日本ハム(★0対10☆)西武 =リーグ戦23回戦(2023.09.10)・エスコンフィールド北海道=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:髙橋 光成(10勝8敗0S)
敗戦投手:伊藤 大海(7勝9敗0S)
  DAZN
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◆西武が5連勝。西武は2回表、蛭間の適時打などで2点を先制する。続く3回には、柘植の犠飛と西川の適時打などで4点を挙げ、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・高橋光成が6回無失点7奪三振の好投で今季10勝目。敗れた日本ハムは、投手陣が精彩を欠いた。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(24)がラグビーW杯に臨む日本代表にエールを送った。日本代表は10日午後8時(日本時間)から初戦のチリ戦を迎える。清宮は日本ラグビー協会副会長である父克幸さんの影響もあり、大のラグビー好き。「(日本代表に)勝ってほしい。日本代表推しです。今は勝つことが当たり前みたいになって大変だと思いますけど、WBC、なでしこ、バスケットと流れがあると思う。是非、頑張って欲しい」と活躍を期待した。自身は8月27日西武戦(ベルーナドーム)で2年連続の2ケタ本塁打を放ち通算49号に伸ばして以降、8試合連続で本塁打がないが「打ちそうっすね。打って(ラグビー日本代表勝利の)前祝いしたいっすね」と通算50号を見据えた。

◆ラグビーのリーグワンで日本一に輝いたクボタスピアーズ船橋・東京ベイの青木祐樹(31)が、ファーストピッチに臨んだ。屋根が空いたスタジアムで、オレンジのユニホームを身に付けて登板。アウトコース低めにノーバン投球を披露し、来場者から盛大な拍手を浴びていた。「WE LOVE HOKKAIDO SERIES2023」の企画の1つ。この日はラグビーふれあい体験や写真撮影会のため青木の他に、山本剣士(25)、オトジョシュア輝恵(24)、トニー・ハント(25)も来場し、スタンドを盛り上げていた。

◆日本ハム先発の伊藤大海投手(26)が「永遠の課題」に挙げていた立ち上がりでつまずき、自己ワーストの2回1/3でノックアウトされた。初回無死満塁のピンチは3者連続三振で切り抜けるも、2回も1死満塁とランナーを許し、外崎の内野ゴロ、2死二、三塁から蛭間の右前適時打で2点を先制された。さらに3回も3連打で無死満塁のピンチを招くと柘植の右犠飛、1死一、三塁から西川の右前適時打でさらに2点を許した。続く源田の内野安打で1死満塁と再び窮地に陥ると、外崎に押し出し四球を与えたところで、2番手の山本拓実投手(23)と交代した。2回1/3で73球を擁し、9安打3四球6失点(自責4)。先発では自己最短となる3回途中降板となり「調子は良かったですが、締めるところを締め切れませんでした」とコメントした。

◆日本ハム野村佑希内野手(23)がプロ初の二塁手で出場した。9点を追う7回の守備から途中出場。代打山野辺の打席の際、野村のキャップにトンボが止まる"珍風景"も。同学年で遊撃を守っていた奈良間大己(23)に教えてもらい、手で軽くはらいのけた。この回は、トンボが飛んで来ただけで、打球は一度も飛んでくることなく終わったが、8回先頭のペイトンの打球が転がってくると、冷静に一塁側にステップして捕球し、スムーズに一塁へ送球した。新庄剛志監督(51)は8月中旬から野村を二塁の守備練習にも入るように指示。「打撃優先のときにはちょっと面白いかな、左ピッチャー(のとき)が特に、面白いかな。可能性を広げるという意味では、面白いかな」と話していた。

