1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 1 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:オスナ(3勝1敗19S) 敗戦投手:平野 佳寿(3勝2敗23S) |

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◆ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝利。ソフトバンクは0-0で迎えた9回裏、2死二塁から今宮の適時二塁打が飛び出し、試合を決めた。投げては、先発・和田が7回無失点の好投。その後は松本裕、オスナとつないで完封リレーを展開した。敗れたオリックスは、守護神・平野佳が誤算だった。
◆高卒4年目のオリックス宮城大弥は1年目からの勝利数が1→13→11→9。今日のソフトバンク戦で3年連続3度目の2桁勝利を目指す。高卒4年目で2桁勝利を3度以上記録すれば13年に入団した藤浪(阪神=10→11→14→7)と大谷(日本ハム=3→11→15→10)以来。オリックスでは、阪急時代の54年に入団した梶本隆(20→18→28→24)と56年に入団の米田(9→21→23→18)に次いで2リーグ制後3人目になる。
◆/笑顔×大歓声\前進守備を大きく超えた今宮健太がサヨナラタイムリー2ベース?プロ野球(2023/8/31)??ソフトバンク×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/fqtsr6bWzZ
◆ソフトバンクは8月31日、牧原大成内野手(30)が福岡県内の病院で「右尺骨茎状突起剥離骨折」および「右尺骨茎状突起部骨挫傷」と診断されたと発表した。全治は不明で、出場選手登録を抹消された。9月1日からリハビリ組に合流する。前日30日のオリックス戦で右手首付近に死球で途中交代していた。今季はここまで91試合出場で打率2割5分9厘、32打点。オリックスにサヨナラ勝ちして3位をキープした試合後、藤本監督は牧原大に代わって9月1日の西武戦(ベルーナドーム)から上林誠知外野手(28)が昇格すると明かした。
◆首位オリックスが今季5度目のサヨナラ負け。2位ロッテが勝ったため優勝マジックは「20」のままとなった。0-0で迎えた9回に、守護神の平野佳が右越えのサヨナラ適時二塁打を浴び、18試合ぶりの失点を喫した。先発の宮城は7回6安打無失点8奪三振と好投するも、3年連続の2ケタ勝利はお預け。「最近、クレ(紅林)が全然打ってなかったので、言っときます。(2ケタは)最低目標なので、しっかりそこを走り抜けたい」。同期に援護をお願いしつつも、次戦へと目を向けた。ソフトバンク先発の42歳左腕和田に、打線が7回まで3安打。少ない好機を生かせず、中嶋監督は「はい、それだけで何もないでしょ...」と言葉少なだった。「明日どういう試合にするのか、みんなで考えなきゃいけないことですし。それだけだと思います」。敵地で迎える日本ハム戦へ、各自の切り替えを促した。
◆ソフトバンクは今宮健太内野手(32)の右中間二塁打で今季8度目のサヨナラ勝利を飾った。0-0の9回2死二塁でオリックス平野佳のフォークを捉えた。先発の和田毅投手(42)は7回3安打無失点、今季最多タイの103球。7勝目を手にすることはできなかったが、2年ぶりに7回を投げ切った左腕の力投に報いた。チームは3カードぶりに勝ち越し、勝率を5割に戻した。劇的打は選手会長のバットから生まれた。息詰まる0-0の9回2死二塁。今宮がオリックス平野佳の2球目、低めフォークをすくった。打球は右中間に弾み、二走の三森が悠々ホームイン。自身7度目のサヨナラ打となった今宮は二塁ベース付近で歓喜のウオーターシャワーを浴びた。その中には左肩をアイシングした背番号「21」の無邪気な笑顔もあった。サヨナラ勝ちは42歳の力投が呼び込んだ。先発和田は7回3安打無失点とゲームメーク。21年6月6日の阪神戦以来、2年ぶりに7回を投げ切った。特に大量の汗を垂らしていた7回は1死からは若月、紅林を連続の空振り三振。今宮は「和田さんのああいう姿を見て、どうも思わない人はまずいない。あの姿で僕らもやっていかないといけないなとすごく思った」と言う。その裏、7回の攻撃では無死一、三塁の絶好機を作りながら無得点。スクイズ失敗も響き打線は援護できず、和田にチームトップの7勝目をプレゼントできなかった。「今日は7回まで投げてもらって、宮城に負けることなく頑張っていただいた。(7回に)勝ち越すって意識してたんですけど...」。今宮はそう悔やんだが、最終的にチームの勝利という形で"援護"できた。投手戦にけりをつけてもらい、今季最多タイの103球が報われたベテラン左腕は「勝てて良かった。最後は健太が決めてくれたので、めちゃくちゃうれしかったです」と喜んだ。今後は出場選手登録を抹消せずに登板間隔を中6日以上空ける予定。7回のマウンドは「また立ちたいなと思いました」と意欲は高まった。3カードぶりの勝ち越しを決めて勝率は5割に復帰。敗れた4位楽天とのゲーム差を2に広げた。藤本監督も「今日のヒーローは今宮ですが、陰のヒーローは和田ですね」と称賛した。8月は10勝14敗と苦しんだが、最終日にベテランが快投。9月は流れを変える。【只松憲】今宮が21年3月27日ロッテ戦以来通算7度目のサヨナラ安打で、ソフトバンクが1-0勝利。今宮の1-0V打はこれで通算8度目で、球団では野村の7度を上回る単独最多となった。パ・リーグで8度以上は10度記録した榎本(東京)に次いで2人目。
