日本ハム(☆6対1★)ソフトバンク =リーグ戦22回戦(2023.09.17)・エスコンフィールド北海道=
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ソフトバンク
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日本ハム
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勝利投手:根本 悠楓(2勝0敗0S)
敗戦投手:和田 毅(6勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】近藤 健介(22号・8回表ソロ)

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◆日本ハムが3連勝。日本ハムは2回裏、奈良間のセーフティスクイズなどで2点を先制する。そのまま迎えた5回には、マルティネス、松本剛、野村に適時打が飛び出し、3点を追加した。投げては、先発・根本が6回途中無失点と試合をつくり今季2勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。

◆日本ハムは現在20歳の根本悠楓、ソフトバンクは42歳の和田毅が先発する。年齢差が22歳以上ある先発対決は今年6月17日の石川(ヤクルト=43歳)と山下(オリックス=20歳)以来。この対決は交流戦で行われたもので、パ・リーグ内に限れば07年5月1日の涌井(西武=20歳)と吉井(オリックス=42歳)以来、16年ぶりの年齢差対決となる。吉井と涌井の投げ合いは涌井が勝利したが、今回はどちらに軍配が上がるか。

◆3位ソフトバンクが危機的状況にある。前日16日の試合中に体調不良を訴え、宿舎に戻って静養していた武田翔太投手(30)が「特例2023」で出場選手登録を抹消された。さらに、18日日本ハム戦に先発予定だった東浜巨投手(33)も体調不良で登板回避。代わって、19日楽天戦で先発予定だった板東湧梧投手(27)が中7日で先発マウンドに上がることになった。板東は「日が変わってもやることは一緒なので。とにかく自分のできることを全力で頑張ろうかなと思います」と意気込んだ。前日16日にも、中村晃外野手(33)と今宮健太内野手(32)、三森大貴内野手(24)の主力3選手に加え、嘉弥真新也投手(33)と計4選手が体調不良で戦列を離れた。代替指名選手として椎野新投手(27)、野村大樹内野手(23)、川原田純平内野手(21)が出場選手登録された。チームは2位ロッテを2ゲーム差で追い、4位楽天とは1・5差。混戦のCS争いを繰り広げ、シーズンも残り16試合となった。1つも落としたくない状況で、ホークスが予期せぬ非常事態に陥っている。

◆日本ハムのコディ・ポンセ投手(29)がインタビュアーに挑戦? 試合前練習後、取材を受ける伊藤大海投手(26)に近づくと、身長198センチの巨体をかがめながら、たくさんの報道陣に紛れた。最初はなかなか質問が出来ずモジモジしていたが、自前のマイクを片手に勇気を出して「一番好きなチームメートは誰ですか?」と日本語で伊藤に質問。「コディです」という答えに「アリガトウゴザイマス」と、満足そうにうなずいていた。

◆ユーチューブなどで人気のピアニスト、ハラミちゃんがファーストピッチに臨んだ。球場に立つと「北海道は6回目ですね。窓ガラスから空が見えて気持ちいいですね。今日のために近所の公園で猛練習してきたので練習の成果が出るように頑張りたいと思います」とあいさつ。登板前に、まず本塁後方で、北海道にゆかりあるアーティストや楽曲のメドレー演奏を披露した。松山千春の「大空と大地の中」でスタート。GLAY「HOWEVER」、中島みゆき「糸」、玉置浩二の「田園」、サカナクションの「宝島」、さだまさしの「北の国から~遥かなる大地より~」、細川たかしの「北酒場」、DREAMS COME TRUE「何度でも」、大黒摩季の「ら・ら・ら」、「ファイターズ賛歌」と続き、最後は再び「大空と大地の中で」で締めた。ファーストピッチでは大きく振りかぶり見事、ノーバウンド投球を果たし「めちゃくちゃうれしいです」。盛大な拍手を浴びていた。試合後はミニライブを予定している。

