ヤクルト(☆2対1★)広島 =リーグ戦22回戦(2023.09.12)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
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勝利投手:サイスニード(7勝7敗0S)
(セーブ:田口 麗斗(1勝3敗31S))
敗戦投手:玉村 昇悟(3勝1敗0S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(12号・2回表ソロ)
【ヤクルト】村上 宗隆(27号・3回裏ソロ)

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◆ヤクルトが接戦を制した。ヤクルトは1点ビハインドの3回裏、村上のソロなどで2点を挙げ、逆転に成功する。投げては、先発・サイスニードが7回1失点の力投。その後は継投でリードを守り、サイスニードは今季7勝目を挙げた。敗れた広島は、打線がつながりを欠いた。

◆広島はヤクルトの本拠地神宮で7月1日から5連敗中。広島が同球場で6連敗すると、10年7~9月以来13年ぶりとなってしまう。特に直近の2試合は5-11、3-13と連続で2桁失点。神宮では97年に3戦連続2桁失点を喫したことがあるが、ワースト記録を回避する連敗脱出となるか。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(23)が27号ソロを放った。3回、同点に追いついた直後の2死でフルカウントから広島先発玉村が投じた132キロスライダーを逆方向の左翼席に運んだ。6日巨人戦(神宮)以来、5試合ぶりのアーチに「追い込まれていましたが、しっかり自分のポイントで押し込むことが出来ました」と納得の1発だった。これで3年連続の30本塁打へあと3本と迫った。

◆/圧巻 レフトへこの打球\村上宗隆が勝ち越しの27号ホームラン??逆方向に流石の一発!?プロ野球(2023/9/12)??ヤクルト×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/yFKA74H0hy

◆広島が鬼門神宮で10年以来13年ぶりの6連敗となった。サイスニードらヤクルト投手陣を前にソロによる1点のみ。毎回のように走者を出しながら本塁が遠かった。プロ初の4番堂林は2安打、プロ初先発の田村はプロ初安打も、打線組み替えは実らず。新井監督は「しっかり捉えていた打球も多かったし、あともうひと押しというところだった」と振り返った。チームの連敗は5となった。▽広島堂林(プロ初4番で2安打)「特に意識はしなかった。勝ちたかったです。出る以上は責任がある」▽広島田村(サイスニードからプロ初安打となる中前打)「(過去の打席は)三振ばかりから始まって、ちょっと苦しい気持ちだったんですけど、ちょっとホッとした。次につながるかなと思います」

◆広島が5試合連続1得点に終わり、5連敗となった。得点は2回の坂倉の12号先制ソロによる1点のみ。プロ初の4番堂林は2安打、プロ初先発の2年目田村は1安打も、打線はつながらなかった。先発玉村は1点リードの3回、先頭への死球から同点に追いつかれると、2死から村上に勝ち越し弾を浴びた。4回93球8安打2四死球2失点で今季初黒星を喫した。神宮では10年以来の6連敗となった。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-打線は坂倉選手のソロでいい形で先制したが新井監督 各打者、しっかり捉えていた打球も多かったし、あともう一押しというところだった。-堂林選手の4番起用は状態を考えて新井監督 今日の選手の状態と相手投手との兼ね合い、あとは打線のつながりを考えたときに、今日は彼の4番がベストだと思って入ってもらった。-プロ初スタメンの田村選手がプロ発安打新井監督 本人もうれしいと思う。1打席目から雰囲気はあった。-先発玉村投手について新井監督 どこが悪かったかしっかり反省して、また次の登板機会に備えてもらいたい。逆に4回でヒット8本で四死球2つ、考え方によっては、それで2点に抑えている。またしっかり自分でいろいろ考えて反省して、次にいかしてほしい。-投手陣が踏ん張っている中で打線が援護できていない新井監督 そこはどうしたらつながっていくのか、采配、そして起用を私がしっかり考えたい。-クライマックスシリーズで使える選手を見極める時期でもあると思うが、選手には結果を求めるのか新井監督 いつも言っているように、結果だけは見てない。どういう反応をするのか、投手だったら、マウンドでどういう姿で投げているか。内容も加味しながら見ていきたいと思う。もちろん結果も大切だけど、そこにプラスして内容も見ていきたい。-久しぶりに見た田村選手の内容は新井監督 良かった。内容も良かった。1打席目の追い込まれてファーストゴロも、そこに行くまでの見送り方だったり、投球に対する反応の仕方もいいなと思った。彼が1軍にいたのはだいぶ前になるけど、最後に見た彼と、久しぶりに上がってきた彼と(は違う)。いい雰囲気を持って、いい反応をして、いい入りをしていたと思う。-阪神3連戦が終わったばかりで気持ちの持って行き方が難しい面もあったか新井監督 選手からは目の前の1戦1戦を戦っていくという気持ちをすごく感じる。気持ちが抜けているとはまったく感じない。残りの試合というのは大切に、1戦1戦戦っていきたい。また、今日の田村もしかり、若い選手もチャンスがあると思うので、どんどん経験して、成長して行ってもらいたい。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が27号ソロを放ち試合を決めた。新人から6年目までの通算本塁打数が187本となり、清原和博(西武)を抜いて歴代最多となった。3回、1-1と同点に追いついた直後の2死。フルカウントから広島先発玉村が投じた132キロスライダーを逆方向の左翼席に運んだ。「自分のポイントで押し込むことができた」と納得の1発だった。2年前、21歳7カ月で到達した最年少100号も追い抜いた相手は清原だった。「高卒1年目から引退されるまですごい結果を残されている」との印象を持つ清原の記録をまた一つ抜いた。それでも「(存在を)超えたとは思っていない。もっともっと打てるように頑張りたい」と貪欲に言った。3年連続30本塁打に3本と迫ったが「僕の目標はもっと高かった」と、残り15試合でもさらなる高みを見ていた。

