ヤクルト(★5対6☆)広島 =リーグ戦24回戦(2023.09.14)・明治神宮野球場=
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広島
01001004061101
ヤクルト
0221000005602
勝利投手:大道 温貴(3勝0敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(3勝7敗14S))
敗戦投手:木澤 尚文(2勝3敗0S)

本塁打
【広島】堂林 翔太(11号・2回表ソロ)
【ヤクルト】山田 哲人(11号・3回裏ソロ),村上 宗隆(29号・3回裏ソロ)

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◆広島が連敗を6で止めた。広島は2回表、堂林のソロで先制に成功する。その後逆転を許すも、3点ビハインドの8回に小園と代打・磯村の適時打などで4点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、5番手・大道が今季3勝目。敗れたヤクルトは、救援陣が精彩を欠いた。

◆/真っ赤に染まるレフトスタンドへ\14年目で初めて4番に座る堂林翔太2試合連続ホームランで先制???プロ野球(2023/9/14)??ヤクルト×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/OnFczpeFco

◆ヤクルトが2位広島に逆転した。1点を先制された直後の2回。2死一、二塁で長岡秀樹内野手(21)が広島先発遠藤の131キロチェンジアップを中堅左に、一時逆転となる2点適時打を放った。「先制された直後だったのですぐに取り返せて良かったです」と語った。長岡は前夜にも2点リードの7回2死一、二塁から右翼越えの貴重な2点適時二塁打を放ち、勝利を確実なものにしていた。

◆ヤクルトの3、4番がアーチを連発した。1点リードの3回2死から、山田哲人内野手(31)が広島先発遠藤の128キロチェンジアップを左翼席に11号ソロを放った。8月13日阪神戦(京セラドーム)以来となる1カ月ぶりの1発に「逆転して良い流れでしたし、うまく反応して自分のスイングが出来ました」と語った。続く村上宗隆内野手(23)は遠藤の初球、126キロスライダーを一振り。「甘い球をミスショットすることなく一発で仕留めることが出来ました」と、右翼ポール際に弾丸ライナーで飛んでいく29号ソロを放った。村上はこれで3戦連発。3年連続30号をあと1本と迫った。

◆/まさに弾丸 ライトは追わない\30発に王手の村上宗隆あっという間にライトスタンドへ飛び込むホームラン???プロ野球(2023/9/14)??ヤクルト×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/tnXC7S2StI

◆/神宮はこの快音を待っていた\山田哲人が1ヶ月ぶりの一発??11号ソロホームランで突き放す???プロ野球(2023/9/14)??ヤクルト×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/luBz6mc3e1

◆ヤクルトは8回に3点差を逆転されCS進出が消滅した。3回に3番山田、4番村上による「2者連続アベック弾」を放つも実らなかった。8回に石山、木沢、山本の救援陣がそれぞれ出した四球が絡み4失点。高津監督は「出てくる投手みんな四球を出していたら勝手に点は入る」と嘆いた。リーグ連覇チームがCS進出を逃し「やらなければいけないことが山積み」と来季に向けて語った。▽ヤクルト村上(3戦連発となる29号ソロに)「甘く入った球だったので思い切って振れた。(阪神の優勝に来年は)もちろん優勝を目指して頑張りたい」

◆広島はチームの6連敗と神宮での7連敗を逆転で止めた。3点を追う8回、代打代走に計5選手を投入する攻撃采配で流れを変えた。先頭の四球から連打で1点をかえすと、1点差とした1死満塁から代打磯村嘉孝が逆転の決勝打。新井監督は「イソ(磯村)も久しぶりに出て、よく打ってくれた。その前の打者たちも選んで、つないでくれた」と選手をたたえた。6月30日以来勝てていなかった同地最終戦を勝利で締めくくった。▽広島磯村(8回1死満塁から逆転の2点適時打に)「みんながつないでくれて、中継ぎが我慢して、このチャンスを逃したらいけないなと思いました」

