中日(★0対1☆)阪神 =リーグ戦22回戦(2023.09.06)・バンテリンドーム=
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阪神
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中日
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勝利投手:才木 浩人(7勝5敗0S)
(セーブ:岩崎 優(3勝2敗29S))
敗戦投手:小笠原 慎之介(7勝10敗0S)
  DAZN
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◆阪神が5連勝。阪神は初回、森下の適時打で先制する。投げては、先発・才木が6回4安打無失点の好投。その後は4人の継投で完封リレーを展開し、才木は今季7勝目を挙げた。敗れた中日は先発・小笠原が7回1失点の好投を見せるも、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆打撲で離脱している阪神近本光司外野手(28)が、バンテリンドームでフリー打撃を行った。岡田監督が見守る前で18スイング。練習後に取材に応じ「しっかり確認できたなと思います」と語った。試合は2戦続けてベンチ外となった。前日5日には室内で確認程度に打撃練習を行っていた。「昨日より確認できたと思います」と繰り返した。8日からの広島戦(甲子園)に向けては「出る、出ないは監督が決めることなので、僕が決めることじゃないので」とし、自身の状態も「試合に入ってみないと分からない。バッティング練習で状態はあんまり判断できないと思うので」と話すにとどめた。近本は3日のヤクルト戦(神宮)、7点リードの9回に左腕山本から右脇腹付近に死球を受け、途中交代。4日の午前中に都内の病院を受診し、打撲であることが判明していた。前回7月に死球を受け肋骨(ろっこつ)骨折となった箇所とは「ちょっとズレてるみたい」と、岡田監督は説明していた。

◆優勝マジック14で、4連勝中の阪神のスタメンが発表された。小野寺暖外野手(25)が今季初の「1番中堅」で出場する。前日5日の同戦で同打順を務めた森下翔太外野手(23)は「3番右翼」で先発。また、死球で打撲の診断を受けた近本は、この日もベンチ外となった。

◆熱烈中日ファンのSKE48日高優月(25)が始球式に登板した。「SKE48としての最後の始球式は、過去イチのボールを投げたいと思います!」と話して臨んだマウンド。ノーバウンド投球こそならなかったが、47キロを真ん中に投げ込んだ。「今回で4回目。感謝の気持ちを込めて投げました。魂のこもった渾身(こんしん)のストレート。過去の中でイチバンよかったと思います」と振り返った。日高は愛知県出身で、13年にSKE48の6期生としてデビュー。10月末でのグループ卒業を発表している。

◆今季初の「1番中堅」で出場する阪神小野寺暖外野手(25)が、初回からリードオフマンの仕事を果たした。第1打席、カウント1-2から左腕小笠原の129キロ変化球を捉えて中前打。2番中野の犠打で二塁に進んだ。直後、3番森下が三遊間を破る左前打を放つと一気に三塁を回り、間一髪のタイミングで生還した。前日5日に1番を務めた森下も初回から安打で出塁し、先制のホームを踏んでいた。近本が2戦連続の欠場となった中、"代役1番"が連日、打線に活気を与えた。

◆阪神才木浩人投手(24)が約1カ月ぶりの先発で、6回4安打無失点と試合を作った。初回に味方が1点を先制したが、その後は両軍無得点の投手戦。「先制してもらった1点を守るためにもとにかく抑えたかったです。ランナーを出してしまっても野手の方の守備に助けてもらいながら、なんとか無失点で投げきることができました」。腰の張りで2軍調整を続けた中、8月10日巨人戦(東京ドーム)以来の1軍戦。直球の最速は154キロを記録するなど、万全の状態を示した。球数が89球に達した所で、7回に代打が投入。自身プロ最多となる7勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

◆阪神が中日に競り勝って5連勝。貯金は今季最多を更新する「30」となった。広島が勝利したため、優勝マジックは1つ減って13となった。1回に先手を取った。3日のヤクルト戦で右脇腹に死球を受けた近本が2試合連続でベンチを外れた。代わって1番に入った小野寺暖外野手(25)が中日小笠原から中前打で出塁。続く中野拓夢内野手(27)の犠打で得点圏に進むと、3番森下翔太外野手(23)の左前打で先制のホームを踏んだ。最後までこのリードを死守。先制すると強い阪神は、今季先制試合は53勝14敗3分けとなった。約1カ月ぶりの1軍登板となった先発才木浩人投手(24)は6回4安打無失点と好投。自己最多の7勝目を手にした。バンテリンドームでは2017年以来、6年ぶりにシーズン勝ち越しが決定した。阪神が今季成績を74勝44敗4分けとし、貯金を30の大台に乗せた。シーズン中に貯金30以上を記録したのは、37年秋、39年、47年、52年、03年、05年に続き、18年ぶり7度目。直近の2シーズンは、そのままVでゴールしている。岡田監督は05年に続き2度目で、阪神の監督としては37年秋、39年の石本秀一監督以来2人目。2リーグ分立後は初だ。巨人に13ゲーム差を覆され優勝を逃した08年の最多貯金は29で、今季の阪神は悪夢のこのシーズンの貯金を上回った。なお前回の岡田監督時代の貯金最多は、05年の33。2リーグ分立後最多は03年の40。球団最多は、1リーグ時代47年11月12日の貯金42で、79勝37敗3分けという成績だった。阪神が今季バンテリンドームでの中日戦を7勝3敗とし、勝ち越しを決めた。17年の6勝5敗以来、6年ぶり6度目。過去の同球場での年間最多勝利は7勝(07、08年)。貯金最多は08年の3(7勝4敗1分け)で、2試合を残す今季はそれぞれ更新の期待もかかる。

