ソフトバンク(★4対6☆)楽天 =リーグ戦20回戦(2023.09.10)・福岡PayPayドーム=
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楽天
31100001061200
ソフトバンク
00400000041211
勝利投手:荘司 康誠(4勝3敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝3敗33S))
敗戦投手:板東 湧梧(5勝4敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(20号・3回裏2ラン)

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◆楽天は初回、村林と辰己の適時打などで幸先良く3点を先制する。その後は2回表に浅村の適時打、3回には村林の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・荘司が今季4勝目。敗れたソフトバンクは先発・板東が振るわず、打線も終盤の好機を生かせなかった。

◆ソフトバンク板東湧梧投手(27)が先発したが、今季最短2回途中を5安打4失点(自責1)でKOされた。初回無死一塁から楽天村林に右越え適時二塁打と、わずか7球で先制点を許す。なお2死満塁から辰己に左前適時打、さらに押し出し四球で3点目を失った。2回には1死から四球と2連打で1点を追加され、1回1/3で63球を投じ無念の降板となった。2回1死一、二塁の場面で、2番手の武田が登板。後続を空振り三振、投ゴロに打ち取った。

◆「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2023」に出場するホークスジュニア16選手のお披露目式が試合前に行われた。同ジュニアトーナメントに出場経験のあるソフトバンク近藤健介外野手(30)が激励の言葉を送った。「よりプロ野球を目指すきっかけになった大会でした。各地からレベルの高い選手が集まってくると思うので、自分のレベルアップにつなげてほしいなと思います。まずはけがなく、野球を楽しんでぜひ頑張ってきてください」。さらに、この日の始球式を同ジュニアに所属の深見太一(ふかみ・たいち)さん(6年)が務めた。

◆/まだまだここから\序盤から5点差を追う展開も一気に1点差に4年連続20本 柳田悠岐の2ランHR???プロ野球(2023/9/10)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/aVMRMVrX7G

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(34)が20号2ランを放ち、4年連続20本塁打となった。2-5の3回1死一塁。カウント1ボールから楽天荘司の真ん中高め149キロ直球を完璧に捉え、右翼席へ運んだ。「いいスイングができました。いい結果になって良かったです」と振り返った。今シーズンは開幕から17試合目、72打席目で1号を放つなど、13年以降で最も遅いタイミングとなった。それでも、近藤の21本塁打に続くチーム2位と数字を伸ばしてきた。さらに、75打点は近藤の74打点を抜き、リーグトップとなった。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手の3試合ぶりの1発も勝利に届かなかった。大量5点をリードされた3回に甲斐、三森の適時打などで2点を返し、なおも1死一塁の場面。「打ったのはまっすぐ。いいスイングができました」。荘司の149キロの直球を右中間スタンドに運んだ。1点差に迫る20号2ラン。主砲のアーチで追い上げムードも盛り上がったが、最後まで試合をひっくり返すことはできなかった。柳田にとって4年連続の20号到達も空砲に終わった。▽ソフトバンク甲斐(3回の適時二塁打に)「打ったのはまっすぐです。ビハインドの展開ですが、とにかく1点ずつ返すことだけを考えました。いい形のタイムリーとなってよかった」▽ソフトバンク三森(3回、しぶとくフォークを中前に運ぶタイムリー)「とにかく走者を返すことだけを考えました。当たりはよくありませんでしたが、ランナーを返すことができて良かった」

◆5戦連続1番起用のソフトバンク周東佑京内野手が3安打で気を吐いた。初回に中前打を放ち、4回の第3打席は左前打。1点を追う7回は内野安打と今季初の猛打賞をマークした。「いいタイミングで入れている。いい状態できている」と納得の表情を浮かべた。5月中旬から打率1割台に低迷も、9月の月間打率3割4分6厘と好調をキープしている。

