ソフトバンク(★4対8☆)オリックス =リーグ戦21回戦(2023.08.30)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
33100010081102
ソフトバンク
00012100041122
勝利投手:田嶋 大樹(5勝3敗0S)
敗戦投手:有原 航平(6勝4敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(14号・1回表3ラン),頓宮 裕真(15号・3回表ソロ)
【ソフトバンク】近藤 健介(21号・4回裏ソロ),嶺井 博希(1号・5回裏2ラン)

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◆オリックスは初回、頓宮の3ランで先制する。続く2回表に宗の適時二塁打などで3点を加えると、3回には頓宮の2打席連続本塁打となるソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・田嶋が5回3失点で今季5勝目。敗れたソフトバンクは、先発・有原が乱調だった。

◆ソフトバンク有原航平がオリックス戦に先発する。このカードは通算19勝8敗、防御率3・06を残し、今季は4試合登板して3勝1敗、防御率1・41。今季オリックスから3勝以上マークしているのは有原しかいない。今日の試合で勝利すれば自身初の同一カード20勝目となるが、白星を挙げられるか。

◆ソフトバンクの新外国人コートニー・ホーキンス外野手(29)が、来日初の1軍昇格を果たした。この日出場選手登録され、試合前練習にも参加した。ウエスタン・リーグでは82試合に出場し、打率2割2分6厘、4本塁打、17打点。7、8月の月間打率はともに3割を超えるなど好調を維持していた。米国出身のホーキンスは12年のドラフト1巡目でホワイトソックスに指名されたが、メジャー出場はなく、昨季は米独立リーグでプレーした。127試合の出場で48本塁打、125打点の2冠。打率も2割9分8厘をマークし、リーグMVPに輝いた実績を持つ。右投げ右打ちで、身長190センチ、体重111キロの巨漢スラッガー。藤本博史監督(59)も顔負けの髭も特徴的だ。代わってアルフレド・デスパイネ外野手(37)が、下半身のコンディション不良で登録抹消された。

◆オリックス佐野皓大外野手(26)、来田涼斗外野手(20)、池田陵真外野手(20)が出場選手登録された。佐野は7月12日に、池田は同18日に出場選手登録を抹消されて以来の1軍。来田は4月6日の抹消以来、4カ月以上ぶりの1軍となった。首位を独走するチームは、前日29日のソフトバンク戦(長崎ビッグNスタジアム)で0-7の完封負けを喫し、11試合ぶりの黒星。優勝マジックは「22」で足踏みする形となった。快足を誇る佐野、プロ2、3年目のフレッシュな2人が打線を活性化させるか。代わって野口智哉内野手(23)、広岡大志内野手(26)、渡部遼人外野手(23)が出場選手登録を抹消。投手は前日29日に3回8安打7失点で7敗目を喫したジェイコブ・ワゲスパック投手(29)が抹消され、この日先発の田嶋大樹投手(27)が登録された。

◆オリックスが"好連係"を見せ、序盤に6点のリードを奪った。初回に頓宮の14号3ランで先制。2回1死から若月が相手の失策で出塁すると、2死一塁で池田が左前打を放ち、送球間に二塁へ進塁。当初はアウトの判定も、中嶋監督のリクエストでセーフに覆り、好機が拡大した。2死二、三塁から、宗が右翼へ適時二塁打を放ち2点を追加した。さらに続く2死二塁で、中川圭が左前打をマーク。中川圭は一塁ベースをオーバーランし、一、二塁間で挟まれるも、その間に二塁走者の宗が本塁へ生還。2イニング連続で3点を奪った。

◆/よっしゃー!直後の痛っ!\宗佑磨が追撃の2点タイムリー送球受けるも今宮健太が背中ポンポン???#プロ野球(2023/8/30)??ソフトバンク×オリックス??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #sbhawks #Bs2023 pic.twitter.com/gu0aBYbaIY

◆ソフトバンク牧原大成内野手(30)が右手首付近に死球を受け、途中交代した。0-6で迎えた2回無死。1ストライクからの2球目、オリックス田嶋が投じた141キロカットボールが患部に付近を直撃。牧原大は苦悶(くもん)の表情を浮かべ、田嶋に対し怒りの表情を見せる場面もあった。その後、治療のため1度ベンチへ。気合のプレー続行で代走は送られなかったが、直後の守備から周東と交代した。

◆/有原キラー誕生か\先制弾の頓宮裕真が追撃弾オリックスキラー有原から今季3本目???#プロ野球(2023/8/30)??ソフトバンク×オリックス??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #sbhawks #Bs2023 pic.twitter.com/OlJ6Xqtlbe

