ロッテ(★3対5☆)楽天 =リーグ戦24回戦(2023.09.13)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
01000001131110
勝利投手:渡辺 翔太(7勝2敗1S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝3敗34S))
敗戦投手:益田 直也(2勝5敗35S)

本塁打
【楽天】辰己 涼介(8号・5回表ソロ)

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◆楽天は1点を追う5回表、辰己のソロで同点とする。その後2-2となって迎えた9回には、岡島の適時二塁打などで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、6番手・渡辺翔が今季7勝目。敗れたロッテは先発・種市が好投を見せるも、打線が17残塁とつながりを欠いた。

◆ロッテ美馬学投手(36)が達成したプロ通算1000奪三振の連盟表彰が試合前のグラウンド上で行われた。表彰前には、楽天時代に初三振を奪った懐かしい映像などが流れた。その後、ホームベース付近でメダルと盾を受け取ると、ZOZOマリンが大きな拍手と歓声に包まれた。美馬は10年ドラフト2位で楽天に入団。20年にロッテへ移籍した。今年8月17日の日本ハム戦(エスコンフィールド)初回に松本剛から変化球で空振り三振を奪い、史上155人目となり1000奪三振を達成した。

◆楽天浅村栄斗内野手(32)の連続試合出場が1143試合となり、松井稼頭央(現西武監督)が持つパ・リーグ最多記録に並んだ。浅村は西武時代の15年8月8日オリックス戦から連続出場を続けている。今季は代打に立った4月8日のロッテ戦以外はすべて先発。12日終了時点で、ロッテ・ポランコと並んでリーグトップタイの23本塁打を放っている。楽天浅村が4番二塁で先発出場。西武時代の15年8月8日オリックス戦からの連続試合出場を1143試合に伸ばし、95~03年に松井稼頭央(西武)がマークしたパ・リーグ記録に並んだ。プロ野球全体では7位タイ。連続試合出場のプロ野球記録は衣笠(広島)の2215試合。

◆楽天岡島豪郎外野手が試合を決めた。同点の9回無死満塁、ロッテの守護神益田の直球をはじき返して左中間を割った。2点を勝ち越す適時二塁打に「球種じゃなくて、外野に飛ばせる球を待とうと思った。ノーアウト満塁で楽な形で回してもらってチームメートに感謝です」。同点の7回にも一時勝ち越しの左前打を放ち、2安打3打点の活躍だった。

◆ロッテ打線が11安打8四球も球団ワーストタイとなる17残塁で、接戦を落とした。2回に荻野の中犠飛で先制したが、5回、7回、8回は、いずれも2死満塁で、あと1本が出ず。ブロッソーも来日初の猛打賞ながら2度の満塁機では凡打に終わった。吉井監督は「ランナーが出るけれども点が入らないのが課題。現状、うまくいっていない」と困惑。3位ソフトバンクと0・5ゲーム差、4位楽天と3ゲーム差に縮まった。▽ロッテ種市(5回先頭の辰己に左越えソロを喫するなど7回3安打2失点で降板)「要所でのコントロールが反省。5回の失点は不用意な1球でしたし、7回も勝負を急ぎすぎました」

◆第一線で戦い続けた楽天浅村栄斗内野手(32)が偉大な記録に並んだ。ロッテ戦(ZOZOマリン)に「4番二塁」で先発。連続試合出場が1143試合にのびた。現西武監督の松井稼頭央(西武)に並び、パ・リーグ最多記録となった。「ずっと使い続けてくれた、今まで携わってくれた指導者、監督、いろんな人に感謝したい」と話した。▽西武松井稼頭央監督(楽天浅村に連続試合出場記録で並ばれ)「僕の名前が出てくるので非常にうれしい話です(笑い)。1年間万全な状態というのはなかなかない。その中で試合に出て結果を出していく。その姿、1試合1試合にかける気持ち、その積み重ねがこれだけ大きいものになっていくと思います。引き続き積み重ねてほしいと思います」

