オリックス(★3対4☆)西武 =リーグ戦22回戦(2023.09.06)・ほっともっとフィールド神戸=
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西武
00111001041012
ORIX
0000000303400
勝利投手:今井 達也(8勝4敗0S)
(セーブ:クリスキー(0勝0敗3S))
敗戦投手:黒木 優太(1勝4敗0S)

本塁打
【西武】中村 剛也(14号・4回表ソロ),中村 剛也(15号・8回表ソロ)

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◆西武は3回表、外崎の適時二塁打で先制する。続く4回に中村のソロで加点すると、3-0で迎えた8回にも中村のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・今井が8回途中3失点の力投で今季8勝目。敗れたオリックスは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆オリックス頓宮裕真捕手(26)が自身の応援歌のお披露目試合の第1打席で安打を放った。2回無死、西武今井の4球目カットボールをとらえ、応援に応えるように右翼方向へヒットを打った。これまでは、阪急OBのブーマー・ウェルズ氏の応援歌を使用していた。個人応援歌誕生について、頓宮は「自分のために考えてくれたんで、めっちゃうれしいですし、感謝してます」と語った。昨日は無安打ということもあってか「今日は打てるように」と力を込めていた。応援歌には、頓宮がヒーローインタビューで絶叫したユーチューバーのキングコング梶原雄太の次男・コジサックのギャグ「ほいさー」が歌詞に入っている。「(ほいさーは)気に入っているというか、それでみんなが盛り上がってくれたらいいな。グッズも出たんで」と話す。スタメン発表時に応援歌が披露され、観客席から「ほいさー」のかけ声が響き渡った。観客席にも、頓宮の「ほいさー」と書かれた応援タオルをかかげたファンが目立った。ライトスタンド前列で母とともに応援に足を運んだ頓宮ファンの川添陽平くん(11)も「京セラで売り切れだったから」とこの日、神戸開催となった試合前にタオルを購入し、"推し選手"の活躍に願いを込めた。リーグ首位打者の主軸が新応援歌を背に、3連覇を狙う優勝街道を突っ走る。【中島麗】

◆/見惚れるアーチ\完璧にとらえた打球はライオンズファンのもとへ飛び込んだ!中村剛也の14号ソロホームランで突き放す!?プロ野球 (2023/09/06)??オリックス×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球#seibulions pic.twitter.com/AzI5YpuNXR

◆西武中村剛也内野手(40)が1試合2本塁打を放った。4回、14号ソロを左翼席に放つと、8回に再び15号ソロを放った。これで通算469本塁打となり、1試合2本塁打は今季初めて。40代の選手が1試合2本塁打するのは、西武では史上初となる。▽西武松井監督(40歳中村の1試合2発に)「アーチストですからね。僕らじゃ計り知れない技術。読みもそうでしょうし、しっかりと1発で仕留める集中力と技術。見事だと思います」40歳0カ月の中村が4回に14号、8回に15号。40代でマルチ本塁を記録したのは17年4月12日新井(広島)以来で、西武では初めて。中村のマルチ本塁打は通算44度目となり、8位の土井(西武)に並んだ。また、2本目は40歳8カ月の比嘉から。40代の打者が40代の投手から本塁打は、11年8月18日に金本(阪神)が豊田(広島)から打って以来、12年ぶり。過去に記録しているのは広沢(阪神)と金本だけで、パ・リーグでは初めてのケースだ。

◆/おかわりおかわりもう1杯!\中村剛也の打席、打った瞬間それとわかる一撃が炸裂した神戸の夜空に輝く15号ソロホームラン!?プロ野球 (2023/09/06)??オリックス×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球#seibulions pic.twitter.com/PhVwZKZiOk

◆オリックスは負けても1歩前進した。競り負けて西武に連敗を喫したが、2位ロッテが敗れたため、優勝マジックは1つ減って「15」となった。先発黒木が3回1失点で降板後は本田、近藤、比嘉、宇田川とつないだが、西武中村に2発を浴びるなど3失点。打線は8回に今井の乱調と守備の乱れで無安打で3点をかえしたが、あと1点及ばなかった。中嶋監督は四球がらみで得点したことに「ちょっと兆しが見えたかな。上がり目かなと。残り試合も少ないので、マイナスのこと言っててもしょうがない。もうプラスしかないんで。全員でそこを目指してやっていくしかない」と、黒星も前向きにとらえた。▽オリックス黒木(3度目先発も3回で降板)「バックの守備にも助けてもらって、なんとか粘り強く最少失点で抑えることが出来たと思いますが、もう少し長いイニングを投げられるようなピッチングをしていきたかったです」

◆西武今井達也投手が8勝目を挙げ、チームの最下位脱出に貢献した。スライダーのキレ味が鋭く、8回途中まで9奪三振。1、2回にややボール球がかさんだが「悪いところをしっかり修正して3回から投げられたので、そこは良かったです」と振り返った。8回は4四死球に失策が絡み、3点を奪われた。そこは課題かと問われ「そうですね」とあまり笑顔はなかった。