◆日本ハムが今季3度目の5連敗を喫した。先発の伊藤大海投手(26)が自己ワーストの2回1/3でノックアウト。2回1死満塁から、外崎の内野ゴロ、2死二、三塁から蛭間の右前適時打で2点を先制されると、3回も3連打で無死満塁のピンチを招き柘植の右犠飛などで、さらに2点を献上した。2回1/3 9安打3四球6失点(自責4)。先発では自己最短となる3回途中降板となった。打線も5回1死一、三塁、6回無死一、二塁のチャンスをつくるも、ものにできず。散発5安打無得点で、16度目の完封負けとなった。投手陣も7月30日オリックス戦に並ぶ今季ワーストタイの20被安打、4度目2ケタ失点。攻守ともに振るわなかった。

◆日本ハムは先発3本柱の1人伊藤大海投手が、先発では自己最短となる2回1/3を6失点(自責4)と大乱調だった。1回無死満塁では3者連続三振でピンチを脱したが、0-2の3回無死満塁から2犠飛に適時打、押し出し四球で決定的な4点を失った。投手陣が今季2度目の20被安打なら、打線は16度目の無得点。5度目の同一カード3連敗を喫した新庄監督は「エスコンでの残り試合は全勝する気でやっていく」。本拠地残り9試合での奮起を誓った。

◆日本ハム野村佑希内野手が初めて二塁を守った。本職は三塁や一塁で、今季は左翼での起用も。「急に言われました」と7回守備から途中出場し、ゴロを無難にさばいた。「中途半端なことはしないようにと思っていた。経験できるポジションだとは思っていなかったので、プラスに捉えたい」と広がる選択肢に前向きだった。

◆日本ハム伊藤大海投手(26)が、先発では自己最短となる2回1/3、9安打3四球6失点でKOされた。2回1死満塁から、外崎の内野ゴロ、2死二、三塁から蛭間の右前適時打で2点を失うと、3回にも3連打で無死満塁のピンチを招き、柘植の右犠飛などでさらに2点を献上と、序盤から空回りした。11年ダルビッシュ以来12年ぶりの4連続完投とはいかなかった。今季4連勝だった相性のいい西武打線相手に、9安打すべて単打で6失点。「ペイトン選手のセーフティーだったり、隙をついてきたり。投げていて嫌な感じはあった」。早々とマウンドを降り、敗戦の瞬間は、ベンチから見つめるしかなかった。執拗(しつよう)な攻めに、投球以外の課題も露呈した。2回1死満塁、外崎の打球をグラブに当てたが捕球できず併殺を逃して(記録は二ゴロ)先制点を献上。3回1死一、二塁では、一塁への強烈な打球をマルティネスがはじき、二塁の上川畑がリカバーしたが、伊藤は一塁ベースカバーに入れなかった。建山投手コーチは「打たれた打たれないではなく、イライラをコントロールできていなかった。一投手としての責任を果たしていない。よく考えてもらって、彼が冷静になったときに話をして、どういう風になっていくか見たい」と突き放した。8勝目を逃し3年連続2ケタ勝利は厳しい状況になった。建山投手コーチは「ローテーションピッチャーですから登板が終われば次の登板とか言い渡しますけど、今日に関しては決められない」。残り18試合。自分と向き合い、投手として忘れてはいけないことを見つめなおす。【永野高輔】

◆西武高橋光成投手(26)が6回3安打無失点で、今季10勝目を挙げた。特例2023での抹消から復帰後、2戦続けて振るわない投球になり「今日は何もないです」と言葉を落とすこともあった。「たくさんファンの皆さまが来てくれているのにいい投球ができなくて、ずっと悔しかったです」。球数がやや増え、完投には遠かったが、やっと霧を晴らせた。これで3年連続での2桁勝利となり、球団では菊池雄星投手(16~18年)以来。それはもちろんのこと、これで投球回が148回となり、年間の規定投球回をクリアしたことにも「イニングは毎年大事にしているので、規定に乗れたのは良かったです」とエースは喜ぶ。残り19試合で、現時点で2桁勝利投手が2人(高橋と平良)いても借金はまだ11ある。とはいえ、これで5連勝。「まだまだ諦めていないですし、みんなでCS行けるようにまた盛り上がっていきましょう」と北海道に詰めかけた西武ファンに呼びかけた。