◆楽天岡島豪郎外野手が2度のチャンスをものにした。2-2の同点で迎えた9回無死満塁、ロッテの守護神益田の直球をはじき返して左中間を割った。「1点でもいい。何とか外野フライを打てればと思って、ゾーンを上げてフライを打てる確率が高い球を待ちました。ノーアウト満塁で楽な形で回してもらって、チームメートに感謝です」と笑った。勝負強かった。1-1の7回にも、2死三塁から一時勝ち越しの左前打を放った。辰己のソロがあったものの、そこまでロッテ種市からは打線として2安打しか出ていなかった。「今日は2回とも得点圏で打てた。それはよかった」と少ない好機を生かした。2位ロッテとの2連戦は1勝1敗で、依然3ゲーム差。3位ソフトバンクとは2・5ゲーム差だ。「自分の状態はまだまだ上げられる。できるとこまでいきたいですけどね、上の順位で」。14日は仙台に戻って首位オリックス戦。上位に全力でぶつかる。

◆第一線で戦い続けた楽天浅村栄斗内野手(32)が偉大な記録に並んだ。ロッテ戦(ZOZOマリン)に「4番二塁」で先発。連続試合出場が1143試合にのびた。現西武監督の松井稼頭央(西武)に並び、パ・リーグ最多記録となった。「ずっと使い続けてくれた、今まで携わってくれた指導者、監督、いろんな人に感謝したい」と話した。西武時代の15年8月8日オリックス戦から積み重ねた。今季は開幕4番を務めたが不振に苦しんだ。それでも、代打起用された4月8日のロッテ戦以外はすべてスタメンに名を連ねた。7月に打率3割9分5厘、9本塁打をマークするなど夏場に復調。ヒーローになっても「前半戦、全然打ててなかったんで。みんなで助け合いです」「できすぎです。若い選手が頑張っていて、その勢いで打たせてもらった」と謙虚な言葉を紡いだ。この日は3打数無安打ながら、チーム打撃に徹した。7回無死一塁では進塁打で一時勝ち越しに貢献。9回無死一塁では四球を選び、後続の適時打で4点目のホームを踏んだ。「勝つことが一番、ほんとに大事。勝ちきれてよかった」と安堵(あんど)した。どこか痛くても、違和感があっても、戦線に立ち続ける心と体の強さがある。最多タイ記録に「光栄なこと。まだまだ稼頭央さんの足元にも及ばないですけど、しっかり超えられるように、1つ1つ明日からも頑張っていきたい」。西武、楽天の先輩でもある、憧れの存在に並んだ。だがAクラス入りをかけた試合は続く。14日のオリックス戦(楽天モバイルパーク)にも、新記録を樹立する。【鎌田良美】楽天浅村が4番二塁で先発出場。西武時代の15年8月8日オリックス戦からの連続試合出場を1143試合に伸ばし、95~03年に松井稼頭央(西武)がマークしたパ・リーグ記録に並んだ。プロ野球全体では7位タイ。連続試合出場のプロ野球記録は衣笠(広島)の2215試合。▽楽天石井監督(浅村の連続出場に)「丈夫で常に出続けられる体の強さは、一流選手の条件。万全じゃなくても、プレーしながら回復させていく。大きいケガにならないようにかわしていく、そこがたけてる選手じゃないかなと思います」▽西武松井監督(楽天浅村に連続試合出場記録で並ばれ)「僕の名前が出てくるので非常にうれしい話です(笑い)。1年間万全な状態というのはなかなかない。その中で試合に出て結果を出していく。その姿、1試合1試合にかける気持ち、その積み重ねがこれだけ大きいものになっていくと思います。引き続き積み重ねてほしいと思います」

◆楽天浅村栄斗内野手(32)がロッテ戦(ZOZOマリン)に「4番二塁」で先発。連続試合出場が1143試合にのびた。現西武監督の松井稼頭央(西武)に並び、パ・リーグ最多記録となった。楽天浅村は7月、元サッカー日本代表のカズ(三浦知良、56)と食事をする機会を得た。元々親交のあった前日本代表DF吉田麻也が橋渡し役となり、日本代表MF久保建英らも一緒にテーブルを囲んだ。カズとは初対面だったが、またとない機会。トレーニング法、調整法などを質問した。競技が違うこともあるが、経験談を交えたキングカズの言葉は、すべて新鮮だった。「あんなレジェンドは身近にいないので、話すだけで貴重。その年までやられている理由はやっぱりあるんだなと思いました。自分の引き出しになった。生かせるかどうかは分からないけど、なにか困ったとき『そういうこと言ってたな』と思えるような話はできたかな」。パ・リーグの連続試合出場記録には並んだが、もっと年齢を重ねても現役で出場を続ける選手がいる。まだ32歳。カズから授かった金言を胸に、これからも第一線でグラウンドに立ち続けていく。【湯本勝大】

