ロッテ(★0対2☆)オリックス =リーグ戦20回戦(2023.09.10)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
1000001002610
ロッテ
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勝利投手:宮城 大弥(10勝4敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(3勝2敗25S))
敗戦投手:佐々木 朗希(7勝3敗0S)
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◆オリックスは初回、森の適時打で幸先良く1点を先制する。そのまま迎えた7回表には、2死一二塁から代打・西野の適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・宮城が8回1安打無失点の快投で今季10勝目。敗れたロッテは、打線が2安打無得点と沈黙した。

◆今季オリックスの日曜日の成績は23試合16勝6敗1分けの勝率7割2分7厘。日曜日は7月2日を最後に黒星がなく、7月9日から9連勝中だ。日曜日に10連勝すれば15年5~7月ソフトバンク(11連勝)以来。オリックスでは阪急時代の56年7~8月、78年6~7月の9連勝を上回る最長記録となる。ロッテ先発の佐々木朗を攻略して球団初の日曜日2桁連勝を狙う。

◆ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(56)が2日連続で視察に訪れた。この日は、左脇腹肉離れから復帰するロッテ佐々木朗希投手(21)が先発予定だ。9日の同カードでは、今オフにもポスティングシステムを利用して米球界挑戦の可能性があるオリックス山本由伸投手(25)のノーヒットノーランを直接視察していた。同GMは「素晴らしかった。みんなが、この偉業を目撃することができてエキサイティングだった。歴史的な日だった。チケットを保存しておくよ。いつかサインしてもらえるといいね。野球ファンとして、この試合を見ることができて良かった。チームにとっても、そしてファンにとっても素晴らしいこと。視察するのに、いい試合を選んだよ」と笑顔で話していた。

◆左脇腹肉離れから48日ぶりに復帰したロッテ佐々木朗希投手(21)が1回に、いきなり161キロを計測も1失点を喫した。1番佐野皓の初球は159キロ。いきなり球場もどよめいたが、2球目は160キロをマークし、さらに場内がざわめいた。2番宗には初球の157キロを捉えられ、右翼フェンス直撃の二塁打を献上。3番中川圭は157キロ直球で詰まらせて一ゴロ。2死三塁から4番森の3球目に161キロをマーク(見逃し)。4球目も161キロ(結果はボール)を記録したが、フルカウントからの6球目、160キロで詰まらせながら三遊間を破られて先制点を献上した。森は、この適時打が通算100安打となった。5番頓宮は初球の156キロを打たせて遊ゴロに抑えた。初回は15球を投げて、160キロ超が5球だった。

◆オリックス山本由伸投手(25)が2年連続2度目のノーヒットノーラン達成から一夜明けた10日、ZOZOマリンで行われたロッテ戦の試合前練習後、取材に応じた。9日ロッテ戦で昨年6月18日西武戦)以来の偉業を達成。プロ野球史上88人目、通算100度目となった。「(遊撃で先発の)安達さんのプレーだったりにすごく助けられた。本当に紙一重なところも何回かあったんで。すごい運が良かったというか、チームメートに感謝というか、そんな気持ちです」仲間への感謝を改めて口にしながら、快挙を振り返った。祝福のメッセージは200通以上も届いたといい「たくさんメッセージを頂いて、結構久しぶりというか、WBCぶりぐらいだったんで。すごくうれしかったです」と喜んだ。胸元に輝いていたのは、金色のネックレス。前夜の試合後、森友哉捕手(28)から贈られたもの。「元々、ちょっと前に、森さんがネックレスとか詳しいんで、結構教えてもらってて。『完封したらやるわ!』って言われてて、気合入っちゃいました。最高です」。完封も超える最高の形で、約束のプレゼントをもらった。余韻もありながら、すでに視線は次戦へ。「すごく気持ちいい、気持ちと。また来週試合が来るんで、だいぶ切り替えてはいます」。次は18勝の一昨年、15勝の昨季に続く今季15勝目を目指す。【磯綾乃】

