DeNA(☆2対1★)ヤクルト =リーグ戦19回戦(2023.09.08)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:上茶谷 大河(4勝3敗0S)
敗戦投手:阪口 皓亮(0勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】知野 直人(2号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAがサヨナラ勝利。DeNAは1回裏、知野のソロで先制に成功する。その後同点とされるも、延長10回に1死満塁の好機から大和が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、5番手・上茶谷が今季4勝目。敗れたヤクルトは、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆DeNA京田陽太内野手(29)が8日、出場選手登録を抹消された。中日から移籍1年目の今季は、93試合に出場し、打率2割2分7厘、1本塁打、9打点、3盗塁。開幕から1軍でプレーしたが、今季初のファーム降格となる。この日のヤクルト戦に先発する平良拳太郎投手(28)が、登録された。

◆新外国人のDeNAトレイ・アンバギー外野手(28)が、ヤクルト戦に「7番右翼」で来日初スタメン出場した。5日の広島戦から1軍初昇格。同戦に代打で初出場したが、広島森の変化球に空振り三振に倒れた。2軍で6本塁打をマークした長打力に期待がかかる。また、3日の巨人戦で代打逆転満塁本塁打を放った知野直人内野手(24)が、「2番三塁」でスタメンに名を連ねた。宮崎敏郎内野手(34)は、復帰後初のベンチスタートとなる。

◆ヤクルトの球界最年長の43歳石川雅規投手が今季最多の105球を投じ、6回1失点と粘投した。1回1死で知野に先制の2号ソロを左中間席に浴びたが、その後はコーナーを丁寧に突く投球で無失点。石川が100球以上を投じたのはポストシーズンも含め、19年9月6日巨人戦の103球以来で、実に4年ぶりとなった。今季12試合目の先発だったが惜しくも3勝目はならなかった。

◆体調不良から復帰したばかりのヤクルト中村悠平捕手(33)が最初の打席で、左ほお付近に死球を受け、交代となった。7回の守備から途中出場した中村。9回1死一塁でこの日初めての打席に入ったがDeNA森原康平が投じた初球、バントの構えからヘルメットの左耳を覆うカバー付近に死球を受け、その場にうずくまった。森原は危険球で退場。中村は左ほおを左手で押さえ自分で歩きながらベンチに下がり、一塁走者には丸山和が代走に入った。試合後に取材に応じた高津臣吾監督は「病院に行きました。会話はできる、意識もある、自分で歩けるが結構腫れている」と状態を説明した。

◆ヤクルト中村悠平捕手(33)が8日、左ほお付近に死球を受け、交代となった。DeNA19回戦(横浜)の7回の守備から途中出場。9回1死一塁からの打席で、DeNA森原の初球、送りバントの構えからヘルメットの左耳を覆うカバー付近に死球を受け、その場にうずくまった。森原は危険球で退場。中村は自分で歩きながらベンチに下がり、代走が送られた。高津監督は「病院に行きました。会話はできるし意識もある。自分で歩けますが、結構腫れている」と説明した。

◆DeNA大和内野手(35)がサヨナラ打を放った。延長10回、ソトが申告敬遠されて1死満塁。7月まで同僚だったヤクルト阪口の初球を捉えて右前へ運んだ。今季満塁では6打数1安打だったため「積極的にいこう」と決めていた。広島からの移動ゲームに加え、今週3度目の延長戦に「きついです...。9回で終われるように頑張ります」と吐露。ヤクルト中村への危険球で森原が退場になっていたこともあり、喜びは控えめだった。]▽DeNA三浦監督(大和のサヨナラ打に)「本当に頼りになる男です。勝負強いですね。ベテランがしっかり決めてくれました」▽DeNA知野(3日の代打逆転満塁弾に続き、先制2号ソロ)「芯で捉えることができていたので『スタンドまでいってくれー!』と思いながら走った」▽DeNA平良(7回無失点の好投)「初回からテンポよく右打者、左打者ともに両コーナーに投げ分けることができました」

◆ヤクルトは石川雅規投手(43)が4年ぶりに100球超を投じるも、チームは今季7度目のサヨナラ負けを喫した。今季最多の105球を投げ、失点は初回にDeNA知野に許した2号ソロのみで6回1失点と粘投。100球以上を投じたのは19年9月6日巨人戦の103球以来だったが「先発はチームに勝利を持ってくる役目。先制点がもったいなかった」と悔しさをにじませた。

