楽天(☆6対4★)西武 =リーグ戦22回戦(2023.08.30)・楽天モバイルパーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:内 星龍(4勝2敗0S)
敗戦投手:増田 達至(4勝4敗19S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(22号・9回裏3ラン)

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◆楽天が劇的な逆転サヨナラ勝利。楽天は2-4とされて迎えた9回裏、辰己の適時打で1点差に迫る。なおも続く好機で浅村の3ランが飛び出し、試合を決めた。投げては、6番手・内が今季4勝目。敗れた西武は9回にリードを奪うも、2番手・増田が痛恨の一発を浴びた。

◆/何という結末か──\9回表に逆転許したイーグルス9回裏に浅村栄斗のサヨナラ3ランで逆転勝ち劇的過ぎる一発で5連勝??#プロ野球(2023/8/30)??楽天×西武??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #RakutenEagles pic.twitter.com/V3nmpDz80P

◆西武渡辺久信GM(58)は30日、3軍で練習中の山川穂高内野手(31)について言及した。知人女性への強制性交容疑で5月に書類送検されていた山川は、前日29日に嫌疑不十分での不起訴が決定。29日のうちに球団側に本人から連絡も入った。渡辺GMは「まずは(連絡を)受けたというところで、後はいろいろ事実関係を確認中というところです」と現在の球団内の状況を説明。球団では、近年でも不祥事を起こした選手に処分を出した例がある。山川への今後の球団対応については「発表というか、そういうあれは、準備ができ次第リリースという形になると思います」と見通しを話した。会見を開くかどうかについては「分からない」と未定であるとした。プロ野球選手会も動いた。森忠仁事務局長名での声明で、山川側から相手方への和解金などの支払いがないといった状況も公表した。さらに「メディア、ファンの皆さま、埼玉西武ライオンズ球団におかれましては今後、本件選手に対して東京地方検察庁より不起訴処分が出されたことを前提に、客観的事実に基づく慎重なご対応をいただくことを求めたく存じます」などと声明を発表した。渡辺GMはプロ野球選手会からの発信については「しっかり選手会とはコミュニケーションは取っています」と話した。

◆サヨナラ負けを喫したものの、西武平沼翔太内野手(26)が意地を見せた。1点を追う9回、2死から蛭間、外崎の連打で同点に。2死二塁で打席に立つと、楽天松井の低めスライダーを中前に落とし、一時勝ち越しとなる適時打を放った。「打つっていうよりかは食らいつくっていう感じで。今井が頑張っていたので、勝ち付けてあげたかったので」8回まで2失点で粘った今井達也投手(25)の姿に意気を感じての一打だった。3回には先制点のきっかけとなる右中間三塁打も。「勝ちきれなかったのはありますけど、久々にいいものは出せたかなと思います」と振り返っていた。

◆西武は最後に悪夢が待っていた。1点を追う9回に楽天松井に4連打を浴びせ、3得点で逆転。松井監督も「よくつながって見事だった」とたたえたが、その裏に増田達至投手が外崎の失策を機に連打され、最後は浅村にサヨナラ3ランを浴びた。10日ぶりの登板となったクローザーは、再び失点が目立ち始めた。指揮官は「それも含めて、ちょっと話し合っていきます」と今後の起用に含みを持たせた。

◆楽天がサヨナラで今季2度目の5連勝。3位ソフトバンクに1ゲーム差に接近した。守護神の失敗を主砲が救った。1点リードの9回、2死から松井がまさかの4連打で3点を失った。9回裏、先頭から敵失と2連打でつなぎ、最後は無死一、二塁から4番浅村栄斗内野手が左越え3ランを放り込んだ。「誰もアウトになってなかったんで、やめてくれよ...と思いました。腹くくってやるしかない。ゲッツーだけは打たないように」と、最高の結果で応えた。Aクラスは目前だが「まだ30試合弱ある。ゲーム差より目の前の試合」と引き締めた。

