中日(☆3対0★)ヤクルト =リーグ戦21回戦(2023.08.29)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ヤクルト
0000000000600
中日
20000001X3801
勝利投手:涌井 秀章(4勝11敗0S)
(セーブ:マルティネス(3勝1敗27S))
敗戦投手:サイスニード(6勝7敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(18号・1回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 ヤクルト戦チケット予約
◆中日は初回、細川の2ランで先制に成功する。そのまま迎えた8回裏には、2死三塁の好機から高橋周の適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・涌井が7回無失点の力投で今季4勝目。敗れたヤクルトは先発・サイスニードが試合をつくるも、打線が振るわなかった。

◆ヤクルトは最下位中日に0封負けを喫し、引き分けを挟んで今季4度目の6連敗となった。イニングの先頭が4度出塁しながら得点圏であと一本が出ず。高津監督は「振らないので当たらないですね。スコアリングにいる時に見逃し三振したり、追い込まれるまで振らなかったり。もうちょっと積極性があってもいいのかな」と打線に奮起を求めた。▽ヤクルト・サイスニード(6回6安打2失点で7敗目)「全体的には悪くなかった。立ち上がりの(細川の)ホームランが悔いが残るし、もったいなかった」

◆5位ヤクルトが最下位中日に散発6安打で0封負け。引き分けを挟み今季4度目の6連敗となった。回の先頭打者を4度出しながら、得点圏であと1本が出なかった。試合後の高津臣吾監督の主な一問一答は以下の通り。-サイスニードは立ち上がりに失点も、その後はいつも通りの投球だった高津監督 100%の状態ではなかったと思いますけど。初回の2点に抑えたので、よく投げたなと思います。-打線がなかなか点を取れない高津監督 そうですね。振らないので、当たらないですね。-涌井投手も調子が良さそうだった高津監督 でも振らないと当たらないので、振って結果出して欲しかったですね。スコアリングにいる時に見逃し三振してかえってきたりとか。追い込まれるまで振らなかったりとか。もうちょっと積極性があってもいいのかなと思います。-2番手で登板の梅野。久々の1軍で失点はしたがこれから期待したい高津監督 そうですね。チャンスなので、ものにしてほしいと思いますけど。-ずっとビジターで分が悪い状態が続いている高津監督 なんか良い方法があればとは思うんですけど、なかなか。うまくいかないですね。-今日はイニングの先頭が4回出たが、点につながらなかった高津監督 そうですね。長打もなかったですし。ムネの1本(二塁打)か。この球場なんで、なかなかたくさん点が入るとは思えないですけども。どうですかね。もうちょっとつながりがあってもよかったかな、というとあれですけど。もっとバット振って欲しかったと思いますね。

◆中日石川昂弥内野手(22)が29日ヤクルト21回戦(バンテリンドーム)に「4番三塁」で戦列復帰した。19日のヤクルト19回戦(神宮)で木沢から頭部死球を受けて救急搬送。20日に脳振とう特例で出場登録を抹消され、28日に再登録された。この日は3打席無安打で2点リードの7回守備から交代。立浪監督は「(実戦も)空いていて、守備的にも(高橋)周平に変えた」と説明。「期待を込めて4番で使っている。勝負どころで勝負強さが出てこないと」と奮起を促した。▽中日立浪監督(細川が13年ぶり球団日本人選手20本に肉薄)「何とかクリアしてもらいたい。力はあるので、さらに確率もあげて欲しい」▽中日松山(12試合連続無失点で10ホールド)「0でライデル(マルティネス)につなげられてよかったです。また0で抑えられるように頑張ります」▽中日高橋周(途中出場で8回に中押しの中前適時打)「追加点が欲しい場面だったので、なんとかヒットになってくれてよかったです」

◆中日涌井秀章投手と細川成也外野手の移籍組が連勝をけん引した。初回に細川がサイスニードから左中間へ先制18号2ラン。先発涌井は7回5安打、加入後初の無失点で約2カ月ぶりの4勝目をゲットした。お立ち台で涌井は「0で抑えればチーム(の勝利)につながる」と充実の表情。並び立った細川は「絶対に打たないとという気持ちで打席に入って、涌井さんに勝ちをつけられて良かった」と表情を緩めた。球団日本人で20本塁打を打てば10年の和田(37本)と森野(22本)以来13年ぶり。「とりあえず20本は打ちたい」と残り28試合に挑む。▽中日立浪監督(細川が13年ぶり球団日本人選手20本に肉薄)「何とかクリアしてもらいたい。力はあるので、さらに確率もあげて欲しい」▽中日松山(12試合連続無失点で10ホールド)「0でライデル(マルティネス)につなげられてよかったです。また0で抑えられるように頑張ります」▽中日高橋周(途中出場で8回に中押しの中前適時打)「追加点が欲しい場面だったので、なんとかヒットになってくれてよかったです」

◆ヤクルト・梅野雄吾投手(24)が出場選手登録された。今季は3試合に登板し、0勝0敗、防御率2・25で5月19日に抹消されて以来となる1軍合流となった。イースタン・リーグでは28試合に登板し、4勝6敗7セーブ、防御率4・28。ファームでは先発を担っていた時期もあったが、抑えを任されていた8月は7試合に登板し、防御率1・29とアピールを続けていた。