◆接戦をものにし、虎党も大満足だ。試合後、バンテリンドームに残った左翼席の阪神ファンから「アレ! アレ! タイガース!」とコールが響いた。前カードヤクルト戦の神宮、前日5日にも同様のコールが行われていた。さらに「いいぞ! いいぞ! 応援団!」のコールも。試合後も熱気にあふれていた。

◆中日は今季20度目の完封負けで対阪神5連敗となった。立浪和義監督(54)は「初回の1点だけだったので。どこかで点を取らないと」と険しい表情を浮かべた。初回の1点が重くのしかかった。4回1死から安打で出塁した細川は続く石川昂の三塁進塁も狙えた左前打で自重。さらに5番カリステの深い右飛でもタッチアップできず、才木攻略の機会をつぶした。6回無死一塁では細川がフルカウントから四球を選ぶが、この投球がワンバンドとなり、一塁方向へ。スタートを切っていた一走岡林はそれを見て、三塁を狙ったがタッチアウト。この場面は逆にチャレンジが裏目に出て、一気にチャンスはしぼんだ。指揮官は2つの走塁について「本人(細川)も行こうとは思ってたと思う。打球判断ができるようにやっていきたい」と今後の課題とし、岡林の場面は「行けると思った。思い切っていった結果」と責めることはなかった。それでもチームの歯車はなかなかかみ合わない。借金は27と膨らんだ。▽中日小笠原(7回1失点で3年連続規定投球回に到達も10敗目)「初回の立ち上がりがすべてです。2回以降は木下さんにうまく引っ張ってもらいました」

◆阪神が中日に競り勝って5連勝を飾った。貯金は今季最多を更新する「30」。1番に起用した小野寺暖外野手(25)が初回、中安で出塁すると3番森下翔太外野手(25)が左前へ先制適時打。この1点を守り切った。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。-1点を投手陣が守った「えぇ? もうお前、今日はお前、(安打)何本打ったんや。11本? もうな、どっかで1本で取ったら。初回も、あいつ(先発の小笠原)が一番そうやったけどな。楽にいけたのにな。バントは失敗するし、走塁ミスやるし(笑い)こんなゲームになるわな」-1番小野寺はチャンスメーク「いやいや、初回からな。こないして塁に出るんやから」-小野寺の起用は、相手投手との兼ね合いで「兼ね合いって、初めてやんか。兼ね合いって、みたらわかるやんか。小笠原は初めてやんか」-昨日は1番に入れた森下が3番で機能した。狙いは「狙いって、そんなん、あさって(近本に)1番代えるだけでええやんか。そんなん当たり前のことやんか、狙いじゃないよ、そんなんお前。徐々に近本戻ってきたらベストのメンバーにするいうことやろ。そんなん別にお前、奇襲も何もしてないやん、そういうことやんか」-森下は初回適時打で期待に応えた。「まあ、期待に、うん、そんなん期待に応えてて、まあまあヒット打ってるんやから、タイムリーやからな、唯一の。それはまあ、ずっとそういうポジションおったわけやから、打ってたわけやから、別に何もしてない、普通通りにやってるだけやから」-森下はどこの打順でもきちっとこなしている「うん、どこの打順いうても、そんなん、お前」-先発の才木だが「え、もう急に(話が)才木になったの。何? わからんなあ」-久しぶりの登板だったが「あんまりよくなかったなあ。うん。何かちょっとおかしかったよな。よう、あそこまでゼロでいった方やろうな」-交代のところも球数だけではなく状態も見て「いやいや、(7回に)打順まわってきたからや。別に完投さす必要ないからな。まあ、久しぶりの1軍の登板やろ。だから、打順まわってきたら、そら代えるよ。6回以降になったらな。ほかのブルペンもみんな残っとるわけやから。明日もないしな、ゲーム」-近本に2試合無理をさせない中で「無理させないんやなくて、出れないんや。打撲やから。そやで、そんなんぶつけられて出れないって」

◆阪神佐藤輝明内野手が今季28度目のマルチ安打を決めた。4回と6回に中前打。「よかったです」と喜びをかみしめた。これでプロ入りから3年連続となるシーズン100安打に王手をかけた。9月は5試合で18打数7安打、打率3割8分9厘。好調をキープする「秋男」が虎の5番に欠かせない。

◆阪神の守護神岩崎優投手が自己最多の29セーブ目を挙げた。1点リードのしびれる場面で登板。2アウトから自身の悪送球で2死一塁としたが、最後は代打鵜飼を空振り三振に仕留めて左拳を握った。昨季自身がマークした球団左腕最多の28セーブを更新。すでに53試合登板という頼もしい左腕は「しっかりじゃないけど、ゼロで良かったです。(自己最多セーブは)1つずつ。まだ試合があるので」と表情を崩すことはなかった。