◆/頼もしすぎる捕手\通算1000安打&500打点達成?森友哉の先制タイムリー?プロ野球(2023/9/10)??ロッテ×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球#Bs2023 pic.twitter.com/r2rvNMGGMC

◆オリックス森友哉捕手(28)が、通算1000安打を達成した。プロ野球316人目。前夜の1安打で1000安打まであと「1」に迫っていた森は、初回2死三塁からロッテ佐々木朗の160キロ直球を捉えて、先制の左前適時打を放ち節目の記録に到達した。初安打は、14年7月30日のオリックス13回戦(ほっともっと神戸)の9回に榊原から右安打を放って記録。プロ初出場初打席で決めた初安打から10年で大台をクリアした。主に捕手で出た選手の通算1000安打の年少記録は04年城島健司(ダイエー)の27歳11カ月で、8月8日に誕生日を迎えたばかりの森は28歳1カ月で到達。63年野村克也(南海)の28歳2カ月を抜いて史上2位の年少記録となった。通算1000安打=森(オリックス) 10日のロッテ20回戦(ZOZOマリン)の1回、佐々木朗から左前打を放って達成。プロ野球316人目。初安打は西武時代の14年7月30日のオリックス13回戦(ほっともっと神戸)で榊原から。

◆/おつかれさまでした\48日ぶり 注目の復帰登板佐々木朗希は3回1失点 (最速161km/h)?プロ野球(2023/9/10)??ロッテ×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球#chibalotte pic.twitter.com/WTbUkaEXsT

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が左脇腹肉離れから48日ぶりの復帰登板を3回45球、2安打1失点、2奪三振で終えた。球団を通じて「先制を許してしまいましたが、ケガなく投げられたので良かったです」とコメントした。最速は1回に2球記録した161キロ。160キロ超は5球マークしたが、いずれも初回に計測した。失点したのは1回だった。2番宗に初球の157キロを捉えられ、右翼フェンス直撃の二塁打を浴びた。2死三塁から4番森の3球目に161キロをマーク(見逃し)、4球目も161キロ(結果はボール)を記録したが、フルカウントから160キロで詰まらせながら三遊間を破られて先制点を献上した。2回以降は変化球主体の投球だった。スライダーとフォークを軸に、直球は2回が6球(変化球12球)で3回が2球(変化球10球)止まり。それでも、2回紅林、3回中川圭からフォークで空振り三振を奪い、2回と3回に走者を出したのは2回の杉本へ与えた四球だけだった。3回を投げ終わると、吉井監督から左手でお尻をポンポンとされて、ねぎらわれた。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が、クライマックスシリーズ(CS)へ向けて再スタートを切った。左脇腹肉離れから48日ぶりに実戦復帰。ヤンキースのキャッシュマンGMが視察する前で、先発で3回45球を投げ、2安打2奪三振1失点だった。最速は161キロ。アクシデントなく投げ終えて最初の"リハビリ登板"は順調に終了した。10月14日から始まるポストシーズンまでに、完全体へと再仕上げする道がはっきり開けた。驚異的な回復を、超満員のファンの前で証明した。予定通りに近い球数で降板した佐々木朗は、球団を通じて「先制を許してしまいましたが、ケガなく投げられたので良かったです」とコメントした。約1カ月後の短期決戦を見据え、アクシデントなく投げ終えられたことが一番の収穫だった。左脇腹肉離れを発症してから約7週間での電撃復帰登板は、160キロ台連発で始まった。1回先頭の佐野皓への2球目に160キロを計測。球場がどよめく中で徐々に出力もアップした。1回2死三塁では、森の3、4球目に161キロを2球連続でマークした。久しぶりに味わう"勝負どころ"でマックスのギアに上げて臨んだが、最後は160キロで詰まらせながら左前適時打を献上。唯一の失点となった。この日もバックネット裏には多数のメジャー関係者が集まった。前夜は12球団20人以上のスカウトが、オリックス山本のノーヒットノーランを視察したが、この日も同様。各球団の幹部クラスが勢ぞろいする中で、連日の来場となったヤンキースのキャッシュマンGMも熱心に佐々木朗を視察し、3回で降板すると球場を後にした。そんな場外の熱狂も関係なく、佐々木朗は2、3回は変化球主体に切り替えて無失点で切り抜けた。全45球のうち、直球は17球と約38%にとどまったが、48日ぶりの実戦で最高球速も結果も、まずまず出せた。今季中の復帰すら危ぶまれた故障からカムバックできたことで、あとは慎重に状態を上げていくだけ。10月14日から始まるCSへ向けて、十分に仕上げる時間は残っている。【木下大輔】

