1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 6 | 2 | 1 |
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:森 唯斗(2勝1敗0S) (セーブ:オスナ(3勝1敗20S)) 敗戦投手:與座 海人(2勝5敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは同点の3回表、甲斐がソロを放ち、勝ち越しに成功する。そのまま迎えた7回には、近藤の適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・森が6回途中1失点と試合をつくり今季2勝目。敗れた西武は、8回に蛭間の犠飛で1点差とするも、反撃はそこまでだった。
◆ソフトバンク4番近藤健介外野手(30)のバットが貴重な1点をたたき出した。2-1の7回2死三塁から豆田の直球を中前にはじき返した。「絶対に追加点と、とにかくコンタクトすることに集中しました。終盤の大事な場面で、大きな追加点を取ることができてよかった」。4回から6回まで得点圏に走者を置きながら無得点だったかけに納得顔だ。2戦連続の適時打で打点も73打点。リーグトップを快走だ。
◆ソフトバンク森唯斗投手(31)が6回途中1失点で、約4カ月ぶりの2勝目を挙げた。味方の2失策などで再三のピンチを背負ったが、闘志を前面に押し出して西武をねじ伏せた。8月には盟友で元守護神のデニス・サファテ氏(42)から刺激を受け、2軍調整から再起した右腕。チームは2週間ぶりの連勝で9日ぶりに貯金生活に戻った。森は何度もグラブをたたいた。1点リードの5回。2死二塁で源田を投ゴロに仕留め、感情をむき出しにした。右腕は「自分らしくできたんじゃないかなと思います」と、当然のように振り返る。6回には先頭ペイトンをチェンジアップで空振り三振。マウンドで何度もほえた。今季から先発転向した右腕にとって、約3カ月ぶりの先発は「ラストチャンスの気持ちだった」。強い覚悟は闘志となって全身からあふれ出た。1回先頭の源田、6回1死から蛭間を味方の失策で出してピンチを背負った。それでも通算127セーブを挙げ、何度も修羅場をくぐってきた森は動揺しない。「そこは助け合いなので」と涼しい顔で後続を切った。6回途中1失点。「最後の回(6回)は最後までいってカバーしたかった」と自己評価は厳しいが、堂々たる投球で約4カ月ぶりの2勝目を手にした。8月中旬、ペイペイドームのイベントで訪れた元守護神のサファテ氏と再会した。18年途中にその座を受け継いだ盟友同士。森は2軍調整中だったが激励をもらった。「もちろん刺激になりました。今日も見てくれていると思います。また頑張ります」。苦楽をともにした元同僚にも吉報を届けた。森の気迫に藤本博史監督(59)も「若い選手、若いピッチャーには見習ってもらいたい。ああいう森の気迫を見てもらいたいよね」と最敬礼した。9月は黒星スタートだったが、約2週間ぶりに連勝。2カード連続の勝ち越しで再び貯金生活だ。5日からは2位ロッテ、4位楽天とのCS進出を懸けた本拠地6連戦を控えている。今後を占う大事な1週間を前に、森の好投で弾みをつけた。指揮官は「次の6連戦が2位と4位のチームだから。そこをしっかり勝ち越しましょう」と、勝ってかぶとの緒を締めた。【只松憲】▽ソフトバンク斉藤和投手コーチ(森について)「気迫があいつの持ち味やから。気迫だけじゃなくて結果もね伴っているから。あいつにとってもチームにとっても良い1日」
◆西武は終盤の反撃もあと1歩及ばず、2連敗でカード負け越しとなった。1-3の8回に蛭間の犠飛で1点をかえし、9回は2死一、二塁の好機をつくったが、最後は源田が空振り三振に倒れた。試合後の松井稼頭央監督の主な一問一答は以下の通り。-9回はオスナを攻め立てたが松井監督 最後の最後までよく選手たちはやってくれたと思う。あそこの粘りも終盤出てきましたから。だからやっぱり悔しいですね。-佐藤龍が3試合連続マルチ松井監督 あそこの7番という役割は非常に大きいですし。出れば上位につながっていくわけですから。非常にいい内容、結果を出してくれているんじゃないかと思います。-外崎に久々に本塁打松井監督 ここ最近ずっといいですからね。内容にしても結果にしても非常にいいものが出ている中、本塁打が出たことは本人にとっても良かったと思いますし。あそこで同点に追い付く意味では非常に大きい本塁打でしたから。-蛭間も活躍続いているが、少しずつ対応できるようになってきた松井監督 彼はいろいろなことを考えていますし、その中で対応能力といいますか。あそこも引っ張りにいかずに逆方向にいった方が犠飛という確率は高くなるわけですから。前回の楽天戦でもレフト線に打ったんですけど、非常にいい打ち方で打っていると思います。-豆田は初めて失点ついたが、これを糧に頑張って欲しい松井監督 もちろんね、ずっとゼロってなかなかないでしょうし。ああいうところで投げるのは当然、豆田がある程度、そういう場所で投げられると判断して、登板してもらっているわけですから。ああいう緊迫した場面でというのは、これからももちろん投げていくでしょうし。その中で経験と結果とを含めて、また次、期待したいと思います。