◆3点ビハインドの8回に代打代走に5選手を投入する攻撃的采配で逆転勝利を収めた。先頭の四球後、連打で1点を返すと、1死一、二塁から連続四球で1点差。代打磯村の中前適時打で逆転した。先発遠藤が3回1/3 5失点で降板となる誤算も、中継ぎ陣が無失点リレーで逆転勝利をお膳立てした。チームの連敗を6で止め、同地最終戦となった神宮での連敗も7で止めた。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-8回は次々に交代策に打って出た新井監督 もう勝負だ、というところでしたね。-最後は4日ぶり出場の磯村選手が決めた新井監督 イソ(磯村)も久しぶりに出て、よく打ってくれたと思いますし、また、その前の打者たちも選んで、つないでくれたと思います。それも中継ぎが踏ん張ってくれていたので、逆転につながったと思います。-7連敗中だった神宮最終戦で勝利新井監督 1勝しかしていなかったのかな。本当、最後に勝てて、みなさんに喜んでもらえてホッとしています。-今日、阪神が優勝新井監督 ああ、そうなの? 全然見てなかったから。自分たちは次の目標に向かって、みんなで頑張っていきたいと思います。-今日のような勝ちがポストシーズンにもつながる?新井監督 今日だけじゃなく、残り試合はすべてポストシーズンに向かってつながっていくと思いますので、いろいろなことを考えながら試しながら、でも勝ちに行きながら考えていきたいと思います。

◆この試合に負けるとV逸が決定する広島は二回、先頭の堂林翔太内野手(32)が左越えに11号ソロを放って先制した。セ・リーグは首位の阪神が優勝へのマジックナンバーを1としており、阪神が巨人戦(甲子園)勝つか、負けても広島がヤクルト戦(神宮)に敗れれば優勝が決まる。阪神が引き分けた場合は広島が引き分け以下なら阪神の優勝となる。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(31)が三回2死で8月13日の阪神戦(京セラドーム)以来、1カ月ぶりとなる本塁打を放った。「逆転していい流れでしたし、うまく反応して自分のスイングができました」0―1の二回に長岡の左中間への適時二塁打で逆転に成功。2―1として迎えた三回2死で、1ボールからの2球目、128㌔フォークを捉えて左翼席への11号ソロとした。さらに、続いて打席に入った村上宗隆内野手(23)も初球126㌔スライダーを捉えて右翼ポール際へ。「甘い球をミスショットすることなく、一発で仕留めることができました」と振り返った。村上はこれで3試合連続アーチ。29号とし、3年連続30本塁打に王手をかけた。山田、村上のアベック弾は5月21日のDeNA戦(横浜)以来、今季2度目となった。

◆アベック弾が炸裂した。ヤクルトは三回、3番・山田哲人内野手(31)と4番・村上宗隆内野手(23)に連続アーチが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。0―1の二回に長岡の左中間への適時二塁打で逆転に成功。2―1として迎えた三回2死で、まずは山田が魅せた。「逆転していい流れでしたし、うまく反応して自分のスイングができました」。1ボールからの2球目、128キロフォークを捉えて左翼席へ。8月13日の阪神戦(京セラドーム)以来、1カ月ぶりとなる本塁打で11号に到達した。快音の余韻そのままに、主砲も一振りで決めた。3―1となって村上が打席に入ると、今度は初球126キロスライダーを捉えて右翼ポール際へ。一撃でたたみかけ「甘い球をミスショットすることなく、一発で仕留めることができました」と振り返った。村上はこれで3試合連続アーチで29号とし、3年連続30本塁打に王手をかけた。山田、村上のアベック弾は、5月21日のDeNA戦(横浜)以来、今季2度目。高津監督は〝YM砲〟のアーチ競演に「1本のホームランだけど、チームに与える影響とか雰囲気、相手に与えるダメージが他の選手の1本とは違う」と話していた。この日も主軸の連弾で点差を広げ、主導権を握った。(箭内桃子)

◆広島が連敗を6で止めた。2―5の八回に押し出し四球などで1点差に追い上げ、代打磯村の中前への2点打で逆転した。大道が3勝目。ヤクルトは村上の3戦連続本塁打などで優勢だったが、救援陣が崩れ、Bクラスが決まった。

