オリックス(☆6対4★)楽天 =リーグ戦21回戦(2023.09.17)・京セラドーム大阪=
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楽天
20010001041011
ORIX
00210102X6901
勝利投手:宇田川 優希(4勝0敗2S)
(セーブ:山﨑 颯一郎(1勝0敗8S))
敗戦投手:宋 家豪(2勝1敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(24号・1回表2ラン)
【オリックス】ゴンザレス(10号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは3-3で迎えた6回裏、1死満塁から杉本が犠飛を放ち、勝ち越しに成功する。同点を許した直後の8回には、杉本の適時三塁打などで2点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、2番手・宇田川が今季4勝目。敗れた楽天は、4番手・宋家豪が誤算だった。

◆楽天浅村栄斗内野手(32)が1回に先制24号2ランを放った。オリックス宮城が内角を狙いながら、甘く入ってきた145キロ直球を完璧に捉えて左中間スタンドへ運んだ。8月31日西武戦(楽天モバイルパーク)以来11試合ぶり、9月は出場11試合目での初アーチ。「打ったのはストレート。打ててよかったです」と淡々とコメントした浅村は、この時点で本塁打王争いで1本リードを許していたロッテのポランコに並んだ。

◆オリックス宮城大弥投手(22)が楽天の浅村栄斗内野手(32)に2ランを浴び、連続無失点イニングは29でストップした。初回、2番小郷裕哉外野手(27)に中前打を浴び、2死一塁で4番浅村への2球目145キロの直球をレフトスタンドへと運ばれた。8月17日ソフトバンク戦の初回以来、約1カ月ぶりに失点した。また、本塁打を浴びたのも7月26日のソフトバンク戦以来となった。連続無失点の球団記録は64年米田哲也氏(阪急)の37回1/3。試合前で残り8回1/3に迫っていたが、更新はならなかった。

◆楽天小深田大翔内野手(27)がプロ4年目で初めてシーズン30盗塁を記録した。3回1死一塁で二盗に成功し、この時点で盗塁王争いでトップに立つソフトバンク周東に並んだ。

◆オリックスが逆転で楽天を下して、3年連続のCS進出を決めた。粘り勝った。先発の宮城大弥投手(22)は初回に2ランを浴びて先制を許す。同点直後の4回には勝ち越し点を奪われた。1点リードの7回には宮城が1死一塁から降板し、マウンドに上がった宇田川優希投手(24)が同点に追いつかれた。だが、打線の反発力があった。7月11日ロッテ戦以来、約2カ月ぶりに助っ人野手2人がスタメン出場。4回にマーウィン・ゴンザレス内野手(34)が同点ソロを放つと、6回には杉本裕太郎外野手(32)の犠飛で勝ち越した。同点に追いつかれた直後の8回には1死二塁から杉本が左中間へ適時三塁打を放って勝ち越した。追いつき追いつかれの展開を制してCS進出を決めた。2位ロッテも敗れたためマジックは2個減らして5に。3連覇が近づいてきた。

◆オリックスは、杉本裕太郎外野手(32)が8回に決勝の三塁打で勝ち越し。6回にも勝ち越し犠飛を放っており、勝負どころの一打で楽天に逆転勝ちした。3年連続CS進出を決め、ロッテも敗れたため、マジックは5とした。杉本のヒーローインタビューは以下の通り-感想はもう1回お願いします!-今の気持ちはい、京セラで久しぶりに打てたのでうれしいです-8回はどんな思いで打席にえー...マーゴ(ゴンザレス)が送りバントして、紅林にも代走を出したんで、ここしかないなと思って打席に入りました-感触はちょっと先だったんですけど、いいところに飛んでくれてよかったです-一気に三塁へ進んだまあ僕、足速いんで、当たり前やと思います-両手を突き上げて、歓声浴びて、感想ははい、最近打ててなかったですけど、それでも大きな声援送ってくださってるので、僕も諦めずに頑張れてます。ありがとうございます-スタンドにはぎっしりとファンが埋め尽くした。応援はやっぱり満員の京セラドームで試合ができるのはとても幸せなことですし、今日徳島から親友のタカシマくんが応援に来てくれているので、ヒーローになれてよかったです-マジック5、ファンへ明日からも満員の球場で野球がしたいので、ご来場お待ちしてます! ありがとうございました!

