巨人(☆2対1★)中日 =リーグ戦21回戦(2023.09.10)・東京ドーム=
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中日
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巨人
01001000X2501
勝利投手:メンデス(5勝4敗0S)
(セーブ:中川 皓太(1勝3敗12S))
敗戦投手:柳 裕也(4勝10敗0S)

本塁打
【巨人】坂本 勇人(18号・2回裏ソロ)

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◆巨人が接戦を制した。巨人は2回裏、坂本のソロで1点を先制する。そのまま迎えた5回には、門脇の適時二塁打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・メンデスが6回途中無失点で今季5勝目。敗れた中日は先発・柳が試合をつくるも、打線がつながりを欠いた。

◆中日は柳裕也が先発する。同投手はここまで4勝9敗だが、今季の中日では涌井が12敗、小笠原が10敗、高橋宏も10敗と、10敗以上が3人。1シーズンに4人が10敗以上を喫すれば、15年阪神(能見13敗、メッセンジャー12敗、岩田10敗、岩崎10敗)以来。中日では73年(渋谷幸12敗、稲葉12敗、星野仙11敗、松本幸11敗)以来、球団50年ぶりの記録となってしまう。柳は10敗目を回避できるか。

◆福島・伊達市の伊達なふるさと大使を務める女優・フリーアナウンサーの長沢裕(29)が始球式でノーバン投球を披露した。背番号27の巨人の橙魂ユニホームを着用してマウンドへ。ダイナミックなワインドアップから投げ込んだボールは山なりのノーバウンドで捕手を務めた中山のミットに収まった。場内からは拍手がそそがれ、坂本ら巨人の選手たちも笑顔で投球をたたえた。長沢は両手を掲げてガッツポーズし、笑顔で場内に礼をして感謝を示した。

◆巨人坂本勇人内野手(34)が「サード坂本」としての本拠地初アーチを放った。「5番三塁」で先発し、2回先頭、フルカウントから中日柳の146キロ直球を左翼席に運んだ。先制の18号ソロで打線を勢いづけた。7日ヤクルト戦(神宮)でプロ17年目で初めて三塁で先発。本拠地で新ポジションでのスタメン3試合目で豪快な1発を決め「打ったのは真っすぐです。先制することができてよかったです」と振り返った。

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◆巨人吉川尚輝内野手(28)が超ビッグプレーで同点危機を救った。1点リードの8回1死三塁、前進守備を敷く二塁・吉川は中日ブライトの強烈なゴロをすべり込みながらワンバウンドで捕球。素早く立ち上がって本塁に送球し、ヘッドスライディングする代走三好をタッチアウトにした。同点のピンチを守備で救い、場内は拍手に包まれた。SNSでは巨人ファンの「スーパーファインプレー!無駄が一切なく全てが完璧」「マジですごすぎる!」と称賛するツイートがみられた。中日ファンも「これは吉川がうまいとしか言えん」とお手上げの様子だった。

◆中日の3年連続Bクラスが確定した。先発した柳裕也投手(29)が6回2失点と粘投したが、打線が巨人継投の前に不発。東京ドーム9連敗で、CS進出を逃した。柳は今季10敗目を喫し、涌井12敗、小笠原10敗、高橋宏10敗とともに4人目の2桁敗戦投手になった。1シーズンに4人が10敗以上を喫したのは15年阪神(能見13敗、メッセンジャー12敗、岩田10敗、岩崎10敗)以来。中日では73年(渋谷幸12敗、稲葉12敗、星野仙11敗、松本幸11敗)以来、球団50年ぶりの負の記録になった。

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◆/待望の得点\アウトコースを逆らわず石川昂弥がタイムリーヒット?プロ野球(2023/9/10)??巨人×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#dragons pic.twitter.com/Upzw4TK07J

◆中日の連続無得点イニングが「39」でストップした。2点を追う7回2死二塁で石川昂弥内野手(22)が右前適時打を放ち、二走ビシエドが生還した。3試合連続無得点だったチームに5日阪神戦(バンテリンドーム)の7回の細川の21号ソロから無得点が続いていたが、4試合ぶりに得点。チームワーストは55年の44イニング無得点だった。

