オリックス(★1対3☆)楽天 =リーグ戦20回戦(2023.09.16)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
0100000001720
勝利投手:岸 孝之(7勝5敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝3敗35S))
敗戦投手:山本 由伸(14勝6敗0S)
  DAZN
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◆楽天は1点を追う3回表、浅村と岡島の適時打で2点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた5回には、小郷の犠飛で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・岸が6回4安打1失点の好投で今季7勝目。敗れたオリックスは、打線が7安打で1得点とつながりを欠いた。

◆オリックス山本由伸投手(25)が13イニングぶりの安打を許した。2回。先頭の浅村に右前打を許して13イニングぶりに「Hランプ」をともされた。山本は前々回登板の9月2日の日本ハム戦(エスコン)6回から無安打を続けていた。前回9日ロッテ戦(ZOZOマリン)では自身2度目のノーヒットノーランを達成した。

◆楽天浅村栄斗内野手(32)がオリックス山本由伸投手(25)に2週間ぶりの安打を浴びせた。2回の第1打席、フルカウントからチーム初安打となる右前打を放った。9日のロッテ戦(ZOZOマリン)でノーヒットノーランを達成した山本の被安打は、7イニングを投げて無失点だった2日の日本ハム戦(エスコンフィールド)の5回に松本剛に打たれて以来13イニング、43打者ぶり。楽天はこの回、難攻不落の右腕から浅村の安打と阿部の四球で1死一、二塁と好機を広げたが、あと1本が出ず、惜しくも無得点に終わった。

◆オリックスの17日楽天戦の予告先発が発表された。4連勝中の左腕・宮城大弥投手(22)が先発する。前回登板ではロッテを相手に8回1安打無失点と好投。自身4連勝中で「状態も良かったし、継続できるような練習はしました」と自信たっぷりだ。チームは順調にマジックを減らしている。宮城も「投げている時は少しでも減らしたいと思っていますし、投げていない時も応援している。長いイニングを投げられるように1球1球集中してやりたい」とさらに貢献するつもりだ。一昨年、昨年に続いて今年も先発ローテの一員として優勝争いを繰り広げている。それでも気負いはない。「あまり意識せず、それでも後ろに素晴らしい先輩方がいる。先発陣に素晴らしい先輩、いい後輩もいますので置いて行かれないようにと思っている」と流れに乗る投球を見せる。

◆/難攻不落を攻略\浅村栄斗が同点タイムリー山本由伸は8月以降で初の自責点?プロ野球(2023/9/16)??オリックス×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#rakuteneagles pic.twitter.com/4wMZLXlTkk

◆楽天浅村栄斗内野手(32)と岡島豪郎外野手(34)がオリックス山本由伸投手(25)から連続適時打を放って逆転に成功した。1点を追う3回2死一、二塁で、まずは4番浅村が同点に追い付く左前適時打。「打ったのはカーブ。打ててよかったです」と、いつも通りに淡々とコメントしたが、この打点が山本にとっては7月25日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の8回以来、45イニングぶりの自責点。2回に山本にとって13イニング、43打者ぶりの被安打を記録した浅村が、また山本の記録を止めた。続く5番岡島も勝ち越しとなる中前適時打で続いた。岡島も「打ったのはフォーク。打ててよかったです。チームが勝てるように頑張ります」と淡々と振り返った。

◆/長い間合いからの\山本由伸が絶妙な牽制球ゴンザレスもかっこいい?プロ野球(2023/9/16)??オリックス×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#bs2023 pic.twitter.com/8u2wMbhXWL

◆オリックスは山本由伸投手(25)が7回9安打されながらも3失点(自責2)と粘りの投球。だが、打線の援護は2回に内野ゴロの間で挙げた1点のみ。守備でも2失策と精彩を欠き、中嶋聡監督(54)は「やるしかない」と前を向いた。試合前には首位打者の頓宮裕真捕手(26)と若月健矢捕手(27)が特例2023で抹消。山本は今季初めて森友哉捕手(28)と組み、中嶋監督は「いい部類じゃないでしょうね」と首をかしげた。報道陣からの「点を取った後だっただけにもったいなかった」との問いに、「うん。まあ、はい」と言葉少なだった。野手も2失策でエースを支えられず。「守備で足を引っ張ったらきつくなりますよね。点を取ってないのでそういうことになる」と敗因を語った。優勝争いをする今シーズンも残り17試合となった。「悪いところが今、出ていますけどね。そんなことを言っててもしょうがない。やるしかないので」と前を向いた。ロッテが勝ったため、マジック7は変わらず。最短の優勝決定日は20日だ。