◆楽天藤平尚真投手が、6月20日以来の先発起用に5回1失点で応えた。直球は初回から152キロを計測し、1、2回を打者6人で抑える上々の立ち上がり。3回先頭の西武平沼に三塁打、続く古賀に右前打で先制を許したが、最少失点でこらえた。「点を取られても、次の1点は与えないという気持ちを強く持っていました」と真剣な表情を見せた。「今日は気持ちでした」と繰り返す。当初は6勝左腕の早川の先発が予想されていた。それがコンディション不良のため、前日に登録抹消。白羽の矢が立った。「昨日の則本さんの絶対に落とせないという投球を見ていましたし、チームの負けられない雰囲気も感じていました」。CS圏内が見えてきている。結果的に勝敗は付かなかったが、降板時には勝利投手の権利を持っていた。石井監督は「勝ち投手にしてあげたかった」と思いやる。チームは5連勝で3位ソフトバンクに1ゲーム差に迫った。「FANS'ユニホーム」着用日は10勝1敗と、いい流れが加速している。

◆2年目の西武・古賀悠斗捕手(23)が先制適時打を放った。0-0の三回無死三塁。右方向へ放った飛球は前進守備を敷いていた二塁後方へ落ちるラッキーなタイムリーとなり「決していい当たりではなかったですけど、(三走の)平沼さんをホームに返すことができて良かった」と振り返った。

◆楽天が逆転サヨナラ勝ちで5連勝を飾った。2―4の九回に辰己の適時打で1点を返し、無死一、二塁から浅村の22号3ランで勝負を決めた。西武は4連敗。1―2の九回2死から4連打で3点を奪ったが、抑えの増田が誤算だった。

◆西武は4―2の九回に登板した西武・増田達至投手が1死も取れず4失点し、逆転サヨナラ負けで4連敗を喫した。二ゴロ失策からの連打で1点差に迫られた後、浅村に直球を捉えられて左翼席に3ランを浴びた。通算200セーブまであと6に迫るが、8月は3度のセーブ失敗。防御率は5・45に悪化し、松井監督は今後の起用法について「それも含め、ちょっと話し合っていく」と厳しい表情で言った。(楽天モバイルパーク)

◆4番の一振りで決めた。楽天・浅村栄斗内野手(32)が九回にリーグトップを走る22号の逆転サヨナラ3ラン。4位のチームは5連勝で、クライマックスシリーズ(CS)出場圏内となる3位・ソフトバンクに1ゲーム差に迫った。「打てる球を中途半端にいかず、しっかり振りに行こうと思って打席に入った」2-4から1点差に追い上げ、なおも無死一、二塁。浅村は西武の抑えの増田の甘く入った速球を楽天ファンが待つ左翼席に放り込み、仲間から歓喜の水を次々と浴びせられた。2-1の九回に守護神の松井裕が2死を取った後、まさかの4連打で3失点していた。重苦しい雰囲気を一発で変えた主将は「どんな選手でもやられるときはやられる。みんなで助け合いながら」と胸を張った。今季は開幕から打撃不振に陥り、6月は1本塁打。だが7月から本来の姿を取り戻し打率・395、9本塁打、24打点と圧倒的な数字で月間MVPを受賞。主砲の復調とともに一時は最下位にいたチームも勢いづき、31日の結果次第で4月7日以来の3位に浮上する。2年ぶりのCS進出へ向け「目の前の試合を全力で勝つことだけ考えて」と浅村。頼もしい4番がチームをさらに押し上げる。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
69414 0.627
(↑0.003)
M20
(↑2)
29419
(+8)
342
(+4)
92
(+2)
36
(-)
0.253
(↑0.001)
2.780
(↓0.02)
2
(-)
ロッテ
57505 0.533
(↓0.005)
10.5
(↓1)
31400
(+2)
409
(+3)
78
(-)
59
(-)
0.241
(-)
3.370
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
55562 0.495
(↓0.005)
14.5
(↓1)
30423
(+4)
407
(+8)
86
(+2)
52
(-)
0.247
(-)
3.320
(↓0.01)
4
(-)
楽天
55581 0.487
(↑0.005)
15.5
(-)
29402
(+6)
444
(+4)
90
(+1)
81
(-)
0.243
(-)
3.540
(↓0.01)
5
(-)
日本ハム
52651 0.444
(↑0.004)
20.5
(-)
25400
(+3)
401
(+2)
87
(-)
63
(-)
0.236
(-)
2.990
(↑0.01)
6
(-)
西武
49651 0.430
(↓0.004)
22
(↓1)
28328
(+4)
384
(+6)
71
(-)
65
(-)
0.232
(-)
3.020
(↓0.02)