広島(★1対3☆)DeNA =リーグ戦24回戦(2023.09.07)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:東 克樹(13勝2敗0S)
敗戦投手:遠藤 淳志(1勝5敗0S)

本塁打
【DeNA】桑原 将志(6号・6回表ソロ),桑原 将志(7号・8回表ソロ)
【広島】末包 昇大(8号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは2回表、ソトの犠飛で先制に成功する。その後同点とされるも、6回に桑原のソロでリードを奪うと、8回には桑原が再びソロを放って貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・東が9回1失点の快投。今季3度目の完投で13勝目をマークした。敗れた広島は、打線がつながりを欠いた。

◆DeNAは6月1日楽天戦から8連勝中、リーグ最多12勝を挙げる東克樹が先発する。東は広島戦で通算3勝3敗の成績だが、3勝はすべて横浜でマーク。敵地のマツダスタジアムでは通算5試合先発して0勝2敗と、いまだ勝利なし。5試合のうち4試合で5回以上投げて1失点に抑える好内容も、いずれも白星にはつながらなかった。DeNAの左投手がシーズン9連勝すれば横浜時代の93年5月9日~7月13日の野村に並んで球団最長となるが、いまだ勝利のないマツダスタジアムで連勝を9に伸ばせるか。

◆DeNA西浦直亨内野手(32)が7日、広島戦に臨む1軍に合流した。7月末にヤクルトからトレードで加入。8月23日に再登録され、同25日の中日戦で移籍後初安打を放ったが、宮崎の復帰に伴って、同31日に抹消された。今季は13試合に出場し、打率1割5分、0本塁打、2打点。チームでは、3日に大田泰示外野手(33)が特例2023の対象選手で抹消。6日には戸柱恭孝捕手(33)、ルーキーの林琢真内野手(22)が特例2023の対象選手で抹消された。

◆DeNA桑原将志外野手が、2試合ぶりの6号ソロを放った。同点の6回無死、カウント2-1から、広島遠藤の速球を左翼席に運んだ。「完璧です。先頭だったので、とにかく出塁することを意識していました。最高の結果となり、良かったです」とコメントした。

◆DeNA東克樹投手(27)が、リーグ独走の13勝目を挙げ、自身9連勝でチームの連敗を3で止めた。広島遠藤と投手戦を展開しながら、テンポ良く、ストライク先行の投球で好投した。9連勝は、球団の左腕では93年野村弘樹に並ぶ最長記録で、30年ぶりの快挙を達成した。最多勝争いでは、2位の広島床田、DeNAバウアー、巨人戸郷の10勝に3勝差をつけた。

◆DeNA桑原将志外野手が、2打席連続アーチで東を強力に援護した。同点の6回無死、広島遠藤から勝ち越しの6号ソロ。1点リードの8回には左翼席へ7号ソロをマークした。17年7月1日の巨人戦以来の1試合2発に「東を援護できたのも良かったですし、チームの勝ちにも貢献できて良かったです」と笑顔で話した。

◆広島は苦手のDeNA東克樹投手を打ち崩せなかった。3回に末包のソロで同点とするも、その後は走者を出しながら追加点を奪えず、今季5戦3敗(0勝)となった。阪神の試合がない日に限れば5連敗と、ゲーム差を広げる結果となった。8日から敵地甲子園で8ゲーム差となった首位阪神と3連戦。新井監督は「1戦1戦、そこは変わらない」と手痛い敗戦にも、懸命に前を向いた。▽広島遠藤(今季最長タイ7回2失点も5敗目)「それなりに投げ切れたと思うのですが、接戦を勝ち切れなかったのはちょっと悔しかった」