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が今季初めてパ・リーグ球団相手に黒星を喫した。左脇腹肉離れから48日ぶりの復帰登板を3回45球、2安打1失点、2奪三振で終えて降板。初回の失点がオリックスの決勝点となり、今季14度目の先発で3敗目(7勝)。ここまでの2敗は交流戦(阪神、DeNA)での黒星だった。チームもオリックスとの対戦成績が6勝12敗2分けとなり、オリックスとは5試合の対戦を残しているが、2年連続の負け越しが決まった。この日、投手陣は佐々木朗が3回1失点、2番手で登板した"第2先発"のカスティーヨも4回1失点と粘ったが、打線が2試合連続で沈黙。前夜の山本に続いて宮城の前に大苦戦した。5回2死二塁まで無安打投球を許し、そこで飛び出した岡の初安打で二塁走者の安田が本塁を狙ったが、憤死。宮城には8回まで岡野安打1本のみに抑えられ、9回は守護神の平野佳に締めくくられた。これで首位オリックスに連敗となり、優勝マジックを「10」まで減らされた。2位はキープしているが、首位オリックスとは12ゲーム差。3位ソフトバンクとは1・5ゲーム差のままで、4位楽天とは3ゲーム差となった。

◆首位オリックスが2位ロッテに連勝し、優勝マジックを「10」に減らした。先発の宮城大弥投手(22)が8回1安打無失点の快投で10勝目。4回まで無安打投球とアウトの山を積み重ね、3年連続の2ケタ勝利に到達。高卒4年目で3度以上記録するのは、13年に入団した藤浪(阪神)、大谷(日本ハム)以来となった。打線は復帰登板となったロッテ先発の佐々木朗から初回に先制。2死三塁から森友哉捕手(28)が160キロ直球を捉えて先制の左前適時打。これが節目の通算1000安打となった。7回には2死一、二塁から、代打西野の中前適時打で2点目を追加した。オリックスは前日9日に、山本由伸投手(25)が2年連続2度目のノーヒットノーランを達成。プロ野球史上88人目、通算100度目の快挙の勢いに乗るかのように、直接対決で連勝。リーグ3連覇へと突き進む。

◆オリックス先発の宮城大弥投手(22)が8回1安打無失点の快投で、3年連続の2ケタ勝利に到達した。高卒4年目で3度以上記録するのは、13年に入団した藤浪(阪神)、大谷(日本ハム)以来となった。「緊張しましたし、まだまだ修正できる点たくさんあると思いますので、次に向けてもっともっと頑張りたいなと思います」4回までは無安打投球だった。前夜には山本由伸投手(25)が、2年連続2度目のノーヒットノーランを達成した。「本当に願っていましたし、達成できるような人だと思いました。その分ちょっとプレッシャーがかかってくるので、まあ、半々ぐらいで。1安打打たれて完封してくれとは思いましたけど、それを超えられたというか、すごいピッチングを見せられたので、びっくりしました」お立ち台では本音を少しだけ漏らしながら、先輩に賛辞の言葉を向けた。これで8月17日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の2回から29イニング連続無失点。「上には上がいますし、由伸さん(山本)という素晴らしい先輩がいるので、続けれるようにそういったピッチャーになれるように勉強したいと思います」。どこまでも謙虚にさらなる成長を誓った。【磯綾乃】