◆前回の再現とは行かずとも力はしっかりとみせつけた。ヤクルト・サイスニードが6回6安打2失点。前回20日の中日戦(神宮)で今季2度目の完封勝利をして以来の登板で好投をみせたが、打線の援護がなく、7勝目はお預けとなった。「今季7度目の中日との対戦になるので、相手も研究してきますし(配球などは)変えるところもありますが、自分のベストな投球をしていきたい」出だしを狙われた。一回に先頭の岡林に中前打を浴びると、3番の細川に真ん中に入った直球を仕留められて左中間へ先制の2ラン。その後は五回以外は走者を許しながらも、要所で併殺打に仕留めるなど粘りの投球で失点を許さず踏ん張っただけに、立ち上がりが悔やまれる。中8日での登板。同戦は通算8勝2敗、防御率3・11と好成績で、〝竜キラー〟ぶりを見込んで登板間隔をずらしてカード頭に起用された。普段の中6日よりも日にちが空くため、ブルペン投球を2度行い調整。23日に軽めの投球をして、前回20日に完封勝利したよい感覚を忘れずにし、普段通り登板3日前となる26日にいつも通りの強度で投げて本番に調子を合わせてきた。来日3年目。試合中などは日本語で捕手と会話することも多くなってきた。「コミュニケーションできるに越したことはないので、そこは努力をしています」とサイスニード。勉強熱心な右腕がチームには欠かせない存在となりつつある。試合は夏バテ気味の打線が得点できず零封負け。1分けをはさんで6連敗の泥沼だ。(森祥太郎)

◆中日が3投手で無失点リレー。涌井が7回を無失点の好投で約2カ月ぶりの4勝目を挙げた。マルティネスは27セーブ目。一回に細川の2ランで先制し、八回は途中出場の高橋周の適時打で加点した。ヤクルトは1分けを挟んで6連敗。

◆ヤクルトは1分けを挟んで6連敗となった。先発のサイスニード投手(30)は6回6安打2失点も、打線が無得点とふるわず。試合後、高津臣吾監督(54)は「バットを振ってほしかった」と嘆き節だった。指揮官の試合後の主な一問一答は以下の通り。――先発・サイスニードの投球は「100%の状態ではなかったとは思いますけど、でも(失点を)その初回の2点に抑えたので良く投げたと思います」――打線は「振らないので、まあ当たらないですね」――相手先発の涌井がよかった「まあでも振らないと当たらないので、振って結果を出してほしかったですね。スコアリングは三振をして帰ってきたりとか。追い込まれるまで振らないとかもう少し積極性があってもいいような気がします」――このロードに入る前にビジターでは分が悪いと。なかなか今回も勝てない「なんかいい方法があればとは思うのですけど、なかなかうまくいかないですね」――打線は先頭を4回出したが点につながらなかった「長打もちょっとあまりなかったですし、ムネ(村上)の1本だけだったですし。うーん、この球場なのでなかなかたくさん点が入るとも思えないですけど、どうですかね。もうちょっとつながりがあってもよかったのかなと。あってもよかったと言ったらあれですけど、バットを振ってほしかったなと思います」

◆先発したヤクルト・サイスニード投手(30)は6回6安打2失点と試合をつくったが、今季7勝目とはならなかった。「全体的には悪くなかった。立ち上がりのホームランが悔いが残るし、もったいなかった」一回1死二塁で細川に先制の18号2ランを献上。二回以降は無失点としたが、立ち上がりの一発を悔やんだ。8月20日の前回対戦(神宮)で今季2度目の完封を達成した相手とのマッチアップだったが、白星をつかむことはできなかった。

◆ヤクルトは零封負けを喫し、1分けを挟んで今季4度目となる6連敗を喫した。散発6安打に終わった打線に高津臣吾監督(54)は奮起を求めた。「バットを振って結果を出してほしかった。得点圏で三振をして帰ってきたり、追い込まれるまで振らないとか。もう少し積極性があってもいいような気がします」先頭打者を4度出しながら、三塁すら踏むことができず。それでも村上は二回に四球で出塁すると暴投の間に二進、六回には右越えの二塁打で好機を作るなど奮闘した。4番に回せば得点の匂いは生まれるだけにどうつなげるかが鍵となる。借金は2020年以来3年ぶりとなる19に膨らんだ。指揮官は「なにかいい方法があればとは思うのですが、なかなかうまくいかない」と頭を抱えた。(森祥太郎)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
69434 0.616
(↓0.006)
-
(-)
27453
(+2)
354
(+3)
61
(-)
62
(+1)
0.249
(-)
2.730
(-)
2
(-)
広島
64504 0.561
(↑0.003)
6
(↑1)
25425
(+5)
417
(+4)
82
(+2)
67
(-)
0.246
(-)
3.180
(-)
3
(-)
DeNA
58553 0.513
(↑0.004)
11.5
(↑1)
27423
(+3)
405
(+2)
81
(+2)
24
(-)
0.249
(-)
3.200
(↑0.01)
4
(-)
巨人
57571 0.500
(↓0.004)
13
(-)
28447
(+4)
432
(+5)
138
(+1)
41
(-)
0.257
(-)
3.600
(↓0.01)
5
(-)
ヤクルト
47663 0.416
(↓0.004)
22.5
(-)
27429
(-)
467
(+3)
98
(-)
55
(-)
0.239
(-)
3.740
(↑0.01)
6
(-)
中日
43693 0.384
(↑0.006)
26
(↑1)
28323
(+3)
410
(-)
51
(+1)
31
(+1)
0.241
(↑0.001
3.220
(↑0.03)