◆「万波スイッチ」で打線に火が付いた。前夜のソフトバンク戦で、パ・リーグ初となる先頭打者弾&サヨナラ弾の偉業を達成した日本ハム万波中正外野手(23)が、またもチームを勢いづける一打を放った。1番打者として2点リードの5回先頭で、強烈な左前打。無死一塁とし、続く郡司の三塁ゴロで自身はアウトになったが、その後、3番清宮が四球で出塁し1死一、二塁のチャンスをつくり、4番マルティネス、5番松本剛、6番上川畑、7番野村の4連打で一挙3点を追加した。2回2死満塁でも押し出し四球を選び2点目を入れて、2試合連続で、チームにいい流れを呼び込んでいる。

◆18日ソフトバンク戦に先発する日本ハム伊藤大海投手が、前回登板の雪辱を誓った。10日西武戦は、自己ワーストの3回途中6失点降板し2連敗。9月初勝利へ「しっかりアウトを1つずつ取っていく。ここまできたら基本的な技術だと思う。カウントの取り方だったり、いろんな要素がある中で、しっかりした準備で入れたら」と気を引き締めた。

◆ソフトバンク板東湧梧が1日前倒しして、中7日で18日の日本ハム戦に先発する。当初は東浜が同戦に先発予定だったが、体調不良で登板を回避。板東は「日が変わってもやることは一緒。自分のできることを全力で頑張ろうかなと思います」と意気込んだ。前回登板の10日楽天戦は1回1/3を5安打4失点(自責1)でKOされ、「しっかり見つめ直して取り組んできた」と、修正し今季6勝目を狙う。

◆ソフトバンク近藤健介外野手が22号ソロで気を吐いた。5点を追う8回1死。日本ハム北浦の真ん中高めスライダーを仕留め、バックスクリーンへ運んだ。8月30日以来15試合ぶりのアーチで、完封負けは阻止した。「得点につなげられるようにと打席に入りました。いいスイングができたと思います」と振り返った。79打点は2位柳田に4差をつけてリーグトップだ。

◆最下位日本ハムにこってりやられてソフトバンクは貯金ゼロになってしまった。2位浮上を新たなチーム目標に掲げながら3連敗。試合後、マスク姿で報道陣に対応した藤本監督は厳しい口調で言った。「点を取らないと勝てないから。もう状態がいいとか悪いとか関係ないからね。いるメンバーでやるしかないから。気持ちのある選手を使っていきたいと思います」終わってみれば1-6の完敗も先手を逃した悔しさが去来してきたのだろう。藤本監督は2回1死満塁の好機で空振り三振に倒れたリチャードの打撃に注文をつけた。「あそこだと思うよ。あそこで点を取っていたら向こうの投手も変わってくるやろうけど。外野フライでも点取る打撃ができない。抹消させてもらいます」。その後も2打席凡退に終わったリチャードの降格とデスパイネの昇格を決めた。昨夜(16日)、試合開始直前に球場入りしたリチャードだが前日(16日)の代打を含め2戦5打席無安打でファーム逆戻りとなってしまった。先発和田もピリッとしなかった。2回2死一、三塁から奈良間のセーフティースクイズで先制されると、さらに9番江越に四球を与え満塁とし万波に押し出し四球。5回には長短5安打などで3失点。連敗ストップへ意気込んだベテラン左腕だが、5回97球5失点KOに試合後は「今日は話すことはないです」と足早に移動のバスに乗り込んだ。この日は18日の先発予定だった東浜が体調不良を訴えた。北海道入りしてから中村晃、今宮、三森、嘉弥真、武田、そして東浜の計6人が離脱。所沢、北海道、仙台と続く旅路でチームに続出する体調不良禍。残り15試合の復元力はあるのだろうか。Aクラス死守へ向け、あまりにも厳しい現実に直面してしまった。【佐竹英治】

◆16日に再昇格した日本ハム長谷川威展投手が7回に3番手で登板し1回無安打無失点と好救援した。今季序盤に1軍登板した際も3試合連続無失点と安定。これで4戦計3回2/3 2安打無失点、防御率0・00と、役目をしっかり果たし続けている。「左の中継ぎ陣はみんな調子がいい。微妙なピッチングではダメだと思っていた。四球を出したが引きずらないでいけたのは良かった」と手応えを口にした。

