中前打で逆転した。岩崎優投手(32)が33セーブ目を挙げた。近本は新人から5年間で767安打とし、巨人・長野久義外野手(10ー14年)の記録に並んだ。キャリアハイの11勝を逃したものの伊藤将司投手(28)は3年目で規定投球回に、木浪聖也内野手(29)は5年目で規定打席に、それぞれ初めて到達した。D1位・森下翔太外野手(23)=中大=の連続打席無安打は「20」となった。岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=82勝47敗4分、観衆=4万2632人)。ーーノイジーは期するモノがあるか「最初の2打席(三ゴロと空振り三振)びっくりしたけどなあ(笑)。ずーっとなあ、悪い時とおんなじやったけど」ーー6番、5番が打てば点になる「どこや、広島で2本打ったんやろ、ノイジーも。ちょっとは変わったかなあみたいな、あるけどな。あんまりチャンスで打てんかったもんの、そらな」ーーノイジーも打って「もうひとりおるやん。3番が(笑い)」ーー佐藤輝も八回は内角を器用に右翼へ二塁打「アレ、ボール(球)くらいちゃうの? まだ(映像を)見てないから、分からんけどな」ーー森下は力んでる「力んでるというか。今日は『右中間打て』『センター打て』て2回言うたけどな、試合中に。もうちょっと順応せえ、言うたらおかしいけどな。右中間打ていうたら、インコース真っすぐ放られてショートゴロなった。それは、お前、そんな右中間に行くボール投げへんで。だから順応性やで」ーー八回にブルワー「この前も(球は)よかったからな。あそこ右2人並んでたから。また左左並ぶとこで、それはもう予定通りよ。別に勝ってる時も、負けてる時も関係ないから、一回抑えて自信つけたらエエやんか。相手もいやがると思うしな。またそこの場面で来たらな、大事な場面で」ーー及川も左の中継ぎのテスト「ほんとは九回も及川で行くつもりやったんやけど、逆転したから久しぶりのセーブの場面になったから、岩崎で行かんとな」ーー改めて、巨人に18勝は「そんな星勘定はしてないからなあ。そういうの初めてや。全然、知らんかったよ」ーー去年、原監督のことはよく分かっていると「でもチームやからな。事情があったんやろな、最後な。あのピッチャーの(継投)な、結局。チーム事情はそらわからへんけどな」ーーこれだけ勝てて良かった「負けるよりは勝った方がエエわ」ーーオリックスがほぼ同時に優勝を決めたが、パリーグの相手とかは「まだ、先や!」

◆中日、阪神、西武で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(69)は改めて阪神投手陣の層の厚さを絶賛。日本シリーズでのオリックスとの対戦を待ち望んだ。阪神はリーグ優勝が決まってから内容があまりよくない試合が続いていたので心配していたが、非常に締まった試合をしていた。八回にノイジーで再逆転するとは思わなかったが、岩崎はセーブのタイトルがかかっているので、いい結果となった。伊藤将は規定投球回数に達し、佐藤輝も内容がよくなってきた。近本の盗塁、中野の最多安打、大山の出塁率と、タイトル獲得の目標がある選手も多いので、残り10試合も気を抜かずにいくことができるのは、ポストシーズンに向けて好材料と言える。先発の伊藤将は微妙に制球が甘くなっていたが、七回途中3失点でしっかりと試合はつくった。今季の巨人戦での18勝は両チームの投手力の差がはっきりと表れていた。巨人は開幕ローテに新外国人を3人も入れたほどで、戦力を整備できていなかった。阪神は先発陣の誰が投げても3点以内に抑えるので、4点取ったら勝ち越せる。野手も戦いやすい。ポストシーズンは村上、大竹、伊藤将の3人に加え、西勇がここへきて調子を上げてきたので4番手。才木、青柳もいるので、先発投手は余るくらいだ。抑えの岩崎は安定しており、そこへつなぐリリーフ陣は岡田監督が各投手の調子の良し悪しを見てうまく起用している。短期決戦は投手力がものを言う。その意味で阪神はオリックスと対等に戦えるチームといえる。願わくば、両リーグの1位チームがCSを勝ち上がって、関西勢同士で争う日本シリーズを見てみたい。(本紙専属評論家)

◆巨人は痛恨の逆転負けで、球団史上ワーストとなる阪神戦のシーズン18敗目(5勝1分け)を喫した。七回に丸の18号同点ソロなどで逆転したが、八回に救援右腕の菊地が2死を奪った後でピンチを招き、ノイジーに逆転の2点打を献上。原監督は「野球はやっぱり3アウト。なかなか勝ちを収められないですね」と肩を落とした。残り9試合で、3位DeNAとは3・5ゲーム差に広がった。

◆八回2死で登板した及川はワンポイント起用に応えた。「内容がいいとは言えなかったけど、結果として抑えられたのはよかった」。大城卓を外角の直球で空振り三振に斬って任務を完了させると、直後の攻撃でチームが逆転。今季3勝目をつかんだ。岡田監督は「(逆転していなければ)九回も及川で行くつもりやった」とポストシーズンを見据えての起用だったことを明かした。

◆ノイジーが2-3の八回2死二、三塁から中前に逆転となる2点適時打を放った。「第1打席で仕事ができなかったので。しっかり強い打球を打つことだけを意識していた」。二回無死二、三塁では三ゴロ。同じ失敗は繰り返さないと誓った打席だった。「優勝したけど、過去は振り返らないので。ポストシーズンもあるし、残り10試合、いい形で勝っていかないといけない」と気合を入れ直した。