◆オリックス・茶野篤政外野手(24)が1軍に合流し、出場選手登録された。茶野はここまで84試合に出場し、打率・249、1本塁打、23打点。21日に今季2度目の2軍降格となるまで、チーム最多の44試合で1番としてチームを引っ張ってきた。26日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)では、5安打3打点をマーク。前日の8人の入れ替えに続き、若手がさらに活性化させる。代わって30日の同21回戦で5勝目をつかんだ田嶋大樹投手(27)が抹消された。
◆ソフトバンクがサヨナラ勝ち。0―0の九回2死二塁で今宮が右中間を破る安打を放ち決着した。先発の和田が7回無失点と力投し、3番手のオスナが3勝目を挙げた。宮城が好投したオリックスは打線が4安打に終わった。
◆新たな気持ちで向かったマウンド。8月25日に22歳となったオリックス・宮城は好投を誓っていた。「何とかいいスタートが切れて、何とかいい22歳で終わりたいと思います」プレゼントをおねだりしている山本からは何もなく「もうあきれています」とジョークで苦笑い。だからこそ「後輩もできたので、継いでいきたい」と今度は自分が背中で見せるという。立ち上がりの一回。対戦打率・500と苦手の今宮と相対したが、三ゴロに抑え、柳田、近藤の主軸には連打を許したが、ピンチを切り抜け、流れに乗った。前回登板だった8月24日の西武戦(ベルーナ)では、4安打完封、今季最多の12奪三振と圧巻の内容で21歳を締めた。ここまで9勝4敗で3年連続での2桁勝利へ王手をかけていた。8月は4試合に登板し、3勝無敗。無傷で9月に乗り込みたい。ただ、この日は心配は無用。二回から四回まで三者凡退と乱れる気配はなく、淡々とゼロを並べた。五回には、先頭の増田に左中間へ二塁打を浴びたが、後続を三者三振で仕留めるなど、背中を見せ続けた。26日に初めて点灯した優勝マジックにも「イマイチ減り方とか分からないので。一つずつ勝って喜びたい」と目の前の試合に集中。しかし、味方の援護がなく、和田との両左腕の息詰まる投手戦が続いたが...。(北池良輔)
◆今宮の打球は非情にも前進守備を敷いていた外野陣の頭を越えた。10カードぶりの負け越しも、オリックスのナインには重苦しい雰囲気はない。首位を独走中。今季5度目のサヨナラ負けを喫したが、中嶋監督はいつも通り、淡々としていた。「明日も試合はありますので、どういう試合にするかが大事になってくると思います」0-0の九回2死二塁、守護神・平野佳が今宮に右中間へ痛打を許したが、22歳初登板となった宮城の好投が光った。最大のピンチは七回。無死一塁から嶺井の犠打を野選&悪送球で無死一、三塁とされた。しかも、三走は代走の周東。甲斐がセーフティースクイズを試みたが、宮城はそれをグラブトスで本塁憤死させ、その後、2死満塁のピンチも封じた。「ピンチでも勢いよく投げられた」と納得顔の左腕。打線は左腕和田の前に沈黙。宮城は7回無失点でも3年連続2桁勝利はお預けとなったが、8月17日のソフトバンク戦(京セラ)の二回から21イニング連続無失点と好調を維持している。チームは8月を16勝8敗2分けで乗り越え、2位ロッテとは9・5ゲーム差。リーグ最少の52失点の投手陣がいるからこそ、3連覇へのマジックナンバー20が点灯している。勝負の9月へ-。「一個一個修正して長いイニング投げられるようにしたい」と宮城が前を向けば、中嶋監督は「(宮城は)良かった。だからこそ援護したかった」という。目の前の試合を全力で戦い、最後に笑うのはオリたちだ。(北池良輔)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
69 | 42 | 4 | 0.622 (↓0.005) | M20 (-) |
28 | 419 (-) | 343 (+1) | 92 (-) | 37 (+1) |
0.252 (↓0.001) | 2.760 (↑0.02) |
2 (-) |
ロッテ |
58 | 50 | 5 | 0.537 (↑0.004) | 9.5 (↑1) |
30 | 406 (+6) | 413 (+4) | 79 (+1) | 60 (+1) |
0.242 (↑0.001) | 3.380 (↓0.01) |
3 (-) |
ソフトバンク |
56 | 56 | 2 | 0.500 (↑0.005) | 13.5 (↑1) |
29 | 424 (+1) | 407 (-) | 86 (-) | 52 (-) |
0.247 (-) | 3.290 (↑0.03) |
4 (-) |
楽天 |
55 | 59 | 1 | 0.482 (↓0.005) | 15.5 (-) |
28 | 406 (+4) | 449 (+5) | 91 (+1) | 82 (+1) |
0.243 (-) | 3.540 (-) |
5 (-) |
日本ハム |
52 | 66 | 1 | 0.441 (↓0.003) | 20.5 (-) |
24 | 404 (+4) | 407 (+6) | 87 (-) | 64 (+1) |
0.236 (-) | 3.020 (↓0.03) |
6 (-) |
西武 |
50 | 65 | 1 | 0.435 (↑0.005) | 21 (↑1) |
27 | 333 (+5) | 388 (+4) | 72 (+1) | 67 (+2) |
0.232 (-) | 3.020 (-) |
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