西武(☆4対2★)ソフトバンク =リーグ戦24回戦(2023.09.14)・ベルーナドーム=
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ソフトバンク
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西武
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勝利投手:今井 達也(9勝4敗0S)
(セーブ:クリスキー(0勝0敗4S))
敗戦投手:森 唯斗(2勝2敗0S)
  DAZN
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◆西武は2回裏、愛斗の犠飛と古賀の適時二塁打で3点を先制する。その後3-2となって迎えた7回には、愛斗の適時二塁打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・今井が7回2失点8奪三振の力投で今季9勝目。敗れたソフトバンクは、打線が3併殺打と拙攻が響いた。

◆ソフトバンクは拙攻が響き、同一カード3連勝を逃した。西武今井から再三チャンスをつくりながら、今季4度目の1試合3併殺。藤本監督は「ゲッツーは芯でとらえていたけど正面についてしまった。いいピッチャーにいいコースに投げられていたので、そう簡単には...」と脱帽した。それでも今カードは2勝1敗で勝ち越し。指揮官は「切り替えていきます」と引き締めた。

◆西武今井達也投手(25)が自己最多の9勝目を挙げた。最速155キロの直球を軸に7回を113球、4安打2失点。5四球を出しながらも3併殺でピンチの芽をつみ、チームの連敗も2でストップ。「結果として数字で出てくれたのは、本当にオフシーズン、自主トレからやってきて良かったなと思いました」と喜んだ。▽西武松井監督(今季の今井の成長に)「キャンプから自覚、責任感も含めて違うのかなと感じます。結果に結びついてることが、一番じゃないのかなと」▽西武愛斗(先制犠飛と7回の適時打で2打点)「今井が頑張って投げていたので、絶対ランナーをかえす気持ちで打ちました」▽西武古賀(2回に2点適時二塁打)「先制点とった後の追加点がほしいところで打てたのは本当に良かった」

◆西武の古賀が二回に2点二塁打を放った。愛斗の犠飛で先制した直後の2死二、三塁で打席に入り、2ボールからの3球目だった。「チャンスの場面だったので悔いのない打席にしたかったし、カウントも良かったので甘い球が来たら振り切っていこう」と勢いよくスイング。鋭い打球で左中間を真っ二つに破り、バッテリーを組む今井を援護した。中大から入団2年目で、昨季の26試合を大きく上回る92試合目の出場。一回には三森の二盗を素早い送球で阻止した。9月は柘植と併用で起用されており、先発マスク定着へ攻守で懸命のアピールに努めている。

◆西武は二回に愛斗の犠飛と古賀の2点二塁打で3点を先制。3―2の七回は愛斗の適時二塁打で突き放した。今井は7回4安打2失点で、自己最多を更新する9勝目。ソフトバンクは森がピンチで粘れず、連勝が2で止まった。

◆プロ7年目。西武・今井達也投手(25)がキャリアハイの9勝目マーク。「楽しみですね。この1週間やってきたことを披露する場なので。極力ゼロでいくことが僕の仕事」ロン毛をかき上げながら自信に満ちあふれた笑顔を見せていた右腕。うれしい〝出来事〟もあった。今月1日に発売された「チームロンゲ」グッズ。「副部長(部長は高橋光成)として部を盛り上げるために、髪も勝利数も伸ばしていきます!」と語っていた中、12日に野武士風の長髪がトレードマークとなっているソフトバンク・柳田が自身のインスタグラムのストーリーズで「チームロンゲ」Tシャツを5枚(1枚3500円)〝大人買い〟したことを報告。これに今井は「ファンの方だけじゃなく、他球団の選手も買ってくださるのは、販売してよかったと思います」と照れた。ただ、〝お買い上げ〟いただいても、勝負は別だ。柳田に対しては一回1死一塁で141キロのカットボールで右飛。四回は四球を与えたが、1点リードの六回無死一塁ではチェンジアップで二ゴロ併殺に仕留めて逆転を許さなかった。(東山貴実)

◆ソフトバンクの森は得点圏に走者を置いた二、七回のピンチで粘れなかった。先発に本格転向した今季、5度目の登板で自己最長の6回2/3を投げ6安打4失点。2敗目を喫し「悔しい。もう少し大胆にいければ」と唇をかんだ。二回は3安打で1死満塁を背負うと、愛斗の犠飛で先制を許し、続く9番の古賀に、真ん中へ入った失投を左中間へ2点二塁打とされた。毎回の8奪三振で無四球。失点した回以外は三者凡退という内容だったが、「(二回が)全てだった」と無念さをにじませた。

◆西武・古賀悠斗捕手(24)が1点先制した直後の二回2死二、三塁で左中間を破る2点二塁打。「チャンスの場面だったので悔いのない打席にしたかった」と振り返った。中大から入団2年目で、昨季の26試合を大きく上回る92試合目の出場。ただ、13日のソフトバンク戦は一回に捕逸、リード面でも精彩を欠き、勝負どころの七、八回に2イニング連続で周東に盗塁を許すなど、「昨日はすごく恥ずかしい姿を見せてしまった。昨日は落ち着きがなく、それが投手陣に伝わってしまった」と試合後はベンチでうなだれた。ロッカールームに引き揚げる途中でソフトバンク・甲斐と会い、「僕が涙目のところで会って...。『キャッチャーは我慢しなければならないことがいっぱいある。我慢、我慢の連続だよ』と声を掛けていただいて、その言葉に救われました」と振り返った。球界を代表する先輩捕手からのその言葉があったからこそ、この日の試合前には「昨日の今日でまたスタメンで使ってくれた(首脳陣の)期待から逃げてはいけない、この試合を無駄にはできないと」と、心を強く持てたという。悔しさを糧にしての活躍に、松井監督も「本人のいろんな思いもある中で、チームの勝ちにつなげたのは大きな自信になるでしょう」と目を細めた。まだ2年目、24歳。涙の数だけ強くなれる。(東山貴実)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
75464 0.620
(↑0.003)
M7
(↑1)
18444
(+2)
360
(-)
97
(+1)
40
(-)
0.248
(↓0.001)
2.640
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
61575 0.517
(-)
12.5
(↓0.5)
20436
(-)
448
(-)
88
(-)
64
(-)
0.240
(-)
3.380
(-)
3
(-)
ソフトバンク
63612 0.508
(↓0.004)
13.5
(↓1)
17480
(+2)
454
(+4)
94
(-)
60
(-)
0.249
(↓0.001)
3.280
(↓0.01)
4
(-)
楽天
60631 0.488
(↓0.004)
16
(↓1)
19440
(-)
488
(+2)
97
(-)
90
(-)
0.243
(↓0.001)
3.550
(↑0.02)
5
(-)
西武
57691 0.452
(↑0.004)
20.5
(-)
16384
(+4)
421
(+2)
80
(-)
70
(-)
0.235
(-)
2.970
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
54721 0.429
(-)
23.5
(↓0.5)
16416
(-)
444
(-)
88
(-)
66
(-)
0.234
(-)
3.070
(-)