西武(☆7対4★)日本ハム =リーグ戦24回戦(2023.09.19)・ベルーナドーム=
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日本ハム
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西武
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勝利投手:松本 航(5勝8敗0S)
(セーブ:水上 由伸(0勝1敗1S))
敗戦投手:ロドリゲス(1勝6敗0S)

本塁打
【日本ハム】マルティネス(15号・6回表ソロ)
【西武】中村 剛也(17号・6回裏ソロ)

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◆西武が逆転勝利。西武は3-4で迎えた6回裏、中村のソロで同点とする。さらに児玉と源田の適時打で3点を挙げ、試合をひっくり返した。投げては、先発・松本が7回4失点で今季5勝目。敗れた日本ハムは2番手・ロドリゲスが乱調で、打線も3回以降は1安打と振るわなかった。

◆1軍昇格した日本ハム中島卓也内野手(32)が「2番遊撃」、今川優馬外野手(26)が「8番左翼」でスタメン出場する。中島は5月21日オリックス戦以来約4カ月ぶり、今川は8月5日ソフトバンク戦以来1カ月半ぶりスタメンとなる。また、新庄監督の予告通り、郡司裕也捕手(25)が「7番二塁」に入る。二塁での出場は野球人生初。投手陣では、右肩痛の影響で2軍調整していたルーキー金村尚真投手(23)が、1軍合流した。

◆日本ハムのベテラン、中島卓也内野手(32)が4カ月ぶりの適時打を放った。2点リードの2回2死一、二塁、カウント2-1から西武松本の内角低めストレートに反応。打球は渋く一、二塁間を抜け、二塁から今川が生還した。5月23日ソフトバンク戦以来の1軍出場。「2番遊撃」でスタメン出場し、第1打席は一ゴロに倒れたが、2打席目で5月20日オリックス戦以来の安打と打点を記録し「久しぶりの1軍でめちゃくちゃ緊張しました。当たりは良くなかったですが、今川がしっかり走ってくれました」とコメントした。シーズン終盤も、今季は出場わずか9試合。この打席まで18打席で16打数3安打、2打点にとどまっている。

◆/これぞベテランの味\帰ってきたベテラン中島卓也復帰即スタメンで追撃タイムリー??クロスプレーはリプレー検証も判定変わらず!?#プロ野球(2023/9/19)??西武×日本ハム??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/30yUCXxtPj

◆/ビッグイニングの始まりの一発\中村剛也が10日ぶりの17号同点弾??さらに児玉亮涼、源田壮亮のタイムリーライオンズが一挙4得点???#プロ野球(2023/9/19)??西武×日本ハム??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #seibulions pic.twitter.com/SuzdF8SpQ3

◆日本ハムが、今月上旬に行われたU18W杯に出場した台湾の最速156キロ右腕・孫易磊(スン・イーレイ)投手(18)と契約間近だと18日、複数の台湾メディアが報じた。同投手は台湾のエースとして同大会の決勝の日本戦で先発し、4回1/3を2安打2失点(自責1)だった。メジャーの球団からは30万~40万ドル(約4350万円~5800万円)のオファーを受けていたという。12日には大会を視察した稲葉篤紀GM(51)が獲得調査を進めていると明かしていた。来季続投が基本線の新庄剛志監督(51)も西武戦後に「(映像で見て)一目ぼれするぐらいのボールを投げていたので、期待したい」と話した。

◆来季を見据えたテスト登板とはいかなかった。日本ハム新庄監督は勝ち越した直後の6回から2番手でロドリゲスを起用も1回4安打4失点。来季先発起用を想定し、複数イニング託す予定だったが1回で降板させた。「あれだけ打たれたら自信なくされても困る。2軍で先発させて3、4イニング投げさせて(シーズンの)最後の方でちょっと試してみてみたい」と、再チェックを示唆した。

◆西武松本航投手が今季初の本拠地勝利で、約1カ月ぶりの白星をつかんだ。序盤に3失点したが中盤から立ち直った。同点で迎えた6回。先頭マルティネスに一時勝ち越しソロを被弾も、直後の攻撃で4得点して逆転。「本当にうれしかった。一喜一憂せずに自分の仕事をしよう」と球数95球を投じていたが、マウンドへ。打線の援護に応えるように無失点に抑え、7回4失点で5勝目を挙げた。▽西武松井監督(5勝目の松本に)「粘りながら投げた。今季ベルーナ初勝利ということで、これでなにか1つ変わってくれたら。次またしっかり準備して投げてくれたら良いと思います」▽