◆オリックス山本由伸投手(25)が一時的にパ・リーグ投手部門で4冠に立った。勝利数、勝率、防御率はリーグ1位を走る中で、試合前時点で奪三振はロッテ種市を1差で追いかけていた。この日、1回に小郷から奪ってトップタイ。さらに4回に炭谷から空振り三振を奪って単独トップに立った。試合前時点で、勝利数は14で2位とは4差。防御率も2位と1点差ほど離しており、タイトルはほぼ確実としている。勝率も最低ラインの13勝以上をクリアしているのは現状で1人だけだ。山本は21、22年と4冠。2年連続4冠はNPB史上初で、3年連続での獲得を目指している。

◆オリックス山本由伸投手が奪三振でもロッテ種市を抜いて「投手4冠」に返り咲くも、8月16日ソフトバンク戦以来の6敗目を喫した。自身2度目の無安打無得点試合から中6日の先発。先制直後の3回、楽天打線に4安打を浴び、27イニングぶりの失点で逆転を許した。「先制をしてもらったんで、その点を守れたら良かったんですけど。いつもファウルを取れるボールも前に飛ばされて、安打になったり」。無双のエース登板時には珍しい、ファンの祈るような「頑張れコール」が何度も響いた。若月の体調不良で、この日は森と春季宮崎キャンプ中の2月14日紅白戦以来のバッテリー。「ずっとバッテリーを組みたかったのですごくうれしかったです」と話しただけに、15勝目につなげられなかったことも悔やんだ。山本が9月に負けたのは20年9月8日西武戦以来。最短Vは20日に延び、中嶋監督は「やるしかないんで」と前進のみを強調した。

◆オリックス山本由伸投手の登板視察に、メジャー9球団24人の編成担当が来場した。カブスのホイヤー編成本部長ら編成トップも視察。球界関係者によれば、山本はメッツ千賀と同じマネジメント会社「ワサーマン」の代理人ジョエル・ウルフ氏と契約。今オフにポスティングシステムでのメジャー移籍が濃厚とされる。2度目の無安打無得点試合を達成した9日ロッテ戦(ZOZOマリン)は、ヤンキースのキャッシュマンGMらが見守った。

◆楽天石井一久監督(50)は「難しい相手ではありますけど、きっちりワンチャンスをモノにできた」と振り返った。8月以降は自責0だったオリックス山本を相手に逆転勝利。CS進出へ向けた"勝負の10連戦"初戦は、大きな勢いをもたらしそうな白星となった。1点を追う3回に打線が難攻不落のノーヒッター右腕を捉えた。2死一、二塁から4番浅村が左前へ同点適時打。2回に山本の連続無安打投球回を12で止めていた主砲は「三振が取れる投手なので追い込まれる前に、いつも以上に積極的に。甘い球を1発で仕留めることだけは意識して」とカーブを仕留めた。5番岡島も続いた。浅村が捉えたカーブが初球に来たが、「手が出なくて...」と見送ったが、受け身にはならない。「アサ(浅村)が点を入れてくれたんで、いい意味で割り切りながら思い切っていこう」と2球目のフォークを仕留めて決勝の中前適時打。試合前に指揮官が「難しいピッチャーなんで、1対1の勝負の中で、どういう割り切り方ができるか」と話していたように、中軸が割り切って仕事を果たした。決勝打の岡島は「めちゃくちゃデカい」と表現し、主将の浅村も「明日から、いい勢いで入っていけると思うので今日の勝ちは大きい」と呼応。もちろん石井監督も「やっぱり難しいピッチャーなんで、そこをしっかりと勝てたっていうのは大きい」と声をそろえた。17日の相手先発も難敵の宮城だが、山本攻略で得た勢いで突破する。【木下大輔】▽楽天岸(6回1失点の好投で7勝目)「(山本)由伸相手で先取点を取られないようにと思って投げていましたけど、取られてしまった後、粘り強く投げられて、野手のみんなが点を取ってくれたので、みんなで勝った試合だと思います」▽楽天小深田(オリックス山本から3安打)「追い込まれたら難しいので、なるべく早いカウントから勝負できるよう準備していた」