◆ヤクルトは5―2の八回に救援陣が4失点と崩れ、逆転負けを喫した。先発した高橋奎二投手(26)が6回7安打2失点と力投し、打っては山田哲人内野手(31)と村上宗隆内野手(23)に今季2度目となるアベック弾が飛び出したが、悔しい敗戦に。これで今季のクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅し、3年ぶりのBクラスが確定した。試合後の高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――先発した高橋について「球数かかってしまうのは彼の特徴かも知れないですけど、もう少し球数少なく、もう1イニング、2イニング投げられる投手になってほしい」――逆転を許してしまった八回のリリーフ陣については「ストライクを投げてほしかった。ストライクを投げていたらどういう結果が出ていたか分からないですけど、出てくるピッチャー全員フォアボールを出してイニングで3つ。それは勝手に点は入りますね」――山田、村上のアベック弾が出た「ホームランはやっぱりどんな時でもチームの雰囲気を変えるというか勢いを付けるというか非常に良い2人のホームランだったと思います」――山田は四回の打席で代打を送られ交代したが「代わる理由があったから代わりました」

◆ヤクルト・高橋奎二投手(26)は6回7安打2失点と力投したが、救援が逆転を許し白星をつかめなかった。「バッターにいい流れを持っていきたかったが、リズムよく投げられなかった」。7月16日の巨人戦(神宮)で4勝目を挙げて以降白星から遠ざかる中で「粘れたのはよかった。最近ちょっとずつですがよくなってきているので、もう少し自分の投球ができれば」と次戦を見据えた。

◆終盤に力尽きた。ヤクルトは八回に4失点して逆転負けを喫し、3年ぶりのBクラスが確定。日本一奪回の夢が断たれた。高津臣吾監督(54)は現実を受け止めながらも、復権への道の険しさを口にした。「やらなきゃいけないことが山積みだなと。もっと野球の奥深いところを理解し、勉強しないといけない。僕を含めて」序盤は上々の試合運びだった。二回に先制を許したが、その裏に長岡の2点打で逆転。三回には山田が約1カ月ぶりの11号ソロを左翼席へ、続く村上が3戦連発となる29号ソロを右翼席へ運んだ。〝YM砲〟による今季2度目、通算35度目のアベック弾で勢いを増すと、四回にも塩見の適時二塁打で一時は4点差まで広げた。ただ、今季を象徴するように投打がかみ合わず1点差での敗戦。優勝した阪神とは29・5ゲーム差、3位・DeNAとは13・5差。来季はこの〝差〟を埋めないといけない。朗報もある。山田、村上と打線を支えるサンタナについて、球団側は来季も残留を基本線とした方針であることが判明。リーグ3位の打率・298を誇る助っ人の存在は大きいだけに、来季3年契約3年目のオスナとともにV奪回に必要不可欠なピースだ。残り13試合。少しでも光明が見える試合をしたい。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
80444 0.645
(↑0.003)
優勝
(-)
15504
(+4)
374
(+3)
71
(+1)
69
(-)
0.247
(-)
2.610
(-)
2
(-)
広島
69594 0.539
(↑0.004)
13
(-)
11455
(+6)
466
(+5)
90
(+1)
71
(-)
0.246
(-)
3.180
(↓0.02)
3
(-)
DeNA
65613 0.516
(↑0.004)
16
(-)
14486
(+8)
459
(+3)
100
(+4)
27
(-)
0.248
(-)
3.270
(-)
4
(-)
巨人
63642 0.496
(↓0.004)
18.5
(↓1)
14486
(+3)
482
(+4)
152
(+2)
44
(-)
0.255
(-)
3.570
(-)
5
(-)
ヤクルト
52753 0.409
(↓0.004)
29.5
(↓1)
13484
(+5)
516
(+6)
110
(+2)
58
(-)
0.240
(-)
3.680
(↓0.02)
6
(-)
中日
48764 0.387
(↓0.003)
32
(↓1)
15347
(+3)
450
(+8)
62
(+2)
32
(-)
0.238
(-)
3.150
(↓0.04)