◆ヤクルト・小川泰弘投手(33)が通算100勝を懸けて9日のDeNA戦(横浜)に先発する。「いつも通りです。自分のやるべきことをやってチームの勝利に貢献したい」。後半戦は6試合で4勝1敗、防御率2・61。節目に到達すれば史上142人目、球団では史上6人目の快挙となる。「テンポを意識して、回の先頭をしっかり抑えていきたい」と力を込めた。

◆集中力を高め、マウンドに立った。台風13号の影響で荒天が予想されたが、無事にプレーボールがかかったDeNA戦(横浜)。ヤクルトの先発、石川雅規投手(43)は普段通り打たせて取る投球を見せた。「一試合一試合が勝負なので、もらったチャンスを生かせるようにやるのみですね」ベテラン左腕は登板前、そう意気込んでいた。今季は試合前の時点で11試合に登板し2勝5敗、防御率3・67。6月10日の西武戦(ベルーナ)以降、勝ち星に恵まれず、通算186勝目をかけて臨んだ。テーマに掲げたのは「立ち上がり」。8月8日の広島戦(神宮)では一回に2失点、同25日の同戦(マツダ)では一回に3失点と、直近2試合は立ち上がりから追う展開となっており、「もちろん準備の仕方を変えたりもしますけど、気合でゼロに抑えたい」と決意を示していた。その一回。1死から2番・知野に左中間席への先制ソロを浴びたが、追加点を許さず最少失点で切り抜けた。粘りこそ石川の真骨頂。結果的に失点したが、高い投球技術と制球力で先発の仕事を果たした。チームは既にリーグ3連覇の夢がついえた。だが、シーズン最終戦まで試合は続く。「僕らはプロ野球選手なので、ファンの皆さんが足を運んで応援してくださっている限り、勝利をお届けするのが一番。順位関係なく同じ気持ちなので、しっかりやっていかないといけない」と石川。どんな状況でも、環境でも、責任感を持ってマウンドに上がり続ける。(赤尾裕希)

◆先発したヤクルト・石川雅規投手(43)は6回6安打1失点で降板した。一回1死で知野に先制の左越えソロを浴びたが、二回以降は走者を出しながらも無失点とした。七回に打線が1死三塁の好機をつくったが、代打・川端が一ゴロ、さらに石川の代打で送られた山田が空振り三振に倒れ、同点に追いつくことはできなかった。石川は6月10日の西武戦(ベルーナドーム)で今季2勝目を挙げて以降、白星から遠ざかっていた。この日は今季最多105球の力投で試合を作ったが、通算186勝目の白星をつかむことはできなかった。

◆ヤクルト・中村悠平(33)が顔面に死球を受け交代した。中村は2日、特例2023により出場選手登録を抹消され、この日復帰したばかりだった。中村は1-1で迎えた九回、1死1塁の場面でバントの構えを見せると、森原の投じた真っすぐが抜け頬の辺りを直撃。しばらくうずくまったが、患部を押さえながらベンチ裏に引き揚げ交代。代走に丸山和が送られた。森原は危険球退場となった。

◆DeNAがサヨナラ勝ちした。1―1の延長十回に牧の二塁打などで1死満塁とし、大和が右前打を放って試合を決めた。5番手の上茶谷が4勝目。ヤクルトは八回に追い付いたものの、九、十回の好機を生かせなかった。

◆ヤクルトは、先発で6回1失点にまとめた石川を援護できなかったことが響いた。役割を果たした43歳のベテランは「(一回に与えた)先制点がもったいなかった。チームに勢いを持ってくる投球ができなかった」と責任を背負った。走者を出して何度も好機をつくったが、得点は八回の犠飛による1点だけ。10残塁でサヨナラ負けを喫し、高津監督は「あと一本ですね。チャンスはそこそこつくるが点につながらなかった」と渋い表情だった。

◆DeNAの大和が接戦に終止符を打った。1―1の延長十回1死満塁で、阪口の初球のカットボールを右前にはじき返した。自身2年ぶりのサヨナラ打に「積極的にいこうと決めていた。勝てたので良かった」と胸をなで下ろした。大喜びしなかったのは、九回に森原の投球を顔面付近に受けた中村が交代となっていたからで、「中村選手がああなってしまっていたので、控えさせていただいた」とクールに勝利を味わった。広島から移動しての試合が、今週3度目の延長戦となり「きついです」と疲れを口にし、球場を後にした。