◆オリックス山本由伸投手(25)が27イニングぶりの失点を許した。1点リードの3回。2死一、二塁から4番浅村に左前適時打を許して27イニングぶりに得点を奪われた。なおも、2死一、二塁から岡島にも適時打を浴びて、この回2点を失って逆転を許した。山本は8月16日ソフトバンク戦の4回に失点してから無失点を続けていた。23日西武戦では7回無失点。9月2日日本ハム戦では7回無失点。前回9日ロッテ戦では自身2度目のノーヒットノーランを達成した。

◆オリックスは山本由伸投手(25)が1カ月ぶりの黒星となった。苦しいピッチングが続いた。初回こそ3者凡退に仕留めたが、3回に27イニングぶりに失点。1回以外は毎回安打を許す投球だったが、7回9安打されながら3失点(自責2)と粘りの投球だった。「ランナーを許してしまうイニングも多く、苦しいピッチングになってしまいました。3回は先制点を取った直後のイニングでしたし、逆転を許してしまったことが悔しいです」1カ月ぶりの失点で逆転を許して悔いを残した。味方も2回に内野ゴロの間で挙げた1点のみ。8月16日ソフトバンク戦以来の今季6敗目を喫したが、再び奪三振数はリーグトップに立った。勝利数、防御率は1位をキープし、勝率も13勝以上の条件を満たすのは現状山本のみ。3年連続4冠が見えてきた。

◆楽天岸孝之投手(38)が粘りの投球で10連戦初戦を勝利に導いた。オリックス山本との投げ合いを制した右腕が、試合後に振り返ったキーポイントがあった。岸 "そこ"が一番大きい。粘れたっていうのが、一番だと思います。"そこ"とは2回に先取点を与えた直後。小深田の失策から1点を失い、なお2死二塁で長打もあるゴンザレスに対し、丹念に低めを突いて1球もバットに当てさせずに空振り三振。傷口を最小限にとどめた。岸 なんとか、あの1点も防ぎたかった。その後、コブ(小深田)も頑張って1点を取り返してくれた分、ここから自分も頑張んないといけないなって。その小深田が3回に反撃の起点となり、同点のホームを踏んだ。岸も気合を再注入した。岸 気負いは、ありました。相手ピッチャーは(山本)由伸で...負けるつもりで投げることはないですけど、もちろん勝つつもりで投げて。今日は、みんなで取った勝ちだと思います。誰もが大事だと分かっている10連戦初戦でチームの投打をかみ合わせたのは、数々の修羅場をくぐり抜けてきた岸の力投だった。【木下大輔】

◆オリックス・若月健矢捕手(27)、頓宮裕真捕手(26)が発熱を伴う体調不良で特例2023により登録抹消された。若月は、チーム最多 の74試合にマスクをかぶり、打率・260、4本、13打点。頓宮は、打率・307はリーグ首位打者、16本、49打点と打線を引っ張ってきた。代わって、福永奨捕手(24)、ゴンザレス内野手(34)が登録。阿部翔太投手(30)、渡部遼人外野手(24)も1軍に合流した。

◆オリックスの先発・山本由伸投手(25)が27イニングぶりに失点した。1-0の三回、2死一塁から島内、浅村には、同点打、岡島には、逆転の中前打と3連打を浴び、2失点を喫した。山本は、9日のロッテ戦(ZOZOマリン)では自身2度目のノーヒットノーランを達成し、8月16日のソフトバンク戦(京セラ)の五回から24イニング無失点、自責点にいたっては、8月1日の楽天戦(京セラ)から44イニングゼロを継続していたが、記録が止まった。

