DeNA(★1対3☆)中日 =リーグ戦21回戦(2023.09.12)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:涌井 秀章(5勝12敗0S)
(セーブ:マルティネス(3勝1敗31S))
敗戦投手:大貫 晋一(3勝4敗0S)

本塁打
【中日】石川 昂弥(13号・6回表2ラン),ビシエド(3号・9回表ソロ)

  DAZN
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◆中日は0-0の6回表、石川昂の2ランが飛び出し、試合の均衡を破る。そのまま迎えた9回には、ビシエドがソロを放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・涌井が6回2安打無失点の好投で今季5勝目。敗れたDeNAは、打線が9回に1点を返すも及ばなかった。

◆DeNAは中日涌井を攻略できず、今季3度目の対戦で初めて白星を献上した。6回まで投げられ、走者は5回1死からの連打のみ。三浦大輔監督(49)は「(涌井は)確かに良かったと思います。その中でなんとかしないといけない。チャンスらしいチャンスも、あの回(5回)ぐらいしかなかった。丁寧に投げられたと思います」と、表情を崩すことなく振り返った。最後まで諦めない粘りは見せた。8回1死走者なし、代打でベテラン藤田一也内野手(41)が登場。二塁手へのゴロで、顔面から一塁ベースへ滑り込み内野安打とした。得点にはつながらなかったが、気持ちで球場を盛り上げた。9回は難敵マルティネスから佐野恵太外野手(28)の適時打で1点を返し、1発が出れば同点まで迫った。指揮官は「結果、勝つためにやってますから、勝てなかったですけど」と敗戦を受け止めた上で、「ただ、ああいう藤田の姿勢。執念を見せてくれましたし、何とか最後まで食らいつけたのは明日に生かしていかないといけない」と切り替えるように話した。▽DeNA大貫(8月5日以来の登板。6回4安打2失点で4敗目)「両サイドに投げ分けることができ、自分らしいゴロを打たせるピッチングができたと思います。先制点を与えてしまった場面はもう少し粘りたかったです」

◆8月5日以来の登板だったDeNA大貫晋一投手(29)は、6回4安打2失点で4敗目を喫した。5回まで2安打無失点に抑えたが、6回2死一塁で石川昂にバックスクリーン左へ先制の決勝2ランを打たれた。直前、カリステに8球、粘られながら中飛に抑えたが、続く石川昂には初球の中に入ったスライダーを捉えられた。「両サイドに投げ分けることができ、自分らしいゴロを打たせるピッチングができたと思います。先制点を与えてしまった場面はもう少し粘りたかったです」と冷静に振り返った。三浦大輔監督(49)は「展開での、あのホームランは痛いですけど、そこまで非常に良かったと思います。ボールの走りも良かったですし、丁寧に、丁寧に投げてましたから」と一定の評価をした。2ランの場面については「2アウトになってから。粘られて、粘られて、2アウトまできただけにね。本人も、そこが一番悔しいところだと思います」と話した。

◆中日涌井秀章投手(37)が19年目でDeNA戦先発初勝利を挙げた。今季3度目の対戦で4回まで完全投球。5回に2安打を許したが6回2安打無失点で5勝目を手にした。「3試合とも内容は悪くなかった。来年につながるようにしたい」と納得の表情。チームの4連敗が止まった立浪監督も「立ち上がりから、素晴らしかった。直球のキレがいい時は抑えられている。これからも期待したい」と、ベテラン右腕を持ち上げた。▽中日ビシエド(守備固めで途中出場し9回にダメ押し3号ソロ)「良いスイングができたよ」

◆中日石川昂弥内野手が先制13号2ランで勝利をけん引した。19日ヤクルト戦で頭部死球を受け戦列を離脱した影響などもあり、4試合ぶりに「4番」に復帰。6回2死一塁でDeNA先発大貫の初球スライダーを左中間スタンドへ運んだ。「自分では感じてないが、こっち(頭の方)に球が向くと体が反応したり。肩口から来る球も振れるように準備したい」と、約1カ月ぶりの死球後初アーチを素直に喜んだ。