◆阪神岡田彰布監督は5連勝にもおかんむりだった。試合後、開口一番に「今日、何本打ったんや。11本?」と、苦笑い。11安打で初回の1点のみとつながらなかった打線に苦言を呈した。「もうな、どっかで1本出とったら。バントは失敗するし、走塁ミスやるし、こんなゲームになるわな」。5回無死二塁から才木がバント失敗し三塁に送れず。続く小野寺の安打で1死一、二塁も中野の中堅へのライナーで二塁走者才木が飛び出し、戻れず併殺となった。9回無死一塁では木浪が捕手前にバントも併殺打。4回以降、毎回安打も追加点が奪えなかった。2日の神宮でのヤクルト戦後は「(9月は)勝った負けた、になってくる」と内容よりも勝つことと話していた。だが、アレへのプレッシャーやその後の短期決戦を勝ち抜くためにも、この日のような攻撃ではダメだと言わんばかりだった。

◆打撲により2試合連続でベンチから外れた阪神近本光司外野手(28)が、8日の広島戦(甲子園)からスタメン復帰する可能性が高くなった。試合後に岡田監督が、1番小野寺、3番森下の並びにした意図について「あさって1番替えるだけでええやんか。当たり前のことやんか。近本戻ってきたらベストのメンバーにするいうことやろ」と話した。背番号5は試合前にフリー打撃で18スイング。「昨日より確認できた」と感触を確かめていた。

◆阪神桐敷拓馬投手が節目の10ホールドを挙げた。1点リードの8回に4番手で登板。先頭大島に中前打を許したが、岡林を併殺打、細川を空振り三振に仕留め結果的に3人で終えた。「8回の男」の仕事を果たし「先輩たちがゼロで抑えてくれていたので、自分もザキさん(岩崎)につなぐことだけを考えていた。ゲッツー取れたんで良かったです」とうなずいた。4試合連続無失点で今季20試合登板に到達した。

◆阪神小野寺暖外野手(25)が足で、バットでリードオフマンの役割を果たした。不動の1番近本が3日に右脇腹に死球を受け「打撲」で戦線離脱している中、プロ通算97試合目で、初めて1番中堅でスタメン起用された。初回、左腕小笠原の低めチェンジアップを中前打とし、いきなり1番打者の仕事を遂行。「うしろにいい打者がいるので、まずはチャンスメークを考えていた」と初回から意識したのは「つなぎ」だ。塁上でも目をギラつかせた。中野の犠打で二塁進塁。3番森下の打球が三遊間を抜けるとスイッチオン。三塁ベースを蹴ると、腕を回す三塁コーチャーの藤本内野守備走塁コーチを見てさらに加速した。中日左翼大島からの返球が少し一塁側へそれると、迷わずホームにヘッドスライディング。「大事な1点が取れて良かった」と貴重な先制点をもぎ取った。前日5日には森下が1番に起用され、こちらも初回に安打を放ち先制点につなげていた。打線を引っ張ってきた選手会長がいなくても、代役1番が連日の躍動。「明後日、1番替えるだけでいい」と、8日広島戦から1番近本の復帰を見据え、1番小野寺を起用した岡田監督も、うれしい誤算に違いない。チームにとって近本の不在は痛手でも、小野寺にとってはチャンスだ。今季は31試合の出場にとどまるが、打率は3割4分6厘。5回には右前打を放ち、今季4度目となる1試合複数安打を記録した。「まだまだしがみつく立場ですし、明日からもしっかり練習したい」。背番号60のがむしゃらさが、虎に活力を与えた。

◆阪神 同点のピンチで島本が2球で火消しを決めた。1点リードの7回、2番手石井が2死二塁とされた場面でリリーフ。左の代打宇佐見に対し、1ボールから134キロ変化球で二ゴロに打ち取った。「2アウトなので目の前のバッターを抑えるだけでした。ゼロでつなげてよかった」。今季11ホールドで、才木の7勝目をアシストした。

