楽天(☆7対1★)ソフトバンク =リーグ戦17回戦(2023.08.27)・楽天モバイルパーク宮城=
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ソフトバンク
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楽天
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勝利投手:荘司 康誠(2勝3敗0S)
敗戦投手:松本 晴(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆楽天が同一カード3連勝。楽天は2回裏、岡島と小深田の適時打で2点を先制する。直後に1点差とされるも、4回に小深田と浅村の適時打などで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・荘司が5回1失点で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、先発・松本晴が試合をつくれなかった。

◆楽天ルーキーの荘司康誠は4番打者に注意したい。今季は74回2/3を投げて被打率2割1分6厘。1~3番打者を101打数15安打、被打率1割4分9厘に抑えるも、4番打者には34打数11安打の被打率3割2分4厘。2本塁打、7打点は対戦打順別最多で、前回登板の19日ロッテ戦では4番ポランコに先制の二塁打を許した。今日は相手の4番打者を無安打に抑えられるか。

◆/激走フランコ!!!!\ラッキーセブンに思わぬ追加点が生まれた相手のエラーも重なりなんと打者のフランコが本塁生還!?プロ野球 (2023/08/27)??楽天×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#rakuteneagles pic.twitter.com/fY0gvuTCN7

◆3位ソフトバンクが4位楽天との直接対決で痛恨のカード3タテを食らわされ、今季4度目の4連敗となった。最大「15」あった貯金は前夜26日にすべてを吐き出し、藤本政権2年目で初の借金生活へ突入。楽天と最大13あったゲーム差は、ついに2差となり、Bクラス転落が迫ってきた。0-2の3回2死満塁から押し出し四球で1点を返すも、再三の好機であと1本が出ず。7回までで残塁は10を数え、打線のつながりを欠いた。プロ初先発となった松本晴は3回1/3を7安打5失点でKO。2回に4安打を許すなど2失点し、4回には1死から長短3連打でさらに1点を失い、降板した。1死一、二塁から登板した2番手武田は左前打で満塁とし押し出し四球などでリードを4点に広げられた。7回には3番手椎野がダメ押しとなる2点を献上した。29日からは優勝マジックをともし、首位を独走するオリックスとの3連戦を迎える。勝率5割復帰、Aクラス死守へ、まずは5連敗を阻止したいところだ。

◆楽天荘司康誠投手が、苦しみながらも今季2勝目を挙げた。立ち上がりから制球が定まらず。3回は4四球で1点を失った。それでもなんとか踏ん張り、5回7四球ながら、2安打1失点。「ストライクを取らなきゃという気持ちが余計に悪さした」と厳しい表情だった。納得のいかないマウンドでも、挑戦と収穫はあった。前回登板から中7日で、岸にカーブのアドバイスを受けた。投げ方や意識を質問。これまでストライクゾーンの真ん中に縦で入れるイメージだったが、岸は右打者の外角ボールゾーンに出す感覚だった。荘司は「抜けてもボールだし引っかけても外にいく。そういう意図で言っているんだろうなと」と分析。練習から早速取り入れ始めた。この日投じたカーブ15球のうち、ボール球は9。それでも「悪くはない。試行回数増やしていけば良くなっていく」と手応えをつかんだ。粘投でチームを勝利に導き、3位とはこれで2差。逆転CS進出へ向けて「もうひと踏ん張り。最後まで勝ち続けられるように頑張りたい」と力を込める。先発として、さらに貢献できるように。登板を重ねながら、進化を続けていく。【湯本勝大】▽楽天石井監督(5回7四球ながら2勝目を挙げた荘司に)「昔の僕を見ているようでした。野村監督も、僕のことをこうやって見ていたのかな」▽楽天小深田(3戦ぶりの先発で2安打2打点)「2試合何もできなかったので、今日はチームの力になれるように頑張ろうと思って臨みました」▽楽天岡島(2回1死三塁で左前へ先制の適時打を放ち3連勝に貢献)「本当にいい流れで来ていると思うので、また明後日からいいリズムで試合に臨めるように頑張りたい」

◆楽天の選手たちが、ファンをお見送りした。試合後に「お見送りハイタッチ」を開催。選手25人が、楽天モバイルパークの各ゲートに散らばり、ファンとふれあった。コロナ禍以降では初の開催。ファンとふれあう場を設けることで、少しでも感謝の気持ちを伝え、一致団結してシーズンの最後まで戦い抜きたいという思いから、実現した。この日は1万8408人が来場。今季3度目の同一カード3連勝を届け、帰宅するファンを、笑顔で見送った。

