ロッテ(☆6対4★)日本ハム =リーグ戦22回戦(2023.08.31)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:西村 天裕(4勝0敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝3敗34S))
敗戦投手:ロドリゲス(1勝5敗0S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(11号・3回裏ソロ)

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◆ロッテは1点ビハインドで迎えた4回裏、山口の適時二塁打で2点を挙げ、試合をひっくり返す。その後同点とされるも、7回には相手の暴投の間に二塁走者が生還し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・西村が今季4勝目。敗れた日本ハムは、投手陣が精彩を欠いた。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(24)が、今季初先発で同期入団の田中瑛斗投手(24)を援護した。1回無死一、二塁、ロッテ先発メルセデスの129キロの外角スライダーを泳ぎながらもバットの先に当て左翼前に落とすポテンヒット。これが適時二塁打となり、先制点をたたき出した。前夜、チームは勝利も自身は4打数無安打に終わっており「昨日は、チャンスで凡打になっていたので、今日は何とかしたいと思っていました。みんなの流れに乗っていけました」とコメントした。清宮は昨年7月7日、この日と同じZOZOマリンでのロッテ戦で先制ソロ。プロ初先発だった田中瑛の初勝利を援護しており、またも同期を勇気づける一打を放った。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)が初めて試みた「どうする日ハム」コンビが、いきなり機能した。松本剛外野手(30)、郡司裕也捕手(25)の「松ぐん」を1、2番で起用するのは初。1回、いきなり先頭の松本剛が中前打を放ち出塁すると、続く郡司も左前打を放ち、無死一、二塁のチャンスをつくった。3番清宮幸太郎内野手(24)は左翼前に落ちる適時二塁打を放ち、二塁から松本剛が生還。4番万波中正外野手(23)が捕邪飛に倒れるも1死二、三塁から5番アリエル・マルティネス捕手(27)の中堅への打球をロッテ岡が見失い捕球できず、その間に三塁から郡司が2点目の生還を果たした。さらに2回2死から松本剛が投前へのセーフティーバントで出塁すると、暴投で2死二塁。続く郡司の左前打で二塁から松本剛が一気に生還し、3点目を追加した。打点を挙げた郡司は「剛さんナイスランです!」と感謝した。

◆/逆風をものともせず\高々と舞い上がった打球はスタンドイン中村奨吾がソロホームラン?プロ野球(2023/8/31)??ロッテ×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球#chibalotte pic.twitter.com/vtYwCYlKWA

◆ロッテは昨年7月7日にプロ初先発初勝利を献上した日本ハム田中瑛を攻略した。0-3の2回2死一、二塁で友杉篤輝内野手がスライダーを捉え、中前適時打。5月27日以来の打点に「気合入れて打席に立ちました。気合です」。3回には中村奨吾内野手も「ビハインドだったので早く追いつけるようにと思い打席に入りました」とカットボールを左越え11号ソロで続いた。4回2死一、二塁では2番手の北浦から山口が左中間へ2点適時二塁打で逆転した。

◆今季初先発の日本ハム田中瑛斗投手が4回途中4失点で降板した。2回までに3点の援護をもらったが、5四死球と制球に苦しんだ。今季は右肩痛を克服するために肩周りの筋肉を増強。「去年より3キロぐらい平均で上がった」と、この日も最速152キロをマークするなどポテンシャルは示したが、悔しい結果。「試合をつくることができませんでした。チームに申し訳ないです」とコメントした。

◆日本ハムが敗れ、19年から5年連続の対ロッテ戦負け越しが決まった。1回無死一、二塁から清宮幸太郎内野手(24)の左翼への適時二塁打、1死二、三塁からアリエル・マルティネス捕手(27)の中堅への適時二塁打で2点を先制。序盤は優位に試合を進めたが、4回2死一、二塁から2番手の北浦竜次投手(23)がロッテ山口に左翼への適時二塁打を浴び、逆転された。5回2死一、三塁から上川畑大悟内野手(26)の中前適時打で同点に追い付くも、ここで痛いバッテリーミス。5番手のブライアン・ロドリゲス(32)の暴投で、二塁走者の和田に勝ち越しの生還を許した。ロッテ戦は今季9勝13敗となり、同カード負け越し。今季ZOZOマリンでの最終戦を飾ることはできなかった。初先発の田中瑛斗投手(24)は3回1/3、6安打4失点。「試合をつくることができませんでした。チームに申し訳ないです」とコメントした。