◆8日に顔面に死球を受けてからスタメンを外れていたヤクルト・中村悠平捕手(33)がスタメン復帰した。先発はサイスニード。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が1―1の三回2死で勝ち越しの27号ソロを放った。「追い込まれていましたが、しっかり自分のポイントで押し込むことができました」0―1で迎えた三回。無死一、二塁で山田の三ゴロ併殺の間に1点をもぎ取り同点に追いつくと、主砲が魅せた。フルカウントから132㌔外角スライダーを一閃。自身としては9月6日の巨人戦(神宮)以来となるアーチを鯉党でびっしりの左翼席へ放り込み、2―1とした。

◆真っ赤に染まった左翼席へ、渾身(こんしん)の一発を突き刺した。ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が1―1の三回2死で勝ち越しの27号ソロを放った。プロ6年目で通算187本塁打となり、6年目までの通算本塁打数(外国人選手は除く)で並んでいた清原和博(西武)を抜いて歴代最多となった。「追い込まれていましたが、しっかり自分のポイントで押し込むことができました」結果次第では今季のクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅する可能性がある一戦。「(残り試合で)勝てるプレーを見せていきたい」とナインの思いを代弁していた4番が、一振りに魂を込めた。0―1で迎えた三回。無死一、二塁で山田の三ゴロ併殺の間に1点をもぎ取り同点に追いつくと、村上が魅せた。フルカウントから132キロの外角スライダーを一閃。自身としては9月6日の巨人戦(神宮)以来となるアーチを鯉党でびっしりの左翼席へ放り込み、2―1とした。今季の27本塁打のうち、21本が本拠地神宮で出たもの。11日時点でリーグトップの38本塁打としている岡本和(巨人)とは差が開き、タイトル獲得は厳しい。リーグ3連覇への夢はついえた。それでも、応援し続けてくれるファンのためにも―。「もうちょっと打ちたい。(球場が)どこでも打てるように頑張ります」と鼻息を荒くしていた主砲が、その一撃で最後まで戦い続ける姿勢を示した。(箭内桃子)

◆ヤクルトは先発のサイスニード投手(30)が7回1失点の好投で7勝目(7敗)を挙げた。以下、サイスニードのヒーローインタビュー。--ピッチングを振り返って「いつも通り中村選手がいいリードをしてくれた。中盤、何個かダブルプレーもあってバックに助けられました」--手応えは「真っすぐも走ってましたし、変化球もコントロールできていたので、そのおかげでピンチも脱出することができました。全体的によかった」--これで7勝7敗「ファンの声援のおかげで勝つことができました」--次の登板はもちろん8勝目「(日本語で)オネガイシマス」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が三回、勝ち越しの27号ソロを放ちチームを勝利に導いた。以下、村上のヒーローインタビュー。--三回に勝ち越しソロ「走っていたんであまり見えてないんですけど、いい角度であがってくれました」--感触としては芯で捉えてなかった「(苦笑いを浮かべ)芯で捉えてました」--プロ6年目で187本塁打は清原和博氏を抜いて最多「光栄に思います。もっとホームランを見せられるように頑張ります」--30本塁打まであと3本「チーム状況は負けているんですけど、今日もたくさんのお客さんが神宮球場に足を運んでくれて、たくさんの声援を送ってくださるので、残り試合少ないですけど、1本でも多くホームランを打ちたい。1試合でも多く勝ち試合を見せられるように頑張ります」

