ソフトバンク(☆3対0★)ロッテ =リーグ戦21回戦(2023.09.06)・福岡PayPayドーム=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:有原 航平(7勝4敗0S)
(セーブ:オスナ(3勝1敗21S))
敗戦投手:西野 勇士(8勝4敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクは初回、今宮の犠飛などで2点を先制する。そのまま迎えた5回裏には、周東の適時打でリードを広げた。投げては、先発・有原が8回4安打無失点の快投で今季7勝目。最後は守護神・オスナが締めた。敗れたロッテは先発・西野が好投を見せるも、打線が沈黙した。

◆ソフトバンク有原航平がロッテ戦に先発する。このカードは日本ハム時代から通算26試合に登板して19勝7敗、防御率2・72。カード別ではオリックス戦に並ぶ最多の白星を挙げ、19年5月30日から6連勝中だ。ロッテ戦の有原は勝敗がつかなかったケースがなく、登板した試合はすべて責任投手になっている。今日は連勝を7に伸ばすか、それとも4年ぶりの黒星か。

◆/鷹党みんなが待っていた\今日一軍初昇格の井上朋也2打席目に待望のプロ初安打を記録!?プロ野球 (2023/09/06)??ソフトバンク×ロッテ??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/cuSGCTSSou

◆ソフトバンク井上朋也内野手(20)がプロ初安打を含む2安打を放ち、堂々の1軍デビューを飾った。プロ初の1軍で「8番一塁」で先発出場。2-0の5回無死の第2打席だった。2球で追い込まれてからの3球目。ロッテ西野が投じた真ん中低め直球を捉え、中前へはじき返した。一塁ベース上では初々しい笑顔を見せた。「とにかくファームで取り組んできたことをやること、そして思い切って自分のスイングをすることだけを考えました。2球で追い込まれてしまいましたが、そこから落ち着いて打つことができました。やっと1本打つことができて良かったです」と振り返った。3-0の6回2死の第3打席でも中前打を放ち、一気に二塁へ滑り込んだ。一度はセーフの判定だったが、ロッテ吉井監督がリクエスト要求。リプレー検証の結果アウトに覆り、プロ初の二塁打はならなかった。それでも、1軍デビュー戦で3打数2安打と躍動。7回の守備から途中交代した。井上は20年ドラフト1位で入団した高卒3年目。花咲徳栄(埼玉)では高校通算50本塁打を放った右の大砲候補だ。今季はウエスタン・リーグで89試合出場し、打率2割5分3厘、9本塁打、38打点。直近では3日の同リーグの広島戦で左中間にサヨナラ本塁打を放つなど、存在感を示していた。▽ソフトバンク森ヘッドコーチ(井上がプロ初スタメンで2安打)「チャンスもまた当然あるやろうし。結果を出してくれて良かったね」

◆ソフトバンク1番周東佑京内野手が「井上おめでとう打法」でタイムリーを放った。2点リードの5回1死二塁。ロッテ西野の直球を中前へ運び、プロ初安打で出塁の二走・井上朋也内野手をホームにかえした。周東は「初スタメンの井上がチャンスを作ってくれたので、絶対に生かそうと打席に入った。自分も若い井上に負けないくらい頑張っていきます」と7歳下の後輩に刺激をもらい、先輩の貫禄を見せた。

◆ロッテの西野勇士投手(32)が7回7安打3失点の好投は見せたが、打線の援護がなく4敗目(8勝)を喫した。先発登板したソフトバンク戦では17年4月1日以来の黒星となった。初回1死から三森、柳田に連打を浴びて1死一、三塁。いずれも追い込んでからの直球を捉えられ、ピンチを背負った。「立ち上がりがもったいない投球だったなと思います」。続く近藤の一ゴロで、6月1日の巨人戦以来となる一塁起用となった佐藤都志也捕手(25)の野選により先制された。さらに今宮の中犠飛で2点目を奪われた。試合前の時点で今季のソフトバンク戦2戦2勝、防御率0・69の相性通り、2回以降は本来の投球を見せた。2回1死からは柳田、近藤の中軸を含む5者連続奪三振。150キロ近い直球や変化球を絶妙に制球した。「5回の先頭を出してしまって、追加点を取られてしまって流れを引き寄せることが出来なかったことが反省点です」。5回先頭で打席に立った20年ドラフト1位の井上にプロ初安打となる中前打を許すと、1死二塁から周東に中前適時打で加点された。「全体としては、ゲームを作れたところは良かったかなと思います」と振り返ったが、打線は散発4安打。6回以降は1人の走者も出すことが出来なかった。今週は3位ソフトバンク、首位オリックスとの6連戦。前日5日には投打がかみ合い7-1と快勝発進したが、ソフトバンクとのゲーム差も再び3差となった。