◆日本ハムのベテラン中島卓也内野手(32)が、5月20日オリックス戦以来約4カ月ぶりの安打と適時打を記録した。2回2死一、二塁の好機で、一、二塁間を抜く右前適時打を放った。この日、同学年の谷内の今季限りでの現役引退が発表され「寂しい。まだまだやれそうな感じはありますけど。僕もいつまでできるかわからない。最後まであきらめずにやっていきたい」と前を見据えた。

◆ドキドキのはじめてのセカンドでした-。日本ハム郡司裕也捕手(25)が、野球人生初の二塁手でスタメン出場。6回途中で交代するまで2度の守備機会を失策ゼロでこなした。打撃力を期待して二塁起用に踏み切った新庄剛志監督(51)は、今後も人工芝の球場限定で、試していく意向を示した。心配いらないぜ-。顔は平静を装っていたが、体は正直だった。最初の打球は2点リードしている2回2死二、三塁のピンチで訪れた。「1発目えぐいのきました。とっさに出たのがキャッチャーの動きだった」。正面への打球だったが、体はガチガチ。何とかアウトにし「むちゃくちゃうれしかったです。ほっとしました」と振り返った。新庄監督が予告した通り、この日は「7番二塁」で先発メンバーに名を連ねた。13日には移籍後初の左翼に入り、翌14日には二塁の守備練習に入った。目まぐるしく変わるポジション。「レフトにつく時も監督は『(ミスしたら)オレのせいだから』と。セカンドでも監督のせいにさせていただきます」とおどけていたが、本番のプレッシャーは半端ではなかった。前日には指揮官からメッセージが届いた。「内容は言えませんが、落ち着かせてくれた」。細やかな気遣いが、支えとなった。グラブは上川畑から借りた。「すごい捕りやすいです」。4回1死では、走者もなく、落ち着いて処理。同点に追い付かれた6回無死一、二塁となった時点で奈良間と交代した。新庄監督は「人工芝以外はまだ考えてないし、練習を積み重ねていって、ちょっと厳しいかなと思ったら、また違うこと考えたらいい。やらせる価値はある」と今後も試す意向を示唆。郡司は「ボスも試行錯誤してくれているので期待に応えられるようにしたい」。手に汗握る体験が、新たな可能性を開く。【永野高輔】

◆西武はクライマックスシリーズ(CS)進出に〝首の皮一枚〟の可能性を残す中、ドラフト1位ルーキー・蛭間拓哉外野手(23)=早大=が反撃の火を付けた。0-3の二回無死一、二塁で、ポンセの146キロの直球に詰まりながらも、ボテボテの打球で一、二塁間を破る右前打。満塁と好機を広げ、1死後に児玉の左犠飛で1点を返した。「今日は〝不細工〟打法でいきます」。そう話した蛭間。直近5試合は18打数1安打と下降気味の中、試合前の打撃練習で〝師〟と仰ぐ栗山から「まずは気持ち、打者としての本能を大事にすること。不細工な形でも、バットの先っちょでも、ドン詰まりでも、相手のいないところに落とせばヒットはヒット。(自分の理想とする打撃フォームの)形を追求する前にまずはそういうところだ」との助言を受けた。通算2116安打(18日現在)のヒットメーカーからの〝金言〟に、蛭間は「最近、相手バッテリーの配球とかを考えすぎて、調子が狂った部分があったので...。栗山さんのアドバイスに考えさせられるものがあった。〝今日はやってやろう〟という気持ちにもなった」と久しぶりの笑顔をみせていた。三回には愛斗が2点適時打を放ち、3―3と試合を振り出しに戻した。