◆オリックス宮城大弥投手(22)が2試合連続の完封勝利を目指す。31日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発予定。「いい感じが続いてたので、しっかり忘れないように。キャッチボールから意識しながらやりました」。中6日の間は好調の維持を意識した。前回24日西武戦(ベルーナドーム)ではわずか4安打に抑え、今季最多12奪三振を奪っての完封勝利。「先発としてしっかりイニングを食えるように。1イニングでも長く投げられるようにしたいと思います」。今季4度目の完封勝ちを目指して腕を振る。25日に22歳の誕生日を迎えてから初のマウンド。「なんとかいいスタートが切れて、なんとかいい22歳で終わりたいと思います」と誓いを立てた。

◆昨オフにFAでDeNAから加入したソフトバンク嶺井博希捕手(32)が、今季23打席目で移籍後初の1号2ランを放った。1-7で迎えた5回無死一塁。9番甲斐のところで代打出場。オリックス田嶋が投じた初球、真ん中低めツーシームを仕留め、左中間ホームランテラス席へ突き刺した。「ビハインドの場面ですが、とにかく強気に自分のスイングをすることを考えました。気持ちでホームランとなってくれたと思います」と振り返った。

◆/このバット投げが見たかった\代打・嶺井博希の今季1号弾これがホークス移籍後初のホームラン??#プロ野球(2023/8/30)??ソフトバンク×オリックス??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/RKZObuT7aa

◆首位オリックスが序盤の大量リードを守り、ソフトバンクに勝利した。2位ロッテも敗れたため、優勝マジックを「20」に減らした。5番頓宮裕真捕手(26)が2打席連続アーチをかけて4打点。初回2死一、二塁で、ソフトバンク有原の初球のフォークを左翼スタンドへ運び14号3ラン。「田嶋が久しぶりの先発ですし、なんとか先制点を取ることができてよかったです」と同学年の左腕を援護すると、3回にも15号ソロを放った。打線は2回に2死二、三塁から、宗が右翼へ2点適時二塁打を放ち、さらに挟殺プレーの間にもう1点を追加するなど、3回までに7得点。前日29日に0-7の完封負けを喫した打線がこの日は奮起。5月31日以来の1軍復帰先発となった田嶋大樹投手(27)は今季5勝目を手にした。

◆ソフトバンクが、オリックスに完敗した。再び借金「1」を背負い、振り向けば4位楽天がついに1ゲーム差に迫ってきた。先発の有原航平投手(31)が、誤算だった。オリックスは今季4戦3勝とお得意様だったが、初回に頓宮に先制3ランを献上。2回も味方の失策が絡んで3点を失い、序盤から一方的な試合展開に。有原は「初回に先制点を取られてしまい、2回にも簡単に追加点を取られてしまった。あの場面をもう少し何とか粘れていたら、今日のような試合展開にはならなかったと思います」と猛省。7回途中まで投げたが、10安打で移籍後ワーストとなる8失点(自責点は4)で4敗目を喫した。前夜29日は、ソフトバンク打線が初回4得点を挙げて主導権を握り、快勝。一夜明け、今度は正反対の展開になった。「猛牛キラー」の有原で3カードぶりの勝ち越しを決めたかったが、まさかの炎上。藤本博史監督(59)は「一番ウチで貯金してくれているピッチャーなのでね。イニングは投げてくれる。これからも立ち上がりを注意してくれたら」と右腕をかばった。首位オリックスを追うどころか、14・5ゲーム差と離された。2位ロッテとは4差、後ろを見れば4位楽天が1差だ。Bクラスに転落すれば藤本政権下では初で、4位に終わった21年以来2年ぶりになる。屈辱は最短でも9月1日になるが、8月最終戦となる31日のオリックス戦は是が非でも勝ちたい。藤本監督は「見えないミスもあった。もう1回気を引き締めて明日から行きましょう」と必死に前を向いた。【只松憲】○...近藤が21号ソロを含む2安打1打点と気を吐いた。0-7の4回1死。オリックス田嶋の外角直球を仕留め、左中間テラス席へ運んだ。打点「71」はリーグトップ。本塁打数はトップの楽天浅村と1本差とし、打撃タイトル2冠も視野に入るが「全然、意識していないですよ。チームに貢献したいなっていうだけです」とあくまでも勝利のみにこだわる。