◆オリックス森友哉捕手が通算1000安打を達成した。初回2死三塁で、ロッテ佐々木朗の160キロ直球に食らいつき先制の左前適時打。「何よりもチームが勝てたのがうれしいですし、勝ちにしっかり貢献できたのがうれしい」。28歳1カ月での到達は、主に捕手で出た選手で史上2位の年少記録。「うれしいですね。でもまだまだ通過点というか、これから頑張らなあかんなと思います」とさらなる積み重ねを誓った。通算1000安打=森(オリックス) 10日のロッテ20回戦(ZOZOマリン)の1回、佐々木朗から左前打を放って達成。プロ野球316人目。初安打は西武時代の14年7月30日のオリックス13回戦(ほっともっと神戸)で榊原から。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が、クライマックスシリーズ(CS)へ向けて再スタートを切った。左脇腹肉離れから48日ぶりに実戦復帰。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(56)が視察する前で、先発で3回45球、2安打2奪三振1失点だった。最速は161キロ。今季パ・リーグ球団相手に初黒星となったが、無事に投げ終えて最初の"リハビリ登板"は順調に終了した。10月14日から始まるポストシーズンまでに、完全体へと再仕上げする道がはっきり開けた。驚異的な回復を、超満員のファンの前で証明した。大歓声の中でマウンドに上がった佐々木朗は「シーズン中に帰ってこれて良かった」と実感したという。復帰戦は3回45球で終了。「しっかり球数とイニングと予定通り、ケガなく投げられたので良かった」。約1カ月後の短期決戦を見据え、無事に投げ終えられたことが一番の収穫だった。左脇腹肉離れから約7週間での電撃復帰登板。リハビリ中は「下手に無理しないように、できることだけ頑張りました。"慣れ"があったので、どうにかうまくできた」。5月に右手中指のマメで戦線離脱した際のノースロー調整経験も生かし、やるべきことを的確にこなして、周囲が驚く超回復につなげた。球速も1回から160キロ台が5球。この日最速は161キロだったが、球質は「一番いい時に比べたら、それは劣るのは当然だと思う」。その1回に160キロを4番森に捉えられ、決勝の左前適時打を浴びて今季初めてパ・リーグ球団相手に黒星。それでも2回以降は球速を抑え、変化球主体に切り替えながら無失点。球数制限がある中で「今日は今日なりの最低限というか、それなりのボールは投げられた」と納得した。吉井監督も「順調だと思います」と今季中の復帰すら危ぶまれた故障からカムバックに成功した佐々木朗の現状を評価した。抹消はせず、コンディションを見ながら次回先発登板を設定する予定だ。10月14日から始まるCSも視野に入れながら、佐々木朗も「次に向けて準備したい」。実りの秋へ向けた再仕上げの時間は、たっぷり残っている。【木下大輔】

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が、クライマックスシリーズ(CS)へ向けて再スタートを切った。左脇腹肉離れから48日ぶりに実戦復帰。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(56)が視察する前で、先発で3回45球、2安打2奪三振1失点だった。最速は161キロ。今季パ・リーグ球団相手に初黒星となったが、無事に投げ終えて最初の"リハビリ登板"は順調に終了した。10月14日から始まるポストシーズンまでに、完全体へと再仕上げする道がはっきり開けた。ロッテ佐々木朗の復帰登板にも、ヤンキースのキャッシュマンGMは異例の直接視察を敢行した。前夜にオリックス山本のノーヒットノーランを視察した同GMは、この日もZOZOマリンに足を運んで最速165キロ右腕の一挙手一投足に注目した。試合後に佐々木朗は同GMの視察について問われると、「今日に関してはイニングも別に投げていないので...まぁ宮城を見に来たのかなと思っています」と冗談交じりに話したが、佐々木朗が3回で降板すると同GMは球場を後にしていた。前夜は12球団20人以上のスカウトが来場したが、この日も同等数が来場。各球団の幹部クラスがそろい、佐々木朗の投球に熱視線が注がれていた。