◆08年超えの貯金30や! 阪神が中日に競り勝って5連勝で、アレへのマジックを「13」とした。初回に3番森下翔太外野手(23)が左前に先制タイムリーを放った。1-0勝利の決勝打は3度目で球団新人では初となった。バンテリンドームでは17年以来、6年ぶりのシーズン勝ち越しが決定した。勝負強い。3番に座った森下が初回、中日小笠原の立ち上がりを仕留めた。1死二塁、146キロ直球を引っ張り込んだ。自身3試合連続安打は三遊間を破る先制&決勝の左前適時打。「暖さんもよく走ってくれました。ありがとうございますって感じです」。本塁ヘッドスライディングで生還した先輩小野寺に感謝を忘れなかった。この1点を守り切る"スミ1"で完封勝ち。今季自身3度目となる「1-0」勝利の決勝打を放った。年間3度は球団タイで新人初となる快挙。ここぞの場面で打席が回ってくるのは、黄金ルーキーの宿命なのかもしれない。「3番に入った時点でチャンスで回ってくると思っていた。これは絶対モノにしたいなと思って打席に入りました」岡田監督は「タイムリーやからな、唯一の。ずっとそういうポジションおったわけやから、打ってたわけやから。別に何もしてない、普通通りにやってるだけやから」とべた褒めしない。前日は打撲でベンチ外だった近本の代役で1番に座り2安打。5試合ぶりの3番でも、すぐさま結果を残した。もはや驚きはない。「3番とか6番だろうが気持ちの変化はないです。どこ任されても打てるような準備でやっています」とメンタルは常に一定だ。東海大相模の3学年先輩、小笠原とはこれで8打数5安打、打率6割2分5厘。「相性がいいのか分からないけど、このままいけるように」と笑った。8回には三塁へのゴロを内野安打とし、マルチ安打を決めた。どんな場面でも全力疾走を-。少年野球のころから教え込まれたスピリットを、プロになった今でも忘れてはいない。「当たり前のことを当たり前にやる選手がいい選手。アウトでも全力で走るところに意味がある。そういう姿を見せられたら」5連勝で優勝マジックは13。貯金は今季最多30で、05年以来18年ぶりとなり、歴史的V逸となった08年も超えた。鬼門と言われ続けてきたバンテリンドームでも6年ぶりに勝ち越し。1日休みを挟み、8日からは2位広島との3連戦。背番号1は、まだまだ新しい景色を見続ける。【中野椋】ルーキー森下が初回に決勝打を打ち、阪神が1-0で勝利。森下の1-0V打は、5月20日広島戦、7月9日ヤクルト戦に次いで今季3度目。シーズン3度の1-0V打は昨季の大山(阪神)以来だが、新人では41年村上(南海=4度)に次いで82年ぶり2人目。2リーグ制後の新人では2度が過去9人いたが、3度は森下が初めて。阪神が今季成績を74勝44敗4分けとし、貯金を30の大台に乗せた。シーズン中に貯金30以上を記録したのは、37年秋、39年、47年、52年、03年、05年に続き、18年ぶり7度目。直近の2シーズンは、そのままVでゴールしている。岡田監督は05年に続き2度目で、阪神の監督としては37年秋、39年の石本秀一監督以来2人目。2リーグ分立後は初だ。巨人に13ゲーム差を覆され優勝を逃した08年の最多貯金は29で、今季の阪神は悪夢のこのシーズンの貯金を上回った。なお前回の岡田監督時代の貯金最多は、05年の33。2リーグ分立後最多は03年の40。球団最多は、1リーグ時代47年11月12日の貯金42で、79勝37敗3分けという成績だった。阪神が今季バンテリンドームでの中日戦を7勝3敗とし、勝ち越しを決めた。17年の6勝5敗以来、6年ぶり6度目。過去の同球場での年間最多勝利は7勝(07、08年)。貯金最多は08年の3(7勝4敗1分け)で、2試合を残す今季はそれぞれ更新の期待もかかる。

◆虎の剛腕が帰ってきた。阪神才木浩人投手(24)が、約1カ月ぶりの1軍戦で自身プロ最多となる7勝目を挙げた。「(坂本)誠志郎さんとかも、思い切ってこいと話もしてもらった。そういう意味でも、何も考えることなく思い切って攻められたことは良かった」腰の張りで2軍調整を続けてきた中、8月10日巨人戦(東京ドーム)以来となる1軍復帰戦。初回、相手先発小笠原から味方が先制点を挙げたが、以降は両軍無得点の投手戦となった。6回89球を投げきり、4安打無失点に抑えた。今季初めてバッテリーを組んだ捕手坂本が好送球で三塁進塁を防ぐなど、野手にも支えられての粘投。「今日は本当に野手の皆さんのおかげです」と感謝した。岡田監督は「あまりよくなかったなあ。何かちょっとおかしかったよな」としながらも「よう、あそこまでゼロでいった方やろうな」と、粘りをたたえた。それでも初回から11球中9球で投じるなど、直球で攻めた。この日の最速は154キロを計測。自身も信頼を置く1球は、キャッチボールからこだわっている。遠投では「マウンドで投げているようなイメージ」と強いリリースを意識。一転して、距離を縮める際には「バスケみたいなイメージ」と、フワッとした軽い山なりのボールで徐々に近づいていく。「距離感の感覚で、空間的な認識の問題。18・44メートルある距離で、どれぐらいの感じで投げたらコントロールできるかというイメージ」。マウンド距離へ出力の「微調整」を終えると、最後は変化球も交えて立ち投げでの全力投球で締める。練習時から行うルーティンが、渾身(こんしん)の1球につながっている。昨年7月、右肘のトミー・ジョン手術から復帰星を挙げた同球場で、キャリアハイ7勝目を達成。「まだ途中なので。これからもっと勝ち星つけていけるように頑張っていきたい」と、さらなる飛躍を宣言した。【波部俊之介】

