ヤクルト(☆6対3★)DeNA =リーグ戦23回戦(2023.09.16)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:小川 泰弘(9勝8敗0S)
(セーブ:田口 麗斗(1勝3敗32S))
敗戦投手:石田 健大(4勝9敗0S)

本塁打
【ヤクルト】サンタナ(15号・2回裏ソロ),村上 宗隆(30号・4回裏ソロ),山田 哲人(12号・6回裏ソロ),オスナ(22号・6回裏ソロ)

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◆ヤクルトは2-2で迎えた4回裏、村上がソロを放ち、勝ち越しに成功する。直後に同点とされるも、5回に塩見の適時二塁打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・小川が6回3失点で今季9勝目。敗れたDeNAは、先発・石田が試合をつくれなかった。

◆ヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(31)が、15号ソロを放った。1点リードの2回無死。DeNA石田の139キロ直球をバックスクリーン右に運んだ。「久しぶりに良い角度であがってくれました。追加点が取れて良かったです」と球団を通じてコメントした。今季のDeNA戦は、この打席を含めて打率3割5分1厘と、得意のカードとしている。本塁打15本のうち、最多の4本をDeNA戦で放っている。

◆/3年連続の30HR達成!\外の真っ直ぐを広角に打ち返した村上宗隆が勝ち越しのソロホームランを放つ!?プロ野球(2023/9/16)??ヤクルト×DeNA??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/O7UjdAWvwA

◆DeNA牧秀悟内野手が初タイトルに向け歩みを進めた。1-2の3回1死三塁、二塁ゴロで三走・桑原をかえした。今季4度目の打点付き内野ゴロで、97打点目。打点王争いで2位の巨人岡本和に、この時点で5点差をつけた。5回の第3打席では左前打で153安打目。最多安打も単独1位を維持。試合前、三浦監督は「最多安打、打点はチームのためになる。タイトルに固執する選手ではないが、今日も4番で頑張ってもらう」と送り出していた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(23)が、球団の日本人では17年ぶりとなる3年連続30号を放った。2-2で迎えた4回1死の第2打席。DeNA石田の141キロ外角直球を捉え、左翼席へ運ぶ勝ち越しの1発。「少し詰まりましたが入ってくれて良かったです」。美しい放物線を描く主砲の一打に、場内は大きくどよめいた。悠々とダイヤモンドを1周すると、ネクストバッタースボックスに控えるサンタナに、ハイタッチの儀式で闘魂注入。ベンチ前で出迎えたつば九郎ともハイタッチし、恒例のおなかを触るパフォーマンスを見せた。プロ入り6年目で、30号到達は4度目。通算190本塁打に達した。3年連続30本塁打以上は、球団では16~19年バレンティンの4年連続以来。日本人打者では、04~06年の岩村明憲以来17年ぶりの快挙となった。昨季は日本選手最多の56本塁打を放ち、今春は侍ジャパンでもWBC世界一に導いた不動の4番だが、3、4月はわずか2本塁打と苦しんだ。しかし、5月以降は一気に復調。持ち前の長打力を取り戻した。【佐瀬百合子】【村上の本塁打数】18年=1本19年=36本20年=28本21年=39本22年=56本23年=30本村上が3年連続4度目のシーズン30号。村上は今季6年目だが、プロ入り6年目までに30本以上を4度記録したのは原辰徳(巨人)清原和博(西武)に次いで3人目の最多タイ。原は村上同様6年目に4度目(82、83、85、86年)をマークしたが、清原は5年目までに4度(86、88~90年)記録している。

◆DeNA牧秀悟内野手(25)は1安打1打点で安打、打点でリーグ単独トップをキープ。「打点もヒットも打つことでチームに勝ちがつくので、日々1本ずつ(でも)やっていきたいなと思います」