◆ロッテが首位オリックスに2試合連続で完封負けを喫した。9日にノーヒットノーランされた山本由伸投手に続いて、この日は宮城大弥投手を打ち崩せず。吉井監督は「特に若い子たちが、ちょっと何をしているのか分からない感じだった。対策を伝えてはいるけど、たぶん若い子たちが理解できていない部分や技術不足もある。なんとかなるように、しっかりやっていきたい」と話した。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が左脇腹肉離れから48日ぶりの復帰登板を3回45球、2安打1失点、2奪三振で終えた。最速は1回に2球記録した161キロ。160キロ超は5球マークしたが、いずれも初回に計測。失点したのも1回で、2番宗に初球の157キロを捉えられ、右翼フェンス直撃の二塁打。2死三塁から4番森に160キロで詰まらせながら三遊間を破られて決勝となる先制点を献上した。2回以降は変化球主体の投球で無失点だった。試合後の佐々木朗の主な一問一答は以下の通り。-48日ぶりの実戦登板を振り返って佐々木朗「そうですね、しっかり球数とイニングと予定通り、ケガなく投げられたので良かったと思います」-離脱した時の心境と、リハビリ期間を振り返って佐々木朗「後半戦、大事な時にチームの力になれなくて悔しい思いもありましたし。その中で、どうにかできる最善を尽くしながら、リハビリをしていました」-投げられなかった期間に感覚をなくさないために取り組んだことは?佐々木朗「投げちゃいけない期間があったので、その期間はマメの時も経験していたので、そこら辺はなんて言うか、慣れだったり経験があったので、どうにかうまくできたかなと思います」-今後へ向けて、どのような投球をファンに見せたい?佐々木朗「大事な試合が続くと思うので、少しでも力になれるように準備していきたいと思います」-マウンドに上がった時にファンからの大歓声を聞いた時の気持ちは?佐々木朗「まず、シーズン中に帰ってこれて良かったなと思いますし。まだまだ大事な試合が続くので、その中で最後まで戦っていきたいと思うので、すごく声援も力になっているので、最終戦まで、最後まで声援を送っていただけたらなと思います」-黒木コーチが日頃のトレーニングや食事面が早い回復につながったのでは、と話していた。実際にリハビリ期間で意識していたことは?佐々木朗「う~ん、いつも通り、はい。シーズン中に投げている時とやることは変わらないので。ただ、そうですね...できることも限られてくるので、なるべく下手に無理しないように、できることだけ頑張りました」-今日はヤンキースのキャッシュマンGMも視察。他のメジャー球団のスカウトも多数視察する中での登板について、どう感じるか佐々木朗「そうですね...まぁ今日に関しては、イニングも別に投げていないので。宮城を見に来たのかなと思っています」-これまでは手のマメで離脱することが多かったが、今回は左脇腹を故障。今回の経験を踏まえて取り組んだことや改善したことは?佐々木朗「脇腹をケガしたから脇腹弱いとか、そういう話じゃないと思うので。脇腹だけじゃなくて肩、肘、いろいろ気を使いながら。シーズン中、万全の状態も少ないと思うので、その中で大きいケガにならないように気をつけたいなと思います」-今日の登板内容はどうだったか佐々木朗「内容的には先制を許してしまって、良くないところもありましたけど、まずはケガなく投げ終えて、それが一番じゃないかなと思います」-投げ終えて今の状態は?佐々木朗「そうですね、特に変わらず。次に向けて準備したいなと思います」-登板間隔が空いたことで、投球内容に課題を感じたところは?佐々木朗「全部じゃないですか」-戦線離脱中にチームの調子は下降気味に。試合は見ていた?佐々木朗「はい」-どんな思いでチームの試合を見ていた?佐々木朗「しっかり戻った時に(貢献できるように)、しっかり特に相手チームを見ながらイメージだったり、そういうところはなるべくなくさないようにはしました」-今日のボール自体は納得できるモノではなかったという印象?佐々木朗「一番良いときに比べたら、それは劣るのは当然だと思うので。今日は今日なりの最低限というか、それなりのボールは投げられたかなと思います」