◆ロッテの和田康士郎外野手(24)が、"幕張のダッシュマン"として自慢の快足を際立たせ、勝利を奪取した。4-4の7回無死一塁で代走登場。二盗後、暴投の間に一気に本塁まで駆け抜け決勝点を導いた。「ショーバンでボールが高く上がった瞬間にいけると思った。(三塁の大塚コーチに)止められてもいこうと思いました」と会心の表情を見せた。前日30日には日本ハム新庄監督が、ZOZOマリンでの試合中イベントに登場する快足スプリンター「ダッシュマン(DASHMAN)」の足を評価し、今秋の"ドラフト隠し玉"として調査を始めていることを明かした中で鮮やかなベースランニングを披露。「素直にうれしいですね」としてやったりの表情も見せた。8回2死一、三塁では詰まりながらも貴重な右前適時打も放った。「必殺、詰まり落としでヒットになって良かった。詰まって落とせば相手ピッチャーのメンタルもガクッときますし、しっかり捉えるヒットよりは、ああいうヒットのほうが、相手チームのダメージになる」。今カード2度目のお立ち台となる活躍に「いつもは走っての貢献が多かったので、打っての貢献は初めてくらい。違う良さがあります」と喜んだ。【鎌田直秀】▽ロッテ西村(7回に4番手で登板。3者凡退に抑え4勝目)「3人で抑えて流れを次の攻撃に渡そうと思ってマウンドに上がりました。夏休みお疲れさまでした」▽ロッテ山口(4回2死一、二塁で一時逆転の左中間2点適時二塁打)「とりあえず気持ちで。捕るな、捕るな~と思って走っていました。抜けてくれて良かったです」▽ロッテ友杉(2回の中前適時打で5月27日以来の打点)「気合入れて打席に立ちました。気合です」▽ロッテ・メルセデス(4回2/3を10安打4失点で降板)「今日は自分が納得のいくピッチングをすることができませんでした。次回に向けてはしっかり修正したい」

◆日本ハムはZOZOマリンでの今季最終戦を白星で飾れなかった。同点の7回に5番手のロドリゲスが代走和田に翻弄(ほんろう)され、暴投で決勝点を献上。新庄監督は「何もないですよ」と悔しさをにじませた後に「ロドリゲスは同点の場面でなかなか、いい結果出してくれない。プレッシャーに負けているのか、そういうところで投手コーチと考えながらやっていかないと」と苦言を呈した。

◆日本ハム上川畑大悟内野手が16日ロッテ戦(エスコンフィールド)以来、出場11試合ぶりの打点を挙げた。1点を追う5回2死一、三塁からメルセデスの内角高めツーシームを中前に運んだ。「1、2打席ともに、インコースのシュートで打ちとられていたので、狙っていきました」。一時流れを引き戻す一打だったが、7回に勝ち越され、勝利につなげることはできなかった。

◆初めて1、2番を組んだ日本ハム松本剛外野手、郡司裕也捕手の「松ぐん」の「どうする日ハム」コンビが躍動した。初回は松本剛が中前打、郡司も左前打で無死一、二塁のチャンスをつくり先制点をお膳立て。2回2死では松本剛がセーフティーバントで出塁し、暴投で2死二塁。郡司の左前打で二塁から松本剛が一気に生還し3点目を奪った。郡司は「剛さんナイスラン!」。松本剛は「初回の1打席目に出られたので、1番として良かった」と振り返った。▽日本ハム・マルティネス(1回1死二、三塁で相手選手が打球を見失い中前適時二塁打)「打点をあげることができて良かった。運が味方してくれました」

◆日本ハム清宮幸太郎内野手が2年連続で同期田中瑛を援護する一打を放ったが、勝利には導けなかった。1回無死一、二塁で、ロッテ先発メルセデスの129キロの外角スライダーを泳ぎながらバットの先に当て左前に落とした。これが先制の適時二塁打に。昨年7月7日のロッテ戦では先制ソロでプロ初先発だった田中瑛の初勝利を援護。今回は白星にはならず「(無安打だった)6回以降、何とかできていたら」と反省した。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】ロッテ中継ぎペルドモと打者日本ハム王柏融(ワン・ボーロン)が一塁線上で接触、抱きしめるような形となり、最後は両者ともに笑顔でした!