◆DeNAが4本塁打を浴び、連勝は2で止まった。先発の石田健大投手が2回にサンタナ、4回に村上に本塁打を献上。6回には3番手の山崎康晃投手が山田、オスナに1発を浴びた。いずれもソロだったが、2度追い付いた打線の粘りは、水泡に帰した。三浦監督は石田について「ちょっと甘かった。打たれたのは全部中に入っていた」とし、山崎には「痛い失点でした。あそこで中盤、終盤に押し込みたかったわけですから。映像を見ながら、本人と何が原因か話したい」と話した。5月5日ヤクルト戦、5月9日巨人戦に次いで、今季3度目の1試合4被本塁打以上。「(本塁打が)出やすい球場ですが、ゾーンの中で勝負していくのはありますけど。じわじわ離されて、追い付いてやっていきましたが」と渋面を浮かべた。石田は4回2/3で6安打4失点で降板した。「味方が援護してくれた後に得点を許してしまい流れを呼び込むことができませんでした。短いイニング、そしてイニングの途中でマウンドを降りることになり申し訳ないです」と話した。CSを争う2位広島、4位巨人がともにデーゲームで敗れていたが、お付き合いしてしまった。▽DeNA石田(4回2/3を4失点で9敗目)「味方が援護してくれた後に得点を許してしまい流れを呼び込むことができませんでした」

◆ヤクルト村上宗隆内野手が、球団の日本人では岩村以来17年ぶりとなる3年連続30号を放った。2-2の4回1死、DeNA石田の141キロ外角直球を捉え、左翼席へ勝ち越し弾。「少し詰まりましたが入ってくれて良かった」。美しい放物線を描く主砲の一打に、場内は大きくどよめいた。悠々とダイヤモンドを1周すると、ベンチ前でつば九郎とハイタッチし、恒例のおなかを触るパフォーマンス。「目標はもっと上だったんですけど、最低限。30本は打てているのでまた頑張ります」と貪欲さをにじませた。昨季は日本人史上最多の56本塁打を放ち、今春は侍ジャパンをWBC世界一に導いた不動の4番だが、3、4月はわずか2本塁打と苦しんだ。しかし、5月以降は一気に復調。持ち前の長打力を取り戻した。対DeNA、対左腕石田。得意な条件がそろっていた。今季は対右投手で21打席に1本。左投手からは15打席に1本の割合で本塁打が出ている。さらに球団別では最多タイの8本をDeNAからマークした。昨季と比べ56本から30本と本塁打の総数は減らすも、逆方向への割合は今年の方が多い。セ・リーグで20本以上をマークする打者で40%(30本中12本)を逆方向に飛ばす打者は村上だけ。強打者の証しは昨季の32%(56本中18本)から増えた。満員御礼の「大入り袋」が配布され、2万9353人を熱狂させた4番は「これだけ多くのお客さんが入ってくれているので、勝ち試合を多く見せたい」。残り11試合を量産体制で締めくくる。【佐瀬百合子】村上が3年連続4度目のシーズン30号。村上は今季6年目だが、プロ入り6年目までに30本以上を4度記録したのは原辰徳(巨人)清原和博(西武)に次いで3人目の最多タイ。原は村上同様6年目に4度目(82、83、85、86年)をマークしたが、清原は5年目までに4度(86、88~90年)記録している。▽ヤクルト小川(自身4連勝で9勝目)「全然良くなかったんですけど、なんとか気持ちで踏ん張った。5回のピンチを三振で切り抜けたところが大きかったです」▽ヤクルト山田(6回に2試合連発の12号ソロ)「こんな順位ですし個人成績も良くないですけど。たくさんの人が見に来てくれているので、一生懸命やって何か感じてもらえるようにプレーできたらと思います」