◆西武が今季チーム最多の20安打を放ち、今季2度目の5連勝に成功した。初回、いきなり無死満塁を作るも3者連続三振で逸機。重い空気が漂ったが、2回にペイトンのバント安打をきっかけに再び満塁を作り、蛭間の適時打などで2点を先制。3回に三たび満塁を作り、柘植の犠飛や西川の適時打などで4点を追加。序盤で流れをつかんだ。スタメン全員安打を記録し、うち7人がマルチ安打を放った。栗山巧外野手(40)もその1人。3回に先頭で左前打を放つと、6回には右翼への二塁打で、いずれもその後生還した。前半戦は打率1割台に停滞し苦しんだが、後半戦はここまで打率3割1分6厘と頼もしい存在に。以前から「不調から打率が上がって、相手の攻めもまた変わってきて、そこでアジャストできれば」と意気込んでいたシーズン終盤に、同じ40歳の中村ともどもコンディションを整えながら活躍している。栗山の二塁打は自身通算397本目でもあり、400二塁打という新たな節目の記録が迫っている。【金子真仁】

◆日本ハム・伊藤大海投手(26)が自己最短の2回1/3でKOされた。9安打6失点。今季8勝目はお預けとなった。一回は無死満塁のピンチを背負ったが3者連続三振で切り抜けた。勢いに乗っていくかと思われたが二回は西武のD1位・蛭間(早大)の右前適時打などで2失点。三回も再び無死満塁とされ柘植の右犠飛、西川の右前適時打などで失点を重ねた。73球で降板した3年目右腕は「調子はよかったですが、締めるところを締め切れませんでした」と唇をかんだ。

◆西武が5連勝。高橋は6回無失点で3年連続の2桁勝利に達した。打線は今季最多、先発全員安打の20安打。二回に蛭間の適時打などで2点先制し、三回は5安打を集めて4得点と畳みかけた。伊藤が崩れた日本ハムは見せ場なく5連敗。

◆フィリーズなどメジャー複数球団が視察に訪れる中、西武・高橋光成投手(26)が6回を3安打無失点に抑え、10勝目をマーク。球団では2016-18年の菊池雄星(現ブルージェイズ)以来となる3年連続の2桁勝利を挙げた。「うれしい。野手の皆さんにもたくさん点を取ってもらったのですごく感謝しています」体調不良から復帰した8月26日の日本ハム戦以降は2戦続けて黒星を喫していた。この日はピンチを背負っても崩れず、五回1死一、三塁では五十幡を空振り三振、万波を三ゴロに仕留めた。「真っすぐの強さがあった」と最速154キロを計測し、約1カ月ぶりの白星にうなずいた。チームは今季2度目の5連勝。背番号13は「まだまだ(シーズンは)終わっていないので、これをきっかけにもっといい投球ができるようにしたい」と高みを見据えた。(加藤次郎)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
73454 0.619
(↑0.004)
M10
(↑2)
21432
(+2)
354
(-)
94
(-)
39
(-)
0.248
(↓0.001)
2.660
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
60565 0.517
(↓0.005)
12
(↓1)
22428
(-)
440
(+2)
87
(-)
62
(-)
0.240
(↓0.001)
3.380
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
61602 0.504
(↓0.004)
13.5
(↓1)
20461
(+4)
443
(+6)
92
(+1)
58
(-)
0.249
(↑0.001)
3.300
(↑0.01)
4
(-)
楽天
59611 0.492
(↑0.005)
15
(-)
22432
(+6)
478
(+4)
96
(-)
87
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.590
(-)
5
(-)
西武
56671 0.455
(↑0.004)
19.5
(-)
19373
(+10)
402
(-)
80
(-)
70
(+1)
0.236
(↑0.003
2.890
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
53711 0.427
(↓0.004)
23
(↓1)
18410
(-)
434
(+10)
88
(-)
65
(-)
0.234
(↓0.001)
3.050
(↓0.03)