◆西武のリリーフ陣が耐えて、首位オリックスに連勝した。好投していた先発の今井達也投手(25)が8回に崩れた。四球後、1死を奪うも、そこから3連続四死球。押し出しで1点を失い、なおも1死満塁で3点差。マウンドを下りた。勝負強いオリックス頓宮を迎えたところで、2番手として水上由伸投手(25)が送り出された。しびれる場面だったが「あまり気にしてなかったです」という強心臓ぶりで攻め、二直に打ち取った。続く宗の打球を三塁佐藤龍が後逸し、2点を失った。ただ、正面のゴロ。水上は十分に仕事をした。「前半戦に比べればすごく攻められてるというか、いいところに投げられてるんで」と充実の表情。松井稼頭央監督(47)も「非常に良くなってきた」とほめる。1点差で2死一、二塁。7番杉本を迎えたところで、平井克典投手(31)がマウンドへ向かった。「プレッシャー、かかりますよ。でも今井が頑張ってたんで。やるしかない」大きなスライダーでの空振りから入り主導権を握ると、4球目で二塁ゴロに仕留めた。「腹くくって投げるだけでした」と緊迫の場面を振り返った。9回はクリスキーが1点差を守りきった。いわゆる「必勝リレー」を支えてきた増田や佐藤隼が、再調整で1軍を離れている。まだAクラス入りの望みが消えていない、残り22試合。平井は「目の前を1個ずつ、こつこつ自分の仕事をやっていくだけですね」と落ち着いて話した。【金子真仁】

◆元気にもほどがある。西武中村剛也内野手(40)が14号、15号と今季初の1試合2本塁打を放ち、日本ハムにかわって、チームを最下位から5位に導いた。40代選手の1試合2発は球団初。20代で234本塁打をかっ飛ばしたスラッガーは、30代以降で235本塁打に。若い自分を超えた。円熟味を増した技術は、後進たちのこの上ない手本になる。史上9人目の500本塁打到達まで残り31本。十分に見えてきた。花火を上げろ、中村-。神戸に駆けつけた左翼席の西武ファンがコールし、その中心に白球を落とした。「うまいこと当たってくれて入ったなという感じ」。4つの塁をじっくり踏む。4回、オリックス本田のフォークを運んだ。前夜は獅子党をだいぶ疲れさせた。7回に代打で登場し、空振り三振。西武ファンは左翼席で左右に走る応援をし、その数30往復少々。駆け引きも多く、オリックス小木田との対決には7分弱を要した。「7分!? えっ、まじ!? まじっすか!? そんなに長かったの?」中村本人も目を丸くするほどだ。7分間たっていたことに驚くのは、それだけ打席で集中しているから。「準備、できてますから」とタイムもあまり取らず、次の球に集中する。本拠地ベルーナドームでは打席での虫払いが夏の風物詩。でも中村はそれをすることもほぼない。「白いのが飛んでる時、ありますけどね。高いところ飛んでても、気にならんでしょ」。類いまれなる集中力も生かしながら20代で234発を放ち、30代と40代で235発。全盛期は一体いつなのか。8回、冬で41歳になるオリックス比嘉のカーブに動じなかった。「何となくカーブが来そうというのがあったので。何となくですよ」。読みが当たっても万人が左翼席中段まで運べる訳ではない。「技術は今が一番だと思います」と胸を張るだけあり、引き出しはハンパなく広い。5回裏、球場外に本物の打ち上げ花火が彩った。「そこまでの感情はないっす。花火に関しては」と言いつつ、ベンチスタートの前夜は若手以上に前のめりになって神戸の夜空を眺めた。今日はスタメンだから集中、集中。打席で最高の花火を上げて「打てて良かったです!」といつもの元気な声を届けるまでが中村剛也。お立ち台で「また会いましょう」とファンにほほ笑んだ。【金子真仁】▽西武松井監督(40歳中村の1試合2発に)「アーチストですからね。僕らじゃ計り知れない技術。読みもそうでしょうし、しっかりと1発で仕留める集中力と技術。見事だと思います」40歳0カ月の中村が4回に14号、8回に15号。40代でマルチ本塁を記録したのは17年4月12日新井(広島)以来で、西武では初めて。中村のマルチ本塁打は通算44度目となり、8位の土井(西武)に並んだ。また、2本目は40歳8カ月の比嘉から。40代の打者が40代の投手から本塁打は、11年8月18日に金本(阪神)が豊田(広島)から打って以来、12年ぶり。過去に記録しているのは広沢(阪神)と金本だけで、パ・リーグでは初めてのケースだ。