◆3日のヤクルト戦(神宮)で右脇腹付近に死球を受け、打撲と診断された阪神・近本光司外野手(28)が試合前にフリー打撃練習を行った。前日5日の中日戦は欠場。試合前練習には参加し、キャッチボールや室内での打撃練習などで状態を確認した。この日はキャッチボールや外野で打球処理を行った後、ティー打撃。その後、打撃ケージの中に入り、フリー打撃を開始した。18スイングで柵越えはなかったが、岡田監督やコーチ陣が見守るなかで力強い打球を連発した。

◆阪神は才木浩人投手(24)が先発のマウンドに上がる。今季はここまで15試合に先発して6勝5敗で防御率は2・23。腰の張りなどで1軍での登板は8月10日の巨人戦(東京ドーム)以来となるが、復活のマウンドで自己最多の7勝目を目指す。3日のヤクルト戦(神宮)で左脇腹に死球を受け、打撲の診断を受けた近本光司外野手(28)は2試合続けてベンチを外れた。代わりに小野寺暖外野手(25)が「1番・中堅」で出場。プロ初となる1番に座り、近本不在の穴を埋める。

◆3日のヤクルト戦(神宮)で右脇腹付近に死球を受け、打撲と診断された阪神・近本光司外野手(28)が試合前に練習を行い、終了後に取材に応じた。打撲と診断後、初めてグラウンドでフリー打撃練習を行い、「しっかり確認できたと思います。(室内でするのと)全然違いますね。(打つ)ペースが違うので」と話した。前日5日も試合前練習に参加し、キャッチボールや室内での打撃練習などで状態を確認。この日はキャッチボールや外野で打球処理、軽めの走塁練習をし、ティー打撃。その後、フリー打撃で18スイングした。中日戦のベンチメンバー外となり、2試合連続で欠場。患部の状態については「試合に入ってみないとわからない。バッティング練習で状態はあんまり判断できないと思うんで」と話した。現状では8日の広島戦(甲子園)で試合に復帰する見込みだが、「出る出ないは監督が決めることなんで」とした。

◆阪神の上位打線で効率よく先制点を挙げた。一回、プロ初の1番に入った小野寺暖外野手(25)が中前打で出塁し、中野が犠打で送って1死二塁。ここで森下翔太外野手(23)が東海大相模高の先輩の中日・小笠原から三遊間を抜ける左前適時打を放って先制に成功した。「これまでの対戦で良いイメージがありましたし、その中で配球も考えながらしっかり捉えることができてよかったです。(小野寺)暖さんもよく走ってくれました」。その後も、4番・大山が中前打、佐藤輝は四球を選んで満塁と好機は続いたが、ノイジー、坂本が凡退し、追加点とはならなかった。

◆阪神・才木浩人投手(24)が6回4安打無失点と好投した。四回1死から連打で一、二塁のピンチを招くも後続を断った。六回には先頭の岡林に左前打。続く細川への8球目が暴投となり、ファウルゾーンへ。一走の岡林が三塁を狙ったが、処理した坂本が冷静に三塁に送球してアウトにした(記録は走塁死)。才木は8月10日の巨人戦(東京ドーム)で八回途中2失点で6勝目を挙げたが、腰の張りのため翌日に登録抹消。この日が1カ月ぶりのマウンドだったが、150キロ超の直球を軸に竜打線を封じた。七回の攻撃で代打が送られて交代となり、自己最多の7勝目権利を保持して降板した。

◆中日・小笠原慎之介投手(25)が7回まで111球を投げ、8安打を許しながら1失点にとどめて降板。先発の役割を果たした。ストライク先行の投球で試合をつくった。一回の立ち上がりで小野寺の左前打と犠打で1死二塁。森下にカウント1ー2からチェンジアップを左前にはじき返されて先制を許した。4番・大山にも中前打を許すと佐藤輝には四球を与えて満塁のピンチ。ここでノイジーを二ゴロ、坂本を空振り三振に仕留めて最少失点で切り抜けた。二回から四回までは打者を3人ずつで抑えていき、五回は1死一、二塁で中野を中飛併殺に抑えて脱出。5イニングを投げたところで3年連続の規定投球回到達となった。六、七回も安打を許しながらもゼロに抑えて、七回の攻撃で代打を送られ、降板となった。この日の登板前まで4試合で7勝9敗、防御率3・33と黒星が先行し、挽回を狙ったなかの登板で打線の援護に恵まず0-1とビハインドでの降板となったが、存在感は示した。

◆阪神は虎の子の1点を守り切り、零封勝ち。今季5度目の5連勝とし、貯金は2005年以来の「30」とした。広島-DeNA(マツダ)が試合終了前の時点で優勝のマジックナンバーを1つ減らし、「13」とした。打線は一回にプロ初の1番に座った小野寺の安打からチャンスを作り、森下がタイムリーを放ち、先制した。先発の才木は150キロ超の直球と変化球のコンビネーションで竜打線を封じ、6回3安打無失点と好投。キャリアハイの7勝目をマークした。中継ぎも石井、島本、桐敷、守護神・岩崎と無失点リレーでホームを踏ませなかった。

