1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | 8 | 0 | 3 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 | 1 |
勝利投手:藤嶋 健人(1勝1敗0S) (セーブ:マルティネス(3勝1敗29S)) 敗戦投手:島内 颯太郎(1勝3敗2S) 本塁打 |
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◆中日は1-0で迎えた3回表、カリステと細川の2者連続本塁打が飛び出し、2点を加える。その後同点とされるも、8回にカリステのソロと木下の適時打で勝ち越しに成功した。投げては、先発・仲地が6回途中3失点。4番手・藤嶋が今季初勝利を挙げた。敗れた広島は、4番手・島内が精彩を欠いた。
◆広島は連敗で再び自力優勝の可能性が消滅した。3点差を追いついたが、セットアッパー島内颯太郎投手が8回に2点を勝ち越された。ここまで本塁打ゼロのカリステに1試合2本目となるソロ、木下にも中前適時打を浴びた。得意の接戦に持ち込みながら最下位中日に手痛い敗戦にも、新井監督は「いつも抑えてくれているので、こういう日もあります」と前を向いた。▽広島島内(8回にカリステのソロなど2失点)「ボール要求のサインが出ていたんですけど、投げきれなかった。一番ダメな甘いゾーンに行ってしまった」
◆広島が最下位中日との接戦を落として、再び自力優勝の可能性が消滅した。先発玉村昇悟投手(22)は1回に先制を許すと、3回には今季本塁打ゼロのカリステ、細川に連続本塁打を被弾。序盤までに3点を失った。小園のソロなどで3点差を追いついたが、セットアッパー島内が8回に2点を勝ち越された。首位阪神が勝利したため、阪神にマジックナンバーが再点灯した。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-島内投手は2ストライクと追い込んでからの1球新井監督 いつも抑えてくれているので、こういう日もあります。-打線は劣勢から粘りを見せた新井監督 いつも通り、最後まで食らい付いてひっくり返すという、最後までそういう気持ちがあった。-先発して5回3失点の玉村投手について新井監督 1つ1つの球は良かったと思います。球自体は良かった。今までホームランゼロのバッターに(打たれたことで)1球の怖さというのは分かったと思う。彼の場合は、打たれても経験として成長してもらいたい。-3番の小園選手がソロを含むマルチ安打新井監督 ずっと状態はいいと思います。今日も(本塁打にした球は)インサイドの難しい球だったと思うけど、しっかりとバットが振れていると思いますし、いい反応だったと思います。持っているものは素晴らしい。今も状態いいですけど、まだまだ彼は成長途中。もっとできると思います。
◆中日がビジター14連敗で止めた。先発仲地礼亜投手が3点リードを守れず6回途中3失点で降板したが、今季加入のオルランド・カリステ内野手のバットが爆発。3回の来日1号ソロに続き、同点の8回には左翼へ2号ソロを放って勝ち越した。8月下旬の再合流から8試合で打率3割5分7厘と好調維持の助っ人は「日本野球に慣れるのには時間がかかったが、2本打てて特別な日になった」とニヤリ。来季残留へ向け猛アピールした。▽中日仲地(6回途中3失点で降板)「粘りたかったけど、粘りきれませんでした」▽中日木下(8回2死一、二塁で中前適時打)「チャンスだったので、初球からしっかり打てて良かったです」
◆中日はビジター14連敗で止めた。先発仲地が3点リードを守れず6回途中3失点で降板したが、今季加入のカリステのバットが爆発。3回の来日1号ソロに続き、同点の8回には左翼へ2号ソロを放って勝ち越した。8月下旬の再合流から8試合で打率3割5分7厘と好調の助っ人は「日本野球に慣れるのには時間がかかったが、2本打てて特別な日になった」とニヤリ。来季残留へ向け猛アピールした。
◆広島・森下暢仁投手(26)が試合前練習に参加し、先発する2日の20回戦に向けてキャッチボールなどで調整した。今季8勝目を狙う右腕は「ゲームをつくって自分の仕事ができたらいい」といつもの言葉で意気込んだ。前回登板の8月26日のヤクルト戦(マツダ)は4回6安打5失点(自責4)で降板しており、「粘り強くやれたらいい」と闘志を燃やした。