◆/またまた勝ち越しだ快速ラオウのタイムリー!\杉本裕太郎が大仕事左中間を破るタイムリースリーベースを放つ!?プロ野球(2023/9/17)??オリックス×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#Bs2023 pic.twitter.com/zUrm2l4P7D

◆楽天浅村栄斗内野手が本塁打キング争いで再びトップタイに浮上した。1回2死一塁で左中間へ先制24号2ランを放った。11試合ぶりとなる9月初アーチでロッテ・ポランコに並んだが、試合は逆転負け。CS進出へチームの勝利だけを求める主砲は「状態は徐々に上がってきてるんで、また明日頑張ります」と言葉少なに球場を後にした。

◆楽天は逆転負けでCS争いの"独り勝ち"を逃した。初回に2点先制も、3回と4回は犠打失敗で攻撃をたたみかけられず、先発荘司康誠投手も中盤に崩れた。打線は1点を追う8回に追いつく粘りも見せたが、その裏にはゴンザレスに来日初犠打を決められて決勝点を失った。石井監督は「こっちから勝利の女神を離して、またこっちに連れてきて、また勝手に自分たちで...」と振り返った。▽楽天荘司(序盤のリードを守れず、6回途中4失点で降板)「どのボールも今日は自信を持って投げられる状態でいたけど、ふとした時に打たれちゃって...。自分の中で、まだ整理できてないです」▽楽天小深田(3回に二盗を決めて4年目で初の30盗塁に到達。盗塁王争いトップのソフトバンク周東と並ぶ)「1年目から30という数字を目指していた。4年かかったけど、よかった」

◆オリックス宮城大弥投手は連続無失点イニングが29で止まったが、粘りの投球を見せた。初回、2死一塁で楽天の4番浅村への2球目、145キロの直球をレフトスタンドへと運ばれた。失点は8月17日ソフトバンク戦の初回以来、約1カ月ぶり。7回1/3を投げ7安打4失点で勝敗はつかず、11勝目はお預けとなった。「もっと大きく攻められたのかなと。チームが勝てたのはうれしいですけど、自分自身いい投球をして勝ちたいです」と悔しがった。

◆オリも来た~! オリックスがラオウ杉本裕太郎外野手(32)の決勝打でシーソーゲームを制した。同点の8回に決勝の三塁打で試合を決めた。夏場は不調で2軍降格も経験した男の一打で、3年連続のCS進出が確定。ロッテも敗れてマジックは5と減らし、最短Vは20日の京セラドーム大阪でのロッテ戦。27年ぶりの本拠地胴上げへカウントダウンに入った。遊撃手の右を抜けた打球が左中間を破ると、スピードを緩めることなく一気に三塁まで進んだ。大歓声を浴びながら両手の人さし指を突き上げた。「京セラで久しぶりに打てたのでうれしい。最近打ててなかったですけど、それでも大きな声援送ってくださってるので、僕も諦めずに頑張れてます」同点に追いつかれた直後の8回1死二塁から勝ち越し打。6回の勝ち越し犠飛に続く、2打席連続の一打は決勝打となり、喜びを190センチ、104キロの体で表現した。苦悩の夏を過ごした。打撃不調で2度の2軍降格を経験した。最初の降格時には「ミニキャンプ」を実施。外野ノックでは30分以上も1人で振られながら大粒の汗を流して体のキレを取り戻した。9月5日に1軍再昇格を果たすと、9日には決勝3ラン。最終盤に勝負強い打棒を戻してきた。親友のタカシマくんの前でも活躍する姿を見せた。小学校から高校までのチームメートで、結婚式のスピーチを頼まれるほどの大親友。過去に球場に招待したときは2軍降格と重なり、目の前で打つ姿を見せるのはこの日が初めて。昨年末に帰省して会ったときには「お前、まだ野球しよったん?」と聞かれていたことを明かし、「まだ野球していることを証明できて良かった」と笑った。連敗阻止で3年連続CS進出が決定。2位ロッテも敗れたためマジックは5とした。最短20日のVなら、京セラドーム大阪での胴上げだ。「最近オリックスファンが増えてきたと思うので、オリックスファンのみなさんの前で一緒に喜びたい」。球団ではイチローがサヨナラ打で優勝を決めた96年以来27年ぶりの本拠地Vへ、カウントダウンが始まった。【林亮佑】

◆オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(32)が2回と3回にそれぞれ追加点を決め、4打席連続打点をマークした。「8番・左翼」で出場。チームは初回に森の2塁適時打で1点を先制。杉本は1-0の2回1死二塁で、楽天田中将の4球目を仕留め打球は右中間に運んだ。「打ったのは、フォークです。いい感覚で打つことが出来たと思いますし、なんとか追加点になってくれてよかったです」3回には、1死一、三塁の場面で右前適時打打。17日の6回の犠飛と8回の勝ち越し適時打を放っており、4打席連続打点となった。

◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が「4番・二塁」で先発出場し、本塁打王争いでパ・リーグ1位に並ぶ、先制24号2ランを左中間スタンド中段に放った。0-0、一回2死一塁。相手先発、宮城の2球目を強振した。球団広報を通じて、「打ったのはストレート。打ててよかったです」とコメントした。浅村は9月14日のオリックス戦(楽天モバイルパーク宮城)で、パ・リーグ新記録となる「1144試合連続出場」を達成していた。

◆楽天・小深田大翔(ひろと)内野手(27)が「1番・三塁」で先発出場し、盗塁王争いでパ・リーグ1位に並ぶ30盗塁をマークした。2-0、三回無死一塁の打席でニゴロを放ち、一走・村林が二塁封殺となって一塁に残った。次打者、小郷の5球目に二盗を決めた。

◆オリックスが競り勝ってクライマックスシリーズ進出を決め、優勝へのマジックナンバーを5とした。4―4の八回に杉本の三塁打で勝ち越し、さらに1点を加えた。2番手宇田川が4勝目。楽天は追い付いた直後に宋家豪が崩れた。

◆楽天は一回に浅村が幸先よく先制2ランを放ったが、先発の荘司が踏ん張れず、接戦を落とした。5回?を4失点で「調子自体は悪くなかった。粘り切れず申し訳ない」と肩を落とした。直近3登板でいずれも白星を挙げていた荘司は三回に2死無走者から四球と連打で同点とされ、勝ち越した直後の四回も2死からゴンザレスに同点ソロを許した。石井監督は「こちらから勝利の女神を何回か離してしまった。全体的に安定感を欠く内容だった」ともったいない投球に渋い表情を浮かべた。

◆オリックス・杉本裕太郎外野手(32)のお立ち台で、京セラドームが爆笑に包まれた。「きょう、徳島から親友のタカシマ君が応援に来てくれているので、ヒーローになれて、良かったです」タカシマ君? 誰やねん!? 謎のタカシマ君もうれしかっただろうが、3万5688人の観衆で埋まった本拠地のファンも最高のひとときを過ごせた。杉本のおかげで。同点の八回裏1死二塁。宋の外角スライダーは決して優しい球ではなかった。が、ラオウのスイングが捉えた打球はあっという間に左中間を抜けていく。決勝のタイムリー三塁打だ。2度追い付き、1度追い付かれた接戦を「8番の主砲」がケリをつけた。六回にも犠飛を放って計2打点。勝負強さも少々戻ってきた。2年前優勝の大ヒーローが今季は3度の2軍落ちを経験。「いなかったときの分もという思いがあるし、終盤に打って取り返すしかないと思っています」タカシマ君の正体も明かしてくれた。「小中高でずっとチームメートだった親友。結婚式のスピーチを僕が読むぐらいの仲です」ところが、京セラに招待すると、肝心のラオウが2軍落ちすることが2度ほどあった。招待した主が不在の試合をタカシマ君が観戦したことも。「年末に『おまえ、まだ野球しているの?』と言われて。野球していることを証明できてよかったです」。阪神・木浪をスケールではるかに上回る「最強8番」が爆発。ロッテが敗れて、優勝へのマジックナンバーは「5」だ。同時にCS出場も正式決定したが、もう当たり前の話。最短Vは20日。本拠地胴上げがいよいよ現実味を帯びてきた。(上田雅昭)

◆D1位・荘司康誠投手(22)=立大=が先発し、5回?を5安打4失点。六回1死から四球、中前打を許し、一、二塁となって降板した。3四球を与えるなど制球が乱れ「調子自体は悪くなかったが、粘り切れず申し訳ない」と反省。石井監督は「次の登板までには再現性の高い取り組みをしてほしい」と注文を付けた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
76474 0.618
(↑0.003)
M5
(↑2)
16451
(+6)
367
(+4)
98
(+1)
40
(-)
0.248
(-)
2.640
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
62585 0.517
(↓0.004)
12.5
(↓1)
18443
(+2)
452
(+3)
90
(+1)
64
(-)
0.239
(↓0.001)
3.360
(-)
3
(-)
ソフトバンク
63632 0.500
(↓0.004)
14.5
(↓1)
15482
(+1)
463
(+6)
95
(+1)
61
(-)
0.248
(↓0.001)
3.310
(↓0.03)
4
(-)
楽天
61641 0.488
(↓0.004)
16
(↓1)
17447
(+4)
495
(+6)
98
(+1)
92
(+2)
0.244
(-)
3.550
(↓0.03)
5
(-)
西武
58701 0.453
(↑0.004)
20.5
(-)
14388
(+3)
428
(+2)
81
(-)
70
(-)
0.235
(-)
2.970
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
56721 0.438
(↑0.005)
22.5
(-)
14425
(+6)
446
(+1)
90
(-)
67
(-)
0.235
(↑0.001)
3.040
(↑0.02)