◆ヤクルトが接戦をものにした。三回に村上宗隆内野手(23)が決勝の27号ソロ。投げては先発のサイスニード投手(30)が7回5安打1失点と好投し今季7勝目(7敗)をつかんだ。試合後の高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――先発のサイスニードは先制されたがその後落ち着いていた「そうですね。ここ数試合、非常に安定していて、なかなか援護をとってあげることができなくて、彼自身も悔しい思いをしたでしょうけども、本当にストライク先行で、カウントで苦しむこともなかったですし、球の走り自体も良かったのかなと思います」――八回を星に任せた理由は「そうですね。いろいろ考えて」――清水の状態も考慮して「そうですね。いろいろなパターン、相性であったり、いろいろなものを見ながらきょうは八回を星に投げてもらいました」――田口も最後を締めた「ゴロを打つと思っていなかったので、びっくりしたね」――リーグトップタイ31セーブ目。シーズン終盤まで結果を残し続けている「まだ残り15試合か。なのであれですけど、一年間それを守る、そのポジションを守ることがすごく難しいことだと本人も良く分かったんじゃないかなと思いますね。こうして精神的にも肉体的にも毎日整理して、同じ状態でマウンドに立つ難しさというのを、また彼も成長したんじゃないかなと思いますね」――打つ方では村上が逆方向への一発。らしさが出た「ちょっとゲッツーで1点しか入らなかったので、(山田)哲人のところでつながって、もう2、3点ポーンと入っていればと思ったんですけど、ただ2アウトランナーなしになってから、ああやって一振りで1点取るわけですから。大きな一発になったと思います。あの状況が状況だっただけにね」――不調の時期もあったが主砲として最後まで戦い抜く姿勢を見て「まあ、精神的にも肉体的にもつらい時期。今もつらいかもわからないですけど、そういう時が必ずあると思います。ただ、弱音を吐けないのが4番ですし、そこで代えてくださいと言えないのが4番だと思っているので、そういう意味では音を上げずにね、歯を食いしばってね、よく頑張っていると思いますね」

◆ヤクルト・田口麗斗投手(27)が岩崎(阪神)と並びリーグトップの31セーブ目をマークした。2―1の九回に登板し1死一、三塁のピンチを作ったが、最後は坂倉を二ゴロ併殺に斬ってゲームセット。「点を取られなければ大丈夫と思って最後まで低めに投げ切ることを考えていた」。クローザー1年目でのタイトル獲得も視界にとらえるが「気にせずに。最後自分で納得できる数字を残して終われるようにしたい」と表情を引き締めた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
78444 0.639
(↑0.003)
M3
(↑2)
17496
(+1)
371
(-)
69
(-)
66
(-)
0.247
(↓0.001)
2.630
(↑0.02)
2
(-)
広島
68584 0.540
(↓0.004)
12
(↓1)
13448
(+1)
456
(+2)
88
(+1)
71
(-)
0.246
(-)
3.150
(-)
3
(-)
DeNA
64603 0.516
(↓0.004)
15
(↓1)
16477
(+1)
454
(+3)
95
(-)
27
(-)
0.249
(-)
3.290
(-)
4
(-)
巨人
63622 0.504
(↓0.004)
16.5
(↓1)
16483
(-)
474
(+1)
150
(-)
44
(-)
0.255
(↓0.001)
3.570
(↑0.01)
5
(-)
ヤクルト
51743 0.408
(↑0.005)
28.5
(-)
15474
(+2)
509
(+1)
106
(+1)
58
(-)
0.241
(↑0.001
3.680
(↑0.02)
6
(-)
中日
47754 0.385
(↑0.005)
31
(-)
17342
(+3)
441
(+1)
59
(+2)
32
(-)
0.238
(↓0.001)
3.130
(↑0.01)