◆DeNAの4番牧秀悟内野手(25)が、チームプレーとタイトル争いを両立させた。1-2で迎えた4回1死三塁。二塁ゴロを打って、三塁走者の桑原を迎え入れた。「まず同点に追いつくことが大前提だったので、何とかああいう形でも点が取れたので良かったんじゃないかなと思います」。3番佐野が右飛で、桑原をタッチアップで三塁に進めた直後だった。「前の打者がつないでくれたので」と先輩に感謝の気持ちも忘れないあたりが、牧らしい。これで打点を97に伸ばし、2位の岡本和(巨人)に5差をつけた。内野ゴロでの打点は、7月5日ヤクルト戦以来、今季4点目。渋い当たりだが、同点打だけに、この時点のチームにとっては大きかった。三浦監督は「牧の内野ゴロでしっかり得点できた」とほめた。適時打や本塁打ばかりが得点方法ではない。試合前の三浦監督は「最多安打、打点はチームのためになる。タイトルに固執する選手ではないが、今日も4番で頑張ってもらう」と送り出したばかりだった。再び同点に追い付いた5回1死一塁では、左前打でつないだ。92キロのカーブを捉え「初球の甘い球を打てた」。これが今季153安打目で、デーゲームで並ばれていた中野(阪神)に再び1差をつけて、トップを維持した。状況に応じた打撃をすることで、チームにも自身にもプラスとなる。「打点もヒットも打つことでチームが勝ちがつくので、それは日々1本ずつ(でも)やっていきたいなと思います」。本塁打数はリーグ3位だが、大振りすることはない。チームは連勝が2で止まったが、まだまだCS争いは続く。「まずクライマックスにいくことが大前提なので、そこで勝つために打点なりヒットなりを打っていきたいと思います」。主軸としての責任感をにじませた。【斎藤直樹】

◆DeNAは今季3度目の4被本塁打以上で、連勝は2で止まった。先発の石田がサンタナ、村上に、3番手の山崎が山田、オスナに被弾。全てソロだったが、2度追い付いた打線の粘りは水泡に帰した。石田について、三浦監督は「打たれ球は甘かった」と指摘。CSを争う2位広島、4位巨人がデーゲームで敗れたが、お付き合いした。山崎、石田は登録抹消されることが濃厚で、17日の阪神戦(甲子園)から林琢真内野手、三嶋一輝投手が合流する可能性が浮上した。

◆ヤクルト・小沢怜史投手(25)が神宮外苑でキャッチボールなどを行い、先発する17日の巨人戦(東京ドーム)に向けて調整した。6日の巨人戦(神宮)で6回1失点と好投して6勝目を挙げてから、中10日での登板。今季は交流戦中に救援から先発に転向し、フル回転してきただけに「調整は順調にできたと思う。疲れをとって、あとはいつも通りやってきました」とリフレッシュして、状態を整えてきた。今季の巨人戦は8試合で2勝1敗、防御率1.42と好相性。「みんな一発が打てるというのがあるので、無駄なランナーを出さないようにしていければいい」と強打者ぞろいの打線を警戒した。チームはBクラスが確定し、クライマックスシリーズ進出の望みがついえている。ただ、「もちろん勝つために試合をやる。応援してくれるファンもいるので、自分の来年につながるものとかもしっかりと出せるようにとやっていきたいです」と小沢。ファンのために、自身の成長のためにマウンドに上がる。

◆ヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(31)が1点リードの二回先頭で、バックスクリーン右への15号ソロを放った。DeNA先発・石田の直球を振り抜き、8月27日の広島戦(マツダ)以来、17戦ぶりの一発。「久しぶりに良い角度で上がってくれました」とうなずいた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が2―2の四回1死で、左翼席へ30号ソロを放った。DeNA先発・石田の直球をはじき返し、3年連続のシーズン30本塁打到達。「少し詰まりましたが、入ってくれて良かったです」と汗をぬぐった。前日15日のDeNA戦(神宮)でアーチはなかったが、12日―14日の広島戦(神宮)で3試合連発を記録するなど、シーズン終盤で状態を上げている。

◆セ・リーグ3位のDeNAは2位浮上へ向け落とせない試合が続くが、ヤクルトのエース攻略にまたも苦しんだ。打線は先発の小川に対し、0―2の三回に先頭の大田が二塁打で出塁し、続く桑原が右翼線へ適時二塁打。さらに1死三塁から牧が二ゴロを放った間に三走が生還し、同点とした。2―3の五回は再び大田が二塁打で出塁し、続く桑原が犠打。1死三塁から佐野の中前適時打で同点としたが、後が続かず6回を投げ切られ、小川に粘られた形となった。小川とは試合前時点で今季6度の対戦があり、1勝3敗と負け越し。前回登板だった9日の同戦(横浜)では7回で1得点しか奪えず、通算100勝を献上。この日も得点を挙げながら、試合を決め切るまではいかなかった。デーゲームで2位広島と3位巨人が破れ、勝利すれば優位に立てた一戦だったが、石田が粘れずに五回途中6安打4失点。3―4の六回に登板した山崎が山田、オスナにソロを浴びリードを広げられたのは痛恨だった。チームは残り12試合。2年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出と、ファーストステージの本拠地開幕戦を懸け、投打のかみ合う試合を増やしていきたい。(横山尚杜)