◆西武中村剛也内野手(40)が1試合2本塁打を放った。4回、14号ソロを左翼席に放つと、8回に再び15号ソロを放った。これで通算469本塁打となり、1試合2本塁打は今季初めて。40代の選手が1試合2本塁打するのは、西武では史上初となる。40歳0カ月の中村が4回に14号、8回に15号。40代でマルチ本塁を記録したのは17年4月12日新井(広島)以来で、西武では初めて。中村のマルチ本塁打は通算44度目となり、8位の土井(西武)に並んだ。また、2本目は40歳8カ月の比嘉から。40代の打者が40代の投手から本塁打は、11年8月18日に金本(阪神)が豊田(広島)から打って以来、12年ぶり。過去に記録しているのは広沢(阪神)と金本だけで、パ・リーグでは初めてのケース。

◆西武・中村剛也内野手(40)が出場4試合ぶりの一発となる14号ソロを放った。1-0の四回先頭から代わったばかりの本田のフォークを捉えて左翼席にたたき込み「打ててよかったです」と振り返った。歴代12位で、現役最多の通算本塁打数を468に伸ばした。

◆今季のほっともっと神戸での公式戦はこれがラスト。声をからしてファンに白星を届けるべくオリックスナインは戦ったが、五回終了時の花火まで見せ場を作れなかった。「気負わずに、中継ぎで投げたときのような感じで行きたいと思っている。一人一人しっかり抑えていきたい」そう意気込んだ黒木優太投手(29)は、5月11日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来となる約4カ月ぶりの先発だった。7年目の今季、中継ぎからスターターに転向。開幕前から睡眠や食事など、ありとあらゆる部分をモデルチェンジし、真っ新なマウンドに懸けてきた。一回1死二塁のピンチは切り抜けたが、三回に捕まった。先頭の古賀に右翼線への二塁打を許す。その後1死一、三塁とされると、外崎にも右翼線に運ばれる適時二塁打で1点を失った。中嶋監督は早々に黒木を諦め、四回から2番手・本田へとスイッチする。だが、その右腕が中村に左翼へのソロを被弾。続く五回にも1点を失い、左翼席に陣取る西武ファンの歓声ばかりが夜空に響いた。ここまで9月は4試合で4得点と低調な打線は、この日も今井の前に抑え込まれた。新しく応援歌ができた頓宮が2打席連続安打と気を吐くも、本塁が遠い。3連覇に向けて首位を快走しているが、右翼スタンドからは「根性入れろよ」と檄が飛んだ。0-4とリードされた八回に3点を返したものの、あと一歩及ばず。西武相手に連敗となった。(北池良輔)

◆西武が最下位を脱出した。三回に外崎の適時打で先制し、中村が四回と八回にソロ本塁打を放った。今井は7回1/3を3失点で自己最多に並ぶ8勝目。オリックスは計4安打と打線が振るわず、八回に1点差に迫るのがやっとだった。

◆西武・今井達也投手(25)が八回途中4安打3失点(自責1)、9奪三振で自己最多に並ぶ8勝目。打線の援護を受けて7回まで無失点も、4点リードの8回に突如乱れ3四死球などで失点し131球で降板となった。それでも救援陣がリードを守ってチームの最下位脱出に貢献し「一、二回に悪いところをしっかり修正して三回から投げられてよかった」と振り返った。

◆今季のほっともっと神戸での最終戦。5位の西武に痛恨の2連敗を喫し、五回終了時の花火だけが色濃く残ったが、オリックス・中嶋監督は前を向いた。「残り試合も少ないので、マイナスのことを言ってもしようがない」0-4の八回2死満塁から森の押し出し四球、宗の三ゴロが失策を誘って1点差まで迫るも、反撃はここまで。散発4安打でファンのため息がこだました。2位ロッテが敗れて優勝へのマジックナンバーは一つ減って15。ただ9月は5試合で25安打7得点とバットが湿っている。8日からは、敵地でのロッテとの直接対決に挑む。指揮官は「(この日は3得点で)上がり目かなとは思う。プラスしかありませんので、そこを全員で拾っていくしかない」と結んだ。2位とは9・5ゲーム差あるが、まだまだほっとできない。(北池良輔)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
71454 0.612
(↓0.005)
M15
(↑1)
23426
(+3)
354
(+4)
93
(-)
39
(+1)
0.249
(↓0.001)
2.710
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
60535 0.531
(↓0.005)
9.5
(-)
25425
(-)
427
(+3)
86
(-)
62
(-)
0.242
(↓0.001)
3.360
(-)
3
(-)
ソフトバンク
59582 0.504
(↑0.004)
12.5
(↑1)
24437
(+3)
424
(-)
88
(-)
54
(+1)
0.247
(-)
3.290
(↑0.02)
4
(-)
楽天
57601 0.487
(-)
14.5
(↑0.5)
25416
(-)
461
(-)
96
(-)
84
(-)
0.243
(-)
3.550
(-)
5
(1↑)
西武
53671 0.442
(↑0.005)
20
(↑1)
22350
(+4)
400
(+3)
77
(+2)
69
(+1)
0.233
(-)
2.950
(↑0.01)
6
(1↓)
日本ハム
53681 0.438
(-)
20.5
(↑0.5)
21408
(-)
411
(-)
88
(-)
65
(-)
0.236
(-)
2.980
(-)