◆20歳の若鷹が、初物づくしの躍動で、チームに新風を吹き込んだ。ソフトバンク井上朋也内野手(20)がプロ初の1軍で「8番一塁」でスタメン出場し、プロ初安打を含む2安打の活躍を見せた。5回無死の第2打席。わずか2球で2ストライクと追い込まれたが「落ち着いていこう」と自分に言い聞かせ、好球を待った。ロッテ西野の3球目、真ん中低め直球を中前へ。「手に感触は残っている。1本打つことができた」と忘れられない一打となり、プロ初得点となるホームも踏んだ。6回2死の第3打席でも中前打を放ち、この日2安打と堂々のデビューを飾った。試合後、初のお立ち台では記念球を手に無数のフラッシュを浴び「やっとスタートを切ることができた。いろんな人に知ってもらえるように頑張ります」。3位から浮上を狙うチームに、1軍最年少の背番号43が活力を与えた。▽ソフトバンク森ヘッドコーチ(井上がプロ初スタメンで2安打)「チャンスもまた当然あるやろうし。結果を出してくれて良かったね」

◆ソフトバンク有原航平投手(31)が、8回4安打無失点でチーム単独トップの7勝目を挙げた。ロッテ打線に二塁すら踏ませない快投で、自身2試合ぶりの白星。対ロッテは日本ハム時代の19年から7連勝で、カード別最多の20勝(7敗)に到達した。2位ロッテに3ゲーム差に迫り、4位楽天とのゲーム差は2に広げて再び貯金生活に戻した。有原は気迫で"鬼門"を突破した。過去12試合で初回の失点は5度。合計11失点と立ち上がりが課題だったが「初回先頭から三振を狙う気持ちでマウンドに上がりました」。1死から2番藤岡に左前打を浴びるも、3番中村奨を遊ゴロ併殺。「ここ数試合は立ち上がりが悪かったので、とにかく1回だけと思って力を入れて投げました。ちょっと疲れました」と言いながら、涼しい顔で汗をぬぐった。2、5回と先頭打者に出塁を許したが、そこから粘った。チェンジアップ、カットボール、カーブなど多彩な変化球と力強い直球を駆使し、二塁進塁を許さず。終わってみれば8回105球、4安打無失点の快投だ。「前回、ロッテにいろいろな変化球を投げて11安打されたので、もう少しシンプルに。ストレートでファウルを取って変化球を生かすように投げました」。1軍登板は6月からだったが、すでにチームトップの7勝目。今やチームに欠かせない存在だ。これで対ロッテは日本ハム時代の19年5月30日から7連勝。カード別最多の20勝(7敗)に到達した。今季も2戦2勝で防御率は1・88。ともにAクラス入りを果たせばクライマックスシリーズで対決する可能性があるだけに、"鴎キラー"は頼もしい。「自分にとってもチームにとっても大事な1勝だったと思う」と胸をなでおろした。有原の快投で、チームは貯金生活に戻った。今カードは1勝1敗。7日の3戦目でカード勝ち越しを狙う。さらにその後は4位楽天との3連戦。藤本博史監督(59)は「この1週間が正念場と思っている」と話した。まずはAクラス死守。2位浮上も諦めてはいない。【只松憲】

◆ソフトバンクは有原が尻上がりに精度を上げ、8回無失点で7勝目を挙げた。直球、変化球ともに切れがあった。打線は一回に2点を先制し、2―0の五回に周東の適時打で1点を追加。ロッテは散発4安打で零敗を喫した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
71454 0.612
(↓0.005)
M15
(↑1)
23426
(+3)
354
(+4)
93
(-)
39
(+1)
0.249
(↓0.001)
2.710
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
60535 0.531
(↓0.005)
9.5
(-)
25425
(-)
427
(+3)
86
(-)
62
(-)
0.242
(↓0.001)
3.360
(-)
3
(-)
ソフトバンク
59582 0.504
(↑0.004)
12.5
(↑1)
24437
(+3)
424
(-)
88
(-)
54
(+1)
0.247
(-)
3.290
(↑0.02)
4
(-)
楽天
57601 0.487
(-)
14.5
(↑0.5)
25416
(-)
461
(-)
96
(-)
84
(-)
0.243
(-)
3.550
(-)
5
(1↑)
西武
53671 0.442
(↑0.005)
20
(↑1)
22350
(+4)
400
(+3)
77
(+2)
69
(+1)
0.233
(-)
2.950
(↑0.01)
6
(1↓)
日本ハム
53681 0.438
(-)
20.5
(↑0.5)
21408
(-)
411
(-)
88
(-)
65
(-)
0.236
(-)
2.980
(-)