ソフトバンク(★1対7☆)ロッテ =リーグ戦20回戦(2023.09.05)・福岡PayPayドーム=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:小島 和哉(8勝4敗0S)
敗戦投手:スチュワート・ジュニア(3勝5敗0S)

本塁打
【ロッテ】藤岡 裕大(1号・4回表2ラン),山口 航輝(13号・5回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは初回、角中の犠飛で1点を先制する。その後は、4回表に藤岡が2ランを放つと、続く5回には山口のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・小島が7回無失点の好投で今季8勝目。敗れたソフトバンクは、先発のスチュワート・ジュニアが試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。

◆ロッテ30代のベテラントリオの活躍で試合の主導権を握った。左太もも裏肉離れが完治して「1番右翼」で即スタメンの荻野が初回に右前打を放つと、角中の左犠飛で先制のホームイン。4回には藤岡が相手先発スチュワートのスプリットを捉え、21年9月1日西武戦以来約2年ぶりの1号2ランを右中間に運んだ。「バットにボールが良い感じに引っかかってくれました。『抜けろ』と思っていたのですが入ってくれました」と笑顔を見せた。

◆4試合ぶりに先発出場したソフトバンクの新外国人コートニー・ホーキンス外野手だったが、2三振を含む4打数無安打。またしても助っ人のバットから快音は響かなかった。1点を返した最終9回2死から4打席目は左腕鈴木の148キロの直球に見逃し三振。藤本監督は3試合で9打数無安打のホーキンスについて「しんどいね。インコースを攻められて。もう我慢はしません。どんどん入れ替えて行きます」と2軍落ちを示唆した。

◆3位ソフトバンクが2位ロッテとの直接対決3連戦の初戦を落とした。ロッテとは4ゲーム差が開き、試合のなかった4位楽天には1・5差に迫られた。投打ともに精彩を欠き、今季最後の本拠地6連戦は黒星スタート。何とも痛すぎる黒星になった。先発のカーター・スチュワート投手(23)が今季最短4回でマウンドを降り、6安打5四球で3失点。初回から制球に苦しみ、球数も99球を要した。毎イニング先頭打者に出塁を許し、1回1死満塁で角中に先制犠飛。4回2死二塁では藤岡に2年ぶりのアーチを献上した。右腕は今季5敗目、ペイペイドームでは4戦3敗の未勝利。「ボールをうまく操ることができず、球数が多くなってしまった。毎回先頭バッターを出してしまい、攻撃につながるような投球ができなかった。リズムの悪い投球になり、チームに申し訳ない」と猛省した。ロッテ小島と通算9度目の顔合わせでホークス戦初白星を献上した。スチュワートについて藤本監督は「前回(登板)でね、痛みじゃないけど張りがあったから100球程度でやめるっていうことは言っていた。球は強かったと思います」と説明。23歳の若き剛腕にとっても踏ん張りどころと言える。この日の試合前練習からナインは、終盤戦スローガン「頂点いくぞ! 鷹! 鷹! 鷹!」とプリントされたTシャツを着用。球団は「ファンもチームも、すべてのタカが一丸となって王座奪還へ立ち向かおう」とうたったが、皮肉にもわずかに優勝に近づいたのはロッテだった。この1敗を取り返せるのは連勝でのカード勝ち越ししかない。【只松憲】

◆プロ5年目のロッテ小島和哉投手(27)がソフトバンク戦9度目の先発で初勝利を挙げた。7回4安打無失点で8勝目を挙げ「記録はいろいろありますが、勝ったことが一番うれしい。野手の皆さんが早い回で点を取ってくれたので、気持ち的に楽に投げることが出来た」と守備を含めて援護した仲間に感謝。150キロ近い直球やスライダーで6回以降に4奪三振など尻上がりに調子を上げ、先月20日の楽天戦から続く連続無失点も17イニングに伸ばした。▽ロッテ吉井監督(小島自身が下位打線への2四球などを課題に挙げた投球内容に)「細かいことを言えば不満なところはたくさんあるが、大事な試合で抑えられたのは成長を感じる」▽ロッテ藤岡(4回に先発スチュワートのスプリットを捉え、21年9月1日西武戦以来の1発は右中間への1号2ラン)「バットにボールが良い感じに引っかかってくれました。『抜けろ』と思っていたのですが、入ってくれて良かった」▽ロッテ山口(5回に田浦から13号ソロ)「打ったのはストレート。代わりっぱなの初球を振り抜きました。しっかり捉えることが出来て良かったです」