◆スタンドインを見届けると「30」を誇示するように3本の指を突き上げた。2―2の四回1死。ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が、左翼席最前列に3年連続の30号となるソロをたたき込んだ。「少し詰まりましたが、入ってくれて良かった」さすがのパワーだった。カウント1―0からDeNA先発、石田の真ん中低め141キロの直球を一閃。広島戦(神宮)以来2試合ぶりとなる一発で、通算190本塁打目を記録した。ベンチに戻ると、つば九郎とハイタッチをして喜びを分かち合った。30本塁打は2019、21、22年に続いて4度目。3年連続の大台を23歳シーズンで達成するのは、中西太(西鉄、1953~55年)、清原和博(西武、88~90年)に次いで史上3人目の快挙となった。意地を見せている。チームは3年ぶりのBクラスが確定。それでも主砲は「たくさんのお客さんが神宮球場に足を運んでくれて、たくさんの声援を送ってくださる。残り試合は少ないですけど、一つでも多く、一本でも多くホームランを打ちたい」と奮起している。9月は12~14日の広島戦(神宮)で3戦連発を記録するなど直近5試合で4本塁打。シーズン終盤に状態を取り戻してきた4番が、最後まで全力で戦い抜く。(森祥太郎)

◆ヤクルト・小川泰弘投手(33)が6回104球を投げ7安打3失点と力投し、9勝目(8敗)。自身4連勝で2020年シーズン以来、3年ぶりの2桁勝利に王手をかけた。「点を取ってもらってすぐとられてという展開で苦しかったが、何とか粘ることができてよかったです。ムーチョ(中村)がしっかりリードしてくれて抑えることができました」直球は常時140㌔台前半だが、高い制球力と多彩な変化球でDeNA打線を手玉に取った。前回9日のDeNA戦(横浜)で通算100勝を達成した小川。好調を維持している右腕にシーズン節目の勝利が近づいてきた。

◆ヤクルト・塩見泰隆外野手(30)は五回の勝ち越し適時二塁打を含む4打数2安打1打点の活躍。塩見のヒーローインタビューは以下の通り。--五回の第2打席。どんな思いだった「ライ(小川)さん頑張ってたので、なんとか返せるように集中して打席に入ったら、たまたま当たってくれました」--手応えは「打った瞬間当たってくれたので、いいとこに飛んでくれてタイムリーになって、ほんとに良かったです」--二塁打は行けると思った「そうですね。三塁打は無理でした」--DeNA・石田投手と今季は好相性「今年に限ってはかなり合っていたので、ストライクゾーンにきたらしっかり振ろうと。その振り切った結果が良くなってくれて良かったなと思います」--コンディションはもう大丈夫?「万全です!」--今日のような活躍がこれからも続けてくれますね「頑張ります」--ファンへメッセージを「残りシーズン少ないですけど、たくさんのファンの皆さんが球場に足を運んでくださってほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。残り11試合ありますけど、全力で頑張るので引き続き応援よろしくお願いします」

◆ヤクルト・小川泰弘投手(33)が6回104球を投げ7安打3失点と力投し、9勝目(8敗)。自身4連勝で2020年シーズン以来、3年ぶりの2桁勝利に王手をかけた。小川のヒーローインタビューは以下の通り。--ピンチの連続を粘り切った「点取ってもらってすぐ取られてっていう展開にしてしまって、なかなか苦しい展開にしてしまったんですけど、なんとか工夫して粘ることができて良かったです」--中村捕手のリードにも助けられた「そうですね。ムーチョがしっかりリードしてくれましたし、要求にしっかり応えられてなんとか抑えることができたと思います」--9勝目を挙げた「また次を見据えて次の1勝をしっかりつかみ取れるようにしたいですし、先発として長いイニングを投げ切れるようにまた頑張りたいと思います」--次戦は2桁勝利が懸かる。抱負を「頼もしい仲間もいますし、塩見くんもいてくれるので、いるだけで頼もしいんで。僕もしっかり自分らしさを出して、次の勝利も勝ち取りたいと思います」--次の登板で10勝目、よろしいですね「はい」--ファンにメッセージを「いつも応援ありがとうございます。残り試合少ないですけど、チーム全員で全勝目指して頑張ります。応援よろしくお願いします」

