ヤクルト(★1対3☆)DeNA =リーグ戦22回戦(2023.09.15)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:平良 拳太郎(4勝4敗0S)
(セーブ:森原 康平(2勝1敗13S))
敗戦投手:ロドリゲス(1勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(13号・5回表ソロ),宮﨑 敏郎(20号・9回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは初回、牧の犠飛で1点を先制する。その後同点を許すも、5回表にソトのソロで勝ち越すと、9回には宮崎のソロが飛び出し貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・平良が7回5安打1失点の力投で今季4勝目。敗れたヤクルトは、打線が3併殺打と拙攻が響いた。

◆今季のDeNAはヤクルト戦のチーム打率が2割7分8厘だが、横浜スタジアムで打率2割4分4厘に対し、神宮球場では打率3割1分2厘。今季神宮球場で30打席以上立った佐野、関根、牧、桑原、宮崎は全員打率3割以上で、5人合わせた成績は196打数71安打、17本塁打、39打点、打率3割6分2厘。5人を除いた打率が2割5分4厘なだけに、佐野らの活躍が目立っている。

◆DeNAソトが13号ソロを放った。1-1で迎えた5回、先頭でヤクルト・ロドリゲスの直球を左翼席中段にたたき込んだ。「スゴーーーイ!!」と自画自賛。「(カウント)3ボールでしたが、甘い球がきたら積極的にいこうと決めていた。しっかり呼び込んで捉えることができました」。14日の中日戦でも勝ち越し2ランを含む2本塁打をマークしており、好調が続いている。

◆元バレーボール女子日本代表の狩野舞子さん(35)が、始球式を務めた。背番号「1」のヤクルトのユニホームに、ハーフパンツ姿で登場。大きく振りかぶり、ノーバウンドの投球となってスタンドからは拍手が起こった。16日からはパリ五輪予選を兼ねたW杯バレーがはじまる。

◆DeNA平良拳太郎投手が5月23日以来、約4カ月ぶりの白星を手にした。ヤクルト打線を7回1失点に封じた。4勝目に「あまりいい状態が続かなくて苦しかったんですけど、早く貢献したいという気持ちでした」と胸をなで下ろした。丁寧にゴロで打ち取った。鬼門だった4回、5回はともに先頭を出したが、外角球で併殺に仕留めた。「自分の力というよりダブルプレーが本当に多かった。強い打球もさばいてもらった」と、3度の併殺を完成させた内野陣に感謝した。中6日での登板は今季初だったが、2週連続のヤクルト戦で計14回1失点と抜群の安定感を見せた。10勝を挙げたバウアーが離脱し、上位死守へ平良が担う役割も大きくなる。三浦監督は「(右肘)手術から復帰して1年ちょっと。ここからしっかりローテーションを守って、シーズン最後までやってもらいたい」と期待をかけた。

◆ヤクルトはDeNAに13敗目を喫し中日以外、全チームへの負け越しが決定した。3回以降は併殺も絡み、全イニングで攻撃を3人で終えて高津監督は「全球種でカウントを取られ、全球種で打ち取られた。全く絞り切れてなかった」。5試合目の先発登板で6回5安打2失点と試合をつくったロドリゲスは援護がなく4敗目。「全体的には良かったが(ソトの)ホームランだけがもったいなかった」と悔やんだ。

◆五回終了後にヤクルト公式ダンスチーム「Passion」とDeNAのオフィシャルパフォーマンスチーム「diana」による、チアリーダーリレー対決が行われた。左翼線付近をスタートし、中堅、右翼線付近と代表の3人がつないで競争。横浜スタジアムで行われた今季の過去2戦はdianaが勝利しており、Passionにとっては負けられない一戦だったが序盤からリードを許すと最後まで追い抜くことができず惜しくも敗れる結果となった。

◆DeNAが3年ぶりのヤクルト戦勝ち越しを決めた。1―1の五回にソトの3戦連発となるソロで勝ち越し、九回は宮崎のソロで加点した。平良は7回1失点で5月23日以来の白星を挙げた。ヤクルトは3併殺打の拙攻だった。

◆自身初の大台へカウントダウンが始まった。DeNA・牧秀悟内野手(25)が一回1死一、三塁で中犠飛を放ち今季96打点。目標の1つに掲げているシーズン100打点に迫った。「打点にはすごくこだわっている。昨年の数字を上回ることができたので、1つ1つ積み上げていきたい」と話す大砲。ルーキーイヤーの2021年に71打点、昨季87打点と右肩上がりで積み上げてきた数字。1980年に高木由一が樹立した球団記録には1試合及ばなかったが、8試合連続打点をマークするなど開幕から全試合に出場し、安定した働きを見せている。8月は打率・362、7本塁打、26打点の成績を残し3年連続となる月間MVPを受賞。クライマックスシリーズ(CS)進出へ、浮沈を握るシーズン終盤に状態を上げている。チーム最優先を前提として最もこだわっているのが打点だという。「今年始まる前から打点王にこだわっているといってきた。チームが勝つために打点はすごく大事。そこ(タイトル)は取りたいなと思います」と欲を隠さない。巨人・岡本和と争う打点王争いは目を離せない接戦を演じている。「4番がしっかりしないといけない。一番大事なところ、チャンスで回ってくる」と自覚十分。断続的に雨が降る神宮で、目立たなくとも確実に4番の仕事を果たした。(横山尚杜)