◆阪神が5連勝。優勝マジックを「13」とした。一回、プロ初の「1番」に入った小野寺暖外野手(25)を二塁に置いて、D1位・森下翔太外野手(23)=中大=の左前適時打で挙げた1点を守り抜いた。6回無失点の才木浩人投手(24)は自己最多の7勝目(5敗)。七回2死二塁の窮地を島本浩也投手(30)がしのぎ、八回は桐敷拓馬投手(24)がつなぎ、岩崎優投手(32)はキャリアハイの29セーブ目を挙げた。チームは15度目の完封勝利で「1ー0」は5度目。2試合を残して、7勝3敗とし、2017年以来、6度目のバンテリンDでの勝ち越しを決めた。8日から甲子園で、2位広島との3連戦に臨む。87勝54敗5分でリーグ優勝を決めた05年以来の貯金30の大台に乗せた岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=74勝44敗4分、観衆=2万8915人)。ーー1点のリードを投手陣が守った「えぇ? 今日はお前、何本打ったんや。11本? もうな、どっかで1本打ってたら。バントは失敗するし、走塁ミスやるし(笑)。こんなゲームになるわな」(才木が五回無死二塁で犠打失敗で三塁憤死。さらに1死一、二塁から中飛で二走として帰塁できずに併殺。九回無死一塁ではバントを試みた木浪が捕ゴロ併殺)ーー1番・小野寺はチャンスメークは「初回からな。こないして塁に出るんやから」ーー小野寺は、相手投手との兼ね合いで「兼ね合いって、初めてやんか。見たらわかるやんか。小笠原は初めてやんか」ーー5日は1番で機能した森下を3番。狙いは「狙いって、そんなん、明後日、1番代えるだけでエエやんか。そんなん当たり前のことやんか、狙いじゃないよ、そんなんお前。徐々に近本戻って来たら、ベストのメンバーにするいうことやろ、そんなん別にお前、奇襲も何もしてないやん、そういうことやんか」ーー森下は期待に応えた「まあまあヒット打ってるんやから、タイムリーやからな、唯一の。ずっと、そういうポジションおったわけやから、打ってたわけやから、別に何もしてない。普通通りにやってるだけやから」ーーどの打順でも、こなしている「うん、どこの打順言うても、そんなん、お前」ーー才木は「え、もう急に才木になったの。何? わからんなあ」ーー久しぶりの登板(8月10日の東京Dでの巨人戦以来)「あんまり、よくなかったなあ。何かちょっとおかしかったよな。よう、あそこまでゼロで行った方やろうな」ーー交代も球数(89球)だけではなく状態も見て「いやいや、打順まわってきたからや。別に完投さす必要ないからな。久しぶりの1軍の登板やろ。だから、打順まわってきたら、そら代えるよ。六回以降になったらな。ほかのブルペンもみんな残っとるわけやから。明日もないしな、ゲーム」ーー近本に2試合無理をさせない中で「無理させないんやなくて、出れないんや。打撲やから。そやで、そんなんぶつけられて出れないって」

◆現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(75)は七回2死二塁で阪神・島本浩也投手(30)を投入した岡田彰布監督(65)の采配を絶賛した。1-0勝利の最大の要因は、もちろん投手陣の頑張りだ。才木は久々の登板だったが、球に力があった。高めに抜けてボール球になるケースが少なかった。与四球2がその象徴だ。真っすぐを投げ込み、打者は差し込まれていた。力がある球をドンドン投げ込むから、フォーク、スライダーも生きてきた。石井、島本、桐敷、岩崎の継投も素晴らしかった。最近の継投に関しては、岡田采配の冴えを感じる。2005年優勝時にはJFKを生み出して、勝利の方程式で頂点に立った。1人1イニングのスタイルは、今やどこの球団もが導入している。今回は終盤に入って特に顕著だが、ワンポイントの思い切った継投を用いている。この日でいえば、七回2死二塁からの島本投入だ。JFK以前には、頻繁に見られたワンポイントも、最近はそれほど多くない。JFKの生みの親が導入していることが興味深い。チーム状況、メンバー構成や力量を正確に把握しているからできるのだろう。守護神・岩崎以外は、出番を固定しない臨機応変の継投は見事だ。見過ごしてはいけない部分もあった。優勝へ向けてプレッシャーがかかる日々がやってくる。CS、日本シリーズという短期決戦も待っている。ハイレベルの戦いに向け、指摘しておきたいプレーがあった。五回無死二塁で打席は才木。ベンチの作戦は送りバント。打球は投手のほぼ正面に転がった。このケース、二塁走者・木浪は無理に三塁へ走る必要はない。打球の転がりを見て、自重する判断をしてほしかった。木浪ならできるはずだ。このケースは1死二塁で上位打線に回る。瞬時の判断が、シビアな戦いでは必要になってくる。才木には丁寧なバントを決めてもらいたかったし、その才木が二塁走者で飛び出して併殺になったのも、展開によっては致命傷になり兼ねない。随所に出た問題点を減らすことが日本一の確率を上げることになる。

◆阪神が5連勝。優勝マジックを「13」とした。一回、プロ初の「1番」に入った小野寺暖外野手(25)を二塁に置いて、D1位・森下翔太外野手(23)=中大=の左前適時打で挙げた1点を守り抜いた。6回無失点の才木浩人投手(24)は自己最多の7勝目(5敗)を挙げた。阪神の貯金は30に到達。セ・リーグで貯金30以上で優勝したチームは過去30度あり、直近では2017年の広島(88勝51敗4分け)。阪神が日本一に輝いた1985年以降では16度すべて優勝している。