◆ピリッとしない展開で試合の主導権を握り損ねた。2位広島とのゲーム差を縮められなかった3位DeNAの三浦大輔監督(49)は「点を取っても、じわじわ離された」と首をかしげた。先発した石田は先制を許し、打線が2度、追い付いた後にも失点。1点を追う六回には3番手の山崎が山田、オスナにソロ本塁打を浴び、リードを広げられた。ヤクルトを上回る9安打を放った打線について、監督は「形はつくれているし、得点はできている」と手応えを示した。クライマックスシリーズ進出を狙うチームは、17日から既に優勝を決めた阪神と敵地で2連戦を行う。(横山尚杜)

◆ヤクルトは先発の小川泰弘投手(33)が6回104球を投げ7安打3失点の粘投で9勝目(8敗)を挙げた。打線は二回に5番のドミンゴ・サンタナ外野手(31)がバックスクリーン右への15号ソロ、四回に4番・村上宗隆内野手(23)が左翼席への30号ソロ、六回には3番・山田哲人内野手(31)が左翼席への12号ソロと、クリーンアップがそろい踏み。五回2死二塁で塩見泰隆外野手(30)が放った左翼線への適時二塁打が決勝打となった。高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――先発の小川は6回3失点の粘投だった。投球を見て「前回(9月9日、対DeNA、横浜)ほど良くはなかったですけども、そうですね。粘ったっちゃ粘ったピッチングですけど、先頭出すイニングが多かったので、少し重いピッチングにはなったかなと。でも、途中でちょっといろいろ考えたんですけど、6回まで投げ切ったので、勝ち投手になったので、このぐらいにしておきます」――球数も多くなった「向こうの作戦もそういうふうに感じましたし、積極的にいきながら、捨てるボールであったり、打ちに行くボールであったりというのがあったのかなと思いますけどね。それで球数ちょっといったかなと思いますけどね」――八回を任せている星が1回1安打無失点と好投した「ここ何試合か星は球が非常に走っていて、数少ない真っすぐで空振りが取れるピッチャーなので、力投型なのでね。いろいろ間隔をあけながら、いい状態にして、またマウンドに上げるってことは気は使っていますけど、確かに球は走ってますね」――清水が調子上がらない中で、好投してくれるとブルペンとしても助かる「そうですね。いろいろな兼ね合いで清水を七回にしてるだけで、また戻るときもあると思うし、また星が前行くことはあるでしょうし、田口の前はないですけど、いろいろ打順とかいろんな相性考えながら、登板させてます」――打線は効率よく得点した「どっかでランナーがいたらなと思いましたけど、あれだけ一発で一振りで点を取ってくれたので、よかったですね」――山田と村上が今季3度目のアベック弾。この2人が打つと勢いづく「ランナーいる場面が多いですし、ランナーになることも多いですし、やっぱりあの2人が元気であれば、点は入っていくんじゃないかなと思ってます」――村上が3年連続30本塁打。球団では6人目になる「おめでとうって(笑)。その程度でしょ。まあ、あのね、続けてやる難しさであったりね、しかも、それが30本というすごい数字ですからね。苦しみながらでも、そこにたどり着いたっていう感じかなと思います。本人は決して満足はしてないでしょうけれど、まだ残り試合ありますし、いまの状態をしっかりキープしてね、また明日以降打ってほしいなと思いますね」――昨季三冠王に輝いて徹底マークされてる中でも30本打てるすごさを感じる「いろいろな面で、心も体も強いですよ。だから、なかなか試合休まないですし、まあ、おそらくくじけそうなときもあったでしょうけど、あるでしょうけれども、それでもしっかりこう、スイングしてくれますし。そういうところだと思いますね」――明日から東京ドームでの巨人2連戦が始まる「そうですね。まあ変わらず、全力で戦うのみだと思います。やっぱり先発ピッチャーに大きな期待をしつつ、打線の奮起も期待しつつというところだと思います」――村上選手。苦しい時間もあったと思うが、休ませたいと思ったときはあった「ないですね。