◆雨に負けず踏ん張った。ヤクルトのエルビン・ロドリゲス投手(25)が6回5安打2失点と好投。打線の援護がなく4敗目(1勝)を喫したが、中12日と久しぶりのマウンドで試合を作った。「勝ちに恵まれていないですけど、一番大事なことは打者と対戦する上で攻めるという気持ちを忘れないこと。そういう気持ちを持って自分のベストを出していきたい」7月に来日してから試合前の段階で4試合で1勝3敗、防御率2・86。疲労を考慮されて、1日の阪神戦以来の登板となったが、意気込み通りの投球で流れは渡さなかった。一回1死一、三塁で牧に中犠飛、五回はソトに左越えのソロを浴びたが、最速150キロを超える直球を軸に力で押していった。しっかりとアジャストしてきた。次の登板まで中12日と空く中で、6日に軽めのブルペン投球を入れて変化球の修正などを施し、登板3日前の12日に普段通りのブルペン投球と2度行って調整を工夫してきた。実りのある期間を過ごし、助っ人右腕は「ブルペンは球数よりかは、一つ一つの球種の精度や、いろんな新しい球種の握りを変えたりとか試してきました」とニヤリ。投手コーチらに助言を求めながらスライダーなどを改良してきた。二回にはそのスライダーでソトと大和を2者連続で空振り三振に仕留めるなど成果を発揮。新たな武器を携えて直球だけでなくニュースタイルもみせた。

◆ヤクルトは2連敗を喫し、DeNA戦はこれで8勝13敗1分けとなり、2020年以来3年ぶりのシーズン負け越しが決まった。先発のロドリゲスは6回2失点と試合を作ったが、4敗目。打線は二回に長岡の遊ゴロ併殺の間の1点のみ。三回以降は二塁すら踏むことができなかった。高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。ーー先発のロドリゲスは6回2失点と試合はつくった「そうですね。状態は悪くなかったと思います」ーー一回に1失点したが、それ以降は五回のソトにソロ本塁打を浴びたのみに抑えた「トータルしてそんなに悪くなかったと思います」ーー打線は3併殺するなど5安打1得点に終わった「打っていった結果なので、併殺はしょうがないと思うんですけどね。前回同様、全部の球種でカウントを取られて、全部の球種で打ち取られると言うね。全く絞りきれなかったですね」ーー14日の広島戦で途中交代した山田は今日はベンチスタート。コンディション不良とか「いや、今日はお休みです」ーー今季のDeNA戦の負け越しが決定「ちょっと急に言われるとあれですけど。まあ、勝ち越したかった。すみません」ーー21歳の内山とロドリゲスは今季初のバッテリーだった「壮真(内山)がなかなか捕手でスタメンで出る機会が少なくていろいろ考えたんですけど、今日は壮真で行こうよとなりました。彼もロドリゲスもまだまだこれから日本の野球を覚えていかないといけない、覚えていけばもっともっと成長していけると思っているので、そういう意味ではサインが合わない場面も何度かありましたけど、2人とも良い経験になったんじゃないかなと思います」

◆ヤクルトは2連敗を喫し、DeNA戦は8勝13敗1分けで2020年以来3年ぶりとなるシーズン負け越しが決まった。高津臣吾監督(54)は、先発の平良を打ち崩せず5安打1得点に終わった打線に反省を促した。「前回同様に全部の球種でカウントを取られて、全部の球種で打ち取られる。(球種を)全く絞りきれなかった」平良とは8日にも対戦して7回4安打無失点に抑えられており、2戦連続で攻略できず。得点は二回無死一、三塁で長岡の遊ゴロ併殺の間に1点を取ったのみで、三回以降は二塁すら踏むことができなかった。自身初の4試合連続本塁打を狙った村上は、2打数1安打で一発は放つことができず。3年連続の30本塁打は16日以降に持ち越しとなった。(森祥太郎)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
80454 0.640
(↓0.005)
優勝
(-)
14509
(+5)
380
(+6)
71
(-)
69
(-)
0.248
(↑0.001)
2.640
(↓0.03)
2
(-)
広島
70594 0.543
(↑0.004)
12
(↑1)
10461
(+6)
471
(+5)
90
(-)
72
(+1)
0.247
(↑0.001)
3.190
(↓0.01)
3
(-)
DeNA
66613 0.520
(↑0.004)
15
(↑1)
13489
(+3)
460
(+1)
102
(+2)
27
(-)
0.248
(-)
3.250
(↑0.02)
4
(-)
巨人
64642 0.500
(↑0.004)
17.5
(↑1)
13493
(+7)
482
(-)
156
(+4)
44
(-)
0.255
(-)
3.540
(↑0.03)
5
(-)
ヤクルト
52763 0.406
(↓0.003)
29.5
(-)
12485
(+1)
519
(+3)
110
(-)
59
(+1)
0.239
(↓0.001)
3.670
(↑0.01)
6
(-)
中日
48774 0.384
(↓0.003)
32
(-)
14347
(-)
457
(+7)
62
(-)
32
(-)
0.237
(↓0.001)
3.180
(↓0.03)