◆オリックス宮城大弥投手(22)が快挙ムードを引き継ぐように、3年連続の10勝目を挙げた。「やっと自分の中での目標、最低限ですけど達成できました」。力強い直球で押し込み、4回まで無安打投球。5回2死二塁から岡に唯一の安打を許したが、味方の好守備もあり8回1安打無失点。無双したエースの勢いに乗り、日曜日の連勝を球団最長の10に伸ばした。前日9日、山本が2年連続のノーヒットノーランを達成。「本当に願っていました」と快挙を見つめた一方で、冗談交じりに本音もちらり。「その分プレッシャーがかかってくるので、半々ぐらい。1安打打たれて完封してくれとは思いました」。お立ち台から「明日もノーヒットノーランが見られると思うので」とかけられた"プレッシャー"も、しっかり聞いていた。ラインで「おめでとうございます」と送ると「頑張れよ」の返信。優勝マジックを「10」に減らす連勝で、先輩のゲキに応えた。刺激になる剛腕はもう1人。この日は、仲の良いロッテ佐々木朗とプロ4度目のマッチアップだった。過去3戦は0勝2敗。初めて白星をつかんだが「朗希に勝ったというよりは、チーム全体としてロッテに勝てたという感じです」。控えめな言葉に、同い年ながら尊敬の思いがにじんだ。高卒4年目で2ケタ勝利を3度以上記録するのは、13年に入団した藤浪(阪神)、大谷(日本ハム)以来。無失点イニングも29まで伸ばした。世代をけん引する成績にも、本人の認識は違う。「別に僕は世代どうこうは興味ないので。メディアに映えるのは佐々木君とか奥川(ヤクルト)、西純矢(阪神)だと思いますので、ノソノソとやりたいと思います」。これからも宮城らしく、マイペースに歩んでいく。【磯綾乃】

◆オリックス・森友哉捕手(28)が史上316人目の通算1000安打を達成した。一回、左脇腹の肉離れで離脱していた佐々木朗に対し、2死三塁の場面。カウント3-2からの6球目、内角の160キロの速球を、広く空いた三遊間を抜き、先制の左前打となった。プロ初安打は西武時代の2014年7月30日でのオリックス戦(ほっと神戸)で九回に榊原から放った右前打。残り91本でシーズンが始まり、着実に安打を積み重ね、令和の怪物から記念すべき一本。一塁塁上で記録達成をパネルを掲げると、拍手を送られた。球団広報を通じ、「ランナー3塁とチャンスの場面だったので、なんとか先制点になってくれてよかったです!(1000安打については)これからも1つずつ積み重ねていけるように頑張ります!」とコメントした。

◆9日の19回戦で2度目のノーヒットノーランを達成したオリックス・山本由伸投手(25)が代表取材に応じた。「すごい疲れてたんで、いい感じに寝ましたけど。まだちょっと疲れはありますね」2リーグ制以降では2年連続では初、NPB通算100度目と節目が重なり、200通以上のメッセージが届いたことを明かし「結構久しぶりというか、WBCぶりぐらいだったんで。すごくうれしかったです」と白い歯を見せた。それでも次回以降を見据え「すごく気持ちいい、気持ちと。また来週試合が来るんで、だいぶ切り替えてはいます」と引き締めた。

◆左脇腹の肉離れで離脱していた佐々木朗希投手(21)が復帰登板。先発して3回45球を投げ、2安打1失点だった。最速は161キロを計測した。大きな拍手に包まれながら7月24日のソフトバンク戦以来48日ぶりのマウンドへ。先頭の佐野への2球目で160キロを計測し、観客を沸かせた。一回は1死から2番・宗に157キロの直球を右越え二塁打とされ2死三塁となった後、森に左前適時打を浴びて先制点を許した。立ち上がりで失点したが、二、三回は無安打に抑えた。当初は全力投球まで2カ月かかるとされ、シーズン中の実戦復帰は絶望的との見方があった中、驚異の回復力を示して迎えた復帰登板。佐々木朗は球団と通じ「先制を許してしまいましたが、けがなく投げられたので良かったです」とコメントした。

◆オリックスの宮城が8回1安打無失点で3年連続の10勝に到達した。一回に森の左前打で先制し、七回に代打西野の適時打で加点。優勝へのマジックナンバーは10となった。ロッテは4連敗。佐々木朗は3回1失点で3敗目を喫した。