◆ソフトバンクがついに「借金生活」に陥った。4位に終わった21年の最終戦以来、2季ぶり。藤本ホークスで初めての屈辱となった。投打とも精彩を欠いて4位楽天に完敗し、今季4度目の4連敗。敵地仙台では6連敗。ついに楽天と2ゲーム差に詰められた。「こういう試合をやっていたらダメですね。四球が9個かな。死球を含めて。そこでタイムリーが出なかったのはちょっと湿りがちというのがあるけど、切り替えるしかないからね。試合数も残り32試合しかないんやから」。試合後、東京移動のため球団スーツに着替えて出てきた藤本監督の声のトーンも低かった。制球に苦しむ楽天先発の荘司は5回までに7四球。3回に4つの四球で押し出しの1点を奪っただけ。その後も走者は出すものの打線はつながず完敗だった。プロ初先発となった松本晴は2回に2点を先制され、4回1死から3連打を許して降板。スイッチした武田がさらに押し出しと浅村に適時打を浴び、この回計3点を失った。7回は近藤、三森の失策もあってさらに2失点。投打ともまったくの負のスパイラルと言っていい戦いぶりだった。千葉、仙台と続いたロードは1勝5敗。すでに首位オリックスには優勝マジックが点灯し、2位ロッテとのゲーム差はなかなか縮まらない。上位浮上を目指しながらもAクラス死守が現実的な修正目標となった。現状打破へ藤本監督は次カードのオリックス3連戦から若手野手陣の大幅入れ替えを決めた。「状態のいい選手がいたら代えていくしかない。若い起爆剤が出てくれたら」。リチャード、野村大に代わって2軍から野村勇、生海の昇格を決め、状況次第ではさらに若手を登用する考えも明かした。何としても「屈辱」のシーズンで終わるわけにはいかない。【佐竹英治】

◆楽天が同一カード3連戦3連勝。二回に岡島と小深田の適時打で2点を先制し、四回に3点を奪って突き放した。荘司は5回1失点で7月5日以来の白星で2勝目。ソフトバンクは4連敗で2季ぶりの借金1となった。

◆楽天が同一カード3連戦3連勝。ドラフト1位・荘司康誠投手(22)=立大=が5回2安打1失点で、7月5日以来の白星となる2勝目を挙げた。試合後の石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--相手先発の松本とは初対戦「打つしかないし、守るしかない。相手がどうのこうのではなく、自分たちの野球をしっかりやっていけばいい」--荘司は7四球を与えるなど制球に苦しんだ「昔の僕をみているようでした。野村監督も僕のことを、こうやってみていたのかな」--3位・ソフトバンクに3連勝で、2ゲーム差に迫った「どの試合でもシーズンを通して大切だが、この3連戦がどういう位置づけか選手も分かっていた。その中で、怖がらずに前に出てくれたと思います」

◆楽天のドラフト1位・荘司康誠投手(22)=立大=が先発し、5回2安打1失点で2勝目を挙げた。「普通なら2回5失点の内容。ストライクを取らなくてはという気持ちが、余計に悪さをして決まらなかった」7月5日のオリックス戦以来の白星にも猛省。三回は4四球で失点し、計7四球と乱れた。石井監督は「昔の僕をみているよう。野村監督も僕のことを、こうやってみていたのかな」と〝自虐ネタ〟で笑いを誘った。一方で、ポテンシャルの高さが光った。五回先頭に四球を与えるも、柳田を見逃し三振、近藤を空振り三振、柳町を一ゴロに。最速152キロを計測し、91球で降板した。打線も援護した。連日の決勝打となる左前適時打を放った岡島は「チームの雰囲気はすごくいい」。2試合欠場してスタメン復帰し、2安打2打点の小深田は「チームの力になりたかった」と意地を見せた。同一カード3連戦3連勝で3位・ソフトバンクに2ゲーム差と迫った。グラデーションが目を引く「ファンズユニフォーム」を着用して今季9戦8勝目。指揮官は「球団にお願いしてまた着たい」と勝負師の顔になった。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
68404 0.630
(↑0.004)
M22
(↑2)
31411
(+5)
331
(+2)
90
(-)
36
(-)
0.253
(↑0.001)
2.720
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
56495 0.533
(↓0.005)
10.5
(↓1)
33392
(+2)
406
(+5)
77
(+1)
59
(-)
0.240
(↓0.001)
3.410
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
54552 0.495
(↓0.005)
14.5
(↓1)
32412
(+1)
399
(+7)
84
(-)
52
(-)
0.246
(↓0.001)
3.340
(↓0.02)
4
(-)
楽天
53581 0.477
(↑0.004)
16.5
(-)
31394
(+7)
439
(+1)
88
(-)
81
(-)
0.244
(↑0.002
3.550
(↑0.03)
5
(1↑)
日本ハム
51641 0.443
(↑0.004)
20.5
(-)
27397
(+4)
393
(+3)
87
(+1)
63
(+1)
0.237
(↑0.001)
2.970
(-)
6
(1↓)
西武
49631 0.438
(↓0.003)
21
(↓1)
30323
(+3)
376
(+4)
71
(-)
64
(-)
0.232
(-)
3.000
(-)