◆36歳のベテラン、ロッテ・美馬学投手が1日の楽天戦に先発する。試合前にキャッチボールなどで調整し、「チームに良い流れを持ってこられるような投球をしたい」と闘志を燃やした。古巣である楽天戦の今季対戦成績は2試合で0勝0敗、防御率5・73と苦戦しているが、7月8日の日本ハム戦以来約2カ月ぶりの2勝目へ「チームが勝てるように全力を尽くします」と気合を入れた。

◆7月には悪夢の13連敗を喫した日本ハムだが、8月は30日までで14勝10敗1分け。8月ラストゲームに勝てば、新庄監督就任以来、最多となる月間15勝となる。その中、先発マウンドに上がったのは今季初登板となる田中瑛斗投手(24)だった。「名前が瑛斗(エイト)なので、目標は8勝」と語っていた今季だったが、右肩痛から出遅れて、5月14日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(鎌ケ谷)でようやく実戦復帰した6年目右腕。「準備は万端です。ストライク先行でカウントをつくっていくということを意識してやってきました」。右肩痛の再発防止を兼ねて「アウター(体の表面部分の筋肉)でしっかり肩を支えるという意味でも。食事に加えて、ウエートトレーニングを去年の倍ぐらいに」と増量に取り組み、体重は6キロアップして86キロ。そのうち、5キロは筋肉量分だという。その効果で「出力はだいぶ上がった。平均球速で3キロぐらい。そこは自信になっています」。この日も序盤から最速152キロを計測した。ZOZOマリンスタジアムでは昨年7月7月にプロ初先発してプロ初勝利を挙げ、2018年ドラフト同期生の清宮からウイニングボールを手渡された。再びの同球場でプロ2勝目を目指したが、四回途中を86球、5四死球、6安打4失点で無念の降板となり「試合をつくることができませんでした。チームに申し訳ない」と唇をかんだ。(東山貴実)

◆気合ではじき返した。ロッテのドラフト2位・友杉篤輝内野手(22)=天理大=が0-3の二回、反撃ののろしを上げる中前適時打をマーク。5月27日のソフトバンク戦以来96日ぶりの打点を挙げた。「久しく打点をあげられていなかったので、気合を入れて打席に立ちました。気合です!」今季9試合目の1番起用となる「1番・遊撃」で先発出場。これまで1番打者として先発した8試合は打率・313と結果を残してきた。期待に応えるように、二回2死二塁の好機で田中瑛の変化球に食らいつき、しぶとく中前に運んだ。島根・立正大淞南高、天理大を経てロッテに入団。ルーキーイヤーの今季は開幕から1軍に同行し、藤岡と併用される形で遊撃のスタメンとして出場する機会が多い。試合前時点で53試合の出場で打率・276を誇る。「あまり言い過ぎても混乱する」との考えから、コーチ陣から打撃については「タイミングのことしか言われない」という。「今は思い切ってやらせてもらっています」とのびのびプレーするとともに自分で考え工夫することも忘れない。プロの選手の速球に対応するため、バットを最短で出せるようにと、バットを構える位置を耳に近づけるなど試行錯誤し、結果につなげている。チームは三回に中村奨のソロ、四回には同学年の山口の2点適時二塁打が飛び出した。ルーキーの口火を切る一打が、打線を活気づけた。(武田千怜)

◆ロッテが今季の日本ハム戦勝ち越しを決めた。同点の七回に代走和田が盗塁で好機をつくり、暴投で二塁から一気に生還して勝ち越した。和田は八回に適時打もマーク。4番手の西村が4勝目を挙げた。日本ハムはロドリゲスが5敗目。