◆中日の3年連続Bクラスが確定した。先発した柳裕也投手(29)が6回2失点と粘投したが、打線が巨人継投の前に不発。7回に40イニングぶりに石川昂の適時打で1点をかえすのが精いっぱいだった。巨人には開幕戦での白星から引き分けを挟んで東京ドーム9連敗。借金も今季最多の29に膨らんだ。就任以来2年連続でCSを逃した立浪監督は「これだけ負けているので当然のことと思う。若い選手は頑張ってはいるが兆しが見えてこない。結果が全ての世界なので、結果を出して自信をつけて欲しい」と、奮起を促した。来季続投について加藤球団代表は「結果は真摯(しんし)に受け止めないといけない。まだシーズン中だから、そういうこと(去就)については、答えるようなことは何もないです」と、明言を避けた。また、援護のなかった柳は今季10敗目を喫し、涌井12敗、小笠原10敗、高橋宏10敗とともに4人目の2桁敗戦投手になった。1シーズンに4人が10敗以上を喫したのは15年阪神(能見13敗、メッセンジャー12敗、岩田10敗、岩崎10敗)以来。中日では73年(渋谷幸12敗、稲葉12敗、星野仙11敗、松本幸11敗)以来、球団50年ぶりの負の記録になった。

◆巨人ルーキー門脇誠内野手が、2安打1打点1盗塁で10盗塁に到達した。5回に左翼線適時二塁打。8回にも中前打で出塁し、盗塁を成功させた。守備では遊撃で、坂本勇人と三遊間を組む。「幸せというか。日々勉強しています。後半戦になって全ての球場に慣れて、自分のやるべきことが見えた」と走攻守で存在感を発揮していく。

◆巨人の二塁・吉川尚輝内野手が守備のビッグプレーで勝利を呼び込んだ。1点リードの8回1死三塁で前進守備を敷き、ブライトの二遊間への打球を滑り込みながら捕球。すぐさま本塁送球し三走・三好をアウトにした。吉川は「イチかバチかで勝負しました」と積極姿勢が奏功した。引き分けをはさみ3連勝で貯金2。12日の甲子園から始まる7連戦に、原監督は「ねじり鉢巻きで戦っていきたいと思います」と勢いそのまま乗り込む。巨人メンデス(5回2/3無失点で5勝目)「課題のイニングの先頭への四球を出すことなく、ストライク先行でテンポの良く投げることができてよかった」

◆巨人の「サード坂本」が本拠地初アーチを豪快に決めた。坂本勇人内野手は2回先頭、フルカウントから中日柳の146キロ直球を左翼席へ運んだ。打球を目で追い「久々に打った瞬間入るかなと思いました」と、納得の表情を浮かべた確信の先制18号ソロが、決勝弾となった。慣れ親しんだ東京ドームが、新鮮だった。7日ヤクルト戦(神宮)で初めて三塁で先発し、迎えた本拠地での中日3連戦。三塁から見る景色に「ショートだと考えなくても勝手にできてたんですけど、そこは難しいというか、怖さがあります。角度や距離感は全然違う」。より低く構え、バント処理は一塁への送球感覚を探る。守備位置は三遊間を組む遊撃・門脇と相談。前日9日、中日カリステの三塁線への二塁打に飛び付くも届かず、本気で悔しがったことが三塁と向き合う何よりの証しでもある。34歳で迎えたプロ17年目の今季、右方向への本塁打は0本。「逆方向には打てるイメージも湧かない。いいんじゃないですか、打てれば」と左翼へ17本塁打を積み上げた。三塁での4試合は打率4割2分9厘、2本塁打。12日からの阪神3連戦(甲子園)での規定打席到達も見えてきた「サード坂本」が、新境地を開拓する。【小早川宗一郎】