休ませようと思ったことはないですね」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が16日、DeNA23回戦(神宮)で四回に左翼席へソロを放ち、3年連続の30本塁打に到達した。シーズン30本以上を放ったのは2019、21、22年に続き4度目。新人から6年目までに4度記録したのは最多タイで、原辰徳(巨人)、清原和博(西武)に次いで3人目となった。頼れる主砲の一発などでチームは6―3で勝利した。スタンドインを見届けると「30」を誇示するように3本の指を突き上げた。2-2の四回。村上が左翼席へ3年連続となる30号ソロを放ち、納得の表情を浮かべた。「少し詰まりましたが、入ってくれて良かった。目標はもっと上でしたが、最低限30本打つことはできた」DeNA先発、石田の真ん中低め141キロの直球を一閃。14日の広島戦(神宮)以来2試合ぶりとなる一発で、シーズン30本は2019、21、22年に続く通算4度目となった。新人から6年目までに4度記録したのは最多タイで原辰徳(巨人)、清原和博(西武)に次いで3人目。3年連続の大台は球団では6人目の快挙となった。記念すべき日だった。5年前の9月16日、村上は熊本・九州学院高から入団1年目の2018年に広島戦(神宮)のプロ初打席で初本塁打を放った。積み上げてきた本塁打数は通算190本に到達。日本を代表するホームランバッターへと成長した主砲に、2軍監督時代から4番として起用し続ける高津監督は「心も体も強い。くじけそうなときでもしっかりとスイングをしてくれる」と最大限の信頼を置く。残り11試合。チームは3年ぶりのBクラスが確定している。それでも村上は「一試合でも多く勝てるように、本塁打を見せられるようにしたい」と闘志をみなぎらせた。(森祥太郎)?23歳シーズンのヤクルト・村上が今季30号。シーズン30本以上を放ったのは2019、21、22年に続く通算4度目。新人から6年目までに4度記録したのは最多タイで、巨人・原辰徳(1982、83、85、86年=33→32→34→36)、西武・清原和博(86、88-90年=31→31→35→37)に次いで3人目。左打者では最多。?23歳以下のシーズンに3年連続は53-55年の西鉄・中西太(20-22歳=36→31→35)、88-90年の西武・清原(21-23歳)に次いで3人目。?ヤクルト(前身を含む)の選手で4度記録したのは、8度のバレンティンを筆頭に、池山隆寛、山田哲人(各5度)、ペタジーニ(4度)に次いで5人目。3年以上続けたのは16-19年のバレンティン(4年)以来4年ぶり6人目。日本選手では88-92年の池山隆寛(5年)、04-06年の岩村明憲(3年)に次いで3人目。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
81454 0.643
(↑0.003)
優勝
(-)
13518
(+9)
383
(+3)
73
(+2)
69
(-)
0.249
(↑0.001)
2.630
(↑0.01)
2
(-)
広島
70604 0.538
(↓0.005)
13
(↓1)
9464
(+3)
480
(+9)
90
(-)
72
(-)
0.247
(-)
3.240
(↓0.05)
3
(-)
DeNA
66623 0.516
(↓0.004)
16
(↓1)
12492
(+3)
466
(+6)
102
(-)
27
(-)
0.248
(-)
3.280
(↓0.03)
4
(-)
巨人
64652 0.496
(↓0.004)
18.5
(↓1)
12493
(-)
483
(+1)
156
(-)
45
(+1)
0.255
(-)
3.530
(↑0.01)
5
(-)
ヤクルト
53763 0.411
(↑0.005)
29.5
(-)
11491
(+6)
522
(+3)
114
(+4)
59
(-)
0.240
(↑0.001
3.670
(-)
6
(-)
中日
49774 0.389
(↑0.005)
32
(-)
13348
(+1)
457
(-)
63
(+1)
32
(-)
0.237
(-)
3.150
(↑0.03)