◆日本ハム野村佑希内野手が清宮バットで、出場12試合ぶりの打点を挙げた。4点リードの5回2死一、二塁から左翼への適時二塁打を放ち「1本出たのは良かった」。気分転換のため前日16日から自身のものより約10グラム軽い清宮のバットを借り練習。「感覚的には20グラムぐらい軽い感じ。練習で使って感じも悪くなかったので借りました。キヨさんバットのおかげです」と感謝した。

◆日本ハムの奇襲が決まった。2回2死一、三塁。カウント1ボール1ストライクからの3球目だった。ベンチのサインは、異例のセーフティーバントだ。「決めてやるぞという気持ち」だったというルーキー奈良間大己内野手(23)は冷静に三塁方向へ転がし、バント安打で先制点をもぎ取った。打球方向は指示どおり。強さも絶妙だった。「そんなに、びっくりはしなかったです。そういうサインがあるっていうことは、出るということなので」。2死からの大胆な攻めが決まった瞬間、誇らしげに一塁上で親指を立てた。新庄監督は「右ピッチャーだったらセーフティーのサインは出していない」と、マウンドにいるのが左腕だったこと、そして三塁手リチャードの守備位置を見て、この作戦を決めたという。「リチャード君が後ろに下がっていたし、(左腕の)和田君が(打球を)取ったとしても、体を回転して送球しないといけない。エスコンというのは(天然芝で)打球の転がり方が難しい。慌てて悪送球ということもある」と決断の背景を明かした。チームは3連勝で、5カードぶりに勝ち越し。新球場最多の3万4035人を驚かせた、新庄監督らしい勝利だった。【中島宙恵】▽日本ハム松本剛(マルチ安打に)「だいぶいい形で打てている。最後に少しでも数字を上げて、チームの勝利とともに、いい形で終われるようにしたい」

◆高卒3年目の日本ハム根本悠楓投手(20)が、5回2/3を2安打無失点、自己最多8三振を奪う快投で2勝目を挙げた。自身の誕生日の翌日にプロデビューしている21年目のソフトバンク左腕、和田毅(42)と投げ合い、白星をつかんだ。8月17日の前回登板で左足首に打球を受け離脱。1カ月ぶりの登板で結果を出し、チームを3連勝に導いた。根本がちょっぴり大人の投球で、2勝目を挙げた。「最初の方は真っすぐはすごい良くて、でも変化球ストライク入らなくて」と、2回1死から3連続四死球で満塁のピンチを招いた。この回は辛うじて無失点に抑え、ずるずる引きずらなかった。3回1死一塁から柳田を外角低めのスライダーで空振り三振、続く4番近藤は、アウトローへの直球で見逃し三振と、好打者を連続で切って取った。走者が出た後のちょっとした重心のかけ違いに気づき、自分で修正した。「前にクイックで、ちょっと急いで投げちゃう感じだった。今回もそんな感じだったので少しためて投げるようにして良くなった」。今季初登板初勝利を挙げた10日西武戦での経験を思い返し微調整。許した安打は3回の周東のバント安打と6回の柳町の左前打のみと、安定した投球を披露した。年の差22歳という、大先輩左腕とのマッチアップを制した。自身の誕生日は03年3月31日。和田は翌日の4月1日近鉄戦でデビューしていた。「自分が生まれたぐらいに初登板してるんですよね。すごいなって。トレーニングとか、すごくやっていると思うので、やることをちゃんとやって自分も長い間やれるようになりたい」と思い描いた。後輩の奮闘も背中を押した。苫小牧中央の後輩で広島ドラフト1位の斉藤が2日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で7回5安打2失点と好投。「僕は1年目の時はそんなに長く投げられなかった。刺激になる」。通算5勝目はまだ、スタートライン。弟分の手本になれるよう、貪欲に白星を積み重ねていく。新庄監督は「四球が3つ。もっともっといいピッチングできると思うんですよね。もったいないところありましたよ。コツをつかめば、2桁勝てる」と期待。成功体験の中から課題を見つけ克服し、大投手への階段を、上がっていく。【永野高輔】