◆ソフトバンク牧原大成内野手(30)が、30日のオリックス21回戦(ペイペイドーム)で死球を受け、途中交代した。2回の第1打席でオリックス田嶋の141キロカットボールが右手首付近を直撃。1度ベンチに退き、走者として残ったが、3回の守備から周東と交代して、病院へ向かった。試合後、藤本監督は「大事に至らなかったらいいですね。骨に異常はないと聞いているけど、最終結果は聞いていないので分かりません」と説明。患部にテーピングを巻いて病院から戻った牧原大は「大丈夫です」と話した。

◆オリックス頓宮裕真捕手(26)が2打席連続アーチで、前夜完封負けを喫した打線を活気づけた。初回2死一、二塁、ソフトバンク有原の初球のフォークを完璧に捉えた。「チャンスだったので、自分のスイングできたのが一番良かった」。左翼へ14号3ランを放つと、続く3回。今度はツーシームを左中間スタンドへ届けた。前日29日にチームは長崎で完封負け。5日西武戦以来のアーチをかけた主砲に中嶋監督も「どうしても先取点が欲しいところで、最高の形と言いますか、3点。いい得点だったと思います」と手放しでたたえた。この日も4打数2安打4打点の活躍で、打率は3割1分4厘。5月3日から打率3割台をキープし、首位打者のタイトルも視界に入る。それでも本人は「何も考えていません」と無欲を貫く。チームは連敗を阻止し、ロッテも敗れたため、優勝マジックは「20」に減った。その数字も頓宮は「何も考えてません」ときっぱり言う。過去2年はペナントレースが大激戦となり、中嶋監督が就任以来、初のマジック点灯。「特に何も変わらず1試合1試合大事に戦えているかなと思います」。戦い方や雰囲気には違いがないと強調した。「マジックは勝手に数字として出てるだけ。今までやってきた数字として、出てるだけだと思う。最後まで1試合1試合勝てるように頑張ります」。積み重ねた先に、見たい景色が待っているはずだ。○...池田が昇格即、猛打賞で期待に応えた。「1番左翼」で先発し、初回に右前打を放つと、2回と7回は初球を捉え、ソフトバンクの先発有原から3安打。「思い切りが売りの選手やと思うんで、自分でもそこを分かってどんどん振って行こうと思っていた」。試合後は母校・大阪桐蔭の先輩の森から「今日は今日。明日は明日な。切り替えろ」と引き締められ、次戦へ「切り替えています」と力を込めた。

◆オリックス頓宮裕真捕手(26)がプロ2度目の2打席連続アーチで、前夜完封負けを喫した打線を活気づけた。初回2死一、二塁、ソフトバンク有原の初球のフォークを完璧にとらえて左翼に運んだ。「チャンスだったので、自分のスイングできたのが一番よかった」。14号3ランに続いて3回はツーシームを左中間スタンドへ届けた。2打席連発は、昨年8月31日の敵地楽天戦以来の快感だ。前日29日にチームは長崎で完封負け。5日西武戦以来のアーチをかけた主砲に中嶋監督も「どうしても先取点が欲しいところで、最高の形と言いますか、3点。いい得点だったと思います」と手放しでたたえた。4打点の活躍で打率はリーグトップ3割1分4厘。15本塁打、森と並ぶ48打点はチーム1位の数字だ。打率は5月3日から3割台をキープし、首位打者のタイトルも視界に入る。日本人の右打者で獲得となれば球団史上初の快挙だが、本人は「何も考えていません」と無欲を貫く。練習の取り組み方を見習う森からも、的確な一言をもらっている。「『気にしたら手も出なくなる』って言われたので。気にするのはラスト1試合ぐらい」。19年に首位打者に輝いた先輩からの助言は、これ以上ない説得力を持つ。チームは連敗を阻止し、ロッテも敗れたため、優勝マジックは2つ減って「20」になった。その数字も気にしない。「マジックは勝手に数字として出てるだけ。今までやってきた数字として、出てるだけだと思う。最後まで1試合1試合勝てるように頑張ります」。積み重ねた先に見たい景色が待っている。【磯綾乃】

◆オリックスが総勢8人の入れ替えを断行した。予告先発が発表されている田嶋大樹投手(27)、佐野皓大外野手(26)が1軍に合流。さらに3年目の来田涼斗外野手(20)、2年目の池田陵真外野手(20)も出場選手登録され、高卒コンビがそろって1軍に加わった。代わって、29日の同戦(長崎)で、3回7失点でKOされたワゲスパック投手(29)、広岡大志内野手(26)、野口智哉内野手(23)、渡部遼人外野手(23)が登録を抹消された。優勝へのマジックナンバー「22」が点灯しているが、3連覇へ手綱を緩めない。