◆広島は今季4戦2敗だったDeNA東をまたも打ち崩せなかった。3回に末包が同点ソロを放ち、その後も安打は出た。それでもあと1本が出ずに追加点を奪えずに完投を許した。先発遠藤は7回2失点も、援護なく5敗目を喫した。試合のなかった阪神とのゲーム差は8に広がった。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-久しぶりの先発となった遠藤投手は7回2失点新井監督 登板は空いたんだけど、前回同様ナイスピッチングだったと思います。ツーシームも効果的で、ナイスピッチングです。-打線は東投手を打ち崩せなかった新井監督 やっぱり一番勝っている投手。でも、ヒット自体は8本出ているし、凡打の内容もいい打者が多い。いいピッチャーから良い対応をしていたと思います。-早いカウントから積極的な打撃が目立った新井監督 そこはミーティングで各自備えてもらっている。いい反応ができてたんじゃないかなと思います。-2回の先制点を許した場面は微妙な判定も、会沢捕手の負傷の可能性もあり、リクエストのタイミングを逃したように見えた新井監督 そうだね。アツ(会沢)が気になって、ちょっと出るのが遅れた。そんな感じかな。-末包選手はスタメンが続く中で1本塁打新井監督 今日もいいホームランだったし、まだまだ彼も今から成長していく打者なので、結果を恐れずどんどんスイングしてもらいたいと思います。ナイスホームランでした。-西川選手が室内で打撃を練習した新井監督 今日、強度を上げてバッティングして、何も問題がなかったということだった。でも(試合出場は)明日の状態を見て。その日その日で判断したいと思います。-菊池選手も2試合連続先発から外れた新井監督 キク(菊池)も腫れが残っているので、そこも日々判断しながらオーダーを決めていきたいと思います。-前日実戦復帰した秋山選手は2戦連続実戦出場新井監督 それも明日の状態を見て、判断かな。でも、何もなかったら明日から合流してもらおうかなと思います。GOサインが出たら、明日から来てもらって。-明日から首位阪神3連戦新井監督 1戦1戦。そこは変わらない。

◆DeNA東克樹投手が、今季3度目の完投勝利でリーグ独走の13勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。中5日の先発で広島遠藤と投手戦を展開。テンポ良く、ストライク先行の投球で攻め、8安打を浴びながら最少失点に抑えた。「連打、四球でつながれないように意識した。全球種をうまく投げられた」と充実した表情で話した。球団史に名を刻んだ。6月1日の楽天戦から自身9連勝。球団の左腕では93年野村弘樹に並び、最長で30年ぶりの快挙を達成した。「(記録は)意識してないので、次も勝てるように」と意に介さなかったが、最多勝争いでは2位の広島床田、DeNAバウアー、巨人戸郷に3勝差をつけ、最高勝率とともにタイトル獲得にも大きく近づいた。妻から贈られた験担ぎが、勝利を呼び込む。疲れがたまり始めるシーズン後半戦に入ったころ、「やってみて」と生活雑貨の専門店でも販売される「おきよめのスプレー」をプレゼントされた。「それをやってから勝ってるんで」とこの日の試合前にも20年にトミー・ジョン手術を受けた左肘、左肩、頭にかけ、マウンドで快投した。チームの苦境を救う投球だった。広島に連夜の延長戦でサヨナラ負け。リリーフ陣も疲弊する中、無四球で9回を投げた。「7回が終わって、監督、コーチが来なかったので察して」と覚悟。「8、9回は気合で投げた」と汗をぬぐった。2位広島に5ゲーム差に迫って、CS争いを繰り広げる4位巨人とは2ゲーム差を死守した。【久保賢吾】▽DeNA三浦監督(13勝目を挙げた東に)「最初から最後まで安定した投球だった。ストライク先行でゲームをコントロールしていた。次は10連勝を目指してやってもらいたいです」

◆広島・床田寛樹投手(28)が試合前練習に参加。先発する8日の阪神19回戦(甲子園)に向け、キャッチボールなどで調整した。優勝を争う大一番に向けて「勝つしかない。いつも勝つつもりでいるし大事な試合。プレッシャーは感じていない」と自然体で臨む。前回登板の8月31日の巨人戦(岐阜)は7回6安打2失点(自責0)で黒星を喫しているが、今季はここまで10勝5敗、防御率1・93と好投を続けている。