◆木浪が入団5年目で初めての規定打席(443)に到達した。「1年目に一番試合に出て規定(打席)はいけなかったので、すごい良かったなと思います」と喜んだ。今季は遊撃のレギュラーをつかみ、恐怖の8番として優勝に貢献。この日は安打は出なかったが「目の前の試合を勝っていくことがこれからの目標」と、ポストシーズンへ向けて勝利を積み重ねる。

◆森下は4打数無安打に終わり、20打席連続無安打となった。岡田監督は「試合中に『右中間打て』『センター打て』て2回言うたけどな。力んでいるというか...なあ」と顔をしかめた。6日の中日戦(バンテリンドーム)から「3番・右翼」で12試合連続先発出場中だが、虎将は「(主力は)連戦もあって疲れとかあると思うけど。あんまり調子を落とさないように」と話し、不調のルーキーを休養させることも示唆した。

◆快音を残した打球が左中間に弾むと、767度目の「H」ランプが点灯した。阪神・近本光司外野手(28)が入団5年目以内の通算安打数で、巨人・長野に並ぶ歴代1位となった。「こうやって聞かれるのも、今日と次の1本だと思うんで。自分のやることをしっかりやって、頑張りたいと思います」1―1の同点に追いついて迎えた三回、先頭で打席に立った。「1打席目は左中間に入っていくイメージでスライダーをレフトフライだったので、もっとセンターに」と修正し、フルカウントからの直球を仕留めた。遊撃手の頭上を越えた打球が左中間を破る間に快足を飛ばして一気に三塁へ。両リーグトップの三塁打は12本目で、長嶋茂雄(巨人)が1960年に記録して以来、セ・リーグ63年ぶりの快挙。続く中野の左前打で一時勝ち越しとなるホームを踏んだ。2019年に入団すると、ルーキーイヤーから長嶋が持つ153安打を塗り替える159安打を放ち、セ・リーグの新人安打記録を更新した。それから5年間、淡々と安打を積み重ねてきた。トップに立ったことに関しても「そこは別に気にしてないです」。今季は死球によるけがで2度離脱しながらも、不屈の闘志を示して18年ぶりの優勝に貢献。ヒットメーカーは、さらなる高みを目指す。3年目以内、4年目以内の通算安打記録に続いて〝3連覇〟。「また6年目、何かできるように」と先を見据える。金字塔を打ち立てたリードオフマンは満足することなく、勝利に導き続ける。(中屋友那)

◆先発の伊藤将は6回1/3を投げ、8安打3失点で勝ち負けはつかなかった。1点リードの七回に丸に同点弾を浴びると、その後もピンチを招き、梶谷の二ゴロで勝ち越しを許した(記録は二塁の野選)。自己最多の11勝目は逃したが、3年目で初となる規定投球回に到達し、「達成できてよかった。これからもずっと規定(投球回)を達成できるようにやっていけたら」と語った。

◆オリックスが優勝へのマジックナンバーを「2」として迎えた20日の朝。担当記者の北池良輔は、地元の瓜破天神社に参拝してから京セラドーム大阪に向かった。殊勝な心掛けである。入社3年目。今年からオリックス担当になったばかりで、堂々のリーグ3連覇達成の瞬間に立ち会うことになった。「本当はデーゲームで優勝を決めてもらいたいんですが...。あのぉ、ナイターだと原稿の締め切りとか大変じゃないですか...」ぜいたくなことを言うな。この北池、昨年の10月2日は優勝にかすかな望みをつないでいたオリックスの最終戦で手伝いを命じられ、仙台へ。そこで大逆転優勝を目撃し、優勝会見やビールかけが深夜までおよぶことを知ってしまったのだ。そこで、記者経験の浅い北池1人では荷が重いであろうと、サンスポでは大ベテラン記者の上田雅昭とフットワークの軽いバイリンガル新人記者の鈴木和希をサポートにつける布陣で臨んだ。上田は入社30年超で担当球団が一度も優勝したことがないという、呪われているような記者人生を歩んできた。オリックスも2度担当している。「1989年のオリックス元年ですわ。勝率わずか1厘差で優勝を逃したんや。門田、ブーマー、石嶺、松永と打線はすごかったんやけどなぁ。久しぶりに担当した2016年はレギュラーシーズン、交流戦、オープン戦、2軍とプロ野球史上唯一の最下位グランドスラム。『そんなもん調べるな』と福良監督に言われたもんや」呪いが解けたのか、そこから7年後には3連覇達成なんだから、すごいことです。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
82474 0.636
(↑0.003)
優勝
(-)
10524
(+4)
390
(+3)
74
(-)
71
(+1)
0.248
(-)
2.620
(-)
2
(-)
広島
71624 0.534
(↓0.004)
13
(↓1)
6475
(+1)
491
(+3)
90
(-)
75
(-)
0.246
(↓0.001)
3.240
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
69623 0.527
(↑0.004)
14
(-)
9499
(+3)
469
(+1)
104
(+1)
29
(-)
0.248
(-)
3.210
(↑0.02)
4
(-)
巨人
66662 0.500
(↓0.004)
17.5
(↓1)
9503
(+3)
492
(+4)
160
(+1)
46
(-)
0.255
(↑0.001
3.500
(-)
5
(-)
ヤクルト
54783 0.409
(↑0.004)
29.5
(-)
8502
(+6)
534
(+5)
117
(+1)
61
(-)
0.239
(↑0.001)
3.670
(↓0.01)
6
(-)
中日
50794 0.388
(↓0.003)
32
(↓1)
10361
(+5)
473
(+6)
66
(+2)
33
(-)
0.236
(↓0.001)
3.140
(↓0.02)