◆3位ソフトバンクが追い上げムードむなしく4位楽天との接戦を落とした。9回2死一塁。最後は頼みの近藤が二ゴロに倒れた。楽天松井裕の前に2点差をひっくり返す力はなく4カードぶりの負け越し。楽天には今カード1勝2敗。再び、1・5差と迫られ、藤本博史監督(59)は「ここに来て、1点1点が大事になるるわけやからね。今日は、もう、ミスが多い試合やったね」と手痛い黒星に嘆き節だ。ミスで始まり、ダメ押し点もミスで献上した。初回無死。先頭小深田の放った打球を、名手の今宮がファンブル。先発板東は続く2番村林に適時二塁打を許し、わずか7球で先制点を与え、この回3点を奪われた。1点ビハインドの8回1死二、三塁では嶺井が捕逸。6番手藤井が投じたワンバウンドのフォークを体で止められなかった。打線もちぐはぐな攻撃が目立った。3回に打者一巡の攻撃で一挙4得点。最大5点差を1点差にまで迫るも、6回以降は3イニング連続で三塁へ走者を進めながら無得点に終わった。勝負ところであと1本が出ず、走塁死は3つを数え、バント失敗も重なった。藤本監督は「3回の攻撃は見事でしたね。選手から負けられないっていう気持ちが伝わってる。逆にその硬さがミスにつながっているのかな」と振り返った。正念場。2位ロッテ、楽天との本拠地6連戦を藤本監督はそう位置づけていた。結果は3勝3敗の五分。12日からは西武との敵地3連戦に臨む。「しっかり反省してまた頑張っていきます」。混戦のCS圏内死守へ、厳しい戦いは続く。【佐藤究】▽ソフトバンク板東(先発も2回途中4失点KO)「まだ自分の中でも(投球について)整理できていない。制球できなかったのがこういう結果になってしまったと思う」

◆正念場で、若手のバットが光った。楽天村林一輝内野手(25)が、2安打2打点の活躍。3位ソフトバンクとの3連戦勝ち越しを決め、1・5ゲーム差に縮めた。「出してもらっているので、結果を求めて、1戦1戦勝ちにこだわって挑んでます」と力を込めた。1回無死一塁、1ボールから、板東の高め直球を鋭く振り抜き、右翼へ先制の適時二塁打。4点リードの3回2死一、二塁でも、カウント2-2から、武田のカーブを右前へ運んだ。8、9日は無安打も、ようやくチャンスで期待に応えられた。「自分がどうであれ、チームが勝つことが一番大事」と、がむしゃらにバットを振った。高卒8年目の今季は遊撃の定位置を奪取。しかし、結果を残し続ける難しさも痛感している。一時は打率3割9分5厘だったが、8月には27打席連続無安打も経験。それでも石井監督はグラウンドに送り続ける。「彼は今戦うとき。ここから落ちるのか、上がるのかは彼の頑張り次第」。村林は「全部経験は生きると思っている」とプラスに捉える。実り多いシーズンにするためにも、CS出場権を確保する。【湯本勝大】▽楽天石井監督(ソフトバンク3連戦に勝ち越し)「勝ち続けることは不可能かもしれない。負けた次の日にすぐ取り返すというのができた。野手も含めてみんなが一生懸命やってくれているおかげかなと思います」▽楽天荘司(5回8安打4失点も4勝目を挙げ、自身4連勝)「ボール自体は悪くなかったですけど、決めるべきところで甘く入った。今日はチームが勝てて良かったと思います」

◆楽天は一回に辰己の適時打などで3点を先行。二回に浅村、三回は村林の適時打で加点した。荘司は5回8安打4失点で4勝目、松井裕が33セーブ目を挙げた。ソフトバンクは柳田の20号2ランなどで追い上げたが届かなかった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
73454 0.619
(↑0.004)
M10
(↑2)
21432
(+2)
354
(-)
94
(-)
39
(-)
0.248
(↓0.001)
2.660
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
60565 0.517
(↓0.005)
12
(↓1)
22428
(-)
440
(+2)
87
(-)
62
(-)
0.240
(↓0.001)
3.380
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
61602 0.504
(↓0.004)
13.5
(↓1)
20461
(+4)
443
(+6)
92
(+1)
58
(-)
0.249
(↑0.001
3.300
(↑0.01)
4
(-)
楽天
59611 0.492
(↑0.005)
15
(-)
22432
(+6)
478
(+4)
96
(-)
87
(+1)
0.245
(↑0.001
3.590
(-)
5
(-)
西武
56671 0.455
(↑0.004)
19.5
(-)
19373
(+10)
402
(-)
80
(-)
70
(+1)
0.236
(↑0.003)
2.890
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
53711 0.427
(↓0.004)
23
(↓1)
18410
(-)
434
(+10)
88
(-)
65
(-)
0.234
(↓0.001)
3.050
(↓0.03)