◆またも広島の夜空にアーチを描いた。DeNAの2番、桑原将志外野手(30)が同点の六回に左翼席へ6号ソロを放ち「完璧です! 先頭だったので、とにかく出塁することを意識していた。最高の結果になってよかった」と拳を握った。1―1の六回先頭で迎えた第3打席。前の2打席は打ち取られていた広島先発の遠藤に対し、カウント2―1からの4球目、内角へと投じられた速球を完璧に捉えた。快音を残した打球は左翼ポール際へと一直線。そのままスタンドに消えていった。このカード初戦となった5日の試合では、3点を追う八回2死一、二塁で左翼席へ起死回生の同点3ランを放った。その2日後、思い切りの良い打撃で再び貴重な一発。右肘を突き出し拳を握る本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を、敵地にも詰めかけたDeNAファンに届けた。プロ12年目の今季、NPB史上524人目となる通算1000試合出場を達成した。中堅守備では球界屈指の守備範囲を誇り、バットでもしっかりとチームに貢献。2021年終了後に4年の大型契約を結んだが、慢心することなく常に全力プレーを続ける30歳だ。ハマのガッツマンが、まだまだチームを勢いづける。(浜浦日向)

◆DeNAが連敗を3で止めた。東が8安打されながら1失点で完投。自身9連勝でリーグ最多の勝利数を13に伸ばした。打線では桑原が六回に勝ち越しソロ、八回には2打席連発となるソロを放った。広島は3連勝を逃した。

◆悔しい形で先制点を失った。騒然とするマツダスタジアム。広島・新井監督のリクエストが間に合わなかった。問題の場面は0─0の二回1死三塁だった。ソトの左犠飛を定位置で捕球した左翼・堂林が本塁へストライク送球。三走・牧はアウトのタイミングだったが判定はセーフに。リプレー検証で判定が覆る可能性があったが...。リクエストは審判が判定をした直後に権利を行使する必要がある。新井監督はクロスプレーで左手を負傷した捕手・会沢の治療後にリクエストを行ったため、今回は審判団は権利の行使を認めなかった。嫌なムードが漂ったが、1点を追う三回無死走者なしで末包が中越えに8号ソロを放って振り出しに戻した。好投手の東からの一発に「まずは塁に出られるように初球から積極的にいきました」と汗をぬぐった。チームは6日までに2試合連続でサヨナラ勝利を飾っており、その勢いをなんとしても8日からの首位・阪神との直接対決3連戦(甲子園)へつなげたいところだった。しかし、1-1の六回に遠藤が桑原の左越えソロを浴びて勝ち越しを許してしまった。1点を追う七回2死三塁でも打席が巡った末包だったが、この場面では見逃し三振に倒れ、同点機を逃す...。結局、チームは広島は3連勝も逃してしまった。(柏村翔)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
74444 0.627
(-)
M12
(↑1)
21481
(-)
368
(-)
67
(-)
66
(-)
0.248
(-)
2.700
(-)
2
(-)
広島
68544 0.557
(↓0.005)
8
(↓0.5)
17444
(+1)
440
(+3)
86
(+1)
71
(+2)
0.247
(-)
3.130
(-)
3
(-)
DeNA
62583 0.517
(↑0.004)
13
(↑0.5)
20467
(+3)
433
(+1)
94
(+2)
27
(-)
0.250
(-)
3.230
(↑0.01)
4
(-)
巨人
61611 0.500
(↑0.004)
15
(↑0.5)
20476
(+5)
472
(+2)
147
(+2)
42
(-)
0.258
(-)
3.670
(↑0.02)
5
(-)
ヤクルト
49723 0.405
(↓0.003)
26.5
(↓0.5)
19454
(+2)
499
(+5)
103
(+1)
57
(-)
0.238
(-)
3.720
(↓0.02)
6
(-)
中日
46733 0.387
(-)
28.5
(-)
21338
(-)
433
(-)
57
(-)
32
(-)
0.241
(-)
3.170
(-)