楽天(★0対2☆)オリックス =リーグ戦19回戦(2023.09.14)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
000000000022841
楽天
000000000000510
勝利投手:山﨑 颯一郎(1勝0敗7S)
(セーブ:山岡 泰輔(2勝1敗1S))
敗戦投手:安樂 智大(2勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】森 友哉(15号・11回表2ラン)

  DAZN
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◆オリックスは両軍無得点で迎えた延長11回表、森の2ランが飛び出し、試合の均衡を破る。投げては、先発・田嶋が7回4安打無失点の力投。その後は3投手の継投で完封リレーを展開した。敗れた楽天は、先発・藤平が好投するも、打線が再三の好機を生かせなかった。なお、この試合で楽天・浅村がパ・リーグ新記録となる1144試合連続出場を達成した。

◆オリックス田嶋大樹が得意の楽天戦に先発する。同カードは通算11勝3敗で、21年9月16日から10連勝中。楽天モバイルも通算6勝1敗と相性の良い球場だ。楽天戦は16~18年菊池(西武)の13連勝が最多で、2位が08~11年金子千(オリックス)の11連勝。田嶋が連勝を伸ばして金子千の記録に並べるか。

◆楽天浅村栄斗内野手(32)が連続試合出場のパ・リーグ最多記録を更新した。「4番二塁」で先発し、記録を1144試合連続にのばした。浅村は西武時代の15年8月8日オリックス戦から出場を続け、13日のロッテ戦(ZOZOマリン)で現西武監督の松井稼頭央(西武)が持つ記録に並んでいた。これで単独新記録となった。球団を通じて「1144試合連続出場は今シーズンの目標にしていた記録だったので、大変うれしく思います。自分ひとりではとても達成できる数字ではないので、関わってくださった皆さん、ファンの皆さんには感謝しかありません。中でも、家族には『いつもありがとう』と伝えたいです。まだまだ通過点だと思いますので、これからも毎試合出続けるのはもちろん、今は1つでも上の順位を目指すという目標があるので、その目標に向けて、チームの勝利に貢献するプレーをしていきたいと思います」とコメントした。

◆/リーグ1タフな漢\2015年8月8日から休まず出場し続けた浅村栄斗がパリーグ新記録 1144試合連続出場達成??プロ野球(2023/9/14)??楽天×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球#RakutenEagles pic.twitter.com/DIJ4t1xqqT

◆猛虎の次は、オリ達や! 阪神がセ・リーグの頂点に立った夜。パ・リーグの首位オリックスは延長戦を制し、優勝マジックを「7」に減らした。スコアレスで続いた試合の結末を、4番のひと振りが決めた。延長11回2死一塁。4番森友哉捕手(28)が思い切り良く振り抜いた。「ストライクが来たら、全部振ろうと思っていました。めちゃくちゃうれしいです」。無失点リレーの投手陣に報いる決勝の15号2ラン。うれしい汗を拭った。直前に安楽から左腕の鈴木翔へスイッチ。「いやでした(笑い)。でもいややからこそ、コンパクトに振れたのかなと思います」。短い時間でしっかり気持ちを整えて、3時間45分の接戦に終止符を打った。これで今季の決勝打は14度目。キャリアハイは西武時代の昨季の9で、大きく上回っている。調子が良くない時も勝負強さが消えないのは、持ち味の「積極性」を見失わないから。「調子がいい時は勝手に積極的に振れるんですけど、調子が悪くなってきて手出しが少なくなってくると、あまり良くない傾向なので。積極的にどんどんスイング仕掛けてというのは大事かなと思います」。思い切り振る姿は、それだけで相手の脅威となる。16日からいよいよ本拠地5連戦。最短で19日にも3連覇が決まる。阪神の18年ぶりVの次は、オリックスが関西を盛り上げる。「残り試合、全勝するつもりで戦います」。大阪出身、オリックス・バファローズジュニア育ちの主砲が、その中心にいる。【磯綾乃】◯...山岡がプロ7年目で初セーブを挙げた。勝ち越した直後の延長11回に登板。2死から味方の失策で走者を出すも、最後は岡島を144キロ直球で右飛に打ち取った。「気持ちいいですね。いいピッチングが出来たので良かったと思います」。7月中旬に中継ぎに配置転換されてから、13試合の登板で失点したのは1試合だけ。強力ブルペンの一角を担っている。▽オリックス中嶋監督 勝ってる中でミスの指摘とかですね。負けたんだったら、分かりやすい感じになるんですけど。それがいい方向になればいいなと思います。▽オリックス山崎颯(延長10回に登板し1安打無失点で今季初勝利)「久しぶりの登板もあって、何とかいけたかなと。残りわずかなので、全力で抑えていきたいと思います」