◆前夜に無安打無得点に終わったロッテは、わずか2安打で再び零敗を喫した。宮城が8回で交代するまで1安打。吉井監督は「右打者の内角への強い球と、食い込んでくるスライダーをどうさばくか。高等技術だが、できるように練習していきたい」と語った。7日のソフトバンク戦の一回に3得点したのを最後に26イニング、点が取れない。監督は「(打者の)技術不足もあるが、対策の伝え方も考えないと」と自らを省みた。

◆2日連続の快挙とはいかなかったが、バトンを渡された身としての責任を果たした。オリックス・宮城大弥投手(22)は8回を投げて、岡に許した安打のみ。左脇腹の肉離れから1軍復帰した佐々木朗との同い年対決を制し、3年連続の2桁勝利を達成した。「先輩に少しでも追い付こうと思っていたけど、できなかった」9日に山本が2度目のノーヒットノーランを達成。ヒーローインタビューで「明日もノーヒットノーランが見られると思う」と高いハードルを設定された。しかも試合前に安達から「お前もやれよ」と言われた。「それで緊張した」とおどけたが、〝むちゃぶり〟されるのも実力があるからこそ。90キロ代のカーブを1球のみと緩急を控え、最速150キロの速球を軸に攻めた。「上には上がいますし、由伸さんという素晴らしい先輩がいるので、続けられるように、そういったピッチャーになれるように勉強したい」高卒4年目で3年連続2桁勝利を挙げたのは球団では梶本隆夫(1954年入団)、米田哲也(56年入団)に続き、3人目。8月17日のソフトバンク戦(京セラ)の二回から29イニング連続無失点と無双しているが、謙虚だった。「本当にけがなく続けられたことは一番だと思いますし、自分だけじゃなく、周りの監督、コーチ、スタッフ、皆さんのおかげで達成できたと思います」。3連覇へのマジックナンバーは10となった。最短優勝日は「9・18」。ゴールテープが見えてきた。(北池良輔)

◆大きな拍手に包まれながらマウンドに向かった。左脇腹の肉離れで離脱していたロッテ・佐々木朗希投手(21)が復帰登板。チケットが完売し、2万9215人が集まった幕張で元気な姿を披露した。「シーズン中に戻れてよかった。球数、イニングと予定通り、けがなく投げられたのでよかったと思う」48日ぶりの先発。ネット裏でヤンキースのキャッシュマンGMらメジャー関係者が視察する中、右腕を振った。50球前後を予定した登板で3回45球で降板し、2安打1失点、2奪三振。最速は161キロを計測した。7月24日のソフトバンク戦で左脇腹を負傷し「大事なときにチームの力になれなくて悔しい思いがあった」。全治は約2カ月の診断だったが、驚異的な回復。黒木投手コーチは「トレーニング、食事など野球に対する取り組みへのささげ方が人よりも強い。それが早い回復につながったと思う」と分析した。「大事な戦いが続くので、力になれるように準備する」と佐々木朗。帰ってきた〝令和の怪物〟がチームを勢いづける。(武田千怜)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
73454 0.619
(↑0.004)
M10
(↑2)
21432
(+2)
354
(-)
94
(-)
39
(-)
0.248
(↓0.001)
2.660
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
60565 0.517
(↓0.005)
12
(↓1)
22428
(-)
440
(+2)
87
(-)
62
(-)
0.240
(↓0.001)
3.380
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
61602 0.504
(↓0.004)
13.5
(↓1)
20461
(+4)
443
(+6)
92
(+1)
58
(-)
0.249
(↑0.001)
3.300
(↑0.01)
4
(-)
楽天
59611 0.492
(↑0.005)
15
(-)
22432
(+6)
478
(+4)
96
(-)
87
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.590
(-)
5
(-)
西武
56671 0.455
(↑0.004)
19.5
(-)
19373
(+10)
402
(-)
80
(-)
70
(+1)
0.236
(↑0.003)
2.890
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
53711 0.427
(↓0.004)
23
(↓1)
18410
(-)
434
(+10)
88
(-)
65
(-)
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