◆楽天先発の藤井は3回?を5安打1失点だった。クライマックスシリーズ進出へたたきたいロッテを相手に大崩れはしなかったが、72球で降板となり「四球など、出さなくていい走者を出してしまった。課題を克服できていない」と悔しそうな表情で話した。一回は連打で招いた1死一、二塁をゼロで脱出。二回は2安打1四球で無死満塁を背負い、1死後に荻野の犠飛で先制を許しても何とか追加点は許さなかった。しかし0―1の四回に2死一塁から9番柿沼に四球を与え、ピンチで荻野を迎えたところで無念の交代を告げられた。

◆五回終了。試合成立と同時に、楽天・浅村栄斗内野手(32)が1143試合連続出場を達成。西武時代の2015年8月8日のオリックス戦から8年、松井稼頭央(現西武監督)のパ・リーグ最多記録に並んだ。これまで「けがをけがと思わないこと。レギュラーである以上は、けがをしていても試合に出る」と語ってきた浅村。常に万全の体調であったわけではない。特に2020年シーズンからは新型コロナウイルスという人類史上初めてのパンデミックを乗り越えての記録達成は価値が高い。石井監督も「常にグラウンドに立ち続ける、常に戦い続けるということが一流選手の条件。アサ(浅村)も若いときも今も体の状態が万全というわけではない。でも、〝痛い〟という言葉を口にするのではなく、プレーしながら回復させていく努力が体に染みついている」と最敬礼した上で、「ある程度の痛みを持ちながら、大きなけがにつながらないように〝闘牛士〟のようにスレスレでかわしていく。そこにたけた選手だと思う」と評した。浅村にとって、松井稼頭央は中学時代からの憧れ。「走攻守、全てで格好良かった。あんな選手になりたいと思っていた」。大阪出身ながらプロ野球観戦といえば、甲子園ではなく、京セラドームでのオリックス-西武だったという。(東山貴実)

◆楽天は2―2と追い付かれた直後の九回、岡島の2点二塁打などで3点を勝ち越した。四回途中から継投で接戦勝負に持ち込み、6番手の渡辺翔が7勝目。ロッテは17残塁と拙攻が目立ち、九回は益田が1死も取れずに3失点で5敗目。

◆ロッテの種市は7回3安打2失点と好投したが、援護に恵まれず11勝目を逃した。試合をつくったものの「要所での制球が反省。五回(の辰己の本塁打)は不用意な一球だったし、(勝ち越しを許した)七回のところも勝負を急ぎすぎた」と失点の場面を後悔した。3位ソフトバンクが勝ち、0・5ゲーム差に詰め寄られた。17残塁の拙攻が大きく影響し、吉井監督は「走者は出るけど点が入らない。何とかしたいと思っているけどうまくいっていない」と嘆いた。(ZOZOマリン)

◆楽天の浅村は西武時代の2015年から継続する連続出場を1143試合に伸ばし、ともにプレーもした西武の松井監督が持つパ・リーグ最多記録に並び「今まで自分に携わってくれた指導者、監督、本当にいろんな人に感謝したい。まだまだ(松井)稼頭央さんの足元にも及ばないが、超えられるように頑張っていく」と実感を込めた。節目の試合は2―2の九回無死一塁からしっかり四球を選び、岡島の勝ち越し打につなげた。クライマックスシリーズ進出を争うロッテを相手に大きな白星をもぎ取り「勝ち切れてよかった」と話した。(ZOZOマリン)