◆むちゃくちゃ強い! 阪神は中日に1-0で勝利し、今季5度目の5連勝。貯金は前回優勝した2005年以来の30に到達し、優勝マジックを13とした。岡田彰布監督(65)はミス連発に兜の緒を締めたが、3番に戻したルーキーの森下翔太外野手(23)が決勝打を放つなど、チーム層の厚さを証明。同じ名古屋で岡田監督が「むちゃくちゃ投げろ」と檄を飛ばした伝説のシーンから18年-。脇を締めてアレへと突き進む!むちゃくちゃ...しなくてもええんよ。普通にやれば強いんよ! 岡田虎が〝因縁〟の名古屋で5連勝を決め、ついに貯金を30に乗せた。前回優勝を果たした2005年以来も岡田監督は浮かれない。11安打を放ちながらも1得点。近本不在をカバーした3番・森下の適時打も指揮官に言わせれば「普通通り」だった。「タイムリーやからな、唯一の。(森下は)ずっとそういうポジションにおったわけやから、打っていたわけやから、別に何もしてない、普通通りにやっているだけやから」打撲を負っている近本は8日の広島戦(甲子園)にも帰ってくる。だから5日に1番に入れ2安打を放っていた森下を動かし、3番に戻した。森下は0-0の一回1死二塁で小笠原の146キロ直球を捉えて左前に弾き返した。「打順に対する意識は何もせずに、どこを任されても打てるような準備でやっています。良い状態で小笠原さんのときは打席には入れて打てている。このままいけるように頑張りたい」。東海大相模高の先輩左腕に通算打率・625(8打数5安打)と相性抜群で、先制に成功。そのまま今季2度目のスミ1で逃げ切り、今季5度目の5連勝を決めた。

◆阪神・佐藤輝が新人から3年連続シーズン100安打に王手をかけた。四回先頭、六回2死ともに中前にはじき返した。「そうですね。よかったです」。3打数2安打1四球で、9月は5試合で打率・389(18打数7安打)、2本塁打、8打点と状態は右肩上がりだ。

◆1-0の七回2死二塁で阪神・石井に代わって登板した島本は、代打・宇佐見をフォークで二ゴロに打ち取った。「目の前のバッターを絶対抑えて、次につなぐことだけ考えていた」。打者1人でお役御免となったが、七回以降、4人の救援陣も得点を許さず、1-0で逃げ切ったことに「才木がしっかり六回まで投げて、ゼロでつなげたのは一番いい形かなと」と胸を張った。

◆4番手として八回に登板した阪神・桐敷は1回を無失点。先頭の大島に中前打を許したが、続く岡林を得意のツーシームで二ゴロ併殺、細川は三振に仕留めて結果的に3人で退けた。「先輩たちがゼロで抑えてくれていたので、自分もザキさん(岩崎)につなぐところだけ考えて。先頭を出してしまいましたけど、その後ゲッツーで仕留められたのが大きかった」。4試合連続無失点の投球で零封リレーに貢献した。

◆〝虎のスーパーサブ〟が輝きを放った。打撲で欠場した近本の代役として、プロ入り4年目で初めて1番に入った阪神・小野寺暖外野手が一回先頭で安打を放って出塁。がむしゃらに手を伸ばして、もぎ取った1点が決勝点となった。「近本さんが抜けるのはチームとしても痛い。そういうときにカバーできるように自分ができることを精いっぱいやろうと。少しでも(チームの)力になれてよかった」まっさらな打席に立ち、小笠原と対峙した一回。「後ろにいいバッターが並ぶので、チャンスメークすることを考えていた」と、追い込まれてもチェンジアップに食らいつき中前に弾ませた。中野の犠打で二塁に進むと、森下の左前打で三塁を蹴って、気迫のヘッドスライディング。返球よりもわずかに早くホームへ触れた。五回の第3打席では右前に運び、8月19日のDeNA戦(横浜)以来となるマルチ安打で好機を拡大した。今季は外野の3ポジションに加えて三塁も守る。途中出場や急なスタメンでの出場も多いなかでも打率・346(52打数18安打)と好調を維持し続ける。岡田監督は「徐々に近本が戻ってきたらベストのメンバーにするいうことやろ」と近本1番を想定し、小野寺を入れたことを明かしたが、その役割をまっとうしたことで、首脳陣の信頼をまた高めたわけだ。「まだまだしがみついていく立場。毎試合、毎試合自分の仕事をできるように、明日からも練習していきたい」あくなき向上心が好成績につながっている。近本不在の穴を埋めてみせた。今季2度目のスミ1勝利に貢献した25歳が、あふれる汗をぬぐった。(中屋友那)