◆中日は3―3の八回にカリステのこの日2本目となるソロ本塁打と木下の適時打で2点を勝ち越した。4番手の藤嶋が今季初勝利、マルティネスが29セーブ目を挙げた。広島は救援投手が踏ん張れず、再び自力優勝の可能性が消滅した。
◆広島は4番手でマウンドに送った島内が誤算だった。3―3の八回にカリステにソロ本塁打を浴び、さらに木下に適時打を許した。反撃もかわされ、自力優勝の可能性が再び消えた。今季抑えにつなぐセットアッパーに成長した島内は8月18日以来の失点で3敗目を喫し「自分の実力不足」とうつむいた。新井監督は「いつも抑えてくれているので、こういう日もある」と淡々としていた。
◆〝カリスマ〟!? いやいや、カリステの2発に沈んだ。広島が最下位・中日に痛恨の敗戦で自力優勝の可能性が再消滅。新井監督は5回4安打3失点で降板した22歳左腕の玉村に「一球の怖さ」を説いた。「一つ一つのボールは良かった。今までホームランゼロのバッターだったので一球の怖さは分かったと思う。彼の場合は打たれても経験として成長してもらいたい」ドミニカ共和国の出身の助っ人の2発にマツダスタジアムが騒然となった。0─1の三回1死で玉村の高めの直球を左中間へ運ばれ、来日1号を献上。3─3の八回には今季ともにリーグトップの51試合登板で35ホールドをマークしているリリーフエースの島内を投入したが、3球連続で投じたチェンジアップを左翼席にたたき込まれ、これが決勝点となった。今季3敗目を喫した島内は「(捕手の)坂倉もボール要求のサインを出していたが、僕が投げ切れなかった。一番駄目な甘いゾーンにいった。体は元気だったので僕の実力不足」とがっくりだ。ビジター14連敗中だった中日に〝金星〟を献上し、首位阪神とのゲーム差は6・5に広がった。8月19日から30日にかけて2度の4連勝をマークするなど追い上げたが、31日の巨人戦(岐阜)から痛い連敗だ。新井監督は「こういう日もある。いつも通り最後まで食らいついてひっくり返す気持ちがあった」と前を向いた。シーズンは残り22試合で直接対決は7試合。奇跡の逆転Vへ、逃げる虎にこれ以上離されるわけにはいかない。(柏村翔)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
70 | 44 | 4 | 0.614 (↑0.003) | M18 (-) |
25 | 459 (+4) | 360 (+2) | 64 (+2) | 65 (+3) |
0.248 (-) | 2.730 (↑0.01) |
2 (-) |
広島 |
65 | 52 | 4 | 0.556 (↓0.004) | 6.5 (↓1) |
22 | 430 (+3) | 425 (+5) | 84 (+1) | 68 (+1) |
0.245 (↓0.001) | 3.160 (↓0.02) |
3 (-) |
DeNA |
60 | 55 | 3 | 0.522 (↑0.004) | 10.5 (-) |
25 | 436 (+9) | 410 (+3) | 85 (+3) | 24 (-) |
0.250 (↑0.001) | 3.180 (↑0.01) |
4 (-) |
巨人 |
58 | 59 | 1 | 0.496 (↓0.004) | 13.5 (↓1) |
25 | 453 (+3) | 443 (+9) | 141 (+2) | 41 (-) |
0.257 (-) | 3.600 (↓0.05) |
5 (-) |
ヤクルト |
48 | 68 | 3 | 0.414 (↓0.003) | 23 (↓1) |
24 | 439 (+2) | 475 (+4) | 98 (-) | 55 (-) |
0.238 (↓0.001) | 3.700 (↑0.02) |
6 (-) |
中日 |
45 | 70 | 3 | 0.391 (↑0.005) | 25.5 (-) |
25 | 332 (+5) | 421 (+3) | 55 (+3) | 32 (-) |
0.241 (-) | 3.200 (-) |
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