◆途中出場の日本ハム細川凌平内野手(21)が好守で勝利に貢献した。7回から代走で出場し左翼の守備に入ると、8回2死で増田の左翼への打球をダイビングキャッチ。大観衆をわかせたが新庄監督は「あれ、全然イージー。ちょっと遅らせ気味のダイビングキャッチ。あれ、気持ちいいんですよ。ばれないように」。細川は「僕にはそんな余裕はないですが、そういう域にたどり付けるよう日々、練習したい」と気を引き締めた。

◆日本ハムが投打かみ合い、新球場開業後最多3万4035人の大観衆の前で、今季6度目の3連勝を飾った。2回2死一、三塁で奈良間大己内野手(23)がセーフティーバントを決めて先制。2死満塁から1番万波中正(23)が押し出し四球を選び2点を先制した。さらに5回1死一、二塁からアリエル・マルティネス捕手(27)が左前適時打、2死二塁から松本剛外野手(30)の中前適時打で、2点を追加。2死一、二塁から野村佑希内野手(23)が出場12試合ぶりの適時打を放ち、この回、一挙3点を奪った。マルティネスは「今日は絶対に打点をあげたかったです。アグレッシブにいけました」。松本剛は「チャンスで打つ!ただそれだけです」とコメント。先輩の清宮のバットでタイムリーを放った野村は「キヨさん(清宮)バットのおかげです。ありがとうございます」と感謝した。1カ月ぶり先発の根本悠楓投手(20)は5回2/3、2安打無失点と好投し、2勝目。「2回に変化球でストライクがとれずコントロールできなかった事が反省点です。3回以降は修正する事ができ、何とかゲームをつくることができました。6回は投げ切りたかったです。(2番手の鈴木)健矢さんに感謝しています」と振り返った。

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◆日本ハムの先発、根本悠楓投手(20)は5回2/3のを投げ、2安打無失点。今季2勝目の権利を持ってマウンドを降りた。「三回以降は修正することができ、なんとかゲームをつくることができました」最速149キロの直球、スライダー、チェンジアップを投げ分け、自己最多8奪三振。ただ、二回は制球を乱し、1死満塁のピンチを招き「二回に変化球でストライクが取れずコントロールできなかったことが反省点です」と表情を引き締めた。六回は2死一、二塁とされたところで降板。2番手の下手投げ右腕、鈴木が代打・生海を一ゴロに仕留めた。3年目の道産子左腕は「六回は投げ切りたかったです。(鈴木)健矢さんに感謝しています」と最敬礼した。

◆日本ハムが3連勝。根本は速球を軸に、切れのある変化球も交え六回途中2安打無失点で2勝目を挙げた。2―0の五回にマルティネス、松本剛の適時打などで突き放した。ソフトバンクは和田が5回5失点と崩れ、3連敗となった。

◆1カ月ぶりに1軍登板した日本ハム・根本悠楓投手(20)が、5回?を2安打無失点で2勝目を挙げた。「三、四回ぐらいから修正できた。球が走っていた」と最速149キロの直球、スライダー、チェンジアップを投げ分け、自己最多の8奪三振。3年目の道産子左腕は「今年できることをしっかりやって終わりたい」を先を見据えた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
76474 0.618
(↑0.003)
M5
(↑2)
16451
(+6)
367
(+4)
98
(+1)
40
(-)
0.248
(-)
2.640
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
62585 0.517
(↓0.004)
12.5
(↓1)
18443
(+2)
452
(+3)
90
(+1)
64
(-)
0.239
(↓0.001)
3.360
(-)
3
(-)
ソフトバンク
63632 0.500
(↓0.004)
14.5
(↓1)
15482
(+1)
463
(+6)
95
(+1)
61
(-)
0.248
(↓0.001)
3.310
(↓0.03)
4
(-)
楽天
61641 0.488
(↓0.004)
16
(↓1)
17447
(+4)
495
(+6)
98
(+1)
92
(+2)
0.244
(-)
3.550
(↓0.03)
5
(-)
西武
58701 0.453
(↑0.004)
20.5
(-)
14388
(+3)
428
(+2)
81
(-)
70
(-)
0.235
(-)
2.970
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
56721 0.438
(↑0.005)
22.5
(-)
14425
(+6)
446
(+1)
90
(-)
67
(-)
0.235
(↑0.001
3.040
(↑0.02)