◆巨人が逃げ切り、1分けを挟んで3連勝。二回に坂本のソロで先制し、五回は門脇の適時二塁打で2点目。メンデスは六回2死まで無失点の好投で5勝目を挙げた。中日は引き分けを挟んで4連敗となり、4位以下が確定。柳は10敗目。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が決勝の18号ソロを放った。0―0の二回先頭で柳の浮いた直球を左翼席中段へ。「久々に打った瞬間、入るかなと思いました」と納得顔を浮かべた。本拠地の東京ドームで三塁を守るのは、今回の中日3連戦が初めて。この日は三塁線を襲ったハーフバウンドのゴロをはじき、二塁打となったプレーもあった。「捕れなくはない」と振り返り、守り慣れた遊撃とは「角度や距離感は全然違う」と実感を込めた。新人の門脇に助言を求めるなど貪欲で「いろいろアドバイスをもらいながらやっている。経験じゃないですかね」と向上心を示した。

◆巨人・原辰徳監督(65)が試合後、この日の2軍戦で約2カ月半ぶりに実戦復帰した大勢投手(24)について、15日からの中日2連戦(バンテリンドーム)以降に1軍復帰させる可能性を示唆した。「来週には戻ってくると思います」と見通した一方、12日からの阪神3連戦(甲子園)での復帰は「ないと思います」と否定した。右上肢のコンディション不良で離脱している大勢は、イースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)に先発し、1回無安打無失点に抑えた。先頭から2者連続で空振り三振を奪い、最速は157キロを計測。映像で確認したという指揮官は「非常にいい姿として映りました」と評価した。

◆巨人D4位・門脇誠内野手(22)=創価大=が五回に左翼線へ適時二塁打を放つなど、2安打1打点をマークした。犠打、盗塁も1つずつ決め、遊撃守備では軽快なグラブさばきを披露。お立ち台に上がったルーキーは、三塁に転向した坂本と三遊間を組む日々に「幸せ。こんなことあるのかと実感しています」と感激していた。

◆三塁に転向した巨人・坂本勇人内野手(34)が二回に先制の18号ソロを放ち、これが決勝点となった。持ち前の打撃で存在感を見せ「久々に打った瞬間に入るかなと思いました」と笑顔でうなずいた。7日のヤクルト戦(神宮)で「人生で初めて」の三塁を守った。遊撃の負担を考慮した原監督の決断で、34歳の挑戦が始まった。ユーチューブの動画で名三塁手の動きを研究し、ひたむきに練習に励んでいる。「(打者を見る)角度や距離感は全然違う。どれくらいでいけば(アウトにできる)とか難しい。そこの怖さはある」8日の試合前練習では、2012年1月の自主トレに同行して守備の基礎を教わった元ヤクルトの名手、宮本慎也氏の訪問を受けた。現役晩年に遊撃から転向した三塁でもゴールデングラブ賞に4度輝いた師匠を質問攻め。「俺も慣れるのに3年かかった」と三塁守備の奥深さを語られ、上達への意欲を駆り立てられた。原監督は「和真(岡本)がちょっと奮わないね。でも、いいところで勇人がやってくれていますね」と、今カード無安打の主砲・岡本和を5番打者としてカバーした坂本をたたえた。1分けを挟んで3連勝を飾ったチームは、今カード3試合の計30イニングでわずか1失点。好調の投手陣を坂本が三塁手として、打線の要として支える。(谷川直之)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
77444 0.636
(↑0.003)
M5
(↑2)
18495
(+5)
371
(+1)
69
(-)
66
(-)
0.248
(-)
2.650
(↑0.02)
2
(-)
広島
68574 0.544
(↓0.004)
11
(↓1)
14447
(+1)
454
(+5)
87
(+1)
71
(-)
0.246
(↓0.001)
3.150
(↓0.01)
3
(-)
DeNA
64593 0.520
(↑0.004)
14
(-)
17476
(+6)
451
(+4)
95
(-)
27
(-)
0.249
(-)
3.290
(↓0.01)
4
(-)
巨人
63612 0.508
(↑0.004)
15.5
(-)
17483
(+2)
473
(+1)
150
(+1)
44
(+2)
0.256
(↓0.001)
3.580
(↑0.03)
5
(-)
ヤクルト
50743 0.403
(↓0.004)
28.5
(↓1)
16472
(+4)
508
(+6)
105
(+1)
58
(-)
0.240
(-)
3.700
(↓0.02)
6
(-)
中日
46754 0.380
(↓0.003)
31
(↓1)
18339
(+1)
440
(+2)
57
(-)
32
(-)
0.239
(-)
3.140
(↑0.01)