◆13日の中日戦に先発するDeNA・今永昇太投手(30)は、キャッチボールなどで調整した。7月25日までに7勝をマークしながら、以降は1カ月以上白星から遠ざかっている左腕は「後半戦ですごく印象が変わってくる。例えば前半戦に良くても後半戦が良くなければ、結局あいつは駄目だなという印象を持たれてしまう。最後によかったという印象を持たれるように、もう一度心掛けていきたい」と気合を入れた。

◆粘りの投球を続けた右腕が、最後に〝落とし穴〟にはまった。DeNA・大貫晋一投手(29)が8月5日以来の1軍戦先発。六回2死から石川昂に2ランを浴びて、6回4安打2失点、83球で無念の降板となった。登板前に「1イニングずつ全力で、しっかりとゼロで帰ってくるのが大事。それを何回も積み重ねていけるように」と語った通り、一回から走者を背負いながらも、得意のツーシームやスライダーを軸に両コーナーを丁寧に突き、無失点を続けた。三、五回は三者凡退に仕留めるなど、中日のベテラン右腕、涌井との投げ合いで安定した投球を見せていた。0―0の六回。1死からブライトに右前打を許すも、続くカリステを中飛に打ち取り2死一塁だった。4番の石川昂に対し、1球目。カウントを取りにいった真ん中低めのスライダーを、完璧に振り抜かれた。中越えに、均衡を破る一発。丁寧な投球を続けてきただけに、悔やみきれない1球となった。手痛い一発を浴びたが、すぐに気持ちを切り替え続く宇佐見を遊ゴロに打ち取った。しかし、リードを許した直後の回に打席が回り、代打を送られ降板。これで、6月17日のロッテ戦で3連勝を飾って以来、約3カ月白星から遠ざかる結果となった。(浜浦日向)

◆中日が1分けを挟んだ連敗を4で止めた。六回に石川昂の2ランで均衡を破り、九回にビシエドのソロ本塁打で加点した。涌井が6回を2安打無失点の好投で5勝目、マルティネスが31セーブ目を挙げた。DeNAは反撃が遅かった。

◆中日の涌井は6回を無失点の好投で5勝目を挙げた。許した安打は五回の2安打のみ。DeNA戦は今季3度目の対戦で初勝利し「しっかり飛ばして腕も振れて良かった」と力強く話した。浮き上がるような直球を見せ、シーズン後半戦から取り入れた落ちる球を効果的に使った。四回までは一人の走者も出さなかった。連敗を止める力投に、立浪監督は「立ち上がりから素晴らしかった。相当、気合を入れていってくれた」と高く評価した。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
78444 0.639
(↑0.003)
M3
(↑2)
17496
(+1)
371
(-)
69
(-)
66
(-)
0.247
(↓0.001)
2.630
(↑0.02)
2
(-)
広島
68584 0.540
(↓0.004)
12
(↓1)
13448
(+1)
456
(+2)
88
(+1)
71
(-)
0.246
(-)
3.150
(-)
3
(-)
DeNA
64603 0.516
(↓0.004)
15
(↓1)
16477
(+1)
454
(+3)
95
(-)
27
(-)
0.249
(-)
3.290
(-)
4
(-)
巨人
63622 0.504
(↓0.004)
16.5
(↓1)
16483
(-)
474
(+1)
150
(-)
44
(-)
0.255
(↓0.001)
3.570
(↑0.01)
5
(-)
ヤクルト
51743 0.408
(↑0.005)
28.5
(-)
15474
(+2)
509
(+1)
106
(+1)
58
(-)
0.241
(↑0.001)
3.680
(↑0.02)
6
(-)
中日
47754 0.385
(↑0.005)
31
(-)
17342
(+3)
441
(+1)
59
(+2)
32
(-)
0.238
(↓0.001)
3.130
(↑0.01)