◆日本ハム打線が序盤から相手右腕の松本を捉えた。「4番・DH」のマルティネスが一回に適時二塁打を放ち、先制点をもたらした。「2アウトでしたが、次につなぐことだけを考えていきました」。2死から3番・清宮が四球で出塁すると、助っ人は1ボールから134キロのカットボールをたたいた。会心の一撃ではなかったものの、右中間を破り「打球が良い方向に飛んでくれました」と振り返った。二回は中島が右前適時打。「久しぶりの1軍でめちゃくちゃ緊張しました」。左内腹斜筋肉離れから約4カ月ぶりに1軍復帰した32歳は、2死一、二塁で一、二塁間をしぶとくゴロで破った。「当たりはよくなかったですが、今川がしっかり走ってくれました」とコメントした。試合前には同学年の谷内(やち)が現役引退を表明。ともにチーム最年長内野手として戦ってきた背番号9が〝戦友〟の引退発表に花を添えた。試合の主導権を握った日本ハム。だが、投手陣がピリッとしない。3-1の三回、先発のポンセが愛斗に2点二塁打を浴びて同点とされる。六回にはマルティネスが15号ソロを放ち再びリードを奪ったものの、2番手・ロドリゲスが1回を4安打2四球と大乱調。中村の同点弾のあと、児玉に右前適時打、源田の2点左前打を浴びて一挙4点を奪われ、試合をひっくり返された。

◆西武が逆転勝ち。3―4の六回に中村の17号ソロ、児玉の適時打、源田の2点打で計4点を奪った。松本が7回4失点で5勝目、水上が今季初セーブを挙げた。日本ハムは2番手のロドリゲスが4失点と継投に失敗した。

◆不惑の130メートル弾だ。西武・中村剛也内野手(40)が1点を勝ち越された直後の六回に、先頭で初球の151キロを左翼席上段に運んだ。「完璧。常にファーストストライクから打てる準備をしているつもりなので、そこに甘い球が来た」。打球の行方を見届けなかった特大弾にも、「今季一番の当たりだろうが何だろうが、ホームランはホームラン」とクールに言い放った。ロドリゲスからは初アーチで、本塁打を打った投手は自身のプロ野球記録を更新する265人目。さらに、これで今季17号、通算471本塁打となり、西武OBでもある田淵幸一氏の474本(歴代11位)まであと3本と迫った。「そんなに意識はしてないですけど、(今季は)あと3本、20号ぐらいは打ちたいと思います」と力を込めた。2年契約最終年の今季。来季も現役続行が内定している中、ロッカールームに引き揚げる際には、観戦に訪れていた後藤高志オーナーから「ナイスバッティング!」とグータッチを求められた。20日にはかつてのチームメートであった日本ハム・木村文紀が引退試合を行う。「すごくいいヤツだったんで。後輩が先に辞めちゃうのはちょっと寂しいですね。敵ですけど、キム(木村)にはベルーナドームで明日一日、存分に暴れてほしいな」と、はなむけの言葉を贈った。(東山貴実)

◆左内腹斜筋肉離れで離脱していた日本ハム・中島卓也内野手(32)が約4カ月ぶりに1軍復帰。2-0の二回2死一、二塁で5月20日以来となる適時打を右前に放った。「チャンスで打てたことが一番。打点になって良かった」。試合前に同学年で同じ内野手の谷内(やち)が現役引退を表明。プロ15年目の32歳は「僕もいつまでできるか分からない。最後まで諦めずにやっていきたい」と気合を入れた。(ベルーナ)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
78474 0.624
(↑0.003)
M2
(↑2)
14460
(+3)
372
(+2)
99
(-)
42
(+1)
0.249
(-)
2.640
(-)
2
(-)
ロッテ
63595 0.516
(↓0.005)
13.5
(↓1)
16447
(+2)
456
(+3)
91
(+1)
65
(-)
0.238
(↓0.001)
3.330
(-)
3
(-)
ソフトバンク
64642 0.500
(↓0.004)
15.5
(↓1)
13487
(+2)
467
(+3)
95
(-)
62
(-)
0.247
(↓0.001)
3.290
(-)
4
(-)
楽天
62651 0.488
(↑0.004)
17
(-)
15453
(+3)
503
(+2)
98
(-)
92
(-)
0.244
(-)
3.550
(↑0.02)
5
(-)
西武
59711 0.454
(↑0.004)
21.5
(-)
12396
(+7)
434
(+4)
82
(+1)
70
(-)
0.235
(↑0.001
2.950
(-)
6
(-)
日本ハム
56741 0.431
(↓0.003)
24.5
(↓1)
12430
(+4)
456
(+7)
92
(+1)
68
(+1)
0.234
(-)
3.070
(↓0.03)