◆首位オリックスは延長戦を制し、優勝マジックを「7」に減らしたが、中嶋聡監督(54)は手綱を締めることを忘れなかった。試合は先発の田嶋大樹投手(27)が7回4安打無失点と好投。打線がなかなか点を奪えず苦しむ中で、宇田川、山崎颯、山岡の継投陣が無失点でつないだ。そして0-0のまま迎えた延長11回、4番森友哉捕手(28)が決勝の15号2ランを放った。10連勝中と得意の相手を抑え込んだ田嶋に、中嶋監督は「丁寧に低く投げてましたし、調子も悪くないですし、いいピッチングだったっす」とねぎらった。一方で、失策は今季ワーストの4。「エラーも攻めた結果のエラーも、もちろんありますし。一概に言えないですけど、よろしくないですね」。攻めた結果の失策には理解を示しながらも、苦言を呈した。「勝ってる中でミスの指摘とかですね。負けたんだったら、分かりやすい感じになるんですけど。それがいい方向になればいいなと思います」。16日から迎える本拠地5連戦へ向けて、しっかりと引き締めていた。

◆オリックスのドラフト4位ルーキー、杉沢がプロ初安打をマークした。「9番・中堅」で初先発に抜てきされ、五回の第2打席。楽天の藤平の緩いカーブをしぶとく右前へ運んだ。「バットの先でいい当たりではなかったが、何とか1本打てて良かった」とほっとした笑みを浮かべた。秋田県出身で宮城・東北高―東北福祉大からプロ入りし、13日に代打でプロ初出場。今回は高校、大学時代を過ごした仙台で成長を示した。レギュラーシーズン最終盤で期待をかけられ「優勝のかかった試合が続く。少しでもチームの力になれたら」と意気込む左打ちの外野手が、プロとしての第一歩を踏み出した。

◆オリックスは0―0の延長十一回2死一塁から森が決勝の15号2ランを放ち、優勝へのマジックナンバーを7に減らした。3番手の山崎颯が2年ぶりの白星を挙げ、山岡がプロ7年目で初セーブ。楽天は救援陣が踏ん張れなかった。

◆楽天は藤平が7回無失点と好投し、その後も継投でゼロを並べたが、0―0の延長十一回に均衡を破られた。5番手の安楽が1死から四球を与え、2死後の一塁で左打者の森を迎えたところでサウスポーの鈴木翔に交代。しかし2球目のスライダーを右翼席に運ばれた。石井監督は「僕が(投手を)チョイスした中でうまくいかなかったということ」と采配の責任を口にした。今季このカードの負け越しが決まった。

◆4番のバットからはじき返された打球は、右翼スタンドのギリギリに飛び込んだ。スコアレスドローのムードが漂う延長十一回2死一塁。オリックス・森が15号決勝2ランを放って、優勝マジックは「7」だ。相手は主砲を抑えるために、ワンポイントで左腕の鈴木翔を送り込んできた。「嫌でした」素直に笑った。外寄りのスライダーも、決して悪い球ではなかった。だが、優勝への思いが、打球を運んでいった。2試合ぶりの一発。勝負強さも戻ってきている。「メチャメチャうれしいですね。ストライクなら何でも振っていこうと思っていました。ちょっとドライブがかかった打球になったので...。何とか入ってくれて良かったです」ちょっぴりドヤ顔でダイヤモンドを一周。千両役者を、ベンチが総出で出迎えた。息詰まる投手戦だった。オリックス・田嶋、楽天・藤平の投げ合いは杜の都のファンも、息を凝らして見守るしかなかった。そして、救援同士のしのぎ合い。そんな0-0を打ち破ったFA砲に、中嶋監督も絶賛かと思ったら、意外にも随所に出たミスへの反省への言及が多く、ほめ言葉はなかった。裏を返せば、「うちの4番なんだから、打ってくれて当たり前」という心境か。その分、森は思いっきり前向きだった。「残り試合、全勝するつもりで戦います。よろしくお願いします」あす16日からは京セラドームで5連戦。本拠地胴上げも見えてきた。(上田雅昭)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
75464 0.620
(↑0.003)
M7
(↑1)
18444
(+2)
360
(-)
97
(+1)
40
(-)
0.248
(↓0.001)
2.640
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
61575 0.517
(-)
12.5
(↓0.5)
20436
(-)
448
(-)
88
(-)
64
(-)
0.240
(-)
3.380
(-)
3
(-)
ソフトバンク
63612 0.508
(↓0.004)
13.5
(↓1)
17480
(+2)
454
(+4)
94
(-)
60
(-)
0.249
(↓0.001)
3.280
(↓0.01)
4
(-)
楽天
60631 0.488
(↓0.004)
16
(↓1)
19440
(-)
488
(+2)
97
(-)
90
(-)
0.243
(↓0.001)
3.550
(↑0.02)
5
(-)
西武
57691 0.452
(↑0.004)
20.5
(-)
16384
(+4)
421
(+2)
80
(-)
70
(-)
0.235
(-)
2.970
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
54721 0.429
(-)
23.5
(↓0.5)
16416
(-)
444
(-)
88
(-)
66
(-)
0.234
(-)
3.070
(-)