◆西武は終盤の反撃も及ばず2連敗でカード負け越しとなった。1-3の8回に蛭間の犠飛で1点を返し、9回は2死一、二塁の好機をつくったが、源田がソフトバンク守護神オスナの前に空振り三振でゲームセット。松井稼頭央監督は「最後の最後まで選手たちはよくやってくれた。粘りも終盤出てきましたから。だからやっぱり悔しいですね」と振り返った。▽西武栗山(40歳の誕生日でファンから大声援)「うれしかったです。しっかりコンディションを整えて、技術と体力が続く限りというところ。また明日以降、頑張りたいです」▽西武与座(5回4安打2失点で5敗目)「ランナーをためながらのピッチングになってしまい、流れを持ち込むことができずふがいないです」▽西武外崎(7月17日の日本ハム戦以来となる11号ソロ)「ちゃんとピッチャーと勝負出来ている感じはあります。しっかり自分のスイングすることを心掛けて、いい感じです」
◆ソフトバンク甲斐拓也捕手が2戦連発の10号勝ち越しソロを放った。1-1の3回1死。西武与座の初球、真ん中低め129キロ直球を豪快なフルスイングで引っ張り左翼席へ。「しっかりと自分のスイングができた」。2桁本塁打は自己最多12本を放った21年以来で4度目。昨年の1本から「10倍」となっているが、「本塁打数については意識はしていません」。むしろ打撃そのものについて「(周囲と)話し合いながらやっているので、それができている部分もあるし、まだまだな部分ある。これからもっと頑張ります」と力を込めた。この日は「ホームラン記念日」。王球団会長兼特別チームアドバイザーが現役時代だった1977年9月3日に756号を放ち、ハンク・アーロンの持っていた世界記録を更新したことでにちなむ。そんな日に甲斐が快音を響かせチームを連勝に導いた。
◆/長距離砲の弾道で──\自身4度目の2桁本塁打達成甲斐拓也が2試合連続ホームラン?プロ野球(2023/9/3)??西武×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/XnvXZ7RI0s
◆西武・外崎修汰内野手(30)が5試合連続安打となる11号同点ソロを放った。1点を追う二回先頭の打席でソフトバンク・森の速球を捉え、文句なしの一発を左中間スタンドに運んだ。7月17日以来、久々の一発。外崎は「追いつけてよかったです。アップルパンチ!」と喜びのコメントを寄せた。
◆ソフトバンクは約3カ月ぶりの1軍登板の森が5回2/3を1失点で、4月27日以来の白星となる2勝目を挙げた。オスナが20セーブ目。1―1の三回に甲斐の10号ソロで勝ち越し、七回にも1点を加えた。西武は好機を生かせなかった。
◆西武は得点圏に走者を進めた回が5度あったが、好機で安打が出なかった。外崎のソロ本塁打と蛭間の犠飛の2点止まりで、最下位脱出に失敗。2―3の九回は抑えのオスナに2死一、二塁と重圧をかけたが、源田が内角低めの鋭い変化球で空振り三振に倒れた。惜敗で5カード連続3連戦に負け越した。松井監督は「粘りも終盤にでてきた。だからやっぱり悔しい」と唇をかんだ。
◆ソフトバンクの甲斐は今季2度目となる2試合連続のアーチで2年ぶりの2桁本塁打に到達した。勝ち越しソロとなり「しっかりと自分のスイングができた」と充実した表情で話した。1―1の三回1死で与座の初球を左翼席へ。昨季は1本塁打にとどまったが、今季は引っ張る意識を高めて「できている部分も出てきた」と手応えを口にする。捕手としても約3カ月ぶりに先発した森を好リードし「何とか勝ちをつけたかった」と2勝目を助けた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
71 | 43 | 4 | 0.623 (↑0.004) | M16 (↑2) |
25 | 423 (+3) | 347 (+1) | 93 (+1) | 38 (+1) |
0.250 (-) | 2.720 (↑0.02) |
2 (-) |
ロッテ |
59 | 52 | 5 | 0.532 (↓0.004) | 10.5 (↓1) |
27 | 418 (+4) | 423 (+5) | 84 (+1) | 62 (-) |
0.242 (-) | 3.380 (↓0.02) |
3 (-) |
ソフトバンク |
58 | 57 | 2 | 0.504 (↑0.004) | 13.5 (-) |
26 | 433 (+3) | 417 (+2) | 88 (+1) | 53 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 3.290 (↑0.01) |
4 (-) |
楽天 |
57 | 60 | 1 | 0.487 (↑0.004) | 15.5 (-) |
25 | 416 (+5) | 461 (+4) | 96 (+3) | 84 (-) |
0.243 (↑0.001) | 3.550 (-) |
5 (-) |
日本ハム |
53 | 68 | 1 | 0.438 (↓0.004) | 21.5 (↓1) |
21 | 408 (+1) | 411 (+3) | 88 (-) | 65 (-) |
0.236 (-) | 2.980 (↓0.01) |
6 (-) |
西武 |
51 | 67 | 1 | 0.432 (↓0.004) | 22 (↓1) |
24 | 343 (+2) | 397 (+3) | 74 (+1) | 68 (-) |
0.233 (↓0.001) | 2.990 (-) |
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