◆楽天が競り勝った。0―1の三回に浅村、岡島の連続適時打で逆転。五回に小郷の犠飛で加点した。岸が6回1失点で7勝目を挙げ、松井裕がリーグ最多に並ぶ35セーブ目。オリックスは山本が7回3失点で6敗目。

◆楽天が逆転でのCS進出に向けた10連戦の初戦を制した。前回登板でノーヒットノーランを達成していたオリックス・山本由伸投手(25)に9安打を浴びせて土をつけた。同点に追いついた、三回なお2死一、二塁。岡島豪郎外野手(34)が、外角に沈む146キロのフォークボールを捉えて、決勝打となる中前適時打。「スイングできる球は全て打とうと思っていた」と振り返った。競馬に造詣が深く、本格化する秋競馬に血が騒いできた。Aクラス入りに向けて「ここから先も厳しい戦いが続きますが、全力で駆け抜けます。最後に差して、追い込みます」とサラブレッド(競走馬)になぞらえた。3-1の九回から、松井裕樹投手(27)が4番手で登板し、1回無失点で35セーブ目を挙げた。ヤンキース、カブスら大リーグ9球団のスカウトらの前で力投。4月下旬に海外フリーエージェント権(FA)を取得した左腕は「視察? (山本)由伸が先発したからですよ」と受け流した。石井一久監督(50)は、「難しい投手を相手に、しっかり勝てたのは大きい。攻守によかったと思います」と選手をたたえ「終わったことなので、次の試合に集中したい」と勝負師の顔に戻った。

◆誰もがあの快投を再び見たかったはず。もちろん、エースも心して臨んだが、本調子にはほど遠かった。オリックス・山本は7回9安打3失点で4試合ぶりの黒星を喫した。「ランナーを許してしまうイニングも多く、苦しいピッチングになってしまいました。逆転を許してしまったことが悔しいです」9日のロッテ戦(ZOZOマリン)では82年ぶりとなる2年連続のノーヒットノーランを達成。この日もメジャー9球団の関係者が集結し、大きな注目を集めるなかでのマウンドだった。今季、自身が先発した全20試合でマスクをかぶってきた若月が発熱を伴う体調不良で登録を抹消され、公式戦初となる森とのコンビで臨んだ。イニング間にも積極的に言葉を交わして感覚をすりあわせたが、1-0の三回に3連打を浴びて2失点。8月16日のソフトバンク戦(京セラ)以来、1カ月ぶりに失点すると、五回には味方の失策が絡んで無死三塁から小郷に3点目となる右犠飛を許した。シュート回転する速球が目立ち、「良くない感覚のボールが増えてしまった」と反省。9月に黒星がつくのは3年ぶりとなった。「とにかく一試合一試合投げていかないといけないので、気を引き締めて次の週に向けてやりたいですね」2位・ロッテが勝利したため、優勝マジックは「7」のまま。最短Vは20日と1日延びたが、ゴールはすぐそこ。一つずつ白星を積み重ねた先に、3連覇が待っている。(北池良輔)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
75474 0.615
(↓0.005)
M7
(-)
17445
(+1)
363
(+3)
97
(-)
40
(-)
0.248
(-)
2.630
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
62575 0.521
(↑0.004)
11.5
(↑1)
19441
(+5)
449
(+1)
89
(+1)
64
(-)
0.240
(-)
3.360
(↑0.02)
3
(-)
ソフトバンク
63622 0.504
(↓0.004)
13.5
(-)
16481
(+1)
457
(+3)
94
(-)
61
(+1)
0.249
(-)
3.280
(-)
4
(-)
楽天
61631 0.492
(↑0.004)
15
(↑1)
18443
(+3)
489
(+1)
97
(-)
90
(-)
0.244
(↑0.001
3.520
(↑0.03)
5
(-)
西武
57701 0.449
(↓0.003)
20.5
(-)
15385
(+1)
426
(+5)
81
(+1)
70
(-)
0.235
(-)
2.980
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
55721 0.433
(↑0.004)
22.5
(↑1)
15419
(+3)
445
(+1)
90
(+2)
67
(+1)
0.234
(-)
3.060
(↑0.01)