◆日本ハムは序盤の3点のリードを守れずに逆転負け。試合後の日本ハム・新庄剛志監督(51)の一問一答は以下の通り。--(第一声)「何もないですよ」--七回に勝ち越しを許した「ロドリゲスは同点の場面で、なかなかいい結果を出してくれない。プレッシャーに負けているのか、ちょっとそういうところで投手コーチと起用法を考えながらやっていかないと」--先発で今季初登板だった田中瑛が5四死球で四回途中4失点「球自体は悪くなかったけど、ちょっと四球がね。本当に、もういいからって、フォアボール。まだ打たれる方がね。あと、彼はもっともっとシュートを右バッターに使っていかないと抑えていけない。やっぱりシュートがあるピッチャーっていうのは強いので。どんどん使っていけば、気付いたら六回、七回まで投げているという投手になれると思うから」--一回に中村奨に死球を当てて投げにくくなったか「分からん。怖いのかはちょっと。でも、それを覚えていかないと、成長しないから」-―吉田輝星が2試合連続で失点「腕が振れていないというか、変化球で腕の振りが緩むので、バッターは見やすいですよね。もう一回、(2軍で)鍛え直します」

◆ロッテは日本ハム戦の5年連続勝ち越しを決めた。4―4の七回無死一塁で代走の和田が二盗を成功させ、さらにロドリゲスの暴投の間に二塁から一気に生還。自慢の俊足を生かして勝利をもたらし「自分でもまだ足しかないと思っている。今日はそれでアピールできて良かった」と照れ笑いした。「足しかない」と言いながらバットでも貢献した。八回2死一、三塁で吉田の高めの速球を右前へはじき返し、貴重な追加点をたたき出した。ポランコが申告敬遠で歩かされて回ってきた打席だっただけに「すごく悔しかった。安打になってくれて良かった」と意地を見せた一打だった。

◆ロッテが誇る〝幕張のスピードスター〟が縦横無尽にダイヤモンドを駆け回った。4-4の七回無死二塁で、二走の和田康士朗外野手(24)が、相手投手の暴投の間に快足を飛ばして一気に生還。決勝のホームを踏んだ。「足が自分の一番の強み。それが生かされた試合になった」同点の七回無死一塁に代走で登場すると、次打者の岡への4球目で二盗を決めた。さらに7球目がワンバウンドになると「ショートバウンド(を弾いた球)が高く上がった」と三塁を回ってホームイン。電光石火の〝足撃〟を演じた。埼玉・小川高1年時は陸上部に所属。50メートル走は5秒8で、2021年には盗塁王(24個)に輝いた。夏場は体重が落ちるのが悩みだが、こまめな間食で炭水化物を補給し、体重を管理する。今季は打撃強化にも取り組んでおり、1点リードの八回には勝利を決定づける右前適時打を放った。吉井監督は「あのスピードはやっぱり武器。打撃もちょっとずつだが良くなっている」と切り札へ最敬礼。走って打って、和田が2位のチームを引っ張る。(武田千怜)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
69424 0.622
(↓0.005)
M20
(-)
28419
(-)
343
(+1)
92
(-)
37
(+1)
0.252
(↓0.001)
2.760
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
58505 0.537
(↑0.004)
9.5
(↑1)
30406
(+6)
413
(+4)
79
(+1)
60
(+1)
0.242
(↑0.001
3.380
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
56562 0.500
(↑0.005)
13.5
(↑1)
29424
(+1)
407
(-)
86
(-)
52
(-)
0.247
(-)
3.290
(↑0.03)
4
(-)
楽天
55591 0.482
(↓0.005)
15.5
(-)
28406
(+4)
449
(+5)
91
(+1)
82
(+1)
0.243
(-)
3.540
(-)
5
(-)
日本ハム
52661 0.441
(↓0.003)
20.5
(-)
24404
(+4)
407
(+6)
87
(-)
64
(+1)
0.236
(-)
3.020
(↓0.03)
6
(-)
西武
50651 0.435
(↑0.005)
21
(↑1)
27333
(+5)
388
(+4)
72
(+1)
67
(+2)
0.232
(-)
3.020
(-)