◆ロッテ藤岡裕大内野手(30)が4回2死二塁で右中間に1号2ランを放つなど、3安打2打点の活躍で勝利を導いた。1ストライクからソフトバンク先発スチュワートが投じた低めのスプリットを捉えた。「バットにボールが良い感じに引っかかってくれました。『抜けろ』と思っていたのですが、なんとか入ってくれて良かったです」。昨季はケガで出場機会を大幅に減らしたこともあり、本塁打は21年9月1日の西武戦(ZOZOマリン)以来約2年ぶり。ビジターでの本塁打となると20年8月26日の楽天戦(楽天生命パーク)以来だ。8月は18試合に出場し、打率3割1分6厘、7打点と好調だった。この日も第1打席で四球を選ぶと、第2打席では左翼線二塁打。最後の打席でも中前打を放った。9月に入っても3試合出場で10打数5安打3打点。3四球を選び、出塁率は6割1分6厘だ。「(打撃の)調子は少しずつ上がっていますし、全部勝つ気持ちで毎日試合に臨んでいるのが良い結果になって良かった。小島が辛抱強く投げていたので、打つ方で貢献して楽に投げさせてあげたいと思っていました」。首位オリックスとは9・5差と状況を厳しいが、可能性が消えたわけではない。目の前の1戦必勝が、ロッテナインの共通意識だ。【鎌田直秀】

◆プロ5年目左腕のロッテ小島和哉投手(27)がソフトバンク戦9度目先発で初勝利を挙げた。今季開幕戦での黒星など、20年8月19日の初対戦以降0勝3敗の天敵だった。150キロ近い直球やスライダーで6回以降に4奪三振など尻上がりに調子を上げ、7回4安打7奪三振無失点で8勝目。「記録はいろいろありますが、勝ったことが一番うれしい。野手の皆さんが早い回で点を取ってくれたので、気持ち的に楽に投げることが出来た」と仲間に感謝した。先月20日の楽天戦から続く連続無失点も17イニングに伸ばした。4回には2死一、三塁とピンチも背負った。今宮に二遊間へ痛烈なライナーを喫したが、二塁を守る中村奨吾内野手(31)がダイビングキャッチ。「奨吾さんに助けられました」と守備でも援護を受けた。自身も下位打線から始まった先頭に四球を出した3回無死一塁で、相手バントを素早く処理して併殺を奪うなど、フィールディングも光った。今週は3位ソフトバンク、首位オリックスとの6連戦だ。投打がかみ合ったカード頭の勝利でソフトバンクとは4差。西武に完封負けを喫したオリックスとも9・5差に。小島は「ゼロで7回を投げ切れたことは良かったです。ただ、下位打線に対して無駄な四球を出してしまったので、そこは反省点です」と勝ってかぶとの緒を締めた。【鎌田直秀】

◆ロッテの小島が7回無失点と好投し、ソフトバンク戦プロ初白星となる今季8勝目を挙げた。4安打に抑え、7奪三振。打線は四回に藤岡が2ラン、五回に山口がソロを放った。ソフトバンクはスチュワートが制球に苦しみ5敗目。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
71444 0.617
(↓0.006)
M16
(-)
24423
(-)
350
(+3)
93
(-)
38
(-)
0.250
(-)
2.700
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
60525 0.536
(↑0.004)
9.5
(↑1)
26425
(+7)
424
(+1)
86
(+2)
62
(-)
0.243
(↑0.001
3.360
(↑0.02)
3
(-)
ソフトバンク
58582 0.500
(↓0.004)
13.5
(-)
25434
(+1)
424
(+7)
88
(-)
53
(-)
0.247
(-)
3.310
(↓0.02)
4
(-)
楽天
57601 0.487
(-)
15
(↑0.5)
25416
(-)
461
(-)
96
(-)
84
(-)
0.243
(-)
3.550
(-)
5
(-)
日本ハム
53681 0.438
(-)
21
(↑0.5)
21408
(-)
411
(-)
88
(-)
65
(-)
0.236
(-)
2.980
(-)
6
(-)
西武
52671 0.437
(↑0.005)
21
(↑1)
23346
(+3)
397
(-)
75
(+1)
68
(-)
0.233
(-)
2.960
(↑0.03)