◆久しぶりに歓声と拍手を一身に浴び、照れくさそうにスタンドに向かって手を振った。1カ月ぶりの登板で白星をつかんだ阪神・才木浩人投手(24)は、ヒーローインタビューで野手への感謝の思いをマイクに乗せた。「(坂本)誠志郎さんがうまくリードしてくれた。野手の皆さんにもうまく守ってもらったので、思い切っていくことだけを考えて投げた」ピンチでも攻めの姿勢を貫いた。四回に1死から連打で得点圏に走者を背負ったが、真っすぐで果敢に勝負に挑んだ。カリステを右飛に打ち取ると、ビシエドも153キロで投ゴロにねじ伏せた。七回の攻撃で代打が送られて6回4安打無失点で交代。キャリアハイの7勝目をマークした。前回8月10日の巨人戦(東京ドーム)で白星を挙げたが、腰の張りのため翌日に登録抹消。そこから1カ月間の2軍での調整期間を経て帰ってきたマウンドで、〝スミ1〟での勝利に貢献した。昨年7月3日、右肘手術から1軍初登板し、1159日ぶりの白星を挙げた舞台も、同じバンテリンドームだ。復活の地で再び好投。先発ローテ生き残りをかけてアピールし、投手陣の層の厚さを改めて示した。

◆阪神の守護神・岩崎が零封リレーを締めくくり、昨季(28セーブ)を超えて、自己最多となる29セーブ目をマークした。「『しっかり』ではないけど、ゼロで終われてよかったです」石川昂を三ゴロ、カリステを投ゴロに仕留めて難なく2死。ただ、ここでビシエドのボテボテの投ゴロを一塁に悪送球してしまった。そこが「しっかり」ではないと自戒したが、最後は代打・鵜飼を空振り三振に斬った。29セーブは、中日・マルティネス、ヤクルト・田口に1差と迫るリーグ3位。ストッパーとして最多セーブ投手のタイトル争いにも絡んできているが「それはまだ試合があるので」と気を緩めることなく、ここから先も着実に役割を全うするのみだ。(上阪正人)

◆♪アレ~、アレアレアレ~、阪神強い~!! よっしゃァ! 5連勝に貯金30、優勝マジックも減ったでェ!!何が強いって、このアレ(優勝)のプレッシャーのかかる中で、一回の1点、いわゆる『スミ1』を守り勝ったのは勝負強い証拠に他ならないでしょう!! えっ、11安打放ってわずかに1得点の詰めの甘さが怖い? いや、まあ、そーだけど(汗)。そこはホラ、中日の次期エース、小笠原の踏んばりということで、敵に塩を送っておきましょ~や!!ちゅ~か!! 1カ月ぶりの1軍マウンドとなった先発・才木に、大きな希望をもらったのだ!!これはあくまで俺の妄想的計画なのだが...。今季阪神は当然、アレします!! そして、CSも快勝して日本シリーズに出場します!! 才木は150キロを超えるストレートと大きなフォークボールで三振が取れる投手なので、先発ではなく、ここ一番の秘密兵器としてリリーフに...と俺は考えているのだ!!6回無失点で1カ月ぶりとは思えない、落ち着きもあったし...。才木の秘密兵器、ありやないの~!?

◆レジェンド江夏豊氏に「エースの条件とは?」と尋ねたことがある。「1-0で完封できることやな」味方が点が取れなくても、相手をゼロに抑え、虎の子の点があれば勝てる。それがエース。サンケイスポーツ専属評論家・藪恵壹氏は入団時に夢を語っている。「一回の1点だけ、スミ1で完封したいですね」無意識にエースの条件を追い求めていた。プロ野球人生で藪投手が1-0の完封勝利は1度だけ。2000年4月27日。この試合、スミ1だ。ただし、一回ではなく延長十回裏。延長での完封はさすがだった。昨夜の阪神もスミ1での完封勝利。ただし、投手5人の〝合作〟だった。継投は、また楽しいんだけれど、才木クン、いつの日か、1-0のしびれるワンマン完封ショーを見せてくださいな!7日にジャニーズ事務所の会見が行われる。何が飛び出すか。超部外者の虎ソナですら、かなり気になっている。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
74444 0.627
(↑0.003)
M13
(↑1)
21481
(+1)
368
(-)
67
(-)
66
(-)
0.248
(↑0.001
2.700
(↑0.02)
2
(-)
広島
68534 0.562
(↑0.004)
7.5
(-)
18443
(+4)
437
(+3)
85
(+1)
69
(-)
0.247
(↑0.001)
3.130
(-)
3
(-)
DeNA
61583 0.513
(↓0.004)
13.5
(↓1)
21464
(+3)
432
(+4)
92
(+1)
27
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.240
(-)
4
(-)
巨人
60611 0.496
(↓0.004)
15.5
(↓1)
21471
(+2)
470
(+4)
145
(-)
42
(+1)
0.258
(-)
3.690
(-)
5
(-)
ヤクルト
49713 0.408
(↑0.005)
26
(-)
20452
(+4)
494
(+2)
102
(+1)
57
(+1)
0.238
(-)
3.700
(↑0.02)
6
(-)
中日
46733 0.387
(↓0.003)
28.5
(↓1)
21338
(-)
433
(+1)
57
(-)
32
(-)
0.241
(-)
3.170
(↑0.02)