◆5月31日の広島戦(京セラ)以来、3カ月ぶりの先発となった田嶋大樹投手(27)は、5回5安打3失点で降板した。左前腕の張りで、6月6日に出場選手登録を抹消され、8月3日の楽天戦(京セラ)で予告先発されたが、発熱を伴う体調不良で登板を回避していた。一回から切れ味鋭い速球を投げ込み、最速は151キロを計測。多彩な変化球を駆使し、相手を封じ込めた。それでも四回に近藤にソロ、五回に代打・嶺井に2ランと2被弾。三回までの7得点で勝利投手の権利を持ったまま降板。「初回から全力で1イニングずつ投げていこうと思ってマウンドに上がっていました。ホームランで失点を許してしまった部分もありましたが、味方が序盤からリードしてくれていた中で、なんとか最低限ではありますが、ゲームを作るという仕事はできたと思います」と久しぶりのマウンドを振り返った。

◆打ち出の小づちのように点が入った。前夜は、今季10度目の零封負けを喫したオリックスだったが、三回まで7得点を奪う猛攻。頓宮が2打席連続弾で打線を引っ張った。「いい感触で打つことができました。田嶋が久しぶりの先発ですし、なんとか先制点を取ることができてよかったです!」5月31日以来の先発となった同級生の田嶋を援護した。一回2死一、二塁での打席。有原の初球、133キロのフォークを強振すると、左翼スタンドに突き刺す14号先制3ラン。これだけでは終わらず、6-0と大量リードした三回1死ではカウント0-1から15号ソロを放った。持ち味のパワフルな打撃が魅力だが、そこにバットコントロールが加わった。シーズンは終盤に差し掛かったが、試合前時点でも打率・312と高打率をキープ。2位の柳田(ソフトバンク)と5厘差の首位を走っている。前の打順を打つことが多い森も「後には頼もしい頓宮選手がいてるんで」と話すほど、地位を築き上げ、初のタイトルにも手が届く位置に来た。この日、中嶋監督は8人の入れ替えを断行し、1番に2年目の池田、9番には3年目の来田と若手の野手を起用。今季3敗を喫している有原を攻め、ナインが奮起した。2位のロッテが敗れたため、優勝へのマジックナンバーは20となった。(北池良輔)

◆オリックスの頓宮は一回に先制の3ラン、三回はソロと、2打席連続本塁打を放った。田嶋は5回5安打3失点で、5月以来の白星となる5勝目。ソフトバンクの有原は拙守もあり、七回途中10安打8失点と乱れた。

◆5月31日以来の登板となったオリックスの田嶋大樹投手が、5回3失点と試合をつくり、復帰戦を白星で飾った。右打者には内角、左打者へは外角へと角度のある速球を強気に投げ込み、復調ぶりを印象づけた。「先のことは考えずに投げた」と納得の表情だった。左前腕の張りで6月上旬に離脱。今月3日に復帰登板を予定していたが、発熱のために当日に急きょ回避と、アクシデント続きだった。「こういう流れなのかなとのみ込んで」と調整を続けて好投につなげた。「微力ながらチームの力になれたら」と最終盤を見据えた。(ペイペイドーム)

◆ソフトバンクの有原は三回までに7失点と序盤に乱れ4敗目。頓宮には甘く入ったボールを捉えられ、3ランにソロと、2打席連続アーチを許した。「反省して次は頑張る」と言葉が少なかった。拙守が絡んで失点した二回を悔やんだ。「もう少し何とか粘れていたら、この試合展開にはならなかった」と唇をかんだ。(ペイペイドーム)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
69414 0.627
(↑0.003)
M20
(↑2)
29419
(+8)
342
(+4)
92
(+2)
36
(-)
0.253
(↑0.001
2.780
(↓0.02)
2
(-)
ロッテ
57505 0.533
(↓0.005)
10.5
(↓1)
31400
(+2)
409
(+3)
78
(-)
59
(-)
0.241
(-)
3.370
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
55562 0.495
(↓0.005)
14.5
(↓1)
30423
(+4)
407
(+8)
86
(+2)
52
(-)
0.247
(-)
3.320
(↓0.01)
4
(-)
楽天
55581 0.487
(↑0.005)
15.5
(-)
29402
(+6)
444
(+4)
90
(+1)
81
(-)
0.243
(-)
3.540
(↓0.01)
5
(-)
日本ハム
52651 0.444
(↑0.004)
20.5
(-)
25400
(+3)
401
(+2)
87
(-)
63
(-)
0.236
(-)
2.990
(↑0.01)
6
(-)
西武
49651 0.430
(↓0.004)
22
(↓1)
28328
(+4)
384
(+6)
71
(-)
65
(-)
0.232
(-)
3.020
(↓0.02)