◆パ・リーグ2位のロッテは4度の満塁機をつくるなど11安打を放ったが、球団ワーストタイの17残塁と拙攻が響き、逆転負けを喫した。2-2の九回にマウンドに上がった守護神の益田直也投手(33)は0/3を3失点(自責点2)で5敗目。1死も奪えずに交代となった。先発した種市篤暉投手(25)は7回2失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、11勝目を逃した。吉井理人監督(58)の一問一答は以下の通り。ーー種市は粘りの投球で試合をつくった。振り返って「よかったと思います」ーー立ち上がりは制球に苦しんだ「いつもあんな感じです。どんな先発ピッチャーでも立ち上がりは不安なところがある。それでも、すぐに自分のピッチングができるようになったので、よかったと思います」ーー打線の援護がない中で踏ん張っていた「そこは関係ない。打っても打たなくても抑えるのが、ピッチャーの仕事なんで。打線の援護がないからどうだっていうのはないですね」ーー吉井監督は、種市に日頃から高いレベルを求めている。岡島に適時打を浴びた七回を振り返って「あそこは過去の対戦の相性を見ていると、あんまりよくなかったので、歩かせて次のバッターかなと思ったり、もっとゆっくり勝負させた方がいいなって考えたりしていた。考えているうちにやっぱりゲームが進んじゃって、2ストライクに追い込んで、3球勝負にいって失投した球を打たれたので、こっちのミスです。本当にここは大事にいかなきゃいけないところだったので、時間を取るべきだったなと思います」ーー打線はチャンスをつくりながらも得点につながる場面が少なかった「これがマリーンズの課題なんですけども...。ランナーが出ても点が入らない。なんとかしたいなと思っているんですけど、現状はうまくいっていないです」ーーブロッソーは来日初の3安打を放つも満塁の好機では2度凡退した「2軍でしっかり日本のピッチャーに対応するための練習はしてきている。それが表れていると思う。チャンスの場面ではバッターはみんな、気持ちがゆれるのでね...。それでもいい打撃ができるのがいいバッター。ゆくゆくはそうなってほしいですね」ーーシーズン終盤戦。点を取るために個々が打開していくしかないのか「こちらは、選手の特徴に合うような策を準備するのが仕事。それは変わらずやっていこうと思う。選手は選手で、自分のできることをしっかりやってくれたらいいなと思います」

◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が、13日のロッテ24回戦(ZOZOマリン)に「4番・二塁」でフル出場し、西武時代の2015年8月8日のオリックス戦から1143試合連続出場。松井稼頭央(現西武監督)の持つパ・リーグ最多記録に並んだ。「これまでずっと使い続けてくれた指導者の方に感謝したいと思います」。常に万全の体調であったわけではない。これまでも「けがをけがと思わないこと。レギュラーである以上は、けがをしていても試合に出るのは当然」と語ってきた浅村。特に2020年シーズンからは新型コロナウイルスという人類史上初のパンデミック下を乗り越えての記録達成は価値が高い。浅村にとって、松井稼頭央は中学時代からの憧れで、「走攻守、全てで格好良かった。あんな選手になりたいと思っていた」。大阪出身ながらプロ野球観戦といえば、甲子園ではなく、京セラドームでのオリックス-西武戦だったという。それだけに、「光栄なことだし、まだまだ稼頭央さんの足元にも及ばないけど、(いつか)超えられるように、また明日から一つ一つ頑張っていきたい」と話した。石井監督も「常にグラウンドに立ち続ける、戦い続けるということが一流選手の条件。〝痛い〟という言葉を口にすることなく、プレーしながら回復させていく努力が体に染みついている」と最敬礼。この日は3打数無安打に終わったが、〝令和の鉄人〟にとって、節目の日も通過点に過ぎない。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
74464 0.617
(↓0.005)
M8
(↑1)
19442
(+2)
360
(+5)
96
(+1)
40
(-)
0.249
(-)
2.660
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
61575 0.517
(↓0.004)
12
(-)
20436
(+3)
448
(+5)
88
(-)
64
(+2)
0.240
(-)
3.380
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
63602 0.512
(↑0.004)
12.5
(↑1)
18478
(+9)
450
(+3)
94
(+2)
60
(+2)
0.250
(↑0.001)
3.270
(↑0.03)
4
(-)
楽天
60621 0.492
(↑0.004)
15
(↑1)
20440
(+5)
486
(+3)
97
(+1)
90
(+2)
0.244
(-)
3.570
(↑0.01)
5
(-)
西武
56691 0.448
(↓0.004)
20.5
(-)
17380
(+3)
419
(+9)
80
(-)
70
(-)
0.235
(↓0.001)
2.980
(↓0.05)
6
(-)
日本ハム
54721 0.429
(↑0.005)
23
(↑1)
16416
(+5)
444
(+2)
88
(-)
66
(+1)
0.234
(↑0.001)
3.070
(↑0.02)