◆ヤクルトは延長十回の末、今季7度目のサヨナラ負けを喫した。先発した石川雅規投手(43)が6回6安打1失点と好投したが、打線が相手先発・平良の前に、好機を作りながらも7回4安打無失点と抑えられ、打ち崩せず。最後は5番手・阪口が1死満塁から大和に右前へサヨナラ打を浴び、敗戦となった。試合後の高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――先発の石川は好投「そうですね。よく粘った、緩急をしっかり使ってね。腕もよく振れていたし、よく投げたと思います」――相手先発・平良を打ち崩せなかった「打ち崩せなかったですね。あと1本ですね。あれだけスコアリングいてね。チャンスはそこそこ作るんですけど、あれだけ残塁が多いとなかなかね。点につながらなかったですね」――最後は阪口が古巣相手に打たれてしまった「まぁ、いろいろ警戒しながらね。延長のビジターなので、非常に難しい場面だったと思います。一発ある打線ですしね。いろいろ警戒しながら投げたとは思いますけども」――死球を受けた中村は「病院に行きました」――打球が当たったのは顔面「顔面ですね。顔ですね」――会話はできていた「会話は、多少はできる。意識もある。自分で歩ける感じです」――ヘルメットぎりぎりに当たったように見えたが、じかに当たった?「ちょっとそこまでわからないですけど、結構腫れているので」

◆ヤクルト・中村悠平捕手(33)が七回の守備から途中出場し、九回1死一塁の第1打席で頭部付近に死球を受けて途中交代した。犠打を試みようと構えたところ、森原が投じた1球目の速球が側頭部付近に直撃。中村はその場に倒れ込み、トレーナーらとともにベンチに下がった。森原は危険球で退場となった。試合後、高津臣吾監督(54)は中村が病院に行ったことを明かし、「顔面ですね。顔ですね。会話は、多少はできる。意識もある。自分で歩ける感じです。顔なので、少し心配ですね。結構腫れている」と説明。この日、体調不良から復帰して出場選手登録されただけに、離脱となれば痛い。

◆台風13号の接近に伴う分厚い雲は横浜スタジアム周辺の高層ビル群を飲み込むほどだったが、DeNA・大和内野手(35)の頭の中は明瞭明快だった。延長十回1死満塁。初球のカットボールを捉え、低いライナーが右前へ弾みサヨナラ打となった。「積極的にいこうと決めていたので、それがいい結果につながったと思います」歓喜に沸くナインを両手で制し、ウオーターシャワーなどを行わず、相手を敬う姿もベテランらしかった。「中村捕手がああいう形で退場になりましたし、あの形が一番よかったと思い、控えさせてもらった」。九回1死一塁で森原が中村へ頭部死球。中村は代走を起用され、退いていた。チームは今週だけで延長戦が3度目。この日は広島から移動後の一戦で体の負担はピークを迎えている。大和も思わず「きついです」と苦笑い。それでも「九回で終えられるように頑張ります」と冗談を飛ばす余裕もある。「頼りになる男です」と三浦監督はベテランに全幅の信頼を寄せた。広島には4ゲーム差に接近。残り19試合で逆転し、本拠地でクライマックスシリーズファーストステージを迎えたい。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
75444 0.630
(↑0.003)
M10
(↑2)
20485
(+4)
369
(+1)
69
(+2)
66
(-)
0.248
(-)
2.690
(↑0.01)
2
(-)
広島
68554 0.553
(↓0.004)
9
(↓1)
16445
(+1)
444
(+4)
86
(-)
71
(-)
0.247
(-)
3.130
(-)
3
(-)
DeNA
63583 0.521
(↑0.004)
13
(-)
19469
(+2)
434
(+1)
95
(+1)
27
(-)
0.250
(-)
3.210
(↑0.02)
4
(-)
巨人
61612 0.500
(-)
15.5
(↓0.5)
19476
(-)
472
(-)
147
(-)
42
(-)
0.257
(↓0.001)
3.630
(↑0.04)
5
(-)
ヤクルト
49733 0.402
(↓0.003)
27.5
(↓1)
18455
(+1)
501
(+2)
103
(-)
57
(-)
0.238
(-)
3.700
(↑0.02)
6
(-)
中日
46734 0.387
(-)
29
(↓0.5)
20338
(-)
433
(-)
57
(-)
32
(